24日(水)夜から26日(金)朝にかけて、宮城県中部へ夜行高速バス往復で行ってきた。弾丸ツアー的なものだが、久々に旅行らしい旅行のような。
写真10枚で短めに。
約1年ぶりに来たバスタ新宿発着で、往路は23時30分発の仙台行きに乗車。というかバスタで夜行便の利用は初めてだったが、バス待ちをする利用客は予想以上に多かった。
25日、11年12月以来だから5年半ぶりのJR仙台駅。ただ、バスの到着が5時台と早くてしかも雨模様だったので、駅周辺を出歩く気力はなく、半田屋で朝食を食べたり平日朝の通勤通学の光景を眺めたりして3時間ほど駅あたりでまったりした。
JR国府多賀城駅から近い、東北歴史博物館。今回の主目的はここで会期終了間際だった「
ラスコー展」を観ることで、ここに巡回する前の東京都・上野の国立科学博物館での開催中は気になっていたもののいろいろあって行きそびれていたので、ここの次に巡回する福岡県よりは距離的に行きやすいので、なんとか出かけた次第。
結果的に、おそらく「科博」での開催中は結構混んでいたのだろうが、ここで9時30分の開館時間すぐに入るとまだ空いている時間帯なのでじっくりゆったり観ることができて、むしろ満喫するにはここまで足を運んで正解だったと思う。思いたい。
順路の中盤に現地の壁画を再現した、照明を一定時間落とす通路があったが、ここもほかの客がまだ少ないときに通ったのでラスコー洞窟の全体像がよく理解できた。
ちなみに、出口の物販で珍しく奮発して2500円の図録も買った。いつ役に立つかはわからないが、今後の仕事の資料として持っておきたかったもので。
結局は13時30分に石巻行きの電車に乗るまで、常設展も含めて4時間近く入り浸った。常設展はまたいつかじっくり観に行きたい。
移動中の昼食代わりの間食として、朝の仙台駅の土産物店で買っておいた、最近の仙台銘菓で好評という噂を昨年から聞いていた賞味期限は短い「喜久福」の大福を初めて試したが、たしかに旨かった。
ずんだソフトクリームとずんだシェイクも試したかったが朝はまだ稼働していなかったので、またの機会に(←東京都心で提供しているところも知っているが、やはり地元の味はその土地で味わいたいクチ)。
JR石巻駅乗り換えで、3.11直後からずっと気になっていた女川駅へ行った。女川町は初訪問。ただ、駅舎と駅前は震災関連報道で見知ったとおりにかなり整理されて、周囲を見渡すとかさ上げ工事はだいたい終わってその上に建物が徐々に増えている印象。
駅から離れて
シーパルピア女川を通り抜けて少し出歩くと、道路は工事車両の通行が多くてやや埃っぽいのはまあ仕方ない。女川町の報道ではよく見かけた横倒しの女川交番も初めて生で観たが、この近辺が再整備されるのは復興の優先順位的にはまだまだ先のことなのかもしれない。
ハマテラスで遅い昼食として、ミックスフライ定食を。これで980円はなかなか良い。食後に自分用の土産品の買い物も少々。あれから6年経ったが、今後も「買って応援」の心は忘れないようにしたい。
女川駅に戻って、駅舎2階の
女川温泉ゆぽっぽにも入っておいた。500円は安い。便利。また行きたい。ちなみにこの日の18時前後は平日で天気が微妙だったためか、男湯はほぼ独占状態だった。19時以降の来客は多少あったようだが。
風呂上がりに鉄路の終点を眺めてから、石巻へ。
JR石巻駅前から22時10分発の復路のバスに乗るまで2時間ほどあったので、実は石巻市も以前から気になっていたものの初訪問なので、駅の南側を少し出歩いた。旧北上川の堤防の工事風景も押さえたりしながら。
駅周辺は石ノ森章太郎キャラクターのモニュメントが多いことも聞きかじっていたが、今回は時間がなかったので石巻市街はまたの機会に。今後の参考に試しにロボコンを撮ると、やはり夜よりも日中のほうが映えると思った。
という感じの、夜行バスで往復の慌ただしい0泊3日だった。厳密には家を出てから帰宅するまで約48時間だったか。
まあ今回はあくまでラスコー展を確実に押さえるためにこれを軸に予定を立てて、それ以外の場所・モノは後付けのおまけだったので、近いうちに再訪して日中にしっかり巡りたい。まだ三陸海岸でも女川町よりも北のほうは未踏ですし。
でも、今回行ったあたりで早めに再訪することになるのは、国府多賀城駅よりもやや南のJR多賀城駅前の、賛否両論のあの図書館になるかもしれない……。