私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

我が国最初期バス物語

2019-09-29 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 本映画作品を今朝のこと、Youtube で発見、1時間16分程の全編を見つめてしまいました。作品タイトルは「有りがたうさん」(旧仮名遣いですから「有りがとうさん」の発音です。)タイトル上に「川端康成作」とあります。1936年(昭和11年)ですから戦前の作品です。主演のバス運転手役は「上原謙」氏(ご存じ加山雄三氏の父上です。

 作品に引き込まれたのは、走る地ににもあります。伊豆を愛した川端氏の作だけあって、伊豆下田と明確ではないですがどうやら修善寺を結んでいたバスの様です。物語の中で、下田、河津(かわず)、長岡などと、この伊豆の地名が出て来ます。

 昨今マスゴミなどが、ことさら煽り立てている「あおり運転もどき」のシーンもあります。こんなものは、愚人の40年のクルマと触れあう中でさえ、繰り返し起きて来たことです。それが、急に増えたかのごとき情宣活動するのは止めてもらいたいゴミ共です。そのくせ、権力者とか身内の欠点は書こうとしない・・・。

 しかし、この作品を見ていて思うことですが、現代に比べれば庶民は貧しい生活を送っていたことは確か何でしょうけど、どうしてこうもほのぼのと人々の温かみが伝わって来るのでしょうか・・・。現代の妙に取り澄まし、一件潔癖だけど、矛盾だらけの殺伐とした時代だからこそ、新鮮に見えると感じます。

Youtube 有りがたうさん(1936年)
https://www.youtube.com/watch?v=3fK3kVs4eJs&t=133s


追記
 写真1~3は鉄道博物館(大宮)で見た旧国鉄バスですが、本作品のバスと酷似しています。









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