私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

R50シートリクライニング故障修理

2015-09-03 | BMWミニ
 BMWミニ(R50)のリクライニングシート故障に遭遇するのは、2度目のことです。前回は、近くの自動車解体業社で安価な中古シートを見つけ交換しましたので深くは追求しませんでした。今回は、そんな物はなく、なんとか直らないかという思いで取り組みました。

 ネットで「R50シート故障」などで検索すると、結構参考になる書き込みも含め多くが出て来ます。どうやら、これもR50のウィークポイントの一つなのでしょう。

 さて、故障の現状は、運転席側シートがかなり寝そべった状態で、シート起こしはできますが、リクライニング調整がまったくできないというものです。ネットの記述で参考となりそうな記述として、リクライニングレバーを引きながら強くシートに荷重を掛けるとガキッと音がして直るというというものです。リクライニング機構は、内部にツメを有したラチェット機構様のものだと想像されますが、溶接加工された非分解機構のため、問題のツメ部などを直接見ることは出来ません。

 ネット情報を参考に同様にリクライニングレバーを引きながらシートバックに荷重を掛けますが、解決はできません。リクライニング機構は(たぶん)左側(内側)のみだと想像するので、周辺をハンマー打撃しつつ、ショックでツメの固着?が開放できるかを繰り返しましたが効果なしです。

 やはり中古品を見つけるしかないかと思いつつ、(あきらめ悪く)リクライニングレバーの軸(四角)にモンキーをセットし、後席に座り、左手のモンキーをリクライニング方向に捻りながら、右手でシートバックを後方へ引っ張ります。左手に力を込めたところ、ガキッと音がしました。シートを一度起こして戻すと直っていました。どうやら、シートバックへの荷重も大事だが、レバー部の捻り荷重大きさが本件の要点と思えます。


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2 コメント

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MINI R50 助手席リクライン 修理  (FSEDU)
2017-11-04 19:37:32
BMW R50のミニクーパの助手席リクラインが最大に倒れた状態でしか固定できなくなり助手席に乗っているとワンダーコア状態で腹筋がパンパンにま首の筋肉痛に・・・・
前からリクラインの微調整ができなくなったりカチカチ音も怪しかったが9月末から倒したまま諦めていましたが、このブログ『R50シートリクライニング故障修理』にたどり着きあきらめず分解修理に挑戦しました。しかし書き込み内容同様にすべて実施してみたが改善されず・・・・しかし!!下記手順でなんと復活です。
①両サイドのノブ類及びバックカバーを外す。
②両サイドの主軸根元から潤滑スプレーを大量に注入、シートフレームに溶接されている円盤の外周隙間からも注入
③部品を組み付け元通りして5時間ぐらい放置
④リクラインを倒した位置から同様にリクラインレーバーをカチャカチャ小刻みに引きながらシートを戻したり倒したりを繰り返す
⑤おそらくレバーにもカチカチ反動も感じなく改善しない。。。。。ここからが秘策
⑥シートを倒した状態のロック位置でロックしたまま、思いっきりさらにシートを後方に倒す
⑦⑥とは逆に壊すつもりで前方にグイグイ押す。ロック状態なのでなんの変化がないが、⑥、⑦を5回ほど繰り返す
⑧上記④を実施するとカチカチとラッチの音が聞こえレバーに伝わってくる
以上にで修理完了です。

友人のMINIも同様のやり方で復活しました。
おそらく、ラチェットが内部で変形やバリが出ててバネの力で飛び出してこなく固着しているのが原因で、潤滑油をスプレーノズルで注入放置することにより滑りがよくなり
あとは、強引に最大倒した位置のラッチが効いた状態でグイグイと力を入れることにより変形固着していた微調整用のラッチツメが動き出し復活したと思います。
諦めていた方々へ ご参考まで
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r50に乗ってます (こう一)
2018-02-20 12:40:20
ありがとうございました。
助手席が、垂直のまま動かなくなり、困ってこに記事にたどり着きました。
レバーを倒し、思いっきり身体を倒し、力を加えると ガキッ っと音がして直りました。
開きなおりと思いっきりが、必要ですね。
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