思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

造成中

2014-12-31 23:59:59 | 普段の生活(日常)

4月の月末ネタでも触れた、母校の小学校の校舎が解体される、という話の続き。

解体はすっかり終わって夏前には更地になったが、秋からは宅地と施設(保育園と「ふれあいの家」)の造成が本格的に始まったので、写真のように現在は外周の一部が舗装されたりもしながら立入禁止状態になっている。来年の夏頃に工事は完了するらしいが、まあ近所なので進捗は春から約3か月おきに定点観測ついでに写真を撮りながら常に気にしている。

それで、28日(日)の映画ネタでも触れたが、実は『HK/変態仮面』(予告編を張っておく)でもこの母校が撮影に使われていた、というのを秋にレンタルで観て初めて知った。遅まきながら。たぶん撮影は2年前だろうけど。まあ母校の卒業生は外観を観ればすぐにわかる。
この写真の右側(西側)に校舎で真ん中あたりが校庭だったのだが、(この作品を観た方向けに触れると)そのラストでムロツヨシの乗る巨大ロボット? が変態仮面と向かい合って最後の対決に挑むくだりの場所(校庭)が、ちょうどこの写真の真正面あたりで。
母校はこれまでにもいくつかの映画やテレビドラマの撮影でも使われたが、まさかこの作品であんなに特殊効果をかけまくりでしっちゃかめっちゃかにしてくれたとは、と唖然としながらも面白おかしく観ましたわ。しかも、今年は(先程の紅白歌合戦でも生ドラマのあった)『花子とアン』で大ブレイクの鈴木亮平が校庭のど真ん中でほぼ裸のあの格好で決めポーズをかましていたのも。ちなみに、僕はこの原作は週刊少年ジャンプ連載時に読んでいたので作風はもちろん知っている。
NHKが鈴木を朝ドラに起用した決め手がやはりこの作品を観て、だそうで、母校がこの作品の実写化と彼のブレイクに貢献? したと思うとちょっと嬉しかったりする。

でも、校舎はもう解体されて完全に他所行きの土地になってしまったので、今となっては良き思い出か。いつか金銭的に余裕ができれば、これまでに母校が使われた作品のソフトを記念に買っておこうかしら。娯楽作品ではあるが、母校が映像に残り続けているというのは珍しいし。

とかいう哀愁もありながら、今後もこの土地の行く末をしっかり見続けてゆく。
ではまた来年。

2014年の本ブログ閲覧数と訪問者数

2014-12-31 18:00:00 | 本ブログの能書きと自己紹介
本ブログの訪問者数を今年も振り返る。
gooブログの場合、「アクセスIP数」と「閲覧数」で訪問者を表していて、「アクセスIP数」は、単純に本ブログに接続してきたパソコンの台数=人数。「閲覧数」は、その接続してきたパソコンで本ブログのページを覗いた回数(述べ数)。
本ブログの、それぞれの最も多かった日と週は以下。

●日別
閲覧数(PV)  4/20=1919
アクセスIP数  4/20=1354

●週別
閲覧数(PV)  4/20~4/26=7486
アクセスIP数  4/20~4/26=4457

どちらも4月下旬で、この原因は全然わからない。『岳人』の出版元の変更や関戸橋フリマについて触れた頃だが、なんでだろう。

また、閲覧数(PV)と訪問者数(IP)の、今日現在のそれぞれの累計値は、

トータル閲覧数(PV)  1522034(2013年=1224747)
トータル訪問者数(IP)  556949(2013年=446859)

となった。
今年だけでIPは11万も増えているとは。なんとまあ。
相変わらずたいしたことはないものばかり書きなぐっているにもかかわらず、今年も多く訪れていただけたのは誠に恐縮であります。
SNSにも手を出してはいるものの、来年も引き続きブログを中心に更新してゆきます。

2014年の極私的重大ニュース

2014-12-31 12:00:00 | 普段の生活(日常)
今年の重大ニュースを、一般的なことと私的なことについて。

●一般

1 関東甲信越の大雪 (2月)
2 御嶽山の噴火 (9月)
3 ベネッセコーポレーションで顧客情報漏洩 (7月)
4 国土地理院の山岳標高改定 (4月)
5 デング熱 (9月)
6 広島の土砂災害 (8月)
7 ジュンク堂書店の商号変更 (12月)
8 ダイエーがイオンの完全子会社化 (9月)
9 サッカーW杯ブラジル大会、日本1分2敗 (6月)
10 瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金無料化 (7月)

今年の投稿で(たしか)触れなかった5つのみ、少々触れておく。

3、前々から公私ともにお世話になっている会社なので(「公」はここ数年の本業で、「私」は中学生の頃に一時期だが「進研ゼミ」を利用していたもので。だから、旧社名の「福武書店」の頃から知っている)、この事件は被害の大きさを考えると目玉が飛び出そうなくらいホントにびっくりした。事件は関連会社の「彼」が情報管理業務で使用するPCにスマートフォン充電のためにUSB接続したら偶然にデータを抜き取ることができてしまったことから始まったそうだが、もちろんこれを機に再発防止に努めるだろうからこれを機に改善されるはず。ウェブサイトでも「情報セキュリティ強化」に関するページを設けてその後の進捗もきちんと報告しているから、今後も注視したい。
ただ、情報管理については今回のような問題が発覚したものの、肝心の教育分野の商品に関しては事件前と変わらず良質で、ほんの一部ではあるが僕も数年前から本業に関するやりとりで社内の雰囲気を垣間見ると社内で働く人々は良い(善い)仕事をしていることは知っているので、しばらく風当たりは強いだろうがそこはなんとか持ち堪えて、今後も出版というよりも教育の分野においてトップランナーの企業で在ってほしい、と引き続き期待する。

4、国土地理院のウェブサイトの「日本の主な山岳標高の改定」を要参照だが、4月からのこの87の山の標高の変更は特に登山専門誌ではてんやわんやだったと思う。標高の変更が済んでいない山の誤記も結構多かったし。例えば、赤石山脈の間ノ岳の標高は3189mから3190mに変わって日本第3位の標高の山に格上げされたことが特に話題となったが、4月以降に発行の雑誌・書籍等で3189mのままだったのが散見され、これは校正する場合は明らかに誤字扱い、みたいな(3月以前の発行であればギリギリセーフかもしれない)。
まあ、測量技術の進歩によって今年度に一気に変更されたが、こんなことは今後しばらくはないと思うので(しかし、ユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート、と4枚のプレートがひしめき合っている日本の山は地殻変動によって毎年ミリ単位で動きはあるが)、早めにこの87の山の変更を反映させたいものだ。ここのPDF資料は特に登山業界関係者にとっては、来年以降もしばらくの間は既存データの更新という意味で要注意事項かと思われる。

7、先日飛び込んできたばかりの、出版業界においては特に重大ニュースだと思うが、丸善CHIホールディングス株式会社のウェブサイトの新着情報の12月24日付、「完全子会社間の合併および合併に伴う商号変更に関するお知らせ」のPDFにもあるとおり、商号は変更されるものの、数年前から丸善が主体で社内の仕組みが徐々に改編されていてもジュンク堂書店の店舗と営業自体は何も変わらないとのことで、特に僕がよく行く池袋本店も店構えは現状維持のようなのでひと安心。

8、ダイエーの2014年ニュースリリースの09月24日付、「イオン株式会社による株式会社ダイエーの株式交換による完全子会社化に関するお知らせ」のPDFにあるとおり、イオンの完全子会社化によって数年後に「ダイエー」が完全消滅ということで。本ブログの13年7月の月末ネタでもダイエーの衰退については憂慮したが、とうとう全国的に廃れてしまうのか、と寂しさいっぱい。しかしこれは時代の流れなので仕方ない、と受け止めるしかない。来年も思い出作りとして、所用や旅の合間にダイエーの各店舗をできるだけ巡ってみようかなあ。

10、これは最初に知ったときは有料から完全移行なのかと思いきや、「しまなみサイクリングフリー」という企画割引として3月末までの期間限定だそうで。僕は1999年の開通年に自転車で尾道から今治まですべて通ってからもう15年ほどご無沙汰なのだが(この頃の通行料金の支払いは、各橋の入口に設置された料金箱に小銭をいちいち投入するカタチだった)、近年は自転車利用の観光客も増えて各島の経済にも貢献していると思うのでそろそろ無料にしてもよいと思うのだが、それと橋の維持費とは別問題だから恒常的に無料というわけにはいかないのだろうか。だったら、通行料金の支払い方法をもっと簡便にするとか、まだまだ改善すべき点はある気がする。
そろそろ再訪したいなあと思っているので、近いうちにぜひ。四国ももう12年くらいご無沙汰なので、久々に瀬戸内海を観てみたい。


●個人

1 初めて校正者として名前が掲載 (11月)
2 初めて amazon.co.jp と honto (いわゆるネット書店?)を利用 (10月)
3 初スマートフォン (10月)
4 ここ10年で最も狭い行動範囲、成田空港(東)・安曇野(西)・生田緑地(南)・宇都宮(北) (12月)
5 友人宅で生後4か月の乳児と触れ合う (1月)
6 ガンダム×2 (10月)
7 那覇市内、日の出湯が閉店 (5月)
8 水玉螢之丞逝去 (12月)
9 ここ10年で最低年収、今年も6桁…… (12月)
10 秋からウイスキー回帰 (10月)

私的なことについても、5つほど。

3、長らくウィルコムのPHSを利用してきたが、ウィルコムが今夏にワイモバイルに移行してしまい、今後の「携帯できる電話」はどうしたものかと今夏は思案していたが、結局は今秋のキャンペーンでPHSの電話番号とメールアドレスを引き継ぐことのできるワイモバイルの電話機に、10月下旬に機種変更した。それがたまたまスマートフォンになってしまったということ。だから、先月の登山にもまだ操作に慣れていないスマートフォンを携行していた。



それで、これまで料金や電波の強弱の関係でPHSにこだわっていたのだが、ワイモバイルはソフトバンクの4G回線を使うので実質はもうPHSではないから少し寂しいが、とにかくフリック入力に慣れるしかない。2か月経って、ようやく特に頻繁に利用するメールやツイッターや天気・地図関連のアプリには慣れてきたかも。ちなみに、毎月の料金は1GBで利用していても最近の広告で謳うように幾分安くなるのかと思いきや、電話機の月々の分割払いも含めると機種変更前とあまり変わらない……。まあアプリの扱いで少しは便利になったけど……。

6、これは10月始まりのアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』(以下、Gレコ)と『ガンダムビルドファイターズトライ』(以下、GBFT)で。今秋から今冬のアニメでは両作品ともに抜群に面白いので、もちろん毎回欠かさず録画しながら観ている。Gレコのほうは深夜の放送をだいたい“リアタイ”視聴できるのでツイッターの実況付きで。このガンダムシリーズ2つの放送が同時期にかぶったのは偶然かと思いきや、この年末からのコラボレーションの流れを観るとどうやら意図的に時期を合わせたようだなあ。Gレコのほうは企画が数年前からあったそうだから。
GBFTは前期の『ガンダムビルドファイターズ』の7年後の設定で続きの話だが、相変わらずガンプラバトルとはいえ「ファースト」まで遡って過去作品のモビルスーツやキャラクターを多く盛り込み、40代や30代のおじさん世代も充分楽しめる。
Gレコも、先月に73歳になった富野由悠季総監督のいわゆる“富野節”の(やや古臭い?)セリフまわしが毎回面白く、(地球のキャピタルアーミィ・キャピタルガード・アメリア、月のトワサンガみたいな)複雑な舞台設定よりも単純に脚本だけでも感涙。「~なんです?」や「なんとぉー!!」や「なんじゃとて」など、いろいろ。あと、当初は違和感のあった「見たくなくても、見る!」などの予告のセリフも案外笑わせてくれて腹が痛い。
ちなみに、キャラクターではGレコのベルリ・ゼナムとGBFTのカミキ・セカイの両主人公のほかに好きなところを1人ずつ挙げると、Gレコではクリム・ニック(大尉)、GBFTではギャン子(サザキ・カオルコ)か。どうせなら両作品のコラボで、マスク(大尉)とメイジン・カワグチの競演もやればいいのに(なぜこの組み合わせなのかは、両作品を観る人にはわかる)、と思ったりもする。

7、02年の沖縄県初訪問からちょくちょく利用していた「日の出湯」の閉店は残念無念。これもまた建物の老朽化というよりは高齢化社会の流れなのか。旅の途上で立ち寄る銭湯が大好きなひとりとしては、とても寂しい。



上の写真の、12年2月に入浴しに行ったのが最後になってしまったなあ。
過去に入浴したことのある那覇市の「旭湯」、糸満市の「ときわ湯」、沖縄市の「越来湯」がここ数年で消えて、さらに日の出湯で、これで県内で残っている銭湯は沖縄市の「中乃湯」のみとなってしまったのだろうか。ここはまだ残っているのだろうか。沖縄県は3年近くご無沙汰なので、早めに中乃湯を再訪しなければ。そこも時間の問題かもしれない。

8、以前から著名な方の訃報に触れることはできるだけ控えてきたが、今年は高倉健・菅原文太をはじめとして例年よりも僕が過去に影響を受けた方の訃報が例年よりも多かった。そんななか実は今月の、イラストレーターの水玉螢之丞(みずたま・けいのじょう)女史の訃報が最もショックであった。ホントに残念。
小学生の頃から、(亡父が毎号買っていた影響で読んでいた)雑誌『LOGIN』からファミコン情報に特化して派生した『ファミコン通信』をはじめアスキー系の雑誌で水玉さんのゲーム愛全開のコラムをよく読んでいた(まだ「オタク」や「二次元」という言葉が浸透する前か)。ファミ通の連載「元祖水玉本舗」のような一枚絵に凝縮して見せる、ひとつのゲーム(事象)への主にキャラクターを介した掘り下げぶりというか愛着は当時から凄いと思っていて、近年はイラストも文章も書くマンガ家およびコラムニストのような書き手は年々増えつつあるが(「コミックエッセイ」もその類に含まれるか)、僕は現在も水玉さんのその筆致がコラムや論評の良し悪しの判断基準になっているので、それ以下のものは認め難いよなあと最近目立つ書き手に物足りなさを感じることはよくある。(たまに故ナンシー関の系譜などと言われる)最近テレビ番組に頻出するようになった某マンガ家や某エッセイストとか、某週刊誌で連載を持つ某コラムニストとか、水玉さんの洞察力に比べたらまだまだ甘い(しかし知名度だけはいっちょまえ……)、という人は多い。
withnews」で挙げている朝日新聞埼玉版の連載「埼玉の恋」も(僕の埼玉県人の先輩の論考として)読んでいたので懐かしいが、このように今月の訃報に触れるファンの方々の反応をツイッターで観て懐かしさを感じながら泣けてきたりもした。
水玉さんは主に紙媒体で活躍したものの、本の出版に乗り気ではなく消費される雑誌掲載にこだわっていたそうなので紙でもインターネット上でもその仕事はほとんど残っていないが、「どんなもんありゃ〜すかぁ」はあったので改めてじっくり読み返したい。中学時代に一時期は毎号買っていたがほとんど処分したファミ通は、家のどこかに少しは残っているかもしれず、大掃除のときに捜索したい。
あとは近年の仕事ではゲーム・アニメ関連とともに『SFマガジン』の長寿連載「SFまで100000光年」のほうでも知られていたが、近所の図書館にバックナンバーがいくつかあるので見返したい。ここで6のGレコとGBFTも斬ってほしかったなあ……。

10、これは完全に放送中の朝ドラ『マッサン』の影響で。これまで脇役の多かった玉山鉄二の代表作になるのは間違いない、と確信しながら毎回しっかり観ている。(ほぼ新人の若い)ヒロインの成長を周りが支えてゆく、という従来の朝ドラの定型とは違い、演者としてある程度の経験と深みがないと成立し難い物語なので、玉ちゃんはエリー役のシャーロット・ケイト・ フォックスとともに適任だと思う。
それで、この物語のモデルとなったニッカウヰスキーというと、1999年秋の北海道自転車旅の途中で余市蒸溜所を見学したときに「余市」を試飲したことはあるが、もう1か所の宮城県・宮城峡蒸溜所は未踏なので、代わりに10月の友人宅訪問の差し入れに「宮城峡」を買ったりした。



いつか、早めに宮城峡にも行きたい。放送中の最近は見学も激混みだろうから、しばらく経って落ち着いてからのほうがよいのだろうか。
今秋に安価な「ブラックニッカ」も久々に飲んだが、やはりドラマを観てからだと印象がまったく異なり、以前から登山や旅の嗜好品にアルコール度数が高くて軽量化に最適のウイスキーを携行することはたまにあるが、改めてウイスキーの良さを『マッサン』で再認識している。貧乏人には縁遠い比較的高価な「竹鶴」も一度は飲みたいなあ。


という感じ。
来年はもっと良い話題に満ちた年になってほしいものだ。

服部文祥的BS番組と新刊の書評と雑誌の表紙・特集と

2014-12-30 00:00:00 | 他人の旅話

1日(月)の投稿の続き。

そこで触れた、服部文祥氏が出演の長野朝日放送の紀行番組『ネイチャー&ヒューマンスペシャルシリーズ2014 秘境・秋山郷 マタギの里の恵み』は、今夜にBS朝日でも放送することになったので、当然しっかり観ながらきっちり録画したい。

また、先月から触れている服部氏の新刊『サバイバル登山入門』(DECO)の紹介や書評がそろそろいくつか出てきて、今月分では特に『山と溪谷』15年1月号『ランドネ』15年2月号の誌面はチェックしたが、さらに25日(木)に発売の『Fielder』vol.19のサバイバルというか「自給自足」に関する特集の最初のほうにも8ページ登場し(うち1ページは新刊のイラストの抜粋)、書評よりも何よりもご自身が露出しているこれが最も目立つか。表紙にも出ているし。

そういえば、新刊のイラストを担当したスズキサトル氏のブログも最近見つけたので、これも張っておこう。この本の仕事は1年かかったというと、結構前から準備していたのね。それは知らなかった。

まあとにかく、これで新刊がさらに売れるといいねえ。

2014年の読書一覧

2014-12-29 23:59:59 | その他趣味
今年読んだ本は以下のとおり。
例年どおり、基本的に雑誌ばかり読んでいるクチなので、本の精読となると年30冊が限界……。


●2014年刊行

・つながる図書館 コミュニティの核をめざす試み (猪谷千香、ちくま新書)
・定本 黒部の山賊 アルプスの怪 (伊藤正一、山と溪谷社)
・自転車“道交法”BOOK (疋田智・小林成基、出版社)
・美しい山を旅して KIKI's MOUNTAIN JOURNAL (KIKI、平凡社)
・校閲ガール (宮木あや子、KADOKAWA/メディアファクトリー)
・シェルパ斉藤の元祖ワンバーナークッキング (斉藤政喜、出版社)
・犬と、走る (本多有香、集英社インターナショナル)
・地図のない場所で眠りたい (高野秀行・角幡唯介、講談社)
・谷根千ちいさなお店散歩 (南陀楼綾繁、WAVE出版)
・紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている (佐々涼子、早川書房)
・頭の悪い日本語 (小谷野敦、新潮新書)
・山のことば辞典 (豊田和弘、河出書房新社)
・鈴木みきの山の足あと ステップアップ編 (鈴木みき、山と溪谷社)
・バスに乗ってどこまでも 安くても楽しい旅のすすめ (かとうちあき、双葉社)
・ベスト珍書 このヘンな本がすごい! (ハマザキカク、中公新書ラクレ)
★絶対に行きたい! 日本の島 (齋藤潤、ビジュアルだいわ文庫)
・アルピニズムと死 僕が登り続けてこられた理由 (山野井泰史、ヤマケイ新書)
★サバイバル登山入門 (服部文祥、DECO)
★北緯66.6°(森山伸也、本の雑誌社)
・自転車に冷たい国、ニッポン -安心して走れる街へ (馬場直子、岩波ブックレット)


近年は新刊に手を出すことのほうが多いか、と記録を取り続けていて今頃気付く。


●2013年以前刊行

・百年前の山を旅する (服部文祥、新潮文庫、2013年)
・シェルパ斉藤の世界10大トレイル紀行 (斉藤政喜、山と溪谷社、2012年)
★山岳気象予報士で恩返し (猪熊隆之、三五館、2013年)
★北極男 (荻田泰永、講談社、2013年)
・わたしの小さな古本屋 倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間 (田中美穂、洋泉社、2012年)
・山が大好きになる練習帖 (KIKI、雷鳥社 、2013年)
・若者だけの林業会社、奮闘ドキュメント 今日も森にいます。東京チェンソーズ (青木亮輔&徳間書店取材班、2011年)
・富士山の単語帳 (富士学会・企画、佐野充・編著、田部井淳子・監修、世界文化社、2013年)
・校正のこころ 積極的受け身のすすめ (大西寿男、創元社、2005年)
・本の品格 -電子書籍にも必要な校正読本- (野村保惠、印刷学会出版部、2013年)


★は、著者サイン入り。

それで、今回もいろいろ触れたいところだが、時間がないので1点だけに絞ると、今年読んだなかでのベストは、先月から手前味噌続きの『サバイバル登山入門』(服部文祥、DECO)ではなく、どう考えても『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(佐々涼子、早川書房)である。
これは発売直後から書評も多く出ているし(その一例として東洋経済オンラインのものを張っておこうかしら)、早速11月にはテレビ東京の池上彰の特番内でドラマを制作したりもして、東日本大震災で被災した日本製紙石巻工場の復興の話は本の用紙の供給で常にお世話になっている(支えられている)出版業界人は必読書だと思うし、これから出版業界に参入する後進にも課題図書にすべきだとも思う。
僕個人的には製紙業というと旧来の静岡県富士市の印象がどうしても強いのだが、近年は日本製紙グループに限っては石巻市のほうが盛んというか生産の割合が高いことはこの本で初めて知った。
出版業界では、11年3月の震災後の夏前に紙不足で特に定期刊行の雑誌の発行が滞るかも? という憂慮があったことはまだ記憶に新しいが、特に大打撃だった石巻工場の被災当時の様子や、ここの主力の機械「N6マシン」よりもやや旧型ではあっても汎用性の高い「8号抄紙機」の復旧を優先させたくだりは特に勉強になった。僕は製本業もたまにかじっている関係で本になる前の紙に触る機会もおそらく人一倍多いことから、紙と機械の詳細に関してはああわかるわかる、と共感できる描写も案外多かった。
震災直後の石巻市内に関する良くも悪くもの描写も多く、僕はこの本は震災と出版の2つの側面からの資料および史料としての価値があると思っているので、永久保存版にしたい。ただ、この書名に限ってはもっと捻りようがあった気もするが、まあいいか。

このほかにも昨年から僕の本業に関する本にも少しずつ手を染めているが(校正・校閲について、雑誌連載から読んでいた『校閲ガール』みたいなエンタメ小説化も斬新であった)、来年以降も出版業界本を積極的にチェックしてゆくつもり。

2014年の映画鑑賞

2014-12-28 23:59:59 | その他趣味
昨年は観る時間が少なかった映画鑑賞、今年は例年通りに戻すことができた感じ。


●2014年公開

・小さいおうち (山田洋次)
・魔女の宅急便 (清水崇)
・アクト・オブ・キリング (ジョシュア・オッペンハイマー)
・K2 初登頂の真実 (ロバート・ドーンヘルム)
・春を背負って (木村大作)
・ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂 (リアン・プーリー)
・思い出のマーニー (米林宏昌)
・クライマー パタゴニアの彼方へ (トーマス・ディルンホーファー)
・アンナプルナ南壁 7,400mの男たち  (パブロ・イラブ、ミゲルチョ・モリナ)
・ふしぎな岬の物語 (成島出)
・はての島のまつりごと (土井鮎太)


●2013年以前公開

・プラダを着た悪魔 (デヴィッド・フランケル、2006年)
・マザーウォーター (松本佳奈、2010年)
・人生の特等席 (ロバート・ロレンツ、2012年)
・トイレット (荻上直子、2010年)
・ゼロ・グラビティ (アルフォンソ・キュアロン、2013年)
・夢と狂気の王国 (砂田麻美、2013年)
・劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 (長井龍雪、2013年)
・劇場版 Wake Up, Girls! 七人のアイドル (山本寛、2013年)
・雲のむこう、約束の場所 (新海誠、2004年)
・秒速5センチメートル (新海誠、2007年)
・桐島、部活やめるってよ (吉田大八、2012年)
・アナと雪の女王 (クリス・バック、ジェニファー・リー、2013年)
・八甲田山 (森谷司郎、1977年)
・紀子の食卓 (園子温、2005年)
・蜘蛛巣城 (黒澤明、1957年)
・ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~ (寺本幸代、2011年)
・網走番外地 南国の対決 (石井輝男、1966年)
・HK/変態仮面 (福田雄一、2013年)
・トラック野郎 望郷一番星 (鈴木則文、1976年)


だがしかし、結局は30本で、相変わらずこれでは趣味とは言えないレベルであるが。
それで、印象的なことを5つだけ短く。

公開は今年に偏って豊作となった山映画が5本あり、そこは映画館で特にしっかり観た。
『春を背負って』については(木村大作監督も含めてツッコミどころが案外多いと)触れたが、ほかの4本の洋画はほぼドキュメンタリーではあってもそれぞれ趣が異なり、『K2 初登頂の真実』と『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』は特にマニアックであった。プログラムがないと、あまり登山に興味のない方には厳しかったかも。
ちなみに、5本のなかで娯楽作品として最も面白かったのは『クライマー パタゴニアの彼方へ』だった。

国内の公開は昨年末だが今年最大のヒット作となった『アナと雪の女王』は実は遅まきで下半期にBDレンタルで観たが、近年のディズニー系映画はあまり観ないほうなので久々に観たら新鮮で面白かった。字幕でも吹き替えでも観たが、やはり字幕のほうが良かった。ちなみに、吹き替えのほうで特に話題となった劇中歌は、僕は松たか子よりも神田沙也加のほうが良かった。神田は近年は舞台演劇で揉まれて「下積み」していたことは聞きかじっていたが(「SAYAKA」の芸名の頃はパッとしなかったが)、今は成長して歌唱力もこんなになっているとは、と驚いた。そろそろ、松田聖子と神田正輝の娘という七光り状態は逆転すると思う。もう世間一般的に僕よりも若い世代では逆転しているのかなあ。
画的に僕個人的にツボだったのはアナのお転婆ぶりで、特に(引きこもるエルサを捜す行程で雪上の)ツボ足ラッセルと、(崖を登るときの)三点支持とヒールフック、(ラストでハンスの顔面にかました)右ジャブ、であった(わかる人にはわかる)。右ジャブは最初は右ストレートだと思ったが、そこだけ繰り返しよく観ると右腕の引きが速くてパンチの強さよりも速度を強調しているように見えたので、右ジャブと判断した。物語の本筋とあまり関係なくてどうでもよい細かい描写ですけど。

沖縄県・与那国島が題材のドキュメンタリー映画『はての島のまつりごと』は、11月下旬にあった東京都内での自主上映会で観たが、11年以降だからここ3年の与那国島の自衛隊配備の問題が中心に描かれつつも島の年中行事にも密着していて、僕は島は02年春に行ったきりでもう12年もご無沙汰だが、見覚えのある変わらない風景が多くてほっこりした。が、ここの数年の報道では常に気にしていた自衛隊絡みの動向と、今春から工事が始まった影響で島の雰囲気が変わりつつある画を観ると、とても複雑な気分でもあった。
これは与那国島に限らず、沖縄県のなんらかの事象にかかわっている(と自認している)人は特に観るべきだと思う。

ここ2か月で訃報が相次いで全国的に落ち込んだ高倉健と菅原文太の主演作も、来年以降はなるべく多く観るようにしたい。特に健さんに関しては、今年はたまたま『八甲田山』を亡くなったという報道の直前に久々に観ていたが、ほかにも健さんの主演作はテレビ放送の録画を10本くらい持っているので、まあ追々。特に木村大作氏の撮影した作品を優先しようかしら。ちなみに先日、地平線会議の報告会で健さん主演の作品のスチール撮影もいくつか担当していた渋谷典子氏の当時の撮影裏話を聴いて、『鉄道員(ぽっぽや)』などのさらに興味深くなった作品も観直したいし。
また、今年は上半期にも宇津井健、蟹江敬三、林隆三と大物俳優が相次いで逝ってしまったが(特に蟹江敬三の近年の仕事では昨年の『あまちゃん』よりも何よりも『ガイアの夜明け』のナレーションが大好きだった。それは現在は杉本哲太が引き継いでいる)、同時代に生きた人生の先輩が次々に鬼籍に、というのは今後も増えるのだろうなと思うと寂しい。

『HK/変態仮面』は昨春の劇場公開を観逃したのでようやくレンタルで観たが、実はこの撮影の一部(学校の場面)で地元が使われていたのは知らなかった。この主演を務めた、今年は朝ドラ『花子とアン』で人気急上昇の鈴木亮平がウチの近所であの全裸に近い格好で立ち回りをしていたとは。この件はまた後日触れる(←今月の月末ネタで)。


ホントは、映画も今回挙げた数の2倍や3倍くらい観たいと常に思っているのだが、相変わらずテレビドラマも好きでそちらに時間を取られたり、金銭的に厳しくて映画館へ行く機会を作るのは難しかったり、ということで少なくなってしまう。来年はもっと改善したいものだ。

2014年の写真展・展覧会一覧

2014-12-27 23:59:59 | その他趣味
今年観に行った写真展と写真以外の展覧会は、以下のとおり。


●写真展

・around the shine (藤木ケンタ、新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト) 
・Diverse Planet (アート・ウルフ、新宿、コニカミノルタプラザ)
・紅陽会写真展「富士」 (淡路町、オリンパスギャラリー東京)
・幕末・明治の富士 (半蔵門、JCIIフォトサロン)
・神宮の森 ~日本人のこころ~ (森武史、銀座、キヤノンギャラリー銀座)
・素顔の暮らし (横野けい子、新宿御苑前、アイデムフォトギャラリー「シリウス」)
・フォト3Sクラブ写真展 未来へのチャレンジ (新宿御苑前、フォトギャラリーキタムラ)
・樹氷幻想 -美しき蔵王- (川田勘四郎、富士フォトギャラリー新宿)
・海への旅 中村征夫写真展 (中村征夫、日本橋三越本店新館7階ギャラリー)
・around the shine (藤木ケンタ、新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト)
・光のどけき (安念余志子、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・第13回フォトシティさがみはら2013 プロの部入賞作品展 (新宿、新宿ニコンサロン)
・Spirit in Wild ~森の鼓動~ (越沼玲子、新宿、コニカミノルタプラザ)
・遊牧民の肖像 (アラタンホヤガ、新宿、コニカミノルタプラザ)
・Light Magic ~神秘のモノ湖~ (角田直子、新宿、コニカミノルタプラザ)
・JTWO日本旅行作家協会創立40周年記念写真展 (四ツ谷、ポートレートギャラリー)
・2013年 第9回名取洋之助写真賞受賞作品写真展 (六本木、富士フイルムフォトサロン)
・第17回わくわく写真教室写真展 ~美しの富士~ (六本木、富士フイルムフォトサロン)
・麻布未来写真館 第1期パネル展 (六本木、富士フイルムスクエア・ミニギャラリー)
・ウィン・バロック作品展 光に魅せられた写真家 (六本木、写真歴史博物館)
・信仰 (八尋伸、新宿、コニカミノルタプラザ)
・そこへゆけ (佐久間元、新宿、コニカミノルタプラザ)
・STREET RAMBLER -Paris (中藤毅彦、新宿、コニカミノルタプラザ)
・2013日本カメラフォトコンテスト展 (新宿、新宿ニコンサロン)
・東京工芸大学芸術学部写真学科Recommend展2014 (新宿、ニコンサロンbis新宿)
・山岳写真同人四季写真展 我が心に映る山 (新宿、ヒルトピアアートスクエア) 
・えんの外 (佐藤航嗣、新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト) 
・ZERO写真展 (大村克巳、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・茅葺きの家 (高井潔、銀座、キヤノンギャラリー銀座)
・フクシマ (土田ヒロミ、銀座、銀座ニコンサロン)
・棕櫚(シュロ)の庭 (青野浩治、新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト)
・夢境・家園(こころのふるさと) (烏里烏沙、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・BURGED (清水哲朗、淡路町、オリンパスギャラリー東京)
・「Eager Dreams」-Beyond the Summit (谷口京、青山一丁目、BOOK246)
・未来2 (中條未来、銀座、キヤノンギャラリー銀座)
・home for the aged (金川晋吾、銀座、銀座ニコンサロン)
・土門拳写真展「手」 (土門拳、中野坂上、写大ギャラリー)
・黒部と槍 冠松次郎と穂苅三寿雄 (恵比寿、東京都写真美術館)
・TOKYO NOT FOUND (藤本篤史、新宿、コニカミノルタプラザ)
・MOMENT in TOKYO (陳朴、新宿、コニカミノルタプラザ)
・第39回木村伊兵衛写真賞受賞作品展 (新宿、コニカミノルタプラザ)
・まばたき (橋本大輔、新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト)
・クロスロード 風わたる五島列島 (寺崎和榮、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・WILD CACTUS 野生のサボテン (徳畑祐司、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・EVENT HORIZON (小松透、新宿、新宿ニコンサロン)
・2014東日本読売写真クラブ連合展 (新宿、ニコンサロンbis新宿)
・あの日の後を生きて行く ~ペットと人の3.11~ (永富恵子、新宿、コニカミノルタプラザ)
・地球の上に生きる2014 -DAYS JAPAN フォトジャーナリズム写真展- (新宿、コニカミノルタプラザ)
・幽谷の汀 -雪と氷の融合する映像表現- (松浦修三、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・歩くときはいつも (藤田剛尚、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・野口健が見た世界 -アルピニストが撮影したヒマラヤ、アフリカ、日本- (野口健、淡路町、オリンパスギャラリー東京)
・第33回土門拳賞受賞作品展 不知火海 The Minamata disease Disaster (桑原史成、銀座、銀座ニコンサロン)
・二つの町 木更津-富士 (郡川正次、新宿、コニカミノルタプラザ)
・長春を歩く ~幼い頃暮らした街を訪ねて~ (勝谷寛子、新宿、コニカミノルタプラザ)
・知床 万物共生の半島(しま) (寺沢孝毅、新宿、コニカミノルタプラザ)
・田淵行男作品展「自然と向き合う」 第一部「山の愛しき友」 (田淵行男、六本木、写真歴史博物館)
・第35回よみうり写真大賞入賞作品発表展 (六本木、富士フイルムフォトサロン)
・DANNP写真展 北の貌 (六本木、富士フイルムフォトサロン)
・神々からの伝言 (堀江重郎、淡路町、オリンパスギャラリー東京)
・BONIN ISLANDS 小笠原 (MANA 野元学、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・写真家集団カラーズ “in the world”~標準レンズ~ (新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・現代写真研究所入江ゼミ写真展 多摩川風土記-138キロの旅- (池袋、東京芸術劇場・アトリエウエスト)
・田淵行男作品展「自然と向き合う」 第二部「山との語らい」 (田淵行男、六本木、写真歴史博物館)
・60種のレンズで彩る「私のEFレンズの世界」 (銀座、キヤノンギャラリー銀座)
・放水路 (大西みつぐ、銀座、銀座ニコンサロン)
・ルーマニアを愉しむ会写真展 旅から -ルーマニア- (新宿御苑前、アイデムフォトギャラリー「シリウス」)
・Remote Regions -辺境の生命- (ポール・ニックレン、新宿、コニカミノルタプラザ)
・ASTRA (高砂淳二、新宿、コニカミノルタプラザ)
・Night Zoo -夜の動物園- (福田豊文、銀座、キヤノンギャラリー銀座)
・第26回写真の会賞展 NEW NEXT (小野啓、新宿御苑前、PLACE M・メインギャラリー)
・Dark Light (内田京子、新宿御苑前、M2ギャラリー)
・365日フォトコンテスト2013秋・冬 (新宿御苑前、フォトギャラリーキタムラ)
・DAY BEAUTY 4 真夏日 (森瑞恵、新宿御苑前、ギャラリー蒼穹舎)
・島 -けはい- (勝峰翳、新宿御苑前、アイデムフォトギャラリー「シリウス」)
・フォトクラブ創想写真展 (新宿御苑前、HCLフォトギャラリー新宿御苑)
・The epSITE Selections vol.1 コンセプチュアルアートセレクション (新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト)
・Roadside Lights II (大橋英児、新宿、新宿ニコンサロン)
・京都新聞出版センター写真展 花也 (新宿、ニコンサロンbis新宿)
・標景II (菊地一郎、銀座、銀座ニコンサロン)
・Makalu (石川直樹、六本木、IMAgallery)
・Food Color (Philippe Salaun、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・JPS7(日本写真家協会2007年同期会) my life3 (新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・マグナム・フォトグラファーズ写真展 MAGNUM FOOTBALL (新宿、コニカミノルタプラザ)
・ボールピープル (近藤篤、新宿、コニカミノルタプラザ)
・写真新世紀東京展2014 (恵比寿、東京都写真美術館B1F展示室)
・写真新世紀2013(第36回公募)グランプリ受賞者新作個展 「最果 Taste of Dragon」 (鈴木育郎、恵比寿、東京都写真美術館B1F展示室)
・キヤノンギャラリーS2014特別展 琵琶島 (高木こずえ、品川、キヤノンギャラリーS)
・キヤノンフォトクラブ第6写真展 Let'S try!! (品川、キヤノンSタワー2階オープンギャラリー)
・草屋根 (杉本文司、新宿、コニカミノルタプラザ)
・MIAGETEMIRU ~東京23区~ (佐藤嗣、新宿、コニカミノルタプラザ)
・きせきのしま ~ちいさな島の夢のはなし~ (むらいさち、新宿、コニカミノルタプラザ)
・日常の知覚 (井上尚久、新宿、新宿ニコンサロン)
・デジスコ倶楽部 第11回デジスコ写真展 (新宿、ニコンサロンbis新宿)
・鳥-Dromaius (櫻井尚子、新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト)
・Yukon (佐藤秀明、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・through a window (宇山聡範、新宿、コニカミノルタプラザ)
・タベサシ (角木正樹、新宿、コニカミノルタプラザ)
・ビルマの印象 (富樫茂美、新宿、コニカミノルタプラザ)
・「岸のない川」“flow” (斉藤秀之、新宿御苑前、PLACE M・メインギャラリー)
・Apartments in Tokyo (郡山総一郎、新宿御苑前、M2ギャラリー)
・置いてけぼりの時刻 (迫川尚子、新宿、コニカミノルタプラザ)
・Throw a boomerang (門山大介、銀座、銀座ニコンサロン)
・dusty shine (木忠智、新宿、新宿ニコンサロン)
・ニッコールクラブ千葉支部写真展 千葉に生きる (新宿、ニコンサロンbis新宿)
・BORDER (吉田繁、新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト)
・風の旅 アメリカ5000マイル (宝田久人、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・写大ギャラリー所蔵ヴィンテージ・プリントによる森山大道写真展「アクシデント」 (森山大道、中野坂上、写大ギャラリー)
・あたらしい世界 -対話の記録- (稲宮康人、新宿、コニカミノルタプラザ)
・Hillside,Tokyo (竹下真由子、新宿、コニカミノルタプラザ)
・アジアモンスーン (宮嶋康彦、新宿、コニカミノルタプラザ)
・GR_mono_ (江口善通、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・飯能市郷土館西武飯能pepe出張展示2014 大正時代の飯能 (飯能、西武飯能pepe4階)
・SPORTS THEATER (築田純、銀座、キヤノンギャラリー銀座)
・第36回内田良平と閑良屋会(ヒマラヤカイ)山岳写真展「遥かなる山」 (六本木、富士フイルムフォトサロン)
・神々のいる岬 (金澤瀞司、六本木、富士フイルムフォトサロン)
・動物園のモフモフ家族 (松原卓二、六本木、富士フイルムフォトサロンミニギャラリー)
・The Garden (折原恵、新宿、新宿ニコンサロン)
・彩の国の「舞鷺」 (曾田昭、新宿、ニコンサロンbis新宿)
・ナミブ砂漠に広がる星空展 (新宿、コニカミノルタプラザ)
・宇宙に挑む人類の“眼” アルマ望遠鏡プロジェクト展 (新宿、コニカミノルタプラザ)
・ring wandering 悲しき迷走 (小林紀晴、銀座、銀座ニコンサロン)
・pilgrim (加戸昭太郎、赤坂見附、Gallery+PLUS)
・森山大道作品展 遠野物語 (森山大道、半蔵門、JCIIフォトサロン)
・時空の記憶 (中澤仁、新宿、コニカミノルタプラザ)
・よみがえれ千枚田 -岡山 上山郷- (田昭雄、新宿、コニカミノルタプラザ)
・諫早 ~haha naru umi~ (木忠智、新宿、コニカミノルタプラザ)
・The spirit of the place (佐藤信太郎、品川、キヤノンギャラリーS)
・Editor's Shot! 2014 カメラ・写真専門誌編集者による競作展 (品川、キヤノンSタワー2階オープンギャラリー)
・第39回伊奈信男賞受賞作品展 Ansel Adams Stardust(You are not alone) (金村修、新宿、新宿ニコンサロン)
・第16回三木淳賞受賞作品展 キルギスの誘拐結婚 (林典子、新宿、ニコンサロンbis新宿)
・剱 TSURUGI (志水哲也、新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・a la gare de Paris -パリの駅にて- (中井精也、新宿、エプソンイメージングギャラリー エプサイト)
・北極 (荻田泰永、表参道、ギャラリー&スペース ファンナーン)
・lci et Ailleurs (宮里卓・吉田亨、新宿御苑前、HCLフォトギャラリー新宿御苑)
・日本航空写真家協会2014写真展 SKY MOMENTS (新宿御苑前、アイデムフォトギャラリー「シリウス」)
・Extraordinary (齋藤守、新宿御苑前、ギャラリー蒼穹舎)
・キヤノンフォトクラブ東京第5写真展 第17回 季節のめぐりあい (新宿御苑前、フォトギャラリーキタムラ)
・monochromeの街 (市川篤、新宿御苑前、PLACE M・メインギャラリー)
・@night (大野伸彦、新宿御苑前、M2ギャラリー)
・Trip to the Market (島村実那、新宿、コニカミノルタプラザ)
・Brick Yard  (吉田亮人、新宿、コニカミノルタプラザ)
・OBROAD 未知なる道 (新宿、コニカミノルタプラザ)
・東南アジア3ヶ国の野鳥展 (西早稲田、戸山公園屋外ギャラリー)
・PENTAXユーザー&RICOHユーザーによる リコーイメージングフォトコンテスト2014-2015 (新宿、リコーイメージングスクエア新宿)
・鮮やかなモノクローム -昭和30年代の暮らし- (齋藤利江、新宿、新宿ニコンサロン)
・ニッコールクラブ新宿自然支部写真展 樹と樹のある風景 (新宿、ニコンサロンbis新宿)
・第9回フォトギャラリーキタムラ公募展 (新宿御苑前、フォトギャラリーキタムラ)
・閃閃台北 (佐藤圭司、新宿御苑前、PLACE M・メインギャラリー)
・よきせぬ道へ (菊地秀彰、新宿御苑前、M2ギャラリー)
・午前零時のスケッチ ONE OF THESE MIDNIGHT SKETCHES (松本コウシ、銀座、銀座ニコンサロン)


写真展は150本で、例年よりも少なかったような気が。もはや多いか少ないかがよくわからなくなってきた。
このなかから、写真展のベスト10を挙げると以下。

1 黒部と槍 冠松次郎と穂苅三寿雄 (恵比寿、東京都写真美術館)
2 知床 万物共生の半島(しま) (寺沢孝毅、新宿、コニカミノルタプラザ)
3 幕末・明治の富士 (半蔵門、JCIIフォトサロン)
4 ボールピープル (近藤篤、新宿、コニカミノルタプラザ)
5 山岳写真同人四季写真展 我が心に映る山 (新宿、ヒルトピアアートスクエア)
6 OBROAD 未知なる道 (新宿、コニカミノルタプラザ)
7 土門拳写真展「手」 (土門拳、中野坂上、写大ギャラリー)
8 現代写真研究所入江ゼミ写真展 多摩川風土記-138キロの旅- (池袋、東京芸術劇場・アトリエウエスト)
9 Makalu (石川直樹、六本木、IMAgallery)
10 飯能市郷土館西武飯能pepe出張展示2014 大正時代の飯能 (飯能、西武飯能pepe4階)

特に、僕としては今年はぶっちぎりで第1位の扱いである「黒部と槍 冠松次郎と穂苅三寿雄」は、(今秋から再来年まで改修のために休館の写美で)春頃の開催だったが、この頃は今年最低レベルの金欠状態だったので、図録を買いそびれた。僕は写真展も含む数多の展覧会で作品を鑑賞するだけでは物足りなくて図録も欲しがることはめったにないので、とても悔しい。完売したようなので再販を熱望するが、現状ではまあ仕方ない。

それから、以下は写真展以外について。


●展覧会

・宇宙から見たオーロラ展2014 (新宿、コニカミノルタプラザ)
・第17回文化庁メディア芸術祭 (乃木坂、国立新美術館)
・倉持正展 (倉持正、成田空港、NAAアートギャラリー)
・Water Balloon Room by TORAFU ARCHITECTS (新宿、コニカミノルタプラザ)
・エコ&アートアワード2014作品展 (新宿、コニカミノルタプラザ)
・安藤栄作 彫刻展 (安藤栄作、銀座、ギャルリー志門)
・Book's Friends 第3回本ときのこ展 (千駄木、古今東西雑貨店イリアス)
・松鳥むう 中国の少数民族衣装+各地の民族衣装原画展 (松鳥むう、朝霞どろんこ保育園・蓮祭2014)
・月の神秘展 (新宿、コニカミノルタプラザ)
・“海底散歩”暗闇の中で美世界に出会う ~超・深海展2014~ (新宿、コニカミノルタプラザ)
・番留京子展 -熊野讃歌- (番留京子、銀座、ギャラリー・オカベ)
・漫画界のレジェンド 松本零士展 (松本零士、東京、丸善丸の内本店4階ギャラリー)
・ヤングクリエイターズ・アニメーション展 (新宿、コニカミノルタプラザ)
・国立奥多摩美術館 13日間のプレミアムな漂流 (軍畑、国立奥多摩美術館)
・不忍ブックストリートの10年展 (千駄木、HAGISO)
・開館15周年記念展「TARO賞の作家II」 (向ヶ丘遊園、川崎市岡本太郎美術館)
・きのこ標本箱 (竹村東代子、千駄木、古今東西雑貨店irias)
・写真と地図にみる江戸後期の風景 (下高井戸、日本大学文理学部資料館)
・図書館から広がる世界 -所蔵資料でめぐる世界と日本の文化- (広尾、東京都立中央図書館)
・美濃のラーメンどんぶり展 (銀座、松屋銀座7階デザインギャラリー1953)


こちらは20本。そのうち3本について。

<む>の「中国の少数民族衣装+各地の民族衣装原画展」は、普段よく観ている国内の島旅の絵とは異なる異国情緒のある絵は面白かった。島旅に取り組む前の一時期はアジア系バックパッカーだった頃の着想で描いたものらしく。また、保育園にしてはちょいと自由奔放な預かり方をしているとは小耳に挟んでいた「朝霞どろんこ保育園」にもこの機会に初めて行ったが、「蓮祭」という特殊な雰囲気の催しとともにこれはこれで面白い場であった。ウチの近所にこのような空間があったとは、と、ひとつ勉強になった。

「不忍ブックストリートの10年展」は、僕はその10年の歴史のうち(07年春から)8年かかわっているが、その影響で僕の出店の箱写真も3枚展示されていた。10年も続くと、いち関係者としてはそれなりに感慨深いものだ。

それから、「TARO賞の作家II」で以前から気になっていた岡本太郎美術館に初めて行ったが、それがある生田緑地の雰囲気からもう良い場所であるね。実は招待券をいただいているので年内にもう1度行きたかったが無理だったので、この会期最終日の来月12日(月・祝)までになんとか再訪したいものだ。常設展もしっかり観ておきたいし。
ちなみに、この招待券というのはTARO賞受賞者のひとりの藤井健仁氏から(以前に彫刻家・緒方敏明氏の紹介で個展を観に行った縁で?)いただいたもので、しかも11月上旬のこの受賞を祝うレセプションパーティーに招かれたので、その日に合わせて緒方氏とともに観に行った次第。
僕は分野を問わずレセプションパーティーという場に出席するのは初体験だったのでかなり緊張するのかと思いきや、そういう場ではもちろん無料で振る舞われるアルコール類を手当たり次第にぐびぐび呑んだり軽食の残り物の皿を片付けるためにせっせとつまんだりしているうちにだんだん楽しくなってきて、終わってみれば結構面白い空間であった(まあこれは酔っぱらったせいなのかもしれないが)。そして満腹であった(食べすぎ)。

そういえば、(まだ具体的なことは言えないが)今年になって急に今後のある構想というか妄想が膨らんでしまったことにより、今年は展示物とともに普段よく行く写真ギャラリーや各種展覧会場の内装が物凄く気になりだしてきて、来年以降も各種作品の見方がちょいと変わるかもしれない。
それは今後いくつかやりたいことの一部なのだが、「家庭の事情」をある程度は解決しないと進め難いことなので、それを乗り越えたうえで前向きに進めてゆきたいものだ。

2014年のトークイベントなどの結果

2014-12-25 23:59:59 | 他人の旅話
今年の野外系のトークイベントや講演会を聴きに行った結果は、以下。

14/01/14 西任暁子×荻田泰永、東京、八重洲ブックセンター本店
14/02/07 萩原浩司、市ヶ谷、インプレスグループ市ヶ谷セミナールーム
14/03/15 関野吉晴・大場満郎、御茶ノ水、明治大学「登山・冒険フォーラム」
14/04/13 野川かさね×小林百合子、青山一丁目、BOOK246
14/05/20 馬場直子、竹橋、毎日メディアカフェ
14/06/14 鈴木みき・花谷泰広・四角友里・中嶋徹、東池袋、好日山荘Mt.FESTA
14/06/21 新井信太郎、霞ヶ関、日比谷公園・緑と水の市民カレッジ
14/10/13 齋藤潤×松鳥むう<む>、東京、KITTE
14/10/13 泉麻人、東京、KITTE
14/11/06 柏澄子・橋本しをり、参宮橋、国立オリンピック記念青少年センター
14/11/14 森山伸也×大森千歳、恵比寿、FULLMARKS代官山
14/11/27 服部文祥、品川、モンベル品川「冒険塾」
14/12/04 かとうちあき<か>・松鳥むう<む>・坪井伸吾・西牟田靖・熊沢正子、青海、東京カルチャーカルチャー

今年も、当初はもっと多く予定していたのに、結局は11本と少なくなってしまったのは反省。
やはりどうしても知り合いが出る催しが多くなってしまうが、そんななか今年は、馬場直子、齋藤潤、泉麻人、橋本しをり、森山伸也、の各氏のように以前から気になっていたが実際に会うのは初めての方の話もいくつか聴くことができて、それなりに収穫はあった。

来年はもっと予定をしっかり決めて、いろいろ聴きに行きたいなあ。


※2014年12年31日(水)の追記
当初は11本としたが、追加して13本に修正。

荒川左岸で初ハーフマラソンだったが……

2014-12-23 23:59:59 | スポーツ

毎年恒例のマラソン出走、なんだかんだで今年も昨年に続いて年末になってしまったが、今日、東京都足立区の「足立フレンドリーマラソン」に出走した。今回で5回目なのね。
これに決めたのは、一昨年からハーフマラソンも走ってみたいとずっと思い続けていたが、参加しやすい今年下半期の大会のなかで場所的に最も手頃だったから。初めての場合はある程度は土地勘のある場所のほうがやりやすいだろうし。
しかし、普段の練習不足が露わになってしまい、結果は散々だった……。



会場の主舞台。


計測用のチップは、最近は靴紐をほどく必要のない針金留めが主流なのね。


ハーフマラソンのスタートは11時ちょうど。でも5000人以上だったらしいので最後尾からスタート地点まで3分以上かかった。


北千住あたりを中心に荒川左岸を2回折り返して往復するこのコースは鉄道の下を通過することも多い。前半の西側は舎人ライナーを。


川沿いに首都高速の中央環状線が通っているので、その構造を見ることもしばしば。この江北JCTの分岐・合流の曲線を見上げながら走るのも乙である。という余裕が、まだ前半ではあったなあ。


後半の東側は東武・京成ほかいくつかの線路を見上げながら。12kmすぎのこのあたりから腰やふくらはぎが痛くなってペースが落ち、13kmからは歩くようにもなってしまった。練習不足のツケが……。


コースはずっと平坦かと思いきや、河川敷から土手への多少の上り下りもあり、足が止まった後半にこういうのがあると辛い。


終盤はふくらはぎの様子を見ながらもほとんど歩いていたが、最後の1kmはなんとか走ってゴール。しかし制限時間3時間ギリギリになると会場の撤収が進み始めるのは仕方ない。


完走者用のフィニッシャータオル。


記録証。カラーの用紙は初めて。タイムは2時間56分25秒(グロスタイム)で、ほとんど練習していないとはいえ2時間40分以内でいけると思っていたので、それよりも酷い結果で意気消沈。これは3時間の大会だからギリギリで完走扱いになったが、ハーフのある大会の制限時間は大概は2時間30分や2時間40分なので、こんな体たらくではほかの大会に参加し難い……。ましてや再びのフルマラソンは夢になってしまうなあ……。練習しなければ。


今回から日本陸上競技連盟の公認コースになった影響もあるのか、参加者の多い大会なので、速報の掲示は各種目ともに上位のみ。ちなみに、僕と同じ種目の「ハーフ男子39歳以下」の1位から3位の3人はすべて自衛官だった。


飲食やマラソン関連グッズの物販も多かったが、順位は後ろから数えたほうが早いくらいの僕がそれらを冷やかす頃には撤収し始めているところが多く、飲食ではむしろ安売り状態で得だったりする(べつにその時間帯を狙っているわけではない)。
そして、この豚汁はあるブースで1杯200円で販売していたが、鍋を片付けたい終了間際は無料になったのでありがたくいただいた。やはり冬場に温かい汁物は良いね。というか、ほかの大会では豚汁などの軽食も参加費に含まれることもあるが、それは大会の規模にもよるか。


会場の給水には足立区の備蓄のペットボトル水を主に利用していたようで(おそらくコース上数か所の給水も同様か)。スポーツドリンクは新規購入のようだったが。参加者の完走後の身体のケアに使う毛布も区の備蓄品を使っていた。まあ水は長期間の保存が難しいので、こういう機会にでもパッと使ってから買い替えて備蓄を更新しておくのは賢いやり方かも。


主会場。東京スカイツリーも、正午あたりまでに西側の遠くは富士山や外秩父の山もよく眺めることができて、気候的には微風ではあったがほぼ快晴で最高の状態であった。


今回、ウチから北千住あたりまで試しに自転車で行ってみたが、往路は1時間40分で行くことができて、自転車もそんなに飛ばしていなかったのに電車を乗り継ぐのとほぼ同じ時間で行けたのは新発見であった。
しかし、ハーフ完走後で特に背中と腰とふくらはぎと、要するにほぼ全身が痛い状態の復路は自転車を漕ぐのが大変で、会場から帰宅するのに(途中の寄り道を除くと)4時間もかかってしまった。しかも漕いでいる最中に古傷の左膝の痛みが徐々に激しくなって漕ぎ方もおかしくなり、日没後で真っ暗の荒川沿いはダウンジャケットを着ていてもとても寒かった。トライアスロンやアドベンチャーレースでランとバイクを立て続けに両方こなす人は凄いなあ、と改めて感心したりもした。そして同時に僕は1つの種目に絞らないと厳しいなあ、と痛感した。これも練習で解決できることなのだろうか……。


という感じで、寒々しい結果と、しかも出走後の筋肉痛もこれまでのマラソン出走では過去最強というか最悪のものが出てしまった……。反省点が多すぎる……。あと、近年は10kmの大会の参加ばかりでそれよりも長く走る機会は少なく、給水はあっても補給食はないハーフの走り方の難しさも初めて実感した。後半は思ったよりも空腹になっちゃったからなあ。
来年以降もなんらかの大会には出たいので、10km以上の練習をする時間をもっと確保したいものだ。

なお、この大会は東日本大震災のチャリティーも兼ねていて参加費がハーフで4500円とやや高いのだが、そこから一部を東北への義援金に充てていて、しかも主催者側が大会で毎回集まった義援金を東北の任意の自治体へ直接届けに行っているそうなので、その姿勢はとても善いと思う。閉会式で触れていた今回の寄付先は岩手県だそうで、そういうことなら参加者のひとりとしても納得で、今後もこの大会を陰ながら応援し続けたい。

<か>の新刊の私感というよりは、新刊の宣伝のための取材記事のまとめ

2014-12-21 23:59:59 | 出版・言葉・校正

すっかり忘れていて、先々週に4日(木)と5日(金)のお台場の催しと野宿について触れてから思い出したのだが、9月に発売してから3か月が経った<か>の双葉社から発売の新刊について。僕はこれは珍しく9月17日(水)の発売日に買って早めに読んで、2日弱で読了だった。
どんな内容の本かというと、まあこの版元のリンク先と、著者インタビューのようなものを覗けばなんとなくわかるか。基本的には予算が1万円という縛りで高速バスを利用して任意の目的地を往復+旅先で野宿がセット、の旅行なのだが、その目的地ではお得意の野宿よりもいわゆるB級スポット巡りが主体だったりする。これは雑誌連載をまとめたものだが、<か>が元々は『ワンダーJAPAN』が愛読誌のひとつだったりするくらいのB級好きだからということとともに、その雑誌自体がそんなノリだったからそうなったのかもしれない。

ただ、近年の不況下で比較的安く移動できることからひと昔前よりも利用客の年齢層の幅が拡がった高速バス事情は12年4月の関越自動車道・藤岡JCT付近の居眠り運転死傷事故のあとに大きな変化があり、しかも最近はLCCの上手い使い方(セール日購入)によってはこの本にある旅先よりももうちょい遠くへ行ける可能性も出てきたので、バス移動や各地の観光に関する情報は話半分に聞きかじっておく程度にして、あくまで<か>の11年から12年の紀行文として読んだほうがよさそう。

ちなみに写真は、この本をいつものように校正者目線で精読すると相変わらず誤植や疑問点が多く、そこに付箋を立てるとこのくらいになってしまう(先日、再読するとさらに増えて70か所近くになった……。写真で付箋の色が途中から変わっているが、特に意味はない)。僕としては出版前の制作工程で印刷にまわすというか「校了」してはいけない欠陥品のような状態で出版されたと今でも思っているのだが、こんなに酷いとは、どのような編集の体制だったのだろうか……。旅のカタチは面白いのに、組版では欠点が多く残っていて惜しい……。編集の大詰めの作業は7月だったらしいが、その過程で僕にゲラ(校正刷り)を見せてくれれば劇的に改善できたのに……。

ほかにもいろいろ書こうかと思ったが、師走につき面倒なので、代わりにこの発売日以降のここ3か月間にインターネット上で見かけた<か>に関する記事を、僕個人的な備忘の意味で掲載された日付順に挙げておく。それぞれ純粋に新刊の宣伝なのかと思いきや、べつにそういうわけでもない内容だったりして。

「かとうちあき」の野宿でレリゴー!少しも寒くないわ。な部屋と人生 (Insight x Inside)
野宿が好き過ぎて「野宿専門誌」を作ってしまった女性がレベル高すぎる (NAVERまとめ)
温泉宿より公園で一泊! アラサー「野宿女子」に聞く、安全な野宿の作法とその魅力とは? (ウートピ)
simple style -オヒルノオト- (JFN Online)
おんなのイケ麺 かとうちあきさん 「日清食品」のチキンラーメン (朝日マリオン.コム)

今秋に「NAVERまとめ」にも挙がってしまったのね。これでさらに有名人に、みたいな。
あとは、紙媒体では『散歩の達人』14年11月号に書評が掲載されたのを見かけたくらいだったと思うが、明日発売の『ランドネ』15年2月号にも2、3ページ登場して、そのなかには、本ブログでも先月から触れている『サバイバル登山入門』(服部文祥、DECO)の書評も含まれるとか。

まあとにかく、これらの露出によって新刊にさらに動きがあるとよいのだが……。でも今回は僕は一切かかわっていない本なので、今日までに一応2冊買ってはいるが実は売れ行きというか動向は、正直あまり気にしていない……。

それから、<か>はなぜか今秋から神奈川県横浜市内で「お店のようなもの」という不定期営業の、ツイッターや仲間内から漏れ聞く話では現状はリサイクルショップのような体の店をいきなり始めたが、僕はまだ冷やかしに行っていないので、なぜこういうことを今年に始めたのかという経緯などの詳細は、なんとも言えない。まあ来年以降に。
でも僕は以前から横浜へ行く機会は年に1回あるかどうか程度と少ないので、何か大きな催しと掛けて行くとかしないととても面倒な場所だなあ……。

なお、上記のリンクのなかで僕が最も面白かったのは、1本目の「野宿でレリゴー!」の記事で。これ、今年の夏から秋にこの家から引っ越して「お店のようなもの」を始めたという流れは知っていたが、引っ越す前に私生活の空間にかなり踏み込まれた取材を受けていたのは知らなかった。ちなみに今年、<か>は『アナと雪の女王』を2回くらい観たとかではまったのでこのタイトルが付いたのだと思うが、数年前にこの家に遊びに行ったときよりも蔵書が数段増えたのは驚いた(しかし、元々マンガ好きでもあるので半数近くはマンガだと思う)。
これを糧に、今後も兼業作家および書評家? として大成するのかしないのか……。


※24日(水)の追記
今日、『ランドネ』の誌面を確認したが、特集内の山道具紹介で1ページと、書評が1ページの計2ページであった。前者のほうはお気に入りの道具を5点挙げているなかでなぜそんなモノをわざわざ挙げるのかという嗜好品も含まれており、雑誌の色合いを考えると大丈夫なのだろうか……。
この2ページのためだけに買うのは微妙なところなので、年をまたいで検討する。

黄葉の代々木公園

2014-12-15 12:00:00 | 普段の生活(日常)

12日(金)、東京都内でのいくつかの野暮用のついでに代々木公園に立ち寄った。10月に続いて先月も行ったがそのときはデジカメ不携帯だったので、改めて写真を撮りに。

ああ、夏のデング熱騒動が懐かしい、とか思いながら園内を散策し、この時季は終わりかけの紅葉とともにその中央部ではイチョウの木々だから「黄葉」のあとの落葉の絨毯ができた例年どおりの様子も眺めることができた。僕は代々木公園の1年のなかでも特にこの黄色の光景が好き。秋の風物詩。しかしもう12月で冬と言ってもよい頃合いだが。
あの香りのイチョウの付近を歩くと銀杏が間断なくポコポコ落ちてくるこの時季、となると銀杏も取り放題で、写真の左側のように拾っている人もちらほら見かけた。都内ではここからもそんなに遠くない明治神宮外苑のイチョウ並木のほうが有名だが、そこよりも人目を気にせず銀杏拾いに勤しむことができるのではないかと思う。

今年は騒動のせいもあって園内で○○する機会はなかったので、また来年に。しかし、再び蚊の増える夏場は騒動も再燃するのかなあ。この公園の動向も頭の片隅で常に気にしておく。

晩秋で初冬の台場公園

2014-12-10 23:59:59 | 徒歩
先週のことだが、4日(木)夜に「東京カルチャーカルチャー」のこの催しを観るために久々にお台場へ行ったのだが(この催しの動画もあるにはある)、昨年からの表記を継続するとこの日の主役は<か>と<む>で(というか、今回の登壇者5人全員が知り合いで)、となると終了後は必然的に野宿という流れに。

翌日だから5日(金)、たしか3時頃まで盛り上がったと思うがそこから3時間ほど寝て、6時頃に起きる(厳密に言うと警備員に起こされる)と、天気は前夜の雨模様からすっかり回復して午前中はよく晴れた。
そして、野宿明けの流れ解散で最後まで残った僕も含めた5人で、りんかい線・東京テレポート駅からレインボーブリッジを渡ってJR田町駅まで歩くことになった。<か>は用事があるからと電車でさっさと帰ってしまったが、<む>はこの徒歩メンバーに加わった。
ちなみに、僕はレインボーブリッジ横断はこれで4回目だったりする。

ただ、橋の通行時間は朝は10時からで、一行はその1時間以上前にその出入口に着いてしまった。そこで、10時に開くまでの時間潰しとして、近所の台場公園へ足を延ばしてみた。





















台場公園、国指定史跡であることはなんとなく知っていたが、ホントの「台場」に実際に足を踏み入れたのは今回が初めてで。開園は昭和3年というと1928年か、今年で86年という結構な歴史があるのね。
晴れると東京湾岸の眺めはとてもよろしくて、これならばたしかに夜の時間帯のデートスポットにも最適だろうなあ、と思った。

写真のようにイロハモミジが主だったが多色の紅葉を堪能。東京湾沿いという想定外の場所で「小さい秋」を見つけた。

結局はお台場から田町駅までほかにも寄り道があって結局は4時間ほどかかったが、晴天下の良い小旅になった。前夜の催しよりも、この散歩のほうが思い出深いできごとになっちゃった。まあいいか。

ちなみに写真について補足すると、9枚目がレインボーブリッジからの台場公園の全景で、後方にフジテレビ(左)とホテル日航東京もよく見える。
また、10枚目はおまけだが、最近はレインボーブリッジを自転車で渡るときは端の両端の出入口で無料貸し出しの台車を後輪に取り付けたうえで押して歩かねばならず(歩行者と接触など事故防止のために走行させないように、という措置なのだろう)、十数年前に僕も自転車で1回渡ったことはあるがそのときは何もなかったので、現在はこのような仕組みなのかとひとつ勉強になった。

台場公園は以前からなんとなく気になっていた場所なので、散策できるコースや植生など疑問点もいくらか解明できて少々すっきりした。これを機に今後も、別の季節にも再訪してみたい。

自信作なので、精力的に

2014-12-01 12:00:00 | 登山
先月に触れた『サバイバル登山入門』(服部文祥、DECO)の件の続き。
実際に売れているのかどうかはよくわからないが、しかし先月に東京都内では神保町と池袋の書店に入荷していたサイン本がすべて売れていたのは先週に確認したので、(定価が高いわりには)好調なのだろう。

それで服部氏、直接的な本の宣伝というわけではないが、直近では長野朝日放送で明日に放送の紀行番組『ネイチャー&ヒューマンスペシャルシリーズ2014 秘境・秋山郷 マタギの里の恵み』に出演するそうで。というか、この取材で秋山郷へ行っていたことは9月に聞いていたけど。昨年のNHKBSのシベリア取材よりももっと「サバイバル登山」の経験を活かすことができる感じの話なのかしら。
僕は後々のBS朝日での放送を楽しみにする。
ここ数年、長野朝日放送はこのシリーズ特番では長野県内の飛騨山脈(北アルプス)の登山を扱っているが、今年は狩猟なのね。

あとは今月以降に発売の雑誌にも、本の宣伝に引っかけた狩猟企画にも登場するそうで。それとは別に、各種媒体の書評のページでは扱ってくれるのかなあ。
ひとまず先月に覗いたところでは書評というほどでもないが、(DECOの近所の)『本の雑誌』の連載「帰ってきた炎の営業日誌」11月12日(水)分で触れていて、面白かった。僕は教科書採用までは期待していないが、全国各地の学校内の図書室にも動植物の図鑑や百科事典よりも生々しく著したこのような本が1冊くらいあってもよいのではないか、とは思っている。

そういえば、先月27日(木)にあったモンベルの「冒険塾」を“塾生”のひとりとして聴きに行った。この「冒険塾」という催しも、それ以前に登山話を中心に頻繁に実施されているモンベル品川(東京会場)での催しも初体験だった。
しかし僕は服部氏の狩猟や生い立ちの話は他所も含めてもう6、7回は聴いていてすっかり慣れているが、それでも毎回の服部氏のトークイベント用の尖ったネタを初めて聴く(この日も100人以上いたと思われる)聴衆の、特にサバイバル登山中に行動し続けるための食料として自分の手で動物を殺し、植物を採り、という新刊でも詳述した獲物を得ることに関する反応を眺めるのが楽しく、今回も面白かった。



その終了後に、僕はまだだった新刊へのサインをこのようにいただいたが、先月の発売前から版元の通販分や書店分も含めてサインはすでに100冊以上はこなしているのかしら。既刊のとき以上に精力的に行ない、販促にかなり力を入れている印象で。そりゃそうか。

新刊、僕は版元からいただいたぶんも含めて現状は2冊所有しているが、少なくとももう1冊は欲しいなあ。