私の思いと技術的覚え書き

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理解し難い操作ロジック

2012-08-30 | BMWミニ
 最近触れた新生BMWミニでありますが、パワーウインドーや室内のルームランプなどのスイッチにドルグスイッチが使用されています。しかも並んだ各スイッチ間には、誤操作防止用を思わせるガードバーが付けられたりして、クラシカルな雰囲気を盛り上げてくれます。

 ドルグスイッチで思い出すのは、映画「アポロ13」で操縦席に多数並んだ同スイッチのことです。しかも重要スイッチはカバー付きで、カバーを開けスイッチを投入するという2アクションの動作を求める様になっており、誤操作防止に努めていることが判ります。

 一方、新生BMWミニの方は、スイッチ間のガードバーも、あくまでも視覚的デザイン上のものだろうと想像します。

 ところで、新生ミニのパワーウインドーのスイッチは、センターコンソール部に5つ並んだドルグスイッチの左右端が、左右サイドガラスのそれに該当しますが、その操作ロジックは実に理解し難いものと感じました。

 一般的にドア部に装備されるシーソー式などのパワーウインドスイッチは、浅・深の2段のスイッチ機構になっていて、浅く(軽く)押すと、押しているときだけどモーター作動で、深く(強く)押すとオート作動で、全開もしくは全閉する作動が多いのだろうと思います。ところが、新生ミニのパワーウインドドルグスイッチが、スイッチ自体は一段動作のもので、その押方の長短でもって、小刻みな動作とオート操作を切り替える制御システムとなっています。

 で、窓をちょっと開けたいなどの場合はスイッチを短く押すのが普通の心理なのですが、短時間押すとオート作動で全開してしまうのです。そして、長押しした場合は、マニュアル操作で、スイッチを離すと共にモーターは止まるというものなのです。誠にBMWらしくない(というかどのメーカーでも気付くでしょう)、理解し難い操作ロジックなのです。




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