野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

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キジ

2019-03-24 | フィールドガイド--野鳥--
キジ
写真は雄。キジの足に「ケリヅメ」と呼ばれる鋭い牙のようなものがある。縄張り争いをするときにこれを使って闘う。
オスの頭の赤い部分が繁殖期になるとハート型に。
メスはハート形の膨らみが大きいほど、強くてたくましいオスと判断しているようだ。
 
キジは日本の国鳥。国鳥に選ばれたのは1947年。日本固有種。
なのに、狩猟の対象にもなっている。国鳥が狩猟対象になっているのは日本だけ。
しかし、メスは獲ってはいけないことになっている。
ユーラシア大陸が原産地であるコウライキジが狩猟目的で放鳥され、野生化している。
コウライキジには首に白い模様があり、冠羽と体色が全体的に茶褐色が特徴。
 

資料を読む 「ふるさと景観 -播磨・但馬に広がる市川流域のまち-」(柴田泰典著 2014年 牧歌舎発行)

2019-03-10 | 生きている加古川
資料を読む
「ふるさと景観 -播磨・但馬に広がる市川流域のまち-」(柴田泰典著 2014年 牧歌舎発行)
今年4月からいよいよ
「生きている加古川」の編集にかかる
これまでにない構成を考えている
ほかの河川の参考文献はないかと探し出したのがこの本。
筆者は市川流域に暮らしており、市川の年とともに変わりつつある様子をじっと見守っている
子どもの頃の思い出に
「市川は兵庫県にある2級河川としては流路延長が約78kmと最も長く、
朝来市生野町から姫路市飾磨までの流域人口約13万人の生活を支えている。
ま た、姫路市では水道水使用量の約半分を市川の表流水に依存しており、市川
は姫路人口約53.2万人の命を支えている。
市川流域は、姫路市飾磨で一部が海と接しているが、ほとんどが森林に囲まれた盆地や渓谷に人々は暮らしている。
したがって、市川流域の人々のくらし、森林環境と河川環境に多大な影響を受けている。
 市川の中流域に住む私にとって、市川及び流域は子どもの頃は遊びの場であったが、
今は河川敷は荒れ果て、安らぎや憩いを与えてくれる場所もなく、ウオーキング、ランニングができる遊歩道の整備もほとんどされておらず、
 単なる水路に過ぎない。
子供の頃、夏になれば、友達とじゃれあいながら泳いだり、深く潜って魚を追いかけたりして日々を楽しんだ。
また、市川にはうなぎが多く生息しており、夜になると餌を求めて活発に動き回る習性を利用し、好物のミミズを長さ1m程度の竹製
の筒に入れ、日没前に川の流れに沿って沈め、石の重りで固定、早朝に引き上げに行き、筒からゴソゴソと音がするとウナギが入っており、
うれしくて、うれしくて駆け足で家に持ち帰った。
 さらに、私の母らは恒屋川にある階段を下りたところにある洗い場で野菜や衣顛の水洗いをしながら井戸端会識をするのが日課であった。
市川流域の山々は、子供の頃は広葉樹林が多く残り、林床植物(森林の地面に生育する植物)も豊かであり、弁当箱を背負って、一日中ガンピ
(落葉低木で皮が紙の原料となる)を採り、家に帰ると、皮をむいて、1-2週間程度軒下で乾燥し、1ケ月程度まとめて業者に持っていき、
満面の笑みでお金を受け取り、好きなおやつを買うなどして、楽しんだ。」
と自然豊かな市川の様子が、自然豊かな市川が近年過疎化が進む現状を、憂い、また市川の自然を通して人々のくらしを通して流域の活性化の手立てが願いである。
章立ても
目次
1 概要
2 自然(市川流域河川森林、山、滝、渓谷 ほか)
3 暮らし(治水・利水用水 ほか)
4 豊かで住みやすいまちづくり
流域を細かく紹介、索引がないのが残念

あなたの地方のカタツムリ

2019-02-28 | フィールドガイド--その他の生き物--

あなたの地方のカタツムリ
 陸産貝類のことを広くカタツムリと呼んでいます。日本には約800種類も確認されているんです。日本中でひろく知られているこのカタツムリですが、地方によってそれぞれ種類が違うのをご存知でしょうか?
 関西で普通にみかけるのは、ナミマイマイとクチベニマイマイです。
 どちらも大型のカタツムリですが、クチベニマイマイは殻の口のあたりがほんのり紅くなっているのですぐわかります。中国・四国地方で普通に見られるのはセトウチマイマイ。九州ではツクシマイマイ。関東地方ではミスジマイマイ、ヒダリマキマイマイといったように地方によって種類が違うんです。
 これは、カタツムリが普通の昆虫などの生き物のように動く範囲がそれ程広くないので、それぞれの地方で進化が進んだと考えられています。
 ですから、ごく限られた地域にしかいないものも多く、地名のついたカタツムリが多いのです。神戸の摩耶山にしかいないマヤサンマイマイ、南紀の那智にしかいないナチマイマイなどもその例です。
 さて、あなたの地方にはどんなカタツムリが住んでいるんでしょうね?


シキミ

2019-02-27 | フィールドガイド--植物編--
シキミ(モクレン科)
常緑の中高木。仏さんやお墓に供えられます。
黄白色のきれいな花をつけますが、実は猛毒で、シキミの名前は食べられない「悪しき実」によるといわれています。(武庫川大探検より)
 
本州(宮城県以西)、四国、九州、沖縄にかけて分布します。
兵庫県の南のほうではすでに花が見られるようになりました。
2月中旬~4月に、葉腋に淡黄緑白色の花が咲きます。
シキミはお墓の木でもありますが、それは
 
日本で土葬が一般的だったころ、お墓を野犬や狼が堀返すことがありました。
そこで、匂いが強く有毒である樒の木を墓地に植えて、お墓が荒らされないようにしたといいます。
また、樒の独特なお線香のような香りで死体のにおいを消すためといわれています。
 
 

子どもの本がおもしろい㉞アマガエルのヒミツ 

2019-02-26 | 資料を読む

久しぶりの子ども本がおもしろい㉞

アマガエルだけでこれだけ話が膨らむことができるのも、豊富なきれいな写真があるからだ

アマガエルのヒミツ 秋山幸也(文) 松橋利光(写真) 山と渓谷社 2004年
 
アマガエルの生態が詳しくわかる本です。
カエルは水辺に住むものと思われがちだが、ニホンアマガエルは樹上で生活するカエル。
アマガエルは「雨蛙」の和名の通り、雨が降りそうになると鳴き始める。
『アマガエルのヒミツ』  より
「むかしむかしある所にアマガエルの親子がすんでいた。しかし子ガエルは大変なヘソ曲がりで、親ガエルの言いつけと反対のことばかりやっていた。
いよいよ死ぬという時に、親ガエルは(墓が流されないように、山の上に墓を作ってもらいたい。しかしこいつは言いつけと反対のことをするから…)と考え、「墓は川のそばに建ててくれ。」と言い残し死んだ。
ところが子ガエルはこの時になって反省し、「遺言は守らなければならん」と、本当に川のそばに墓を建ててしまった。そのため雨が降りそうになると「親の墓が流される」と泣くのだという。」
なぜ鳴くかはわかっていないとか。
変身の写真もきれい。
アマガエル皮膚の下に、黒、青、黄色の色素をうまく使って周りの色とめだたくする。
おたまじゃくしの写真もきれいで、見分けやすい。
アマガエルの本としてはこれが一番おすすめです。

目次
ワタシハアマガエル(クローズアップ!アマガエルアマガエルなら、好き?日本のアマガエル ほか)
ふえる・育つ(だきついたら、はなさない産む卵 ほか)
アマガエルのいる場所(春は田んぼ梅雨までは田んぼ真夏は草っぱらや森に ほか)
食べる食べられる
 
 
ところで、
北は北海道・利尻島から南は九州・屋久島まで日本の至る所に生息する、ごくごく普通のカエルです。このアマガエルすなわちニホンアマガエルが、実は日本の東西で遺伝的に大きく異なることがわかりました。
(ニホンアマガエル、実は日本国内東西で別種か 三浦郁夫 2016年12月24日 より )
フォッサマグナでわかれるようだが、ほかの生きものも結構ここで線引きされるものも多い

 


2012年2月民俗学の視点から

2019-02-26 | フィールドガイド地質
2012年2月19日(日) 「人くらし自然 民俗学の視点から その5」
田中先生の民俗学の講座も5回目となりました。毎回、身近で楽しいお話を聞かせていただいていますが、今日は動物被害についてのお話。今日は後ろ姿でしかご紹介できず申し訳ありません。
野生獣は在来種に加えて、毛皮用やペットとして輸入されたものが放獣され野生化したヌートリア・アライグマ・ハクビシンなどの外来種からの被害も多いようです。ペットとして売られているアライグマは牙をあらかじめ切ってあるとか。ところが放されたアライグマから生まれたアライグマは牙をもっていて、大いに危険なんです・・・と先生。
昔から、被害には頭を抱えていたらしく、古い文献にそのことが記されているとのこと。いろいろな事例をスライドを観ながら説明していただきました。いつも活動している里山でもイノシシ・シカには悩まされているようで、田んぼの周りには電気柵が張り巡らされています。
私たちの活動場所も手入れしてやっと果樹を植えられるようになったと思ったら・・・植えても植えてもかじられる苗木。どうやらシカのようです。昨年植え直したものもまたかじられ、とうとう苗の周りにネットを張り巡らしました。これは効果があり、それ以降シカによる食害はありません。(写真は2011年7月)
民俗学の後は本年度の締めくくり、総会と反省会。今西先生の御土産の美味しいスリランカの紅茶とナッツ、皆さん持ち寄りのお菓子を頂きながら、23年度を振り返りました。
こちらは「野生生物を調査研究する会」ブランドのハチミツ。おいしいですよ~。右はアマゾンで採れたハチミツです。
また来年は盛りだくさんの観察会等が予定され、楽しい活動になりそうです。みなさんふるってご参加くださいね。
 
2019年度もたのしい観察を計画しています
http://park12.wakwak.com/~naturalist/
 
にアクセスしてください。
 
 

2005年アマゾン自然学校報告会

2019-02-25 | 野生生物を調査研究する会歴史

2005年5月28日掲載
アマゾン自然学校報告会PartⅡが5月27日(金)神戸のJICA兵庫で行われました。前回3月にもおこないましたが、今回はその続きです。今回はアマゾン自然学校での子どもたちの活動をビデオで紹介しました。また3月末に行ったアマゾンエコツアーの事後報告がありました。参加された方々が作られたプレゼンテーション画面を楽しみました。報告会の後は交流会があり、ブラジルの自然や文化についての楽しい話題がつきませんでした。


しだれ梅

2019-02-24 | photo
梅は万葉の時代の花。
淡路島にしだれ梅を見に行きました。
今日が満開!!!
 
ちなみに
花びらの先端が丸いのが梅、
桜は花びらの先が割れ、
桃は尖っている。
梅が咲き、桃の花がさき、桜が咲く。
寒い地方では、梅とサクラが同時ぐらいに咲きます。
(八木のしだれ梅(村上邸)兵庫県南あわじ市八木馬回 みごろ;2月下旬~3月上旬 見学は無料 維持管理費用を)

2005年 5月の活動報告

2019-02-23 | 野生生物を調査研究する会歴史

ホームページの扉のページの活動紹介から
2005年5月5日掲載
徳島県の轟の滝に行った時の植物と山の様子です。スギの植林の間にシイの花がきれいに咲いていました。
2005年5月8日掲載
ナチュラリストクラブと合同の里山保全活動〔5月8日(日)〕。たくさんの方に参加していただきました。みなさん、汗をかき、お疲れさまでした。お昼はうどん鍋をみなでおいしくいただきました。いろんな山野草を見ることができました。
 

2019年2月 ナチュラリストクラブ記念講演

2019-02-23 | 野生生物を調査研究する会歴史
2月17日 第11回ナチュラリストクラブ記念講演
「ひと くらし 自然 民俗学の視点から」
アセビ、ネジキ、シャシャンボ
1.県内分布と方言
 アセピ-----------花期3~5月----各地 --- アセボ、アセブ、ムギメシシバ、サイセプ
 ネジキ----------- 〃 6 ----各地 ---- カシオシミ、カツプシ
 シャシャンボ----- 〃 7 ----阪神、東、中、西播磨各地--- ソバノキ、シャンショビ
 
 
2.アセピ
・「牧野新日本植物図鑑」(1961北隆館)
 有毒植物で、その葉を煎じて菜園の殺虫剤に用いる。馬が葉を食べると苦しむといい、馬酔木とも言われる。
・「樹木大図説」( )
 方言--足しびれ説--アシピ(アシシビレから)
 悪しき実説--アシミ、エセミ、エセビ、エセボ
 花、実のなる様--コゴメバナ、コメノキ、ムギメシバナ、ムギメシシバ
 有毒性---ドクシバ、ウジハライ、ウマクハズ、シカクハズ
 この樹の毒性
 毒成分は、アンドロメドトキシン、アセポチン、グラヤノトキシン、アセボプルプリンで、アセビの煎じ汁使った
 毒殺事件が、S7年埼玉県で発生している。
 獣類が食わぬので、放牧園、牧場等に用いる唯一の常緑樹であり、奈良公園の例がそれで、ナギとともに用う。
 「大和本草」(1709貝原益輔--微毒あり、馬此葉食らえば死す、--
 「本草綱目啓蒙」(1803小野開山)--若し牛馬この葉を食えば酔るが如し、故に馬酔木と云、鹿之を食えば不時に角
 解す、又菜園に小長黒虫を生ずるにこの葉の煎汁を冷め潅くときは、虫を殺す。----
・「おばあちゃんの植物図鑑」(1995葦書房)
 椎葉ではエナバ、ミソウシナイという。
 「終戦前後は農薬がなかったから、エナバ(アセビ)の枝を折って、畝のあちこちに指した。そうするとにおいを感
 じて虫は逃げた。それと昔牛のシラミ取りに、エナバを炊いて煎じ、冷やしてから牛を洗うと、シラミが全部死ん
 だ。」.
・「茶ア喰らい爺」(1994初芝文庫).
 S61年聞き取り調査(高知県大豊町出身者)
 畑の菜に虫がわくと、アセビを釜に入れて炊いた汁を菜にかけて殺したり、牛や馬にシラミがわいたときも、この
 汁をかけてシラミを殺した。
2.ネジキ
 ・「牧野新日本植物図鑑」(1961北隆館)
 幹は普通ねじれているので、ネジ木という。新枝、新葉ともに赤いので、塗りばしともいう。
 ・「同名異木のはなし』(1987思文閣出版)
 潅木性の小木で若い枝が紅色、材の色調も淡紅褐色である。一一この木も多くの異名をもっており、アカギのほか、
 アカメ、アカヅラなどアカの付く名が多く、樹皮がつるつるしているのでサルスベリともいう。
 ・「樹木大図説」( )
 方言--  説---カシオシミ、カシオシ、カツオシミ、カシモドキ、カタオシミ
 幼枝赤色から---アカギ、アカメ、アカヅラ、アカネジ、アカキ ---ヌリバシ、ヌリバシノキ、キツネノヌリバシ
 花、実のなる様--メシツボノキ、メシツブノキ、コメゴメノキ ---オジゴロシ
 葉は家畜に極めて有毒、かって山羊はこれを食し死亡した。毒はアンドロメドトキシンである。
・「植物と民俗」(1969地球社)
 ① カシオシミ--ネジキの準標準和名として最も広く分布し、変化にも富んでいる。同一系の方言としてカシオシメ 、カシオズミノキ、カソーシ、カツブシ、カシボシ、カスオシ、カスオシミ、カスホシミなどがある。
 ほぼネジキの天然分布の全域にこの方言が通用する。
「本草啓蒙--この枝を炭となし漆塗りの研ぎ出しに用ゆ、この炭をカシオズミと云--」とあり、山
 城国岩倉の方言にネジキをカシオノキがあることから、カシオで焼いた炭の意である「カシオズミ」→
 「カシオシミ」となった
②ヌリバシ--「本草啓蒙」に「新枝は赤して光あり、朱漆の如し、故にヌリバシと云」とあり。伊勢、山梨塩山
 にこの方言あり、類似にハシノキ(岡山)、アカバシ(三重)、アカハシノキ(福井)、サルノサ
 イバシ(山城上加茂)、キツネノヌリバシ(近江)、シシクイバシ(香川)などがある。
③オジゴロシ--ネジキで焼いた炭にまつわる語源。
 ・ネジキの炭は堅く火がなかなかおこらないので、おじ(オジ)が火を吹きつづけて遂に息が絶えた
 ・ネジキの炭は堅く火がなかなかおこらないので、おじ(オジ)が火を吹きつづけて遂に息が絶えた。
 ・ネジキの炭は堅く火がなかなかおこらないので、炭が売れず炭焼きのおじ(オジ)が死んだ。
 ・ネジキの薪は燃えにくく盛んに煙る、昔山小屋に住む老人があまりの煙に窒息して死んだ。
  方言地--大和吉野、伊勢一志、伊勢度会、伊勢大杉谷、紀伊東牟婁郡、大和十津川村
 
3.シャシャンポ
 
・葉裏の主脈に突起があり、爪先で触るとひっかかる。
・「牧野新日本植物図鑑」(1961北隆館)
 果実は液果となり、小球形、紫黒色に熟し、甘酸っばく食べられる。
 実が丸く小さいことによる。
・「樹木大図説」( )
 シャシャンボとは「小さい坊」の意味、小果の多く生ずる形に由来す。
 方言---ワクラハ、アクラ、
 ---サセンボ、サシプ、ササブ
 果実は外面粉白色で紫黒色、球形、甘酸の味あり小児好んで生食す。