おそらく森の中で出会ったことがあるかもしれないが自信がない。
粘菌、子ども向けの本として2冊見つけた。
かしこい単細胞 粘菌 (たくさんのふしぎ傑作集) 中垣 俊之著 2015年 福音館書店
月刊 たくさんのふしぎ( 2012年 11月号) 雑誌で発表されたものを「たくさんのふしぎ傑作集」として新たに発刊されたもの。
小学生に説明するのには少しむつかしいと思うが、
筆者中垣さんは、イグ・ノーベル賞を受賞すること2回。2008年・2010年にイグ・ノーベル賞を受賞した方。
「粘菌が迷路を最短ルートで解く能力があることを世界で初めて発見 」した方で2000年に発表した。
どのようにとくのかというと、粘菌が迷路の道筋全体に広がり、餌を入口と出口に与えると、迷路の行き止まりの経路にある部分が弱ってなくなる。
入口と出口をつなぐ経路が管となって残る。最短距離の管を選んで 1 本の太い管になってしまう。
入口と出口という離れた二つの場所にある餌に群がると共に、最短ルートで管を形成する事によって、一つの個体を維持したまま効率よく餌が摂取することができるということです。
この説明をするのに 二つのえさの中央に置いたとき粘菌は短い距離で餌を獲得する様子からはじまる様子も詳しく書いてある。
読んで実に面白いのだ。
イラストで我慢できない人は 「もりのほうせきねんきん」新井文彦著 ポプラ社 2018年
がおすすめだ。粘菌の写真がたくさん載っている。
こんなきれいなのが森の中にあるのにはびっくりだ。