今年は夏が異様に暑い、台風も来ると桜の葉がすでに元気がない
サクラの紅葉に赤や黄色になる理由が書いてある絵本があった。
光合成ででんぷんができると赤に、できないと黄色になるとか
さくら研究ノート 近田 文弘著 偕成社 2017年
「日本人とは切りはなすことができない桜の木だが、ここまで詳しく調べ、語られた本は、特に子ども向けにはなかった。
学校には必ずといっていいほどある、桜の木。専門的でありながらも、子どもたちも興味をもって、桜の木を知ることができるように、イラストで、わかりやすく、桜について解説する。
春から始まって、1年間の桜を追いながら桜の花、芽、葉や実の秘密や、冬の間の木のようすを紹介する。
また、どうして花が散るのか、葉はどんな働きをしているのか、散ってしまった後、どのように芽ができてくるのか、根っこの話などに加えて、食べる桜についてのページも。」
紹介文にすべてこの本の要素が述べられている。
光合成ででんぷんができると赤に、できないと黄色になるとか
この本は、ソメイヨシノを中心に1年をまとめた本。子ども向けのサクラの絵本としてはベストの本だと思う
一番気になったのが 食べる桜
葉を食べるが、現在は「オオシマザクラ」の葉を使う。大きな樽にぎっしりと束にして塩づけにするのがはよくわかり、納得。
なぜ、オオシマザクラかというと、葉に毛がなく芳香成分が多いため桜餅にぴったり。
ソメイヨシノの葉には毛がたくさん生えているので、葉を食べる人にとっては口に残る。
そんな理由からも毛のないオオシマザクラ
葉を食べる食べないはルールがないようで・・
桜餅は関西と関東では全く違う。
関東風の桜餅の生地は、水で溶いた小麦粉を平鍋で薄く焼いたもの。丸めたあんを生地で巻くように葉で包む。
こちら関西の人間にとっては、まったく違うのでおどろき。ぜひネットで違いを調べて。