思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

野外系大手メーカー2社による復興支援

2011-03-13 23:45:30 | 東日本大震災
東北地方太平洋沖地震→東北関東大震災、今日も朝からテレビの報道を注視し続けると壊滅した被災地へ徐々に諸外国の緊急救助隊も受け入れながらの救助活動や行方不明者の捜索に力が入り、津波注意報は夕方に解除され、津波による海水も徐々に引いてきて、余震は続くものの全国的に被災地を支援する態勢が整いつつある。
ただ、太平洋岸の被災地にはよく触れるけど、内陸部や、在京テレビ局の支局がないから中継は手薄だけど被害は福島県以北と同様にあるはずの茨城県と千葉県の様子も気になるわね。

直ちに人・モノ・お金をかけるべきこの状況で、自衛隊や消防のようなその道のプロとは別に一般人がその流れに加わるにはどうすればよいかを考えたときに、ボランティア活動は明日から仙台のように受け入れが始まるところもあるが全体的にはまだ体制があまり整っていないのでしばらく様子見したいところで(1995年の阪神淡路や2004年の中越のときのそういった活動に参加した方からも安易な個人参加は多重事故や支援食料不足の可能性も出てつまり邪魔になってよろしくない、逆に迷惑になる、とはよく聞く)、そうなると募金活動への寄付が最も参加しやすいか。

で、ツイッターでTL(タイムライン)を眺めていても募金活動がすでに始まっている団体は多く、徐々に増えてもいるが、まあそこは詐欺に気を付けて普段から信頼できるところを使ってみるとよろしいわね。一般的にはコンビニエンスストアやインターネットのポータルサイトが最も身近なのか。

それとは別に、僕も顧客として少々つながりのあるところで善い動きは、野外系メーカーのモンベルとスノーピークが災害援助のための物資提供を募る、と表明している。
具体的には、モンベルはテント・寝袋・ガスストーブ・食品(生ものは除く=乾物やフリーズドライということか)、スノーピークはテント・寝袋・マット、を募っている。明日からの受付方法などの詳細は各ウェブサイトにて。


モンベル
【アウトドア義援隊 ご協力のお願い】

スノーピーク
東北地方太平洋沖地震に伴う災害援助物資提供のお願い


また、モンベルのほうはこれに加えて辰野勇会長の名義で援助金も募り、さらには過去の震災時にも活動実績のある「アウトドア義援隊」を立ち上げ、被災地に近い宮城県仙台市青葉区のモンベル仙台店を拠点に、支援物資の配布などのボランティア活動を始めるそうで。野外生活の知識や経験の豊富で、不測の事態でも比較的対応しやすい野遊び好きの立場からのこういった支援の仕方もあり、(いくらか生活条件が悪くても衣食住と移動を単独ででも賄える知識と知恵のある)僕の周りの友人知人でも各自治体主導のボランティアよりはこういうカタチのほうが参加しやすい、という人も多いかもしれない。
僕も来週と再来週の仕事の都合がつけば短期間ながらも行けたら行きたいのだが、まだ未定。

今のところ、この野外系メーカーでは大手の2社がいち早く支援を表明しているが、今後、ほかのメーカー・店舗や野外関連団体も追随するはず。
というのも、モンベルを取りまとめ役としてほかのメーカーや登山用具店などにも物資提供の協力を呼びかけて集約する、という流れは阪神淡路のときもあり、僕もその16年前の1月中旬~下旬に某野外道具店の商品管理のアルバイトに従事していた最中に、その活動の流れに薄くではあるが参加している(当時、僕はバイトをさぼって神戸へ行きたかったが、そうしなくてもここでもやるべきことがある、とそのとき社員に諭されて出荷業務に力を注いで、結果的にはその支援活動に微力ながらも貢献できたのは今も思い出深い)。
だから今後、各メーカー・店舗から(まあ大概は順序的に新品からではなく、でも実際の使用にはまったく問題ないアウトレット品やデッドストックが主体になると思うが)物資提供は相次ぐはず。ひとまず自分の生活圏と得意分野の範疇で動けばそれで良い。

で、今回はできれば現地へ行けるといいな、とは昨日のこの告知を知ってから考えている。ただひとつ心配なのは、今はちょうど花粉症にやられていて機能が低下している時期なので、そのやや弱った状態で行っても使えないただのお荷物になる可能性があり、健康状態も見極めないとなあ、という不安もあるにはある。行くとしたら、粉塵対策も兼ねたマスクが特に必携だな。
でももし行けなくても最低限、芸能人やプロスポーツ選手ほどの高額ではなくても寄付すればよいと思うので、まあいずれかの方法で協力するつもり。つもりぢゃないな、絶対する。

今年のどこかのタイミングでまだ未踏の地域が多い三陸海岸もぜひ旅してみたいと思った矢先の大惨事だから(実は早ければ今月の最終週に行こうと軽く企てていた……)、僕個人的には縁はそんなになくても気にはなる地域だから。というか、日本人ならば戦争以外では戦後最悪最大の結果になりそうなこの緊急事態を常に気にしなければならないと思う。


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1 コメント

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真剣な意見として (アフロあきら)
2011-03-15 20:40:17
そのモンベル義援隊は、今の段階では、東北(仙台近郊)在住の人向けの話では?

仙台へのハイウェイはすべて閉鎖。鉄道だってもちろんだめ。
東北への、国道4号の迂回路として会津~米沢経由などの道もあるだろうが、当然救援物資などの車が最優先です。
仮に何とかたどり着いたとしても、ガソリンが手に入らない。
さしずめ終戦直後のような事態です

同じ日本でも、現在の東北はもはや別の国です!

しかも、津波や地震の後の道路は瓦礫で埋め尽くされ、鋭利な木っ端や釘なども残っているのでタイヤはいとも簡単にパンクしてしまう。

そんな素人が、わざわざ行ったところで足手まといになるのは判っている。
まずはプロである自衛隊や海外からの救助隊に任せるべき。

普通のボランティアが行くのなら、時がたち、交通が復旧し、復興してボランティアを受け入れる体制が整ってから行ったほうがいいです。

ささやかながら募金したりでも、被災地に対して貢献できることには変わりないです。
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