旧プチ民宿高橋 山口編

宇宙、日本、宇部

東京死亡遊戯 その2

2009-12-12 22:51:15 | うどん(東京)

13時   「手打ちうどん とき」  東京都東村山市

 

店を出たら雨が降っていました。
明らかに呼ばないとタクシーが来そうない雰囲気でしたが、
日頃の行いの良さか?すぐにタクシーがやってきました。

 

その時は「タクシーを呼ぼう!」という感じになったのですが、
俺は行きに乗ったタクシーのレシートを紛失しており、みんなから怒られました。
でもタクシーがすぐに来たので良しとする。

  
 

タクシーに乗り込み、次の店を目指します。
タクシーの運ちゃん曰く「志村けんは乗せた事無いけど、志村けんの母は良く乗せる」そうです。 

 

 

Toki

遂に到着。こんな店構え。

 

 

 

  

うどん屋は凄まじく住宅街の中にありました。お店は明らかに民家です。
小学校まで50M。向かい民家庭のみかんの木は、たわわに実を実らせておりました。
店に入ってみると長いカウンターとテーブルが4つ位あり、お客さんでいっぱいです。
結構待たされましたよ。あんまり覚えてないけど、20分位待ったんやないかなぁ?

  

事前調査により、この店はカレーうどんがオススメって事は知っていましたが、
武蔵野うどん初心者である俺は、オーソドックスに肉汁うどんを注文しました。
しかもさっきの店は量が少なかったので、この店では200円プラスの「バカ盛」にしてみました。
武蔵野うどんは基本的に量が少なめと錯覚していたのです。これが俺の命を奪う結果となります。

 

 

Toki2

恐らく標高150mm。

 

 

 

凄まじい量のうどんです。正直引きました。
まぁ、何とかなるだろう思い口にした結果、目の前が真っ暗になったのです。
まず硬い。これが強靭なコシなのか?硬い、硬すぎる。
味といえば・・・何なんだろう・・・武骨すぎる、小麦粉をそのまま食べているみたい。
ていうか、あんまりにもショックで、詳しい事は覚えていない。
 
量が凄い。なかなか減らない。ていうか無理。途中、諦めようかと本気で思った。
しかも各ざるには一反木綿(みんなは座布団と呼んでいた)付いており、それがキツすぎる。 
 
途中から全員の会話がなくなりました。
俺はバキバキのうどんを目の前から無くす事だけを考えました。 

 

 

 

Toki3

うどんアップ。

 

 

 

Toki4

肉汁アップ。

 

 

 

Toki5

これが強敵「一反木綿」。 

 

 

 

Toki6

なんなんだ、こりゃ?こーいうの好きやけど・・・・・。

 

 

  

 

全員満身創痍で東村山駅まで歩きました。
結婚式まであと2時間半。まだまだ闘いは続きます。。。
俺達は渋谷を目指し、西武池袋線に乗り込みました。

  

Toki7

翳りゆく意識の中で見た風景。

 

 

手打ち房  とき 

http://allabout.co.jp/gourmet/udon/closeup/CU20020608toki/

 

 

つづく。

 

 

 

 

 


東京死亡遊戯 その1

2009-12-11 21:58:15 | うどん(東京)

12時半  「小島屋」   東京都東村山市

  

俺はうどんが好きです。ラーメンより好きかもしんない。
世の中には食べたいうどんが沢山あります。
例えば山梨の吉田うどん。三重の伊勢うどん。富山の氷見うどんなど。
中でもその筆頭は東京の武蔵野地方でしか食べられない「武蔵野うどん」でございます。

 

何かの記事で読んだと思うんやけど、武蔵野うどんはとても興味深いのです。
武蔵野の地粉で作る薄茶色の麺を、あったかい豚肉入りの肉汁に浸けて食べる。
そのお味ですが「強靭なコシ」という表現がよく使われています。
どんなうどんなんやろ?気になって仕方が無いのです。

 

しかもそれ系のお店は平日+土曜の日中しか営業して無いらしい。
これっち讃岐みたいやん!ただただ、強く惹かれるのです。

信じ抜けば夢も叶う物です。遂に東京へ行く用事ができたので、
それと抱き合わせで武蔵野うどんを食べに行く事にしました。

 

羽田から志村けんのホームタウン「東村山」まで直行。
あの飛行機に乗ってた人で、東村山に直行したのはきっと俺だけでしょう。  

 

 

親切な事に羽田までasumicさんが迎えに来てくれていました。
そして阿佐ヶ谷からF町一家と合流し、国分寺から西武国分寺線に乗り換えて、いざ東村山。

 

東村山に着きました。これといって何も無い所です。曽根の方が栄えています。
そこからタクシーをひっかけ、最初の目的地である「小島屋」を目指しました。

 

 

 

 

Ubeairport

AM7:00、山口宇部空港with二日酔い。

 

 

 

Sinjyuku

むーねのしんずく打ち明けた♪by旭 

 

 

 

Asagaya

阿佐ヶ谷初上陸。

 

 

 

Higasimurayama

着いたさ、東村山。

 

 

 

 

 

 
お店に着きました。ボロボロの民家調です。

田舎者の俺は「東京にもこんなお店があるんや・・」と少しショック。
店のおばちゃんも強烈に気さく。俺の東京に対するイメージがちょっと変わりました。
店内に入り、左奥の座敷に着陸。とりあえず白菜漬けとビール大瓶×2を注文しました。
全員武蔵野うどんの代名詞である「肉汁うどん」を注文しました。
美味しい白菜漬けを食べながら、ビール飲んで。。。。。

 

そうこうしているうちに憧れのうどんが来ました。
俺の目の前にうどんが着てから、俺は暫くうどんを見つめました。

気持ちは初めてのベッドインですよ。

 

とりあえずお椀に入った肉汁を飲んでみる。甘辛い。実家のすき焼きに近い味。
東京でもこんな甘い食べ物があるんや!とこれまたショック。
麺を箸で摘み上げてみた。麺自体、かなりゴワゴワしているから沢山の麺が一緒に着いてくる。
ドキドキしながら口の中に入れてみる。うーん、普通の味。美味しくもその逆もない。
瞬間的に思ったことは「うどんと認めてよいのか?」と「小倉にこれができても受けないだろうなぁ・・」の2つ。

 

とにかく武骨な感じがする。

俺がイメージするうどんよりほうとうやだんご汁の方が近いと思う。
ゴワゴワとしており、噛めば噛むほどこっちのうどんとは違う味がする。
芯まで茹でられてないような感じ。芯が残っていて、ちょっと粉っぽい。
強靭なコシはさほど感じなかった。ほどよい硬さです。

 

慣れてきたら美味しく感じられてきた。なんか甘い。
でも量が少なくて、3回箸で持ち上げたら無くなってしまった。

 

 

 

Kojima0

白菜漬けとビール。んまい♪(ピンボケ)

 

 

 

Kojima1

肉汁うどん(並)。

 

 

 

Kojima2

肉汁うどんのアップ。

 

 

 

Kojima3

この風情は絶品。

 

 

 

 

 
あー、これが武蔵野うどん初体験。酷く感動。
めでたく武蔵野うどん童貞を小島屋で喪失。

 

最後にこのお店の外見を写真に収め忘れてしまった。
コバルトブールみたいな色で、変わった建物だった。
しかし、お店を出たら雨が降っていて、それに動揺してしまって写真を撮り損ねた。

 

 

小島屋  

http://allabout.co.jp/gourmet/udon/closeup/CU20020608kojim/

 

 

 

そんな感じで幸先良いスタートでしたが、次の店で全てが崩れ落ちます。

 

つづく。