思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

「風の旅行社」が中京圏に業務拡大というか栄転というか

2013-04-01 23:59:59 | 他人の旅話
今年もあえてエイプリルフール無視ネタを、と思ってひとつ用意していたのがあったが、それよりも出しておきたい最近のことについて。

H.I.S.やJTBや近畿日本ツーリストなど全国的に名高い大手旅行代理店の、有名観光地を移動はほぼ動力頼みで巡る大名旅行的な商品とはひと味違う、諸外国の辺境というか行くためには(高山病対策など)それなりの準備と体力が必要不可欠な地域へのトレッキングのような自然体験を伴う旅行を催行する旅行会社のひとつに「風の旅行社」があり、ここの国内の拠点としては東京本社と大阪支店に加えて今月から名古屋支店が開設された。
それで、この新しい支店の「支店長」に就いたのが、実は大学ワンゲルのときの1学年上の先輩だったりする。たしか今年で勤続10年近い気がするが、今回のこの人事は栄転と言ってよいのだろうね。

僕もこれを知ったのは最近で、10日ほど前に東京都内某公園でその送別会も兼ねた花見があり(でも僕は花見に遅刻したので、近所の後輩宅での2次会のみの参加だったが)、そこで数人集まったワンゲルの後輩たちとともに久々に会い(近年は会う機会が減り、たしか別の後輩の結婚披露パーティー以来3、4年ぶりだったような気が)、学生時代と全然変わらないここでは書けないようなバカ話をあの頃と同様に繰り広げて(現役のときは女子部員もいたが、そのとき集まった男だらけのメンバーの場合はどうしても下ネタ混じりになってしまうのはどこの集まりも同じだろう。男の性というか……)、あれからかなり時間は経ってしまったが変わらない共通認識と雰囲気を味わうことができて面白かった。

そういえばこの会社の社員は基本的に登山経験者が多いらしく(山岳ガイドの山田哲哉氏を講師に迎えた登山教室を実施しているのもその影響だと思う)、「支店長」はそのなかでも経験が比較的あるほうか。(僕は立正大学入学時の1994年春から、ワンゲルとともに地理学科の先輩でもあるのでいろいろ知っているが)学生時代からワンゲルとともに社会人山岳会も掛け持ちしていた、「毎週のように山へ行く気概がなければ“山ヤ”ではない!」みたいな熱いことも酒席でよく語っていた真性の“山バカ”で、特に2000年前後にはヒマラヤ7000m峰に3つ登頂していることもあって(チベット・ナムナニ、パキスタン・スパンティーク、ネパール・アピ。その記録の参考として日本ヒマラヤ協会のページも要参照)、普段の仕事とともにその実績も買われたのかも。なので、名古屋支店へは旅行とは別に国内外の登山の相談に行くだけでも充実するでしょう。(大手媒体が良くも悪くも触れないことも含めて)登山業界のかなり詳しい情報も持っているから。

というわけで、今後は中部国際空港発着の商品にも力を入れるらしいので、(地理的には「名古屋圏」という呼称も一般化しつつある)中京圏にお住まいでこの会社のような旅行に興味関心のある方は、よろしくお願いします。昨年に廃業したアミューズトラベルのような致命的な失敗は絶対に犯さない会社であることも保証します。
同業他社のアルパインツアーサービス西遊旅行の添乗業務にかかわる僕の知り合いからそれぞれの会社の添乗の実態もたまに聞くが、それらも総合すると風の旅行社の手法が最も手創り感があって良い意味でコンパクトにまとまった、そして社員とお客さん同士のつながりを重視している印象があり、繁忙期には広告をバンバン出す冒頭に挙げた大手ほどではない会社の規模がそういう趣向にちょうど良いと思う。

ちなみに、ここの東京本社にも大学ワンゲルの4学年下の後輩がひとり勤めているのだが、こちらもネパールに関するこういう記事を書くくらいの山好きなので(彼も、記事の冒頭で触れているアピに登頂)、併せてよろしくお願いします。


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