旧プチ民宿高橋 山口編

宇宙、日本、宇部

神の店

2010-10-28 06:43:47 | ラーメン刑事(北九州)

「珉子ラーメン」     福岡県北九州市門司区

 

 

   

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ラーメンの神は誰か?と質問されたら、俺は珉子のじーちゃんと応えるでしょう。

門司駅に程近い所に存在する珉子ラーメン。俺は勝手に神の店だと思っています。

中学生の時に初めて食べて衝撃を受けた以来、俺にとってこの店の存在はでかいのです。

常に無茶苦茶美味しいから「これは本気で日本一うまいラーメンじゃないのか?」と思ってました。

  

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ここのじーちゃんは一目でお客の好みを見抜くという特殊能力を持っています。

さっぱり好きそうな人には脂を少なめにとか・・・・そしてそれがぴったりと当たるんです。

麺も3種類中から直感でブレンドするというもの。常人には全く理解のできない領域です。

   

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それにしても行く度にじーちゃんは神に近づいている。

15年前は動きが神懸かっていて、常に完璧なラーメンを提供してくれたじーちゃん。

でも、今はゆっくりと確実にラーメンを作っています。

昔と比較すると、出てくるラーメンも全盛期と多少異なりますが、俺はこのラーメンが食べれるだけで幸せなんです。

   

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今日は「特製ラーメン大盛り」を注文。息子と2人でわけます。ちなみにキクラゲは全て息子に渡しました。

ここのラーメンはきっとここにしかない味です。似た味を知らんです。

独特な甘みと旨みを兼ね備えたスープ。食べた後に残る不思議な後味。あっさりしつつも物凄い食べ応え。

   

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息子が結構食べたので、この店で初めての替玉に挑戦しました。そこで衝撃の体験をします。

まず、俺の丼が厨房へ戻されます。その後、じーちゃんが俺の丼にスープを入れだしたのです!

結構スープ飲んでたけど、水位は元通りに!(笑)その後に茹でたての麺を投入しました。

たった100円でラーメンが元通りに!(笑)

   

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じーちゃんは食べてる途中に(ほぼ)必ず話しかけてきます。

「おいしいですか?」とか「辛くないですか?」とか。

こんなコミュニケーションは北九州では当たり前の事なのですが、他所から来た人はびっくりするかもしれません。

モサモサと必死にラーメンを食べる息子を見てニコニコしながら「うちのラーメンは子供に人気があるんですよ」と。

   

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俺はあらゆる意味で満足し、店を後にしました。

じーちゃんが去り際に「また来てくださいね」というと、息子が「また明日の夜も食べにくるねー!」と行っていました。

※俺はすかさず「明日は絶対無理やけぇ・・」とフォローしておきました。

 

そんな珉子らーめんですが、実は戸畑と小倉に支店があります。

息子さんが戸畑店を。お孫さんが小倉店をやっとるんかな。

うちの父親いわく、小倉店が美味しいとの事。

でも、どうせ珉子にいくなら、俺は神に会いたくて門司に行ってしまうやろうなぁ。

この店が、いつまでも存在してくれる事を祈るばかりです。

 

 

 

 

 

 

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2003年5月発売の九州ウォーカー増刊号より。

 

 

  

 


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1 コメント

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テスト (高橋)
2010-10-28 12:31:05
テスト
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