思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

クチコミで200円カツカレー

2015-08-31 23:59:59 | カレー

今月の前半は猛暑日続きの暑さで思いっきり夏バテで食欲も減退していたが、後半になって徐々に涼しくなってくると現金なもので食欲も戻り、今夏はなぜか例年以上にトンカツとカレーに執着するようになった。

そんななか野宿仲間から、千葉県界隈のパチンコ店に併設らしい「庭亭」で今月の土曜日夕方の短時間および数量も100食限定でカツカレーを200円、カレーライスを100円で提供するという催し? があることを教わり、見せてもらった添付写真から察するに味はあまり期待できそうになかったが、その安さは面白そうだったのでこのテレビ取材を受けた記念セール? の最終日の29日(土)に乗ってみた。

それで事前に調べてみると、本拠地は千葉県ではなく埼玉県さいたま市にあるガーデングループの関東地方各地のパチンコ店に併設されている、メニューはカレーや丼物が主体の飲食店「28CAFE」の催しで、どうやら僕の地元からは飲食店もあって(すべての店舗で飲食ができるわけではないらしい)、最も行きやすい店舗は北与野店のようなので(食べログでは「庭亭」とあるが、この飲食店に関するウェブサイトや公式の細かい記述は見当たらないので、「28CAFE」とどちらが正式な店名なのかがよくわからない……)、そこに狙いを定めて17時から始まるというので時間も合わせて北与野へ行ってみた。駅の西口のほう。
ちなみに蛇足だが先週末の北与野駅というと、駅東側のさいたまスーパーアリーナ界隈は「アニメロサマーライブ2015」の影響で主に若い男子が多くて賑わっていたが(実は物販ブースのみ覗きに行った。今秋のNHKBSプレミアムの特番は観たい)、住宅地の多い駅西側は普段どおりであった。


今回のこの催しのカレーの価格は各店ともに共通だが、茨城県と千葉県のほうが詳しいその友人によると通常メニューの価格に地域差があるということも教わった。なぜだろう。地代の高低や店舗規模の大小や週末の客入りの多少によるのだろうか。


この店の食券は松屋のようなファストフード店や立ち食いそば店のように券売機で対応しているが、今月のこの催しのためのボタンも設定されていた。ホントに200円だったという証拠。


皿全体の味はまったく期待していなかったのだが、たしかにライスとカレールウは予想どおりに業務用で微妙だったものの、トンカツに限っては普段から三元豚を使用しているそうで(正しいメニュー名は「三元豚カツカレー」で、北与野店では通常価格は650円)、肉厚もそこそこある揚げたてのカツは案外旨く、ルウのしょぼさを相殺していた感があり、予想以上に良かった。これで200円であれば大満足。普段の650円では考えてしまうが……。


実は、出かけたついでに普段の趣味のカレー店巡りの今月分も済ませたかったので、「28CAFE」へ行く3時間前に北与野駅周辺で気になっていた「Asha」にも行っていた。今年こだわっている(外観はインドカレー店を標榜しているものの実際は)ネパール系のカレー店で、写真にはないがおかわりのナンが意外に大きくて全部食べきるとかなりの満腹感だったが、それでもなんとか時間と腹の調整をして「28CAFE」とハシゴできた。大満腹の食後は久々にカレーを見たくない気分だった。しかし、翌日の昼にはまたすぐに食べたくなったけど。写真のこれはランチタイムのAセット(カレー1種類)、810円。この店も極私的満足度は高い。

という感じで、最近の外食はクチコミに頼る機会も結構多い(普段当てにしていない食べログやぐるなびも、ある意味クチコミ?)。
カレーとはまた異なるが、翌日の30日(日)も東京都内へ出かけたついでに西日暮里の「一由そば」が開店7周年記念の感謝フェア? のようなものを銘打って、そば・うどんが1週間限定で無料(その他トッピングなどは有料。つまり、かけそば・かけうどんは無料)だということも別の野宿仲間から教わっていた。それで行ってみると、その最終日は雨模様のせいもあって久々の温かい麺類もまあまあ良かったし。クチコミの威力は昔も今も変わらない。

今回はたまたまガーデングループの恩恵に便乗できたカタチと言えばたしかにそうなのだが(さいたま市内ではたまに通りかかるこの店舗で普段はパチンコ・スロットを嗜むこともないし)、しかしまあ「28CAFE」はほかのメニューも日を改めて試してみようかと興味深くなってきたし、僕のようにフェアによってこの店を知るきっかけになった、宣伝効果がたしかにあったことは会社のほうも僕のほうも多少は幸せになることができてWin-Winということで。しかも、その橋渡し役が僕の大好物のカツカレーというのがいやはや。

まあそんなわけで、今後も身近な信頼できる筋の情報は特に注視してゆこうと、このような軽食を通じて改めて思った。

北海道への移動手段の選択肢から、鉄道が……

2015-08-24 23:59:59 | 交通・地理
23日に「ブルートレイン」の「北斗星」が引退、という報道があったものの、その最後の運行をまったく観に行けなかったのが少々心残りではある。忘れていたわけではないが、いつの間にか……。
報道は例えば、上野駅発のほうは毎日新聞で、上野駅着のほうは朝日新聞で、とか。「北海道ファンマガジン」の記事も結構詳しい。

僕は北斗星は、1999年7月に短期間だが北海道東部へ自転車旅に行った帰りに1度だけ乗ったことはあるが、それ以降はたまに東京都内の田端・日暮里あたりで走っているのを見かけると旅情をそそられるものの、ご無沙汰続きであった。

今春に開業の北陸新幹線や、そろそろ試運転が始まった北海道新幹線、それに夜行高速バスやLCCの普及の影響もあってか寝台特急列車が年々廃れているが、そうなるのも仕方ないのかも、と渋々受け入れるのにこれまた時間がかかりそう。
まあ北斗星の廃線の場合は今後の北海道新幹線とともに「カシオペア」と運行区間がかぶっているせいもあったのだろうが、そうしたら来年あたりに北海道新幹線と入れ替わりで廃線が危ぶまれているカシオペアに乗ろうかと考えたがかなりの高級仕様で、貧乏人には辛い運賃で……。

ということで、北海道新幹線が開通してしまうと同じ区間の在来線の第三セクター化もしくは廃線、という流れが近年の他路線の変化を見れば濃厚なので、僕個人的には今後の北海道へ行くさいの公共交通の選択肢から現実的には鉄道はほぼ消えた、のかもしれない。新幹線は貧乏人には贅沢すぎるから。(大洗・新潟などからの)フェリーか、LCCか。鉄道好きとしては寂しいが、現実を受け入れるしかない。それに現在はLCC、ジェットスターやバニラエアのセール利用で地元から札幌あたりまで安ければ片道5000円程度で行けるようになってしまったからなあ、どうしても比較的安く行けるそちらに気が向いちゃうよなあ……。


そういえばあまり関係ないが、今日が命日の亡父も仕事でも旅でも全国各地へよく出かけていたものの、寝台特急を利用したことはほとんどなかったと思うが、近年の東日本の交通の激変ぶりは(東日本大震災も含めて)想像できなかっただろうなあ。
その代わりにと言うのもなんだが、今年もあまり旅できなかったものの、ここ数日で10月から12月にかけて長期間ではいろいろ支障があって無理なので短期間になるが小さな旅の計画をいくつか立てたので、なんとかすべて遂行したいものだ。
というか今後は、亡父の命日は翌月以降の旅に思いを馳せる日にしたい。

「ブルートレイン」ではないが、まだなんとか残っている現実的な寝台特急では2002年2月に1度だけ乗ったことのある「サンライズ出雲・瀬戸」(交通新聞社の記事が詳しい)に、来年以降に再び乗ることも検討しよう。

夜の靖国神社

2015-08-15 23:59:59 | 普段の生活(日常)

終戦から70年経った、という節目の日で、しかも今夏は仕事などで差し迫った用件もなく在宅していたので久々に靖国神社へ参拝に行こうと思ったが、昼間は甲子園の高校野球で埼玉県代表の花咲徳栄の試合があったので生中継を観てしまい、正午の黙祷もテレビの前で済ませて、参拝はそれを観終わってからにした(試合は勝ってベスト8はなにより)。

それで結局、なんだかんだで神社の閉門時間の19時までには間に合わず、門の外でちょこっと一礼する程度になってしまったけど。まあここは普段もたまに訪れるので、日を改めることにした。できれば今月中に。

それにしても、閉門後の神社には数年ぶりに行ったが、さすがに8月15日だと訪れる人は21時すぎでも案外多く、以前にも数回訪れた昼間の混雑および混沌ぶりほどではないにしても、終戦にまつわるそれなりの人間模様も垣間見ることができ、夜は夜で有意義な時間であった。

都市型サバイバル登山家?

2015-08-10 23:59:59 | 他人の旅話
服部文祥氏の新刊絡みの続き。
というか、本を1冊ごとに分けて触れるのは面倒なので、今年の『ツンドラ・サバイバル』(みすず書房)も昨年の『サバイバル登山入門』(DECO)も何もかもまとめて一緒に扱おうかと。

まず、東京近郊のトークイベントについては、先月に湘南T-SITEの湘南蔦屋書店に行ったことは触れたが、今月は26日(水)に代官山T-SITEの代官山蔦屋書店でも決まったそうで。70名も入るのだろうか……。
また、その前に12日(水)に下北沢のB&Bでも決まっていて、もう明後日ではないか。というか、ここは前々から『本の雑誌』15年6月号からの連載「サバイバルな書物」でも予告していたが、7月下旬に予定されていたものを延期した感じなのかねえ。
最近、出版関連の催事が多いとよく小耳に挟むB&Bというハコは特に興味深いのだが、僕はこの今月分はいろいろあって行けないかもしれない。

次に、7日(金)にDECO(デコ)のブログで『サバイバル登山入門』に関する3本の動画がYouTubeで公開されたことに触れているが、これは最近出かけたものの撮って出しの動画なのね。まあ本の販促目的なのだろうが、観るとたしかに本の詳述よりもわかりやすい部分もある。併せて、この本の3刷も決まったそうでなにより。

それから、『ツンドラ・サバイバル』の書評は今月の媒体からもっといろいろ出るといいなあ、と思っているところだが、それとは異なるが今日発売の『BE-PAL』15年9月号の野田知佑御大の長期連載「のんびり行こうぜ」で、6月末に御大が服部邸に立ち寄った話とともにこの本のことにも少し触れている。なんか他人事ながら自分もかかわった本が御大にも直接届くと、こちらも背筋が伸びて緊張しちゃうなあ。だって、僕が中学生・高校生の頃から旅の在り方とともに仕事として出版業界および野外系の媒体にかかわる、というか志すようになったのは人物で言うと御大(カヌー親分)の影響が最も大きいから。でもまあ、嬉しいものだ。
そういえぱ、この号の特集は「野遊びサバイバル術」だが、この手の企画にうってつけの服部氏は今回は登場していない(やや野遊び初心者・家族向けだから?)。それで、なぜか代わりに? 後ろのほうの記事に<か>が登場していたりする。ちなみに、服部氏とは最近では5月の野外系催事で亀料理? を介して親交のある<か>の「新刊のようなもの」も先月に発売されたが、ここでは何も触れておらず。

あとは、一連の著作とはあまり関係ないかもしれないが、タイトルに「都市型」と付けた大きな理由として、先月発売の『Number Do』vol.22が毎年恒例の登山特集号で、このなかに服部家の親子登山の取材記事が4ページある(記事の一部公開もあり)。本業? のサバイバル登山家とは別の私生活の一部分を、地元の横浜市内から行き来することも含めてなんだかんだで街で生活していることを垣間見ることができる。
先のトークイベントの質疑応答でも、山へ行かない普段は『岳人』の編集という仕事も含めてどのような生活をしているのか? という問いに、通勤はこの時間にこの経路で、みたいなことまで詳しく説明するようなやりとりもあったが、当たり前だが5人家族(と、最近はニワトリも少々)の普段の生活もあるにはある。だからそれが多少滲み出ているこの記事は、これはこれで(新刊の宣伝および販促という思惑とは無関係に)服部氏の人柄を知るうえでちょうど良いタイミングで出たのではないかと思う。

というわけで、今年も夏場に露出度は高まってきた服部氏の新刊、都市部でももっと売れるとよいですね。

12連敗を見届けて、13連敗……

2015-08-05 23:59:59 | スポーツ

久々にプロ野球ネタだが、先月中旬のオールスターゲーム前から、埼玉西武ライオンズが連敗続きで昨日までに13連敗という負の連鎖で意気消沈で、仕事の能率にも悪影響のある日々だったのだが、今日やっと東北楽天に勝って連敗が止まった。しかし13連敗は球団記録更新……。

で、遡ること3日前の2日(日)、なんだかんだで約5年ぶりに西武球場、というか(近年は球場の名称がコロコロ変わるなかで)今季の名称は「西武プリンスドーム」へ対ソフトバンク戦を観に行ったのだが、この日も惜しくも1点差で敗れて不名誉な12連敗となったのを見届けてしまい、がっくり肩を落として帰宅していた。
生観戦した印象では、個人の調子は(特に秋山翔吾と中村剛也は)良いので打線もそんなに悪くはないと思ったが、悪循環から抜け出すのはなんらかの変化というか起爆剤が必要なのか。この日も先発は高卒ルーキーの高橋光成が初めて登板していたが、まだ荷が重いか。まあ近いうちにまた登板の機会はあるでしょう。

この日はちょうど先月下旬からのイベント「ライオンズ イエロー シリーズ」の最終日だったので、ユニフォームが黄色でいつもと異なる雰囲気の球場でなんか違和感があったが、これはこれで節目の年を実感できて面白かった。

そういえば、ソフトバンクというと今季からの工藤公康監督への評価がよく取り上げられるが(今季のパ・リーグは独走状態?)、埼玉西武の田辺徳雄監督とともに現役時代はこの球場で同じユニフォームで戦っていた頃も生で観てきたひとりとしては、試合の流れそっちのけでそこがとても感慨深かったりもしたが(もし千葉ロッテ戦も観たら、同じ感慨にふけると思う)、この日に座った座席(ホームの3塁側内野席・外野席が完売だったのでビジターの1塁側内野席。引換券の利用)の周囲にはたまたま家族連れが多く、両監督が現役の頃なんて知らないお子様も多かったが、あれから四半世紀以上経っても老いも若きも? 同じように同じ球団を応援できるのは喜ばしいことである。負け展開の試合の終盤となると、眠そうというか居眠りしていた子もいたけど。

ここ数年はなんかいろいろあってスポーツ観戦はご無沙汰だったが、先月にサッカーJ2・大宮アルディージャの試合を久々に観たこととともにこれらを機に、今年下半期は残り5か月弱だが再びちょいちょい観に行きたい。近々、J1・浦和レッズの試合も行くつもり。
そしてもし生観戦するさいは、お子様が居眠りすることのない熱い試合展開を期待したい。