私の思いと技術的覚え書き

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沼津・淡島近代史研究

2019-10-14 | 沼津そして伊豆周辺
 沼津市内浦重寺という陸地沖合に淡島という小さな島(免責0.165k㎡・周囲長2.2km・最頂部高さ137m)があります。住民台帳上は無人島たる島ですが、淡島ホテルや淡島マリンパークがあるレジャーアイランドとなっています。この淡島について、Net上から1941年から2012年までの年度別の航空写真を見ましたので、これらを関連情と共に紹介し書き留めてみます。

以下写真の順序に沿い若干の説明を付してみます。

写真1
 淡島の南方から富士を背(北)にする淡島の遠望です。

写真2
 現在の地図上の淡島を示します。

写真3 1941年(昭和16年)の淡島の航空写真です。敗戦が昭和20年ですから、その4年前ということになります、この時点で、現在も現存している、島の北西面に付き出している海軍桟橋が存在していることが判ります。

写真4 1948年(昭和23年)の淡島です。この写真で注目してもらいたいのは、島の中央東面に現在マリンパークのイルカショーを行っている生けすに基本をとなる離宮といレストラン施設がなく、ここに岩礁らしきものがあることが判ることです。なお、陸の重寺の建屋数が現在より多い様に感じます。

写真5 1978年(昭和53年)の淡島です。先の岩礁上に離宮というレストラン施設が作られ、そこと淡島をロの字に囲むイルカショーの生けすが作られていることが判ります。また、現在淡島ホテルが建つ位置には、大きなプールが作られていることが判ります。

写真6 1984年(昭和59年)の淡島です。先の1978年のモノクロより判り易い写真ですが、基本的に
大きな変化はないようです。なお、後の写真と比べてもらえば判りますが、養殖用生けすの数が断然多いことが判ります。

写真7 2005年(平成17年)の淡島です。先の1984年にはあった島の北にあったプールがなく、淡島ホテルが設立(1991年開業)があります。

写真8 2012年(平成24年)の淡島です。島周辺の養殖用生けすが大幅に減って来ているのが判ります。また、ロープウェイのロープは写っていますが、島の頂上駅から水平移動して上下に昇降するエレベータータワーがなくなっていることが読み取れます。つまり、この時点でロープウェイの営業は取りやめていることになります。

写真9 戦中に沼津市香貫の現在の三中(第3地区センター)の位置に作られた海軍音響技術研究所の施設として淡島は利用されてたということです。その中で、魚雷の試射場として海軍桟橋が作られ、その根元近くに写真の実験室の建屋があったことを示す写真です。










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