思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

「第3回 彩の国カレーなる闘い」で過半数

2017-05-15 23:59:59 | カレー
7日(日)、昨年の初回から気になっていた川越で開催の「彩の国カレーなる闘い」へ、3回目の開催でようやく初めて行ってきた。
そりゃあ地元で、しかも好物であるカレーの催しがあるとなればつい気になってしまうものだ。


ここ数年、川越駅前というと「時の鐘」近辺のちょっとした観光や「川越スカラ座」での映画鑑賞や野暮用などで駅の東口のほうばかり出かけていて、西口に出たのは数年ぶりだった。以前に埼玉県立図書館の分館があったあたりで(埼玉県立川越図書館の廃止からもう14年も経ったのね)、近年の再開発でできた「ウニクス川越」というのができたというのは聞き知っていたが今回初めて行き、予想よりもこぢんまりとしたショッピングモールだが、それでも普段の生活に必要なものはここだけですべて揃う感じで好感触の施設である。


1枚1000円のチケットで4店分のカレーを盛り付けできるが(写真は、白飯のチケットを切り離した状態)、最初に白飯をもらってからカレーのブースをまわるときに気付いたのは、鍋からよそうときに熱々の店もあり、そうなると薄いトレーを持つと手が熱くて、しかも自分と似たような、両手でトレーとチケットの残りを持ちながらブース近辺を不規則に徘徊するほかの来場客と接触しないように次のブースへ移動するのが意外に難しいという問題で(ブースをまわる順番は自由で順路が決まっているわけでもないので、来場客の移動は流動的)、これはタオルやハンカチの類いで掌に伝わる熱を食い止めるような賢い準備が食べる前から必要かも、と思った。


なんとか4店を巡って盛り付けを完成させるとこんな感じ。各店の盛り付けの最後の、食後の投票のために各ブースによる自店の番号入り丸シール貼りも意外に重要かもしれない。


投票箱。1人当たり金・銀の2票を投じることができるが、ゆるい催しなので投票箱の中身を随時チェックできるっちゃあできる。


ウニクス川越の2階から広場を見渡す。右手前と左奥に仮設の食事用の机・椅子が並んでいたが、14時頃まではまあまあ埋まっていた。それ以降は空いていた。


4店分だけでは物足りなかったので、ウニクス内を散歩して腹ごなしのあとに2巡目に臨んだ。これで2000円の出費で計8店分で、今回の全14店の出店の過半数を押さえることができて、なんとなく達成感はあった。結果的に投票券も4枚分で、それぞれ別の店に投票した。
今後の開催は早めにチェックして、全店分を食べることができてかなりお得な前売り2800円のプレミアムチケットも試してみたい。


16時の終了直後の撤収の様子も観察した。普段から同規模の物産市のようなイベントに慣れている広場のためか、テントも机・椅子も設置・解体しやすいようにその作業がシステム化されていた印象。民間のイベント関連業者が介入するほどでもない小規模の催しなので、作業は予想以上にスムーズだった。


催し全体を知るために、表彰式も眺めた。16時30分開始予定から少し遅れたけど。ここでは会場に居るのはほぼ関係者で、僕のような物好きな一般の来場客は10人程度だったような。


関係者による記念撮影。一般客も入ってよいと促されたが、なんか違うと思ったので端から眺めるだけにしておいた。
報道関係というか媒体取材のようなものはあったのかはわからないが、ケーブルテレビのカメラは1台入っていた。この催しに身近な立場のインターネット関連の情報では、「川越 水先案内板」にも当日の報告がある。公式サイトにもある過去の「米騒動」の件は全体の売り上げにもかかわることなので、解消されて良かったね。
今後も、各地の「B級グルメ王決定戦」的な、とにかく目立つことが主目的である意味、地域対抗販売会のような催しのように、大手の媒体取材が入ることによって出店時に客が殺到してパンクしたりするのも困るので、今回のようなゆるい雰囲気のままの地域密着型の開催が続いてほしいと率直に思った。


表彰式のあとに撤収が完了した広場。たまたまこの日は16時以降に雲行きが怪しくなり、17時すぎにこの写真を撮った5分後から雨が降りだす夕立に。開催中は降らなくてよかった。
屋外の催しは晴れているほうが和む。第3回は当初は3月の開催予定だったらしいが、個人的にようやく花粉症が終わった(ような気がする)5月の開催で正解だと思う。マスクなしで外を出歩くことができる時期のほうがより楽しいに決まっている。


ちなみに、今回の全14店のうち以前から店名というか存在を知っていたのは「Jam3281」と「キッチンニューほしの」だけで、ほかの12店は今回初めて知った。意外に川越市外からの出店が多い(「Jam3281」も元々は川越よりもふじみ野のほうが本店ということも一応知っている)。最近の極私的カレー店巡りおよびカレー情報収集は地元の埼玉県内が疎かになっていたことを改めて痛感し、今年からというか今月から、地元にももっと目を向けようと反省する機会にもなった。
とりあえず年内に、今回の出店で出合った店のひとつに行こうと検討している。

3年ぶりの10円カレーチャリティ

2015-09-27 23:59:59 | カレー

25日(金)、日比谷松本楼で毎年恒例の「10円カレーチャリティ」に行ってきた。3年ぶり9回目。
ここ2年は「家庭の事情」やら悪天候やらでご無沙汰だった。しかし今年も雨天で、10日ほど前から風邪で体調不良が続いていたこともあってかなり迷ったが、3年は時間が空きすぎでしょう、ということでなんとか行ってきた。



過去に行列に入って開店を待っている最中に小雨が降り出すことはあったが、並び始めから明らかに雨模様の行列に入るのは今回が初めてだった。まあこれまでは悪天の日は回避していたからですけど。でもなんか今年は、どんな天気であっても行きたかったもので。


例年、天気の良いときはいつもの9時台の並び始めでは整理券は少なくとも600番台くらいには達しているものだが、雨では290番という案外早い位置に入り、こんなに早いとは思わなかった。でも客層は例年とほぼ同じ感じ。


だから行列もさくさく進み、11時の開店から10分ほどで入店となり(もちろん寄付も少々)、11時11分には上のカレー皿に辿り着いた。ちなみに、毎年この場を盛り上げるささやかな恒例行事とも言える立教大学のマーチングバンドは、この雨の場合は店の入口付近のテント内で演奏していた。


そうなるとカレーを食べ終わってもまだ11時20分すぎで、雨続きでは客足も鈍いために行列の最後尾はまだ定員の1500番に達しておらず、行列2周目(=カレー2皿目)に入る人も少々見かけた。僕はこのあと行きたいところがあったので2周目はやめておいたが、今後は時間があれば試してみたい。


この日比谷公園での行列、天気の良し悪しによって雰囲気がかなり異なることがわかり、9回目であってもまだまだ新発見はあるものだ。

クチコミで200円カツカレー

2015-08-31 23:59:59 | カレー

今月の前半は猛暑日続きの暑さで思いっきり夏バテで食欲も減退していたが、後半になって徐々に涼しくなってくると現金なもので食欲も戻り、今夏はなぜか例年以上にトンカツとカレーに執着するようになった。

そんななか野宿仲間から、千葉県界隈のパチンコ店に併設らしい「庭亭」で今月の土曜日夕方の短時間および数量も100食限定でカツカレーを200円、カレーライスを100円で提供するという催し? があることを教わり、見せてもらった添付写真から察するに味はあまり期待できそうになかったが、その安さは面白そうだったのでこのテレビ取材を受けた記念セール? の最終日の29日(土)に乗ってみた。

それで事前に調べてみると、本拠地は千葉県ではなく埼玉県さいたま市にあるガーデングループの関東地方各地のパチンコ店に併設されている、メニューはカレーや丼物が主体の飲食店「28CAFE」の催しで、どうやら僕の地元からは飲食店もあって(すべての店舗で飲食ができるわけではないらしい)、最も行きやすい店舗は北与野店のようなので(食べログでは「庭亭」とあるが、この飲食店に関するウェブサイトや公式の細かい記述は見当たらないので、「28CAFE」とどちらが正式な店名なのかがよくわからない……)、そこに狙いを定めて17時から始まるというので時間も合わせて北与野へ行ってみた。駅の西口のほう。
ちなみに蛇足だが先週末の北与野駅というと、駅東側のさいたまスーパーアリーナ界隈は「アニメロサマーライブ2015」の影響で主に若い男子が多くて賑わっていたが(実は物販ブースのみ覗きに行った。今秋のNHKBSプレミアムの特番は観たい)、住宅地の多い駅西側は普段どおりであった。


今回のこの催しのカレーの価格は各店ともに共通だが、茨城県と千葉県のほうが詳しいその友人によると通常メニューの価格に地域差があるということも教わった。なぜだろう。地代の高低や店舗規模の大小や週末の客入りの多少によるのだろうか。


この店の食券は松屋のようなファストフード店や立ち食いそば店のように券売機で対応しているが、今月のこの催しのためのボタンも設定されていた。ホントに200円だったという証拠。


皿全体の味はまったく期待していなかったのだが、たしかにライスとカレールウは予想どおりに業務用で微妙だったものの、トンカツに限っては普段から三元豚を使用しているそうで(正しいメニュー名は「三元豚カツカレー」で、北与野店では通常価格は650円)、肉厚もそこそこある揚げたてのカツは案外旨く、ルウのしょぼさを相殺していた感があり、予想以上に良かった。これで200円であれば大満足。普段の650円では考えてしまうが……。


実は、出かけたついでに普段の趣味のカレー店巡りの今月分も済ませたかったので、「28CAFE」へ行く3時間前に北与野駅周辺で気になっていた「Asha」にも行っていた。今年こだわっている(外観はインドカレー店を標榜しているものの実際は)ネパール系のカレー店で、写真にはないがおかわりのナンが意外に大きくて全部食べきるとかなりの満腹感だったが、それでもなんとか時間と腹の調整をして「28CAFE」とハシゴできた。大満腹の食後は久々にカレーを見たくない気分だった。しかし、翌日の昼にはまたすぐに食べたくなったけど。写真のこれはランチタイムのAセット(カレー1種類)、810円。この店も極私的満足度は高い。

という感じで、最近の外食はクチコミに頼る機会も結構多い(普段当てにしていない食べログやぐるなびも、ある意味クチコミ?)。
カレーとはまた異なるが、翌日の30日(日)も東京都内へ出かけたついでに西日暮里の「一由そば」が開店7周年記念の感謝フェア? のようなものを銘打って、そば・うどんが1週間限定で無料(その他トッピングなどは有料。つまり、かけそば・かけうどんは無料)だということも別の野宿仲間から教わっていた。それで行ってみると、その最終日は雨模様のせいもあって久々の温かい麺類もまあまあ良かったし。クチコミの威力は昔も今も変わらない。

今回はたまたまガーデングループの恩恵に便乗できたカタチと言えばたしかにそうなのだが(さいたま市内ではたまに通りかかるこの店舗で普段はパチンコ・スロットを嗜むこともないし)、しかしまあ「28CAFE」はほかのメニューも日を改めて試してみようかと興味深くなってきたし、僕のようにフェアによってこの店を知るきっかけになった、宣伝効果がたしかにあったことは会社のほうも僕のほうも多少は幸せになることができてWin-Winということで。しかも、その橋渡し役が僕の大好物のカツカレーというのがいやはや。

まあそんなわけで、今後も身近な信頼できる筋の情報は特に注視してゆこうと、このような軽食を通じて改めて思った。

2年連続で……

2014-09-25 15:30:15 | カレー
短信。

本ブログの最近のアクセス数が伸びているのはなぜか? と考えると、どうやら検索で過去に触れた日比谷松本楼の「10円カレーチャリティ」の件で引っかかったようで。
で、今年も今日だから9月25日に第42回の催しが実施された(ことはツイッターで知っている)が、実は僕は今回と昨年と2年連続で行っていない。今日も昨年も雨模様のなかで行列に入るのが面倒というか面白味に欠けるからでもあるし、今回は数日前からの風邪が長引いていて外出が億劫なくらい体調が悪いからということもある。
しかしまあ、数日前までは台風の接近が心配されたが、どうやらただの降雨で済んで無事に実施に至ったようでなにより。

もちろん、この2年連続の体たらくによってカレー好きの名が廃ることは猛省しているので、来年こそは再訪したいものだ。

久々に当たりの新宿区内のカレー

2013-01-29 23:59:59 | カレー

趣味のひとつのカレー店巡りは、昨年1月の旭川・札幌スープカレー店巡りのあとも毎月続けているが、最近はなかなか良さげな店に巡り合っていない。まあこれは予算の乏しさの問題によってなかなか数を稼げないせいでもあるけど。

そんななか今日、新宿御苑の近辺への野暮用ついでになんの気なしに、東京厚生年金会館の跡地に近い新宿区富久町の「けらら」に行ったら、なかなか良かった。
ここは昨年に料理系ではない何かの雑誌で見かけてからなんとなく気にしてはいたが(以前から僕は基本的に「食べログ」や「ぐるなび」の評価は無視していて、それ以外の媒体で知った店に注目する)、比較的よく出かけている新宿界隈のわりには疎い地域で立地がよくわからなかったので放置していたけど。カレー好きとして、今まで知らなかったのが恥ずかしいくらい。

写真はチキンカレー680円で、インド風。安い。メニューは日替わり1種も含めて9種、ライスは麦飯に限定、スパイスは粗めに挽いていて大粒で、薬味は福神漬ではなくアチャールで、平日の10時まで「朝のカレー」を提供しているのも珍しいか。あとは無料のトッピングとして揚げ玉を置いているのはカレー店巡りで初めて見たかなあ。これが案外合うのね、という新発見もあった。

と、思いのほか旨く、場所もそんなに悪くなかった店なので、今後も通おうと思う。

スープカレー店巡りの結果

2012-01-30 23:59:41 | カレー
実際にはカレーを食べていたのは18、19、21日の3日間。
今回は下調べはそこそこにして、実際に北海道入りしてから漁った情報を頼りに巡ってみた。



1、札幌、「GARAKU」の「やわらかチキンレッグとやさい」1000円。
道内の情報誌で最初のほうに挙がっていた人気店で、バー兼用みたいな。大通とすすきのの中間の狸小路に近い立地なので、繁盛ぶりを見ると客層は30代以下の若者が多かったように思う。ポイントカードでは9の付く日はポイント2倍、みたいなことも実施していた。


2、札幌、「奥芝商店」の「ボトムからあげの巻」1000円。
古民家を改装して、靴を脱いで店内に入る感じの店。喫煙のソファー・カウンター席と禁煙の和室の座敷席に分かれている。メニューもキャラクターを仕立てていて? 面白い。
姉妹店の「ボトムカフェ」というバー? で鶏唐揚げが人気らしく、スープカレーに参入しても名物であるこのメニューを引き続き推し続けているので注文すると、唐揚げの1個の大きさが予想以上でびっくりした。
ここは2、3年前からだったか東京都・八王子にも「八王子田代城」という支店を出店しているので、近々そちらも行ってみたい。


3、札幌、「らっきょ本店」の「知床鶏のむね肉と干し野菜のスープカレー」1100円。月限定メニュー。
ここは古株で、僕も以前から店名は知っている店だが、今回初めて行った。東京都内にも出店して、その早稲田にある支店「東京らっきょブラザーズ」は約2年前に行ったことがあるのでメニューの傾向もなんとなくわかるが、でもやはり本店に行かなければ、とここは事前に狙っていた。
限定メニューに力を入れているらしく、ただ、今回は僕個人的な食感の好みにもよるがスープカレーにはむね肉は合わないように思い、通常メニューでもも肉にすればよかったかなあ、と思った。


4、札幌、「GOYEN」の「煮込みチキンCurry」950円。
札幌市の中心部からは少し南の月寒の住宅街にある店で、元は岩見沢市で営業していた店主が昨年に札幌市内にも出店したそうで。個人経営っぽい小規模の店で、音響設備と洋楽に力を入れているらしくて店主の趣味が全開という雰囲気の店内だった。ただこの、俺に付いて来い的な雰囲気は好みが分かれるかもしれない。
でもカレーは器を深めにしていて、スープを冷めにくくするために熱した石を入れる配慮もあったのは良い。
まだできたての店で今後は、岩見沢の店を知る常連さんと近隣住民以外の一見の客をどう取り込んでゆくのか、という点は気になる。


5、札幌、「lavilavi本店」の「カリカリチキン&ポークto野菜カレー」980円。本店限定メニュー、らしい。
2002年開店、と店の入口でもわかるようにしているのは、一時期のスープカレーブームのなかでも結構早い段階から参入しているということを知らしめる、自負の表れなのかねえ。
この本店とほかに4店舗の支店とすべて市内に出店しているが(来月にもう1軒増えるようだね)、先の投稿でも少し触れたが立地によって集客の差はかなりあるかもね。あとは限定メニューの扱い方にもよるか。
ここも、僕は複数の支店がある場合はできるだけ本店に行くことにこだわるので、ただこの系列店の味を確認するだけならば(先の投稿でも少し触れた)交通至便のJR札幌駅前のESTA(エスタ)店に行けばよいものの、地下鉄南北線の北24条駅から雪道を往復40分かけて歩いて、あえて本店に行ってみた次第。


6、旭川、「SPIKY」の「豚角煮&野菜」1080円。
ここは旭川空港の1階に置いてあったフリーペーパーで知った。旭川駅からは徒歩20分ほどかかるやや遠いところにあるカフェ・バー兼用の店だが、店内の設備は新しめ。内装は黒めなのに机は白、と洒落ている。
スープカレーで肉というと鶏肉が基本だが、豚肉もたまには食べたいのでこちらを選択したら案外良かった。あとは今回巡った店のなかでは唯一、木製のスプーンを用意していたこともポイント高し。スプーンのほかにフォークの代わりに箸(これは再使用できるプラスチック)を用意していたのも面白かった。
ネット情報では以前に別のカレー店をやっていた店主が、曲折があったのちに新たにここを開いた、らしいが、となると経営に関する蓄積はあるのね。今後も繁盛するかね。

スープカレーは以上の6軒で、ほかにも以下の2軒でふつうのカレーも食べていた。


7、札幌、「コロンボ」の「カツカレー」800円。
札幌駅に隣接するビルの地下食堂街で38年超続いている店で、以前も場所はチェックしていたが行きそびれていたので今回ようやく初訪問。食後のアイスクリームもある。道内でスープカレーではないカレーは逆に新鮮。


8、札幌、スーパー銭湯「北のたまゆら」の「カツカレー」450円。
ここ、スーパー銭湯なのだが食事のみの訪問も可で、しかもカレー以外にもメニューは豊富でドリンクも安価なため、案外豪勢な食事ができる。
しかもここは入浴も食事も、内地のスーパー銭湯というと大概は2、3時間の利用という時間制限があるが、ここは制限なしでゆっくりできるので、節度を気にしながらもちょっとした宴会もできるかも。


ちなみに19日は特異日で、その日1日で3・4・5・7・8を食べていて、だから1日5食カレーというふざけたこともやっていた。過去にも帯広や札幌や東京都内でも1日5食は数回やったことがあるが、固め打ちできるときはしておきたい。この日の摂取カロリーはわざわざ計算したくないくらい凄いことになっているだろうが、重ねて挙げるが今回の旅は昨秋に仕事を頑張った自分への褒美の意味合いで行っていたので、その点は一時目をつぶってたまにはカレー一直線もよいだろう、と。

そういえば、道内の情報誌やweb検索で掴んだ情報によると、現在は一時期よりはスープカレーブームは落ち着いていて出店でもいくらか淘汰もされているらしく、たしかに以前は書店でもカレー特集の雑誌や書籍が氾濫していたが今回はほとんど見かけなくて店を選ぶのが思ったよりも大変だった。だから結局、媒体露出が盛んな(道内においては)有名店ばかりになっちゃったけど。
その情報収集のなかで、ブームが落ち着いた原因のひとつに内地への進出があり、それよりも「白い恋人」のように道内限定の扱いで限定感をもっと前面に出して内地から足を運んでもらうように呼び込むほうがよいのではないか、という意見もあったが、まあそこは各店の経営者の思想の違いによるのでその線引きはいつの時代もどの地域でも難しいところだなあ。あと最近は商売を手広くする方法では、レトルトカレーの開発もあるか。3と5はすでに販売していて、東京近郊のアンテナショップや大型スーパーでも入手しやすい。

スープカレーというとおおむね1皿に鶏肉・玉ねぎ・人参・じゃがいも・茄子・ピーマンが入っている、スープ切れ次第終了、辛さは細かく増量できる、別料金のトッピングが10種類以上と充実、という基本的なことはどこも同じだが、そこからさらにどう個性を出しているか、が見ものやね。
個性的、という点では今回巡ったなかでは「奥芝商店」が最も際立っていて、和室でゆっくりできる点も含めて満足度もここが高かった。実際、満腹感もあって1時間以上滞在していたし。カレー店にそんなに長時間居座ったのは初めてだなあ。



また、5年前かそれ以前に巡ったときと異なると感じた、というか最近の流行り? の点は、入店時に店によっては下の写真のような荷物置き用の籠を出していること(特に冬季は足下が悪いために荷物を濡れ・汚れから防ぐため?)、上の2の写真にもあるがライスにレモン片を添えてそれを搾って食べてみてと勧めていること(前々から水差しにレモンを入れる店が多いがそれと同様に、良く言えば酸味を加えて味に幅を持たせる、悪く言えば道産米を使っているとは謳っていても古米であれば質をごまかすため?)、五穀米を出すところが増えたこと、基本的なチキンスープとは別に追加料金でエビスープを設定している店があること、リピーター獲得のためにポイントカードを発行している店も増えたこと、か。



まあ久々にスープカレーを中心に思う存分堪能して最近の傾向も掴むことができて、楽しめた。カレーに7000円超だから、今回の食費の半分以上をカレーに注いでいたことになるか。
ホントはもっと多く巡りたかったが、最も問題なのはやはりお金なんだよなあ。いつかの再訪のさいはもっ工面しておかなければ。

ああちなみに、僕は普段からカレー店をイチから探すときに「食べログ」と「ぐるなび」にはほとんど頼らないようにしている。たまに覗くにしても住所と営業時間の確認くらい。数多くの評価というか素人意見も貴重だが、最近よく取り沙汰されている恣意的で無理矢理な持ち上げ方みたいな問題はあるだろうと前々から睨んでいたから。
それよりはできるだけ労力をかけて取材したうえで紹介されている紙媒体で判断して、行くようにしている。

新宿東口でホントに満腹になったカレー

2011-12-12 23:59:45 | カレー

今夜、新宿駅東口から近い珈琲西武で、今秋の仕事のひとり打ち上げ的な夕食を。
この店、数年前から気になっていたし、近所のジュンク堂書店新宿店やコニカミノルタプラザなどに立ち寄るさいにしょっちゅう通りかかるもののなんか行く機会がなかったが、ようやく意を決して行ってみた。

で、ここの知る人ぞ知る名物? の「満腹カレー」を食べてきた。毎夜、90分間限定でポークカレーとウーロン茶がお替わり自由で1000円、というやつ。

写真は、1皿目の大盛り状態。味は昭和の喫茶店みたいなS&B缶のカレー粉っぽい感じで、豚バラ肉の大きさも含めてまあまあ僕好みの皿である。
で、結果は、1皿目は余裕だったが、これと同量をお替わりした2皿目はこの場では完食できず、その3分の1を残すという失態をやらかしてしまった。
ただ、店員さんに訊いてみると残ったぶんはパック詰めで持ち帰り可とのことで、残すのはいかんので当然持ち帰った。そこはひと安心。
ちなみに、カレーの盛り方は2皿目以降は注文時に調節してもらえるので、今後行く方は今回の僕のような大失敗は起こさぬように。

味も店内の内装も思ったよりも良いので、また行ってみたい。仕事場として長居させてもらいたい雰囲気があり、ホントに近々そうするかも。朝のセットメニューも興味あるし。
しかもここは軽食よりは基本的にパフェなどデザート類に特に力を入れているようなので、そちらも今後じゃんじゃん試してみたい。現状では1食で500円出費するのは僕にとってはかなり贅沢なことだけど。

今年の日比谷松本楼「10円カレーチャリティ」はやはり東日本大震災復興支援

2011-09-28 23:59:45 | カレー

少し遡るが25日(日)、毎年この日に開催される東京都・日比谷公園内にある今年で創業108年の日比谷松本楼の「10円カレーチャリティ」に行ってきた。2年ぶり7回目。

今回は当初は仕事の予定が入っていて無理そうだと思っていたが、当日に急遽それが崩れて空いて行けるようになったので行ってみた。
しかも今年は日曜日の開催なので、例年よりもカレーの行列に並ぶ人々もいつになく多いというか先着1500名が早めに締め切られるかと思って早めに、といっても9時頃に行ったが、案外ふつうの並び方であった。でもこの時間から行列に入っても、整理券番号が847番と真ん中よりもややうしろのほうだった。まあこんなものか。カレーの皿に辿り着くまでに約3時間と、悪くはない位置で。

今年はカレー以外の特典的な景品はカルピスウォーターのみと、こちらはやや寂しい状態だった。一昨年とそれ以前は山梨県の甲州ぶとうやカルピス原液などの配布・宣伝も盛んだったのだが、今年は撤退? したのはこのご時世だからということもあるのか。

で、毎年この催しで集まった寄付金は松本楼からの寄付金とともに交通遺児育英会、阪神淡路大震災、ユニセフへ寄付されたそうだが(1997年からはユニセフと通じるようになったそうで)、今年はその対象はやはり全面的に東日本大震災で被災した地域への支援というカタチにするようで。そりゃそうだ。
それもあって、今年で39回目のチャリティとなるこの催しでは基本的なマナーとして最低額10円からの寄付をすれば上の写真のカレーを食べられることになってはいるものの(昨年の1人あたり平均寄付額は134.54円)、僕は今年はちょいと多めに入れておいた。まあそれでも1000円未満と微々たるものだけど。

松本楼からは20万円、それと今回の寄付金がいくらくらいになるのか。それらをまとめて、まあとにかくちゃんと被災地へ行き渡るといいね。今年の寄付金額は(僕も増額したくらいだから)例年よりも多くなるのではないか、と期待する。

残り物を適当に内カレー

2010-05-13 19:30:09 | カレー

風邪の症状が幾分弱まってそろそろ快復してきたので、久々にカレーを作ってみた。つまり内カレー。
カレーを食べるほうは外食やレトルトでも時折あるが、包丁とまな板を使って自分で調理して、という作業は何か月ぶりのことだろうか。カレー以外の料理でも最近は、食材を切るのはキッチンバサミで済ませてかなりものぐさな料理になってきているしなあ。

ただ今回は、特にカレーが喰いてぇ! とか衝動に駆られてそれに任せて作ったわけではなく、きっかけは余っていた玉ねぎ数個を片付けるために作ってみただけ。
で、今回はそのついでにウチにある残り物たちで、具体的には、玉ねぎ、トマト、もやし、豚こま肉、納豆、生卵、たくあん、紅しょうが、桜えび、ところてん、を適当にぶち込んだだけなのでかなり適当でぼやけた味になるかと思ったが、ルウにS&Bゴールデンカレー辛口を使ったら意外にまとまってふつうに食べられるようになった。しかも玉ねぎの甘味が結構出ていてそんなに辛くないし。トマトやところてんなどは完全に溶け込んで、食感が残っているのは数種類たけど。

やはり日本のカレールウは偉大ですなあ。ホントはスパイスで時間をかけてやりたかったが、わざわざそのために新たにスパイスを買いに行くのもめんどくさかったので。ルウもウチに備蓄してあったものの一部を使ったし。

ああでも、先月まである目標のために食事量をちょっこし制限していたが、その目標が終わって再び食事量を戻したらまた一段と体重が増えている最中なので、食べすぎに注意しないと。
食べ過ぎると以前もネタにした、僕とほぼ同体型のタカ(タカアンドトシ)との僕からの勝手な減量勝負にも負けそうなので、特に炭水化物と油ものには気を付けたい。最近は一応、1回にまとめてではなくて複数回に分けて食べたり、揚げ物の衣をできるだけ外したり(それ以前に揚げ物自体を控えている)、肉類を扱ったときは肉汁を布で拭き取ったり、という小さな努力は続けているけど。

ひとまずタカには、僕との体重勝負という意味では「帰れま10」で引き続きじゃんじゃん活躍してあまり痩せないでほしい(しかしあれ、太りやすい人が挑むと物凄く太る悪魔のような番組企画だよな)。
なんでもいいから、マラソン大会参加とか運動する目標を常に立て続けてそれを励みに頑張らないと、僕のような太りやすい野郎は際限なく太っていく一方なのよねえ。近々、また何か新たな目標を半ば強制的に立てないと。

日比谷松本楼の「10円カレーチャリティ」に今年もまた行ってきた(3年連続6回目)

2009-09-26 23:59:39 | カレー

昨日、東京都・日比谷公園内にある日比谷松本楼の「10円カレーチャリティ」に今年もまた行ってきた。というか行けた。3年連続6回目になるか。

まあ簡単に言うと、10円以上募金すれば先着2000名はカレーが食べられる、という催しですよ。今年で37回目。
これについて書くのは3回目でもう慣れきっているので(昨年と一昨年の9月25日か26日あたりの投稿も参照してくだされ)、僕の結果を簡単に。

行列に並び始めたのが9時7分。昨年よりも約40分遅め。
そのときにもらった整理券番号が1131番。昨年よりも40分遅れただけで600番以上も順番が下がってしまうのか。
整理券配布が終了したのが10時10分頃。
11時に先頭から入店が始まって列が進み、僕が入店できたのが12時5分。
で、カレーにありつけたのが12時9分。
カレーの写真を撮ったり味を堪能したりして店を出たのが12時15分。これでおしまい。

この日のみ大行列のある風景は例年と変わらず、立教大学だっけか? のブラスバンド演奏とチアリーディングが観られるのも同じ(今年は例年よりもしっかり観ると、かわいい娘が多かったなあ)。

今年の行列には徹夜組も出たとかで、よくやりますなあ、と呆れる。とりあえず目安としては10時までに並べばカレーにはありつけるから、いくらカレー好きを公言している僕でもそこまでやる気はない。

あとは例年と変わったところでは、行列が正午頃に松本楼の建物に進むと、僕がいた位置よりも30人ほど前でいきなりテレビの中継を始めていたりして、遠めからはエド・はるみの声だけは確認できた。
で、あとで調べてみると近所の日本テレビの『おもいッきりDON!』の生中継だったようで。となると、そのとき顔が確認できなかった隣にいた男性は、山本高広だったのか。ウェブサイトでも25日付で松本楼について触れている

ただ、この件でひとつ腹が立ったのは、僕は行列に並び中も記録のために周りの様子の写真を撮っていて、このテレビ中継の光景も珍しいので傍から撮っていたのだが、そこに限って警備員が配置されていて撮影禁止! などと注意され、そんなことを言われるのは納得いかん。だったらそんな公の場で生中継なんかやるな。しかもあとから来たくせに偉そうに。
番組的には今年偶然にも放送日との絡みで10円カレーのことをネタにできるから、と今回限りでテレビのネタとして消費するだけなんだろうし。一度来たのであれば、来年以降も継続しろよな。23日の投稿や今年3月の「東京マラソン2009」のネタでも写真で少し触れたが、ホントにテレビの制作というか中継現場って一般人を差し置きながらのわがまま放題なのよね。お前ら中心に地球が回っているんぢゃねえよ、とつい毒づく。

なんてこともあったが、でもカレー自体は例年どおりにふつうに楽しめたので、まあよしとしておこう。
来年は開催が久々に土曜日になるから、徹夜組も増えて行列は例年よりも早めに締め切られるかもなあ。まあ行くか否かは来年になったら考えよう。



老若男女が並ぶ様子は例年と変わらず。でもやはり比較的持ち時間の多い「老」が多いか。今年は天気は快晴で太陽の陽射しも強く、年配の方にはきついか。日陰が頼りであった。



今年のカレーはふつうに、いかにも洋食店らしいビーフカレー。本気で食べれば1分以内でたいらげることもできる量だが、3時間近く並んでようやくこの皿に辿り着いたという達成感を毎回噛み締めつつ味わいたいので、3分以上かけて食べることにしている。



今年の先着1500名に配られる景品というか参加賞というか。昨年まではカルピスの紙パックがもらえたりもしたのだが、今年はなし。その替わりなのか、今年はなぜかバナナが加わった。毎年恒例の山梨県の甲州ぶとうとともに傷みやすいので、この日のうちに食べた。

真夏のカレー小話集

2009-07-31 10:00:55 | カレー

主に今月に体験して感じたカレー絡みの小話を5点まとめて挙げて、ひとつの投稿にまとめてみた。


●「カフェテラス本郷」の大盛りカレーに挑む

東京都文京区本郷に「カフェテラス本郷」という一見なんの変哲もない喫茶店のような飲食店があるのだが、ここ、知る人ぞ知ることとしては通常メニューのほかにカレーやパスタやオムライスなどの軽食の大盛りメニューを1000~1300円で提供していて、店の東側にある東京大学の学生にはその点からも昔から御用達の店である。
カレー専門店ではないために僕も趣味のカレー店訪問の軒数には数えられないが、それでもここの大盛りカレーを一度は試しておきたいと思い、今月のある平日の午後に初めて入店してみた。そのなかからインドカレー大盛(1000円)を選択した。上の写真がそれ。
皿の大きさは、手前にPASMO(パスモ)を置いたので、それと比較すればわかるかな。ちなみに皿は平べったいものではなく4cmくらいの深さがあってライスの量は見た目よりも多いので、今後これに挑む方はご注意を。

最近は痩せたいがために食べる量を抑えていて完食には時間がかかると思ったが、結局これは10分ほどで完食できた。ただこのメニュー、具は玉ねぎのみなので食べるというよりは甘辛めのルウをひたすら飲むという感じで(カレーは飲み物?)、人によっては飽きやすく、何かトッピングが欲しくなる味かも。ただ、本ブログ2007年9月3日の投稿で触れた神奈川県高座郡寒川町一之宮の「入澤」のジャンボカツカレーのような「豪快」という言葉の範疇を超えている(ルウよりも厚さ2cm近くあるトンカツのほうが主役みたいな)トッピングは勘弁だけど。そういえば、「入澤」のリベンジはまだ果たせていないなあ。

たまたま僕が本郷のこの店を訪れたときに、会話から察するに東大生らしい数人の集団のひとりが同様に大盛りメニューに挑んでいたが、毎春にとある体育会系サークルの新歓行事でここの大盛りメニューを東大の洗礼? として強制的に食べさせる習慣もあるらしい。
再訪するときは、同じ値段のキーマカレーを試してみようかしら。

そういえば本郷三丁目交差点の周辺って、「プティフ」や「アルルカン」など、なぜかカレー店が結構ひしめいているのよね。まだ全店巡っていないけど。


●松屋のフレッシュトマトカレーはなかなか

カレー専門店とは一線を画すファーストフード的な松屋だが、安価に手っ取り早くカレーを食べたいときはSガストやC&Cとともに結構利用している。
で最近、これまでのオリジナルカレー(並350円)とは別にフレッシュトマトカレー(並290円)という新作が登場した。しかもオリジナルよりも少し安い。

これはまだ1回しか試していないが、オリジナルよりもトマトの酸味が効いていて夏場は食欲はより増しそうで、良いと思う。カレーを作るときに使用する野菜では甘味を引き出す玉ねぎが最も肝心とは一般的にはよく言うが、僕個人的にはスパイスありきのインド風カレーを作るときはトマトも同列くらいで重要だと思っているので(トマトが高価で買えないときはトマトジュースを活用するのも有効では?)、味はどちらかと言うとフレッシュトマトカレーのほうが好き。まあ具は少なくて鶏肉も申し訳程度にしかちょこちょこしか入っていないけど、これで300円未満という価格設定だったらまあ妥協できる範囲内である。

今後、マクドナルドのハンバーガー・マックポークと並んで僕の外出時の外食の常食となるメニューですな。欲を言えば、もう少し全体量を増やしてほしいところだが。


●もうすぐ400軒

趣味の全国各地のカレー店訪問は、ここ1年は個人的不況ゆえに月に1、2軒行けばよいほうで(以前は多いときは1日5軒ハシゴしたこともあったのに……)、一応は極私的毎月カレー店新規開拓の記録は02年1月~今月まで91か月連続で細々と継続できている。
それよりも肝心なのがこれまでの総訪問軒数だが、こちらは今日現在で395軒となり、年内に400軒を突破する見込み。でも毎年どこかしらで店の主人は日本人かインド人かにかかわらず新規のカレー店が開店して増減も繰り返されて(全体的には微増傾向か?)、ラーメン店ほどの競争の激化ぶりではないがそれでもカレー業界がここ数年活気づいている実感はこれまでに400軒近く巡ってきたなかで感じている。

よく考えると、本場のインド仕込みのカレーに限って考えても、『世界の統計2009』によると08年の人口は約13億3600万人で世界第1位の中国から派生した中華料理店が国内外各地に溢れているのと同様に、人口は約11億8600万人と世界第2位のインドからのインド料理、まあ平たく言うとカレーを扱う店が年々各地に広まっているのはごくしぜんな流れであると言える。
2030年の人口予測ではインドが中国を抜いて世界第1位になるようだし(中国の「一人っ子政策」やインドの「家族計画」は現在もきちんと機能しているのだろうか?)、今後もカレー店の席巻は続いてゆくだろう。カレー好きのひとりとしては良い傾向である。

ただ、インド人のカレーと日本人が修業や旅などでインドや東南アジアを巡って体得した味覚をもとに創作した(インド人もびっくり? の)カレーとは質がかなり異なるので(はたまたイギリス発祥の欧風カレーもあるし。東京都・神保町の「ボンディ」はホントに欧州風なのかは疑問だけど)、その違いにも注視していかなければ。
また日本に進出しているインド料理店でも、本場そのままの味で乗り込んできたのではなくて日本人に合わせて肉の部位やスパイスの配合を変えて食べやすくしている店も多いらしく、そこも要注意か。僕としてはそんなふうに他国の事情に迎合しなくていいから、本場の味で勝負してほしいとは思う。


●カレー店の情報収集ばかりの日々

普段のカレー店に関する情報はテレビ番組やインターネットよりは主に雑誌から得ていて、なかでも食系月刊誌『dancyu』で毎年夏の号ではカレー特集を組むのだが、主にそれを頼りにしている。

ただ最近はそれ以外にもカレー系の書籍・ムックの出版が増え、さらには週刊の一般誌でもたまに取り上げているのを目ざとく見付けてはチェックしている。
そんなふうに心に留めておいたもののまだ未訪問の店が今月に50軒を超え、時間的にはだいたいいつでも行ける状況にあるのだが、依然続く金欠によって金銭的にはカレーを食べる費用がなかなか捻出できないのがもどかしい。
なんとか改善できないものか。実食経験よりも情報のほうが溜まり、どんどん頭でっかちになっていく……。カレー好きの名が廃る。

なお、最近の情報を吟味したうえで特に気になっている店は、

・ライオンシェア(東京都渋谷区代々木)
・ケララの風(東京都大田区山王)
・OXYMORON(神奈川県鎌倉市雪ノ下)
・GUESTHOUSE DENON(愛知県一宮市木曽川町)
・チョウク(大阪府大阪市福島区福島)

の5軒かな。すでに食べに行った方の報告を聴きたい。


●カレーマンガ『華麗なる食卓』作者のサイン会に行ってきた

海の日絡みの3連休の19日(日)、今月の『週刊ヤングジャンプ』誌上では事前告知されていた、僕が数年前からお気に入りマンガ第1位に挙げているカレーマンガ『華麗なる食卓』作者のふなつ一輝(ふなつ・かずき)氏がサイン会を行なうというので、東京都・原宿でのサイン会への参加条件がやや複雑というか面倒だったが、万難を排して行ってみた。
なお、僕がほかに特に好きなマンガに挙げている『ビッグコミックオリジナル』連載の『岳』は他人に薦めたいマンガ第1位に挙げているが、僕が好きなマンガとしては『華麗~』と同率1位という感じ。『華麗~』のほうは、若い女子にはちょっと薦めにくい男目線の描写(つまり下ネタ)も結構含まれているのよね……。

で、19日の夕方、2日前に入手した整理券の案内どおりに会場に向かったが、サイン対象の今月発売の33巻購入者はやはり大半が僕と同年代か若い男子で、でもカレーが3度の飯よりも好き、というカレー中毒者的な風体ではない、アキバ系みたいな話でずっと盛り上がっていたグループもいたりしたが、まあそれはそれでよいか。同時開催の葉月京氏のサイン会の影響もあったのか。
このマンガ、カレー以外にも世界各国の硬派な食事情の情報とは対極のそういったおふざけやお色気満載の描写もあって硬軟の振り幅が広いから、そういう人たちが食い付くのも無理はない。ふなつ氏、最近は単行本のほうでは『マクロスフロンティア』が好き、というアニメオタク? ぶりも垣間見えるし(僕はウチの兄がどっぷりはまっていた影響で観ていた初代マクロスとの落差が怖くて、まだ観ていないけど)。

で、約1時間並んだすえにようやくふなつ氏と対面でき、主人公の高円寺マキトの絵付きのサインをいただいて両手でガッチリ握手もして、感激。これを全員にやっていたな。この件に関してはミーハーと言われてもかまわない。普段憧れたり親しんだりしている人に会えたら嬉しいのは、どの分野でも同じことでしょ。
生のふなつ氏の格好および全身の雰囲気は帽子の被り方も含めてマキトっぽくて、というか関西弁も含めて素をそのままマンガに投影しているのか、と今回ようやく会えたことで真に実感できた。今後の連載を読み進めるうえでもより楽しくなりますなあ。
あとはこのマンガを監修している、カレーも含む食文化に精通している森枝卓士氏にも一度はお目にかかりたいんだよなあ。



そういえばふなつ氏、今月の連載でも33巻でも告知済みだが先月からブログを始めていて、こちらも今後マメにチェックしていく。しかも仕事場が埼玉県・所沢と僕の地元の近所ということもあり、ブログでその周辺の僕もよく知っている地名が頻出しているのも面白く、これまで以上に『華麗なる食卓』が好きになった。このマンガ、近年のカレー業界への貢献度も高いはずなので、それがウチの近所から日々生み出されていることも身近に感じつつ、今後も要チェックですな。
それに僕の場合、このマンガから普段疎い関西弁の使い方も勉強になっているので、ネームのなかのカレー絡みのうんちく以外に言語学的な観点からも今後の連載も楽しみにする。最近、関西出身の方と接する機会も増えてきているもので。

ああそれと近々では僕個人的には、年内に発売されるであろう単行本34巻に収録されるはずの内容が既刊のなかでも特に精神的に興味深く(カレーと陶芸の組み合わせの話)、これの解釈について美術・芸術関連の事象に精通した方からの感想をぜひ知りたいなあ。


という感じで、なぜか今月にカレーネタが集中した、という話は以上。まとめたらまた長くなっちゃった。
まあいいや、暑い夏こそカレーのことをもっとよく知り、もっと食べるべきなのだ。

50日連続カレー

2009-03-06 11:11:00 | カレー

周りから見るととてもくだらないことかもしれないが、今年1月13日から3月3日にかけてカレーを毎日食べる、という極私的な記録を樹立していた。
僕の大好物のカレーを毎日3食食べ続けるとなると大変だが、1日最低1回以上食べる、というふうにそれよりもハードルを少し下げると結構続けられるのではないかと思い、食べ続けてみた。
結果、50日連続という過去最高記録となった。これまでの最高は10日連続くらいだったため、大幅な記録更新。

まあこれは、この2か月ほどでウチの両親が国外逃亡していて台所が空いたために思う存分自炊できる空間があって、つまり食べていたのは自作の“内カレー”ばかりだったからだが。
ちなみに、3日の投稿で触れた八ヶ岳の登山中はどうしていたかというと、2泊3日の行程のなかでの2食のうち1食はレトルト、もう1食は調理済み内カレー1食分を冷凍保存して、それを山に旧来の(特に鍋物で使う調理済みの)「ペミカン」よろしく凍らせたままのものを持参して、ザックのなかで自然解凍されたものを食べていた。それには野菜をふんだんに入れたつもりなので、レトルトよりも健康的なカレーとなったかも。

ただ、自分で調理するとなるとどうしても自分好みの味になり、そうなるとカレーのみならずライスのほうの量も増えてしまい、連日食べているうちに徐々に太り、健康的にはあまりよろしくないかもしれない。
だからホントは記録はもっと続けようと思えば続けられるが、歯止めがかからなくなって徐々に太ることが心配で仕方なく50日連続で止めておいた、というのが正しい。

なお、上の写真は2月9日時点のカレーで、このときはしらたきや菜の花を入れて、新たな食感を得ることに挑んでいる最中だった。1月からこのようにひとつの鍋にルウと具材を継ぎ足しながらほぼ毎日更新していた。特に野菜を積極的に入れていたため、辛いカレーにしたくても煮込むことによって連日甘味が結構強くなったかな。

また、内カレー以外にも外食による“外カレー”も期間中に東京都内に外出するついでに食べている。その結果は以下。

1/23 高田馬場・松屋、オリジナルカレーライス
1/26 高田馬場・スワガット、Aランチ
2/7 神保町・BAMBI、メンチカツカレーライス
2/9 神保町・ALOHA GAMBO、ガントラカレー
2/12 恵比寿・クンビラ、日替わりセット
2/19 新宿西口・どんどん、チキンカツカレー
2/25 神保町・まんてん、カツカレー
3/3 西池袋・GARA、プレートランチ

すべて1000円以下で食べられるもので、このうち1食は知人によるおごりだった。

まあそんなわけで、内でも外でも毎日カレーを食べ続けていた。
ただ、今回の内カレーの場合は食べ続けることが目的だったため、ルウは連日スパイスから作ると手間もお金もかかるため、そこは簡便で安価な市販のルウを多用した。この2か月弱で一般的な4~5人用の箱入りのルウを7箱は使ったかな。

これだけ食べ続けていてもまったく食べ飽きることはなく、むしろ僕の大好きなカレーマンガ『華麗なる食卓』(週刊ヤングジャンプ連載)でもよく描かれているように、「誰でも作れるちっぽけな」料理であるカレーをより突き詰めたくなった。

ラーメンでも焼肉でもそうだが、そんなに手の込んだものではない、大衆的というか普遍的な「国民食」と呼ばれる食べ物のほうが素材や作る人の技術や姿勢によって味に差が出やすく、そこがより調理に取り組みやすいというか深く追求しやすい決め手なのか、と今回改めて思ったため、今後も機会があればまた記録更新に挑んでみたい。

今度は毎食連続の記録も目指してみようかなあ。これまでの最高は9食(3日間連続3食)なので、こちらも追々挑んでみる。ただ、あまりに辛すぎるもので連投すると食後の排泄が大変だろうなあ。まあそこはあえて気にしないでおくか。

なお、今回のカレーでいろいろな具材を試してみた。全部で55種類。

玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、なす、トマト、大根、白菜、ほうれん草、小松菜、京菜、かき菜、春菊、菜の花、もやし、れんこん、アスパラガス、キャベツ、レッドキャベツ、芽キャベツ、なめこ、舞茸、えのき茸、アボカド、バナナ、キウイフルーツ、たくあん、紅しょうが、メンマ、昆布、麩、しらたき、こんにゃく、ヨーグルト、スライスチーズ、焼き海苔、白ごま、黒ごま、卵、かつおぶし、絹豆腐、納豆、鮭フレーク、シーチキン、バナメイえび(タイ産)、ホタルイカ、イイダコ、ブリ、アジ、魚肉ソーセージ、焼鳥、豚こま肉、豚ひき肉、ウインナー、ポテトチップス、ポテコ

約半分が今回初めて試したものなのだが、そのなかでも特に意外に合ったのが、春菊、アボカド、こんにゃく、イイダコ、ブリ、の5種。まあこれは好みに個人差があるだろうから参考までにだが、特にこんにゃくやイイダコの、ルウに玉ねぎやじゃがいもなどの野菜のように溶け込まないがゆえの噛んだときに弾力が残っている食感が新鮮であった。今後は魚介類をもっと試してみようかしら。

今後もまだまだ試してみたい、組み合わせてみたい具材は無数にあるので、またの機会にはより斬新なカレー作りを目指したい。

テレビドラマきっかけのサバカレー

2008-10-18 20:00:20 | カレー

1996年にフジテレビ系列で放送された浅野温子主演のドラマ『コーチ』は、閉鎖寸前の缶詰工場をサバカレーを開発して立て直す、という話であった。これまでのフジのドラマではベスト10に挙げられるくらいに好き。今考えると、君塚良一による脚本で話の流れもしっかりしていたしね。

で、これがきっかけでドラマのロケ地だった千葉県銚子市の川岸屋水産がのちにホントにサバカレーを作り、販売している。買い置きしておいたこれを、今週初めて食べてみた。
ルウは甘口で、日本のカレーらしい家庭的なトロ味があり、さらにじゃがいもとにんじんが1cm角の大きさで入り、主役の鯖もいくつか入っていた。缶詰用の加工のためかやや硬かったが、独特の臭みはきちんと取れてカレーの味が馴染んでいて食べやすい。“シーフード入りカレー”という感じ。

写真の400g缶は2人分だが、カレー偏愛者は1食で余裕で食べられる量ですな。

日比谷松本楼の「10円カレーチャリティ」に今年も行ってきた(2年連続5回目)

2008-09-26 01:00:11 | カレー

昨年も本ブログで触れた、東京都・日比谷公園内にある洋食店「日比谷松本楼」の本店が毎年9月25日に開催している「10円カレーチャリティ」に昨日、今年も行ってきた。今年で36回目の開催で、松本楼自体は創業105周年だそうで。

日比谷公園内で松本楼が11時に入場開始するまで行列に延々並んで、入店前にユニセフへ10円以上寄付すればカレーが1皿食べられる、という流れは毎年同じなので、今回で5回目でもうすっかり慣れている身としては、ひとりで並んでいる最中に待ち時間をどうやりすごすかを考えることに気が向いてしまう。
まあ毎回本や雑誌を読むことくらいしかやっていないけど。あとは並んでいる最中に雨が降ったら面倒だなあ、と思うくらい。昨日は8時台に小雨がパラついたが、それ以降は長袖を着て来たことを悔やむくらいに気温が上がって次第に青空も見えてきた。

今年は昨年の節目の回数と違って特にゲストもなく、カレーもいたってふつうのポークカレーで、正直、味もひと昔前の給食カレーのような特にパンチの効いていない甘口で簡素なものだった。ルウのなかの具材も肉と玉ねぎだけだったかな。
まあ最低10円で食べられるわけだからあまり文句は言えないけど、昨年のように採算度外視? で具材にもう少し工夫があってもいいだろう、とは思った。カレーよりも、先着1500名に配られる緑茶紙パック、勝沼ぶどう、缶紅茶、カルピス(今年はさくらんぼ味)のほうが幾分豪華かもしれない。

この催しに誰かを誘ってみようかと思っても大概は平日開催になるので、そうなると誘うのは厳しいから結局はひとり行くことになるのよね(一度だけ高校時代の友人と並んだことはある)。

でも昨年よりも少し早めに日比谷公園に向かったことによって、行列がどの時間帯にどのくらい延びるかがわかって面白いことは面白かった。
客層を見ると、今はもう年金で生活していて暇を持て余しているであろう高齢者が多く、僕のようにあえて仕事の都合をやりくりして休みを作って“カレー命”という強い意気込みで来ている、という感じの比較的若い人はあまり見受けられなかった。
行列も高齢者や主婦集団、平日にこんなところに来ていてよいのかとつい疑ってしまうカップルたちの憩いの場と化していた。まあそれはそれで悪くはないけど。

ちなみに、参考までに今回の僕の動きを時間で振り返ると、8時28分に並び始めて、そこでの整理券番号は490番だった。
10時23分に整理券配布は終了し、11時30分に店内に入り、約5分間で食べ終わった。カレーの写真を撮るのに少々手間取ったが、店内の滞在時間は今年は約7分間だった。まあこの日に限っては客の回転が命だから、長居は無用だけどね。

この催し、来年も行けるかなあ。というか、いつか一度でいいからここの通常メニューを味わいに行きたいんだけど、結構値が張るのよね。貧乏人にはちょっと辛い。

えっ、カレーにチーズ? と思っていたが

2008-07-04 09:00:15 | カレー

昨日、5月下旬に岩手県・小岩井農場に行ったときに土産として買ってきた、レトルトの「チーズカレー」をようやく試してみた。
食べてみるとルウのなかにチーズがしっかり溶け込んでいて、やや甘口ではあったがまろやかさがあって濃厚でもあって、意外に食べやすかった。まあこれはヨーグルトも含まれていたからなんだろうけど。

意外に、というのは、僕の普段の趣味であるカレー店巡りのなかで東京都・神保町の「ボンディ」に代表される欧風カレー専門店に行ったさいに、ご飯の上にあらかじめ15mm×3mmほどの大きさのチーズ片が始めからトッピングされていることがよくあり、これがホントに欧風カレーの基本形態なのだろうか? カレーにチーズはホントに必要なのだろうか? チーズが無理矢理載せられていてチーズが苦手な客にとっては失礼なことではないか? と前々から疑問に思っていて、チーズはふつうに好きだけどカレーと一緒にするのは……、とこのふたつの組み合わせはどうにも腑に落ちなかった。

でも今回のチーズカレーを食べてみて、始めからルウに含まれているけどあらかじめチーズ入りと謳っているとわかればチーズが苦手な人は事前に避けられるので、チーズ嫌いの人にも味の選択肢のひとつとしてはあってもいいのかな、といくらか容認方向に向かうとは思う。

ただ、いろいろな味を提供したいカレー店の数あるトッピングのなかで好き嫌いがはっきり分かれそうなチーズだが(科学的根拠は不明だが、固形でもスライスでもチーズを食べると食後に頭痛が出やすい、という話も聞いたことがある)、とある媒体での全国のご当地カレーランキングではこのカレーがベスト5入りしていたくらいに一般的には比較的人気があるらしく、それは小岩井農場の売場の宣伝で初めて知った。特に女性の支持が高いらしい。まあこれは小岩井農場という自然味たっぷりの土地のブランド力も影響しているのかもしれない。

一般的にはハンバーガー類やイタリア料理全般によく入っているチーズだが、最近はラーメンやカレーにも別注文のトッピングで入れられるようになっていることがよくあり、これはマヨネーズをご飯でも揚げ物でも肉料理でもなんでもかんでもかける“マヨラー”と同様に極端? な乳製品好きが増えてきた証拠なのかな、とも考える。ここ十数年の話なのかなあ、カレーライスにチーズを載せる・混ぜるなんていう発想は。僕には約7年前に「ボンディ」に初めて行くまでは全然なかったことだけどなあ。

でも、牛乳はともかくチーズをあまり摂りすぎると脂質とともに塩分も過多になりそうなのがちょっと怖い。実際このカレーを食べてからの後味でもチーズの塩気が口のなかにしばらく残っていて、ふつうのカレーよりも塩分濃度高そうだなあ、とは思った。
まあこのカレーはチーズ以外の風味もしっかり整っていて、値段は560円(税抜)とやや高めだがそれなりの良い質ではあるね、と納得の味であった。

最近のレトルトカレーは有名カレー店が開発時から直接関与している事例も多く、意外にバカにできない良い味になっているからなあ。今後もこのレトルトカレーの分野も気を付けないと。いまだにレトルトは「ボンカレー」のような簡単なものばかりで店で食べるものよりも安価なために質も劣る、と決め付けていると痛い目に遭うかもしれない。これまでの僕のカレー店巡りでも数軒あった、レトルトよりも悪質で無駄に高価なカレーに当たるのはもう御免ですし(店名は挙げないが、業務用かどうかもわからないどこぞのレトルトカレーを温めて、ご飯は電子レンジでチンしただけのものを出して800円、というふざけた店もあったなあ)。
レトルトカレーをもっと見直そうっと。

小岩井農場ではもうひとつ、580円(税抜)の「カマンベールチーズカレー」も買ってきたのだが、これはまた後日に登山か小旅で自炊するときに試してみようかと思う。