ミャンマー・日本語学校ブログ

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ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

発想の似ている言葉(1)

2007年11月07日 | 日本語学校
ミャンマー語は日本語と語順が同じであるし、助詞・終助詞もあって文法が日本語と大変似ている。(ただし、発音とか文字は全く異なるが。)
ミャンマー語の言い回しの中には日本語と同じ発想の表現が多々あるので、紹介したいと思う。
1.日本語の「雨がふっている」の「いる」は単独では「居る」という意味で使われるが、ミャンマー語も全く同じ。(ミャンマー語では「ネーデー」)
2.日本語の「帽子をかぶってみる」の「みる」は単独では「見る」という意味だが、ミャンマー語も同じ(ミャンマー語では「チィデー」)
3.日本語の「旅行に行く前に切符を買っておきます。」の「おきます」は単独では「置きます」という意味だが、ミャンマー語も同じ(ミャンマー語では「ターデー」)
4.日本語の「いざというときに経験がものを言う」の「ものを言う」はミャンマー語で
 「ザガー(ことば)ピョーデー(言う)」と全く同じ。
5.日本語の「好きな女性の目の前で何も言えない彼を見ていると、なんとも歯がゆい。」
の「歯がゆい」はミャンマー語で「アテー(肝臓)ヤーデー(かゆい)」という。
日本語は「歯」、ミャンマー語では「肝臓」になるのが面白い。
6.日本語の「親の顔に泥を塗る」はミャンマー語では「ミィバ(両親)ミェッナー(顔)
オゥッメー(鍋についた焦げた墨)トゥッテー(塗る)」という。
「親の顔に墨を塗る」というわけだ。
7.日本語の「後ろ髪を引かれる(あとに心残りがして、思い切れない気持)」はミャンマー語では「ナゥサン(後ろ髪)ティンデー(引っ張る)」という。
他にもいろいろある。
これほど、発想まで似ている言語はミャンマー語が一番ではないだろうか。

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