ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

大学入学資格試験まであと少し

2009年01月22日 | ミャンマーでの生活
ミャンマー人の人生を決めてしまうと言っても過言ではない大学入学資格試験まで2ヶ月を切った。

各ジャーナル誌には試験に向けてアドバイスやら勉強の仕方やらが特集されている。

試験日程も発表されている。

3月11日 午前9時~12時 ミャンマー語
3月12日 午前9時~12時 英語
3月13日 午前9時~12時 数学
3月14日 午前9時~12時 化学
3月16日 午前9時~12時 物理学
3月17日 午前9時~12時 生物学/歴史学(選択)
3月18日 午前9時~12時 地理学
3月19日 午前9時~12時 経済学
3月20日 午前9時~12時 ミャンマー文学(選択)

受験生はこれらの科目のうちから6科目を受験する。

ミャンマー語、英語、数学は必修科目である。

試験は日本のようなマークシート方式ではなく、すべて記述式である。

日本では「現代国語」にあたる「ミャンマー語」では長文読解の問題は出題されない。

例えば、「○○という詩の形式について述べよ」という風な出題の仕方である。

英語の試験では作文も書かせる。

例えば
「あなたは外国の○○に住んでいる叔父のところへ夏休みに遊びに行くことを計画します。
叔父に書く手紙を英語で書きなさい。」
というような問題である。

1日1科目ずつ行なわれるのが特徴で、各科目3時間という十分な時間を与えている。
日本のセンター試験のように時間との戦いではない。


受験生のために試験会場であがらないためのアドバイスが書いてあった。

1.仏教の五戒を唱えなさい。
2.これまで教わってきた先生方の顔を思い浮かべて礼拝しなさい。

なんともミャンマーらしいです。


追記:

受験生が一番苦手としている科目はどれでしょうか?

実は「ミャンマー語」なのです。

この科目だけは採点が特に厳しく、少しのスペルを間違っただけで減点されるそうです。

優秀な学生でも、ミャンマー語だけは高得点が取れません。