思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

福島第一原発の南側の新しい規制線へ

2012-09-30 23:59:08 | 東日本大震災

今月も金欠が続いているが、そんななか今月上旬に青春18きっぷ1回分が手に入ったので、昨年から一度は行っておかなければとずっと思っていた福島県の東京電力福島第一原発(最近は略称の「フクイチ・ふくいち」や「F1」とも呼ばれるか)の周りの規制の南側のほうへ8日(土)に日帰りで行ってみた。折りたたみ自転車とともに鈍行列車だから片道約6時間かけて。

で、当初は広野町までしか行けないんだろうなあと思っていたが、規制線は後退し、国道6号を北上して楢葉町に入って冨岡町との町境まで行けた。先月10日から楢葉町が避難指示解除準備区域に切り替わったことは当然知っていたが、日中はふつうにそこまで行けることがわかった。「フクイチ」まで14kmくらいの地点か。福島第二のほうはすぐそばで。

国道を逸れると人けのない民家がたくさんある。それを視て想うことはいろいろあるが、まだまとまっていないし、もし線量計を携行して計測しながら行くとまた違ったことを想うのかもしれないと考えると、ここで安易に書けるようなことでもないので、ひとまず以下に写真のみとする。



Jヴィレッジの入口。


JR木戸駅と竜田駅のほぼ中間あたりの常磐線の線路。


木戸川。


国道6号。


国道6号。後方が規制箇所。


上の写真のそばからの常磐自動車道。


福島第二原発(へ続く道と思われる)手前。


竜田駅前。昨年のポスターがそのまま。


竜田駅前の壊された自動販売機。


竜田駅前の駐輪場。


竜田駅前の郵便ポスト。他所でも同様に閉められていたのはいくつか見かけた。


天神岬スポーツ公園のサイクリングターミナル付近。除染のあと、らしい。


天神岬からの木戸川河口。


楢葉町内。


国道6号。これは冨岡町以北の警戒区域内へ作業などで行くクルマやバスのための掲示かと思われる。


この町に縁もゆかりもない他所者が行ったからといって警察の巡回もまだまだ多い土地で何ができるのか、とももちろん考えるが、冷やかしと思われようとも実際にその場所を自分の目で視ないとわからないこともあると思う。できれば人力で。

今後も町の動向は注視していかなければ。

昨年末に続き、北側の南相馬市も4月に解除された小高区を中心に早めに再訪したい。まだなんとなく、同心円が生きているもんなあ。

また、この帰路に夜のいわき駅前にも数年ぶりに立ち寄ったが、いわき市内は今はもうふつうの状態に戻っている(ように見受けられた)ので、こちらも日中にもっと詳しく巡る機会を設けないと。


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