思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

球団創設70周年のメットライフドームで今季初観戦

2020-08-31 23:59:59 | スポーツ

球団概要を改めて覗くと球団創設から今年で70周年の埼玉西武ライオンズ、この年に合わせてメットライフドーム(球場)と周辺施設の新設や通路の改修が続いているが、今季から球場内の照明や座席も改修され、進化の途上であることは6月からのテレビ中継や報道でなんとなくは把握している。

そんななか、今季はコロナ禍でプロ野球(やJリーグなどのプロスポーツ団体)は現在は観客数は先月から上限5000人が続いていると観戦チケットの獲得方法は埼玉西武の場合はファンクラブ会員が最優先で(他球団のようにイープラスやチケットぴあなどの他社を挟む仕組みではない)、僕のような非会員の生観戦は困難な状況ではあるが、それでも27日(木)にようやく、非会員でも購入できる開催日がいくつか限られている西武トラベルのプリンスホテル宿泊とチケットが組み合わされた旅行企画を利用して、この日の対北海道日本ハム戦が今季初めての生観戦となった。今季は各球団が趣向を凝らしているオンラインなどの応援ではなく「現地」は、昨季のクライマックスシリーズから約10か月ぶり。

試合は前日まで5連敗で観客席もやや沈んでいたような雰囲気だったが(でもこれは単に今季のマスク着用のルールが徹底されていて会話や声出し応援が減っている影響でもあるが)、個人的に今季の新人では特に期待している柘植世那が一軍の試合で初先発でしかも本塁打も含めて活躍したという多少は記念の試合となり、しかもサヨナラ勝ちで連敗が止まったということもあって、かなりお得な観戦であった。上の写真は山川穂高のサヨナラ安打の直後の歓喜。
どの球団もこういう劇的な勝ち方になるとどうしても今春以降は世間一般でも常に気にしてしまう「密」の状態になってしまうが、瞬間的なものなのでまあこのくらいはよいのかな、と徐々に許容するようになってきた。一応、1m以内で15分以上の会話というような「濃厚接触」ではないし。

長らく利用してきて老朽化の感は否めなかった座席も改修されて、内野指定席でもクッションも付いたりして、この日は4時間近い試合時間でも座り心地は予想以上に良かった。ただ、それによって観戦時のストレスは軽減されたものの、この球場の夏場特有の蒸し暑さは相変わらずなので、マスク装着もあって水分摂取は例年以上に気を遣ったりして、ストレスはプラス面とマイナス面が相殺された感ではある。夏場は仕方ない。
ちなみに「マイナス面」には、この日の付近の座席で間隔を空けてはいるものの知人同士の観客が飲食を忘れてマスクを外した状態で会話し続けていたり(たまに係員がマスク装着や大声での応援・会話を控えるなどの観戦ルールの確認で巡回することもあるが、日頃のストレス発散もあってか、その合間にそういう事態が発生してしまう)、家族連れの子どもが座席に長時間座ることができずに前の座席を蹴ったりするいつもの? 迷惑な光景も見られたり、ということも含まれる。それらを含めても、座席の座り心地は昨季までよりもかなり改善されたということで。

今季のプロ野球は11月まで続くが、観客数の制限が10月以降も続くのかどうかは全国の新型コロナウイルス感染者数の推移や、先日の首相辞任発表によってプロ野球の場合は日本野球機構のそれらの決定にも多大な影響を及ぼす与党の動きも含めてとにかく情勢の変化によるので(趣味と政治を結び付けて考えるのはあまり好ましくないが、今年は趣味を愉しむうえでも特に政治や行政の質を例年以上にしっかり見極めなければならない……)、今後もニュースを引き続き注視することになるが、今季の生観戦は今回限りというのも淋しいので(一応、生観戦は今回限りかもしれない、という心づもりで27日は出かけたが)、10月以降の改善を期待したい。来月下旬以降におそらくホーム試合よりもチケットを取りやすそうなビジター試合の観戦はいくつか企てているが、それは情勢次第……。
今春の全国の緊急事態宣言のあとは6月前半に一度だけ野暮用で名古屋へ出かけて以降、今夏はこれまでに埼玉県(の飯能・川越・大宮以南)と東京都の範囲内しか移動していないので、来月以降はそろそろ趣味的なことでもいろいろ出かけたいものだ……。