実は同じ部署の明石さんと「サーモンピンク」というお笑いコンビを組んでいるのですが、
今回は別の活動をしよう!という事で、2人が好きな名水ツアーをする事にしました。
今回の標的は醴泉です。醴泉とは
「甘酒のように甘く美味しい清らかな水で 一口飲めば持病も治る」
らしいのです。気になりますよねぇ。
という事で、宇部市某所へいざ出撃!
現場には駐車場がなかったので、集落の空き地に車をとめる事にしました。
33にもなって変なトラブルになるのも嫌なので、通りがかりのおじいちゃんに「ここに車をとめて良いですか?」
と尋ねたら、親切な事に「知り合いに聞いてみよう!」という流れになりました。
そして知り合いのおばあちゃんに確認して頂き、問題なく車をとめれる事となりました。
おじいちゃんはおばあちゃんからブロッコリーとみかんを貰っていました。
「今から甘酒の味がする水を飲みにいくんですよ!」と2人に話しかけたら、「そんなん知らん」との返事(笑)
醴泉は千林尼石畳道という歴史のある道沿いにあるようです。看板によると第2石畳と第3石畳の間にあるらしい。
おじいちゃんは今からこの道を歩いて宇部市船木に帰るらしく、一緒に醴泉に行く事にしました。
「子供の頃から歩くけど、そんな水はしらんなぁ・・・」と云われ、我々に不安がよぎります。
俺達はじーちゃんの背中を見ながら歩きました。すぐに第1石畳に到着。
第1石畳~第2石畳の距離は短かったのですが、第3石畳までは長かった。
道は落ち葉で敷き詰められ、ちょっと歩き難い。場所によってはちょっぴり危険な所もあり、息子が落ちたら大変!
根性無しの息子が「抱っこして~」とか「肩車して~」とか云ってくるので、仕方なく俺と明石さんで対応しました。
途中、「お駒堤」というため池?がありました。 なんかノルウェーの森な光景。
おじいちゃんは「いい名前だなぁ・・・」と。
お駒堤を過ぎると、遂に醴泉の案内が!
わくわくしながら行ってみると醴泉の説明とその下にちょっとした水溜りが。
この水溜りが醴泉なのか・・・・・・?飲もうにも虫が泳いでいる・・・・・。
「虫がいるという事は、水が綺麗な祥子ですよ!」とおじいちゃんは、おもむろに水を手に救って飲み始めました。
仕方ないから、俺達も挑戦・・・・・。今思い出しても辛かったなぁ・・・・・。
おじいちゃん 「ん、確かにこの水は甘いかも!これが醴泉ですよ!」
俺 「そうですか?普通の水だと思うんですけど・・・」
明石さん 「特に甘くないですよ。普通の水だと思います。」
おじいちゃん 「そうですか・・・・」
息子が醴泉で水遊びをしだしたので、おじいちゃんは先に帰ってしまいました。
おじいちゃん、本当にありがとう。あなたがいなければ、多分俺達は辿り着く事はできなかったと思います。
明石さんは「俺、はりきってペットボトルを持ってきたんやけど・・・・」と・・・・。
結局、醴泉は第3石畳のそばでした。ここは立派な石畳で、ちょっと遊んでみました。
息子は落ち葉を小枝の先端に付けて「てんとう虫~」と興奮していました。
そのまま興奮し続け、右の長靴に水を入れてしまいました・・・・・。
もう長靴を履きたがらないので、仕方なく車まで抱っこ・・・・。
帰りにかなり大規模なハイキング集団に遭遇。10回くらい「こんにちわ~」と挨拶しました。
あとで気づいたんですが、この時の俺はチャック全開でした。
俺達「サーモンピンク」の記念すべき名水巡り初戦は、ご覧の通り大惨敗でございます。
幸いにもかなり気持ちの良いハイキングができたので、それで満足とします。
俺達は美味しい水を求めて、これからもお笑い活動と平行しながら努力したいと思います。
帰る前におばちゃんにお礼を云ったのですが「水なんてなかったでしょ?アハハ」と云われました。