ミャンマー・日本語学校ブログ

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ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

湿度とは

2008年03月25日 | 日本語学校
昨日の早朝クラスの教室内の温度は29度、湿度は60%だった。
「皆さ~ん、今朝は湿度が60%もあるのですよ~。」と説得しても、生徒たちはシ~ン。。。。。

今教えている日本語の教科書の中に数回「湿度」という言葉が出てくる。
日本では「湿度」という言葉は日常的に使われているのだが、ミャンマーでは全くと言ってよいほど、だれも使っていない。
湿度計はおろか温度計でさえ、かけてある家など見たことがない。

ミャンマー語にも「湿度」に相当する「ソータインサ」という言葉があるのだが、これもなかなか通じない。
というか、概念がわかっていないみたいだ。

そこで、「湿度というのは空気中に含まれる水分のことで、湿度が高いほど水分が多く含まれ。。。」と理科の講義をしなければならない。
(正確には相対湿度や絶対湿度などあり、理論的に説明するのは大変難しいのだが.....)

こうして一生懸命説明しても、生徒たちはただポカンと口を開けているだけで反応がない。
「学校で教えてくれなかったの?」と聞くと、
「たぶん習ったけど、忘れちゃった。」との答え。
忘れたとか、そういうことじゃなくて、常識だと思うんだけど。
とイライラ指数が上限に達する。(教師はここでイライラしてはならない。)

そこで、作戦を考えた。
教室内にいつも温度・湿度計をかけておき、毎日の授業の度に今日の温度、湿度を発表するようにした。
そうすれば、だんだん数字に慣れてきて、今日は湿度が高いとか低いとかの概念がわかりやすくなる。
もう、イチイチ「湿度とは何か。。。。」を説明しなくても済むだろう(か?)

ちなみに、昨日の早朝の湿度は60%だったが、昼は25%となった。
1日でも湿度の変化はかなり激しいものがありますね。

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