野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

2011年第15回 自然から学ぶ特別集中実技セミナー

2018-08-07 | 野生生物を調査研究する会歴史

2011年第15回 自然から学ぶ特別集中実技セミナー

今年で15回目

毎年どんな内容をするか場所と参加者とのバランスを考えながら検討します

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■実施日/2011年8月4日(木)~5日(金)
■内容/阪神間、大阪府の幼小中学校の教員および教員系の大学生を対象に植物、昆虫、水辺の生き物、学校園庭でできるビオトープなど、今回は有馬富士パークセンターでも実施、充実した活動になりました。
1日目
 >>(午前)昆虫採集をしよう。トンボの話からハチとアブの違い。身近な昆虫を捕まえ、観察の視点を学びました。

①昆虫の概論から   
②コナラに集まる虫  
③どんなところに  
④オオムラサキ発見  
⑤チョウをつかまえた

>>(午後)①教科書や課題図書にもなった「ヤマネ」の研究家、関西学院教授湊先生から話を聞きました。②里山の植物について。人はどのように植物とつきあってきたか。植物観察の基礎を学びました。
 
①ヤマネとは     
②保護活動の内容は 
③植物観察の視点   
④違いがわかるかな
⑤里の植物には・・


 2日目
 >>(午前)水生生物を観察する!三田市立野外活動センターの前を流れる清流羽束川での観察です。

①水生生物の基礎知識     
②いよいよ実習です     
③魚をとるしかけを設置    
④水生生物の取り方の注意  
⑤捕れた生物の鑑定を

 >>(午後)ビオトープとは、太陽の観察の仕方。そして、もう一つはプランクトンの観察の方法を学習しました。

①天気が悪いけど太陽は   
②プランクトンとは       
③このプランクトンは・・・    
④ビオトープとは・・・     
⑤ビオトープに取り組む


今年度の感想から

(参加者の感想から)
1.何か一つのことに熱中できることのすばらしさを実感しました。子どもたちの興味関心を広げられるように勉強していきたいと思います。
2.すべてフィールドワークだったのでよかったです。
3.以前も参加しました。もう一度学びたいとおもっていたので、自分自身のスキルアップになりました。
4.盛りだくさんで、いろいろ学ぶことができました
5.専門家の先生方から手厚く指導していただいて、とても自信がつきました。学校でも指導に生かしたいと思います。
5.実践的でたくさんの活動ができ、楽しく学ぶことができました。小学校の単元に沿った者が増えたらありがたいです。
6.授業実践に応用できるような知識を得るために参加しました。とても得ることが多くためになりました。
7.すごくたのしかったです。いただいた資料をじっくり読ませて頂きます。
8.毎年同じような内容をしていただきたいです、何回かくりかえすことでおぼえられるとおもうので、とても勉強になりました。


夏休み魚の自由研究で配られた資料から

2018-08-07 | 資料を読む

一庫ダムができた理由

水害を防ぐため 水不足の解消

しかし、水質がわるくなった

以下資料から

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一庫ダム

昭和58年に猪名川の支流一庫大路次川に一庫ダムが完成するまでは、特に川西市の桜木、矢問、多田院、新田等の地区では毎年のように甚大な水害に見舞われ、また池田市、川西市等では猪名川や余野川等から水道用水をまかなっていたため、毎年水不足で断水が発生していましたが、-庫ダムができてからは、大きな水害や水道の断水が無くなりましたが、国道173号線の整備、能勢電鉄、J R福知山線の複線化等大幅な交通網の改善で一庫ダム流域に住宅が急激に増え一庫大路次川や田尻川の水質が悪化しました。またダム下流では流れの変動が小さくなり、アユやオイカワ等の好む苔(ケイ藻、ラン藻)が生えなくなりました。またダムで上流から流れてくる砂や石が堰止められるため川床がむき出しとなり、魚の産卵場や外敵から隠れる砂や石が無くなくなる、川原には葦が生え茂り日当たりが悪くなる等、川の環境が変わり魚等にとって住みにくい川となり、平成6年頃までは多数見られたオイカワ、カワヨシノボリ、ドンコ、ドジョウ等の姿が見られなくなる、放流したアユはすぐにいなくなり、釣り客も減少し、アユ茶屋や民宿も廃業しました。
(5)ダム下流域の環境改善
 平成14年から独立行政法人水資源機構一庫ダム管理所がダム下流域の環境改善対策事業のために無くなった土砂の供給の為、ダム下に同じ猪名川河川から採取した土砂を置き、フラッシュ放流(人工小洪水)で土砂を下流に長く事業を行っており徐々ではありますがオイカワや、カワヨシノボリ、ドンコ等の姿が見られるようになり、成果が出てきております。

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猪名川の生き物は食料になった。どんなものをどのようにして食べていたのか資料から見てみよう

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●猪名川の食材.
 昔の猪名川流域では、川でとれるアユ、モクズガニニ、ウナギ、川ヨシノボリ、ドンコ、オイカワ等をおかずとして食卓に上っておりました。

ア 塩焼き

 串を刺し、塩を振りかけて焼く。必ず口を下にして焼く。(焼いたときに出る脂肪分を体のそとにだすため)


イ 甘露煮
 
 醤油とみりんと砂糖又は蜜・水飴などで甘みをきかせて煮る。

ウ てんぷら、フライ

 約15crn以上のサイズは2枚におろして、てんぷら、フライにする。若いアユで内臓をとり、約3~5mm程度の輪切りにして2枚酢又は3枚酢に漬けて食べる。

 
オ 煉製

煉製にして保存食として食べる。
 
力 アユを使ったダシの元
 
(ア)アユを開いて干し、粉にして味付けに使う。
(イ)アユを干して、煮干しアユとする。


(2)コイ
 
ア  コイの洗い、コイの刺身
イ コイこく

ウ コイを筒切り|こして煮込んだ、赤味噌

エ 甘露煮
  醤油とみりんと砂糖又は蜜・水飴などで甘みをきかせて煮る。

(3)フナ
 
ア フナの洗い、 フナの刺身、 甘露煮(醤油とみりんと砂糖又は蜜・水あめなど、で甘みをきかせて煮る。)
 
(4)オイカワ、カワムツ、カワヨシノボリ、カマツカ等の料理
ア 天ぷら、フライ
イ 甘露煮(醤油とみりんと砂糖又は蜜・水飴などで甘みをきかせて煮る。)


(5)モクズガニ
 ア そのまま湯がいて肉やみそを食べる。
 イ 殻ごと潰して団子状にして鍋料理等の具として食べる。
 ウ 味噌汁の具として食べる。
(6)ウナギ

ア タレを付けて焼いて食べる。
イ 焼いて、塩やこしょうを振りかけて食べる。
ウ 蒸して、少し焼き握り魚旨として食べる。


(7)サワガニ
  ア 素揚げして食べる。


(8)テナガエピ

 ァ 素揚げにして食べる。

(漁業協同組合からみた猪名川 猪名川漁業協同組合より)

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いろんなものを食べていたことがわかるよね

(画像はもらった資料を編集して掲示しました)


夏休み魚の自由研究--猪名川河川工事事務所にて--

2018-08-07 | 野生生物を調査研究する会の紹介

今日から「夏休み魚の自由研究」と題して子どもたちと猪名川の魚調査がはじまった。

実施予定は以下の通り以後4回どんな発見があるかたのしみ

日 時

内 容

場 所

8月7日(火)

9:0 0 ~

12:0 0

猫名川河川事務所集合

○あいさつ、自己紹介

○魚の住んでいる場所の話

○漁法、漁具の話

○グループで調査地点を話し合う

○現地調査(車で移動)

○次回の課題説明(魚について調べる) 解散

※インターネットや本で調べたことをメモする程度

猪名川河川事務所

池田床固め

(池田市桃園)

猪名川河川事務所

8月13日(月)

9:0 0 ~

12:00

猪名川河川事務所集合

○現地調査(車で移動)

○魚について調べたことの発表

○魚の進化の話、いろいろな魚の特徴

○魚をとりまくいろいろな問題

○次回の課題説明(魚をとりまく問題) 解散

※インターネットや本で調べたことをメモする程度

猪名川河川事務所

池田市内~伊丹市下河原

猪名川河川事務所

8月20日(月)

9:0 0 ~

12:0 0

猪名川河川事務所集合

○現地調査(車で移動)

○魚をとりまく問題について調べたことの発表

○どのようなところにどのような魚が・住んでいたかをみんなで

話し合い、まとめる。

○水質の話

○次回の課題説明(魚をとりまく問題の解決方法) 解散

※インターネットや本で調べたことをメモする程度

猪名川河川事務所

池田市内~伊丹市下河原

猪名川河川事務所

8月21日(火)

9:00 ~

12:00

猪名川河川事務所集合

○これまで調べたことを、図表を‘使ってまとめる。

○それぞれの子‘供の感じたことや考えたことが表現できるよう

にまとめ方のアドバイスを先生方が行う。

○発表の練習

猪名川河川事務所

8月25日(土)

午後

研究作品のコピーを川西のアステホールで実施する「いながわ体

験ブェスタ (猪名川水環境交流会)』で展示します。発表ので

きる子供達にはグループ発表をお願いする場合があります。