思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

都市型サバイバル登山家?

2015-08-10 23:59:59 | 他人の旅話
服部文祥氏の新刊絡みの続き。
というか、本を1冊ごとに分けて触れるのは面倒なので、今年の『ツンドラ・サバイバル』(みすず書房)も昨年の『サバイバル登山入門』(DECO)も何もかもまとめて一緒に扱おうかと。

まず、東京近郊のトークイベントについては、先月に湘南T-SITEの湘南蔦屋書店に行ったことは触れたが、今月は26日(水)に代官山T-SITEの代官山蔦屋書店でも決まったそうで。70名も入るのだろうか……。
また、その前に12日(水)に下北沢のB&Bでも決まっていて、もう明後日ではないか。というか、ここは前々から『本の雑誌』15年6月号からの連載「サバイバルな書物」でも予告していたが、7月下旬に予定されていたものを延期した感じなのかねえ。
最近、出版関連の催事が多いとよく小耳に挟むB&Bというハコは特に興味深いのだが、僕はこの今月分はいろいろあって行けないかもしれない。

次に、7日(金)にDECO(デコ)のブログで『サバイバル登山入門』に関する3本の動画がYouTubeで公開されたことに触れているが、これは最近出かけたものの撮って出しの動画なのね。まあ本の販促目的なのだろうが、観るとたしかに本の詳述よりもわかりやすい部分もある。併せて、この本の3刷も決まったそうでなにより。

それから、『ツンドラ・サバイバル』の書評は今月の媒体からもっといろいろ出るといいなあ、と思っているところだが、それとは異なるが今日発売の『BE-PAL』15年9月号の野田知佑御大の長期連載「のんびり行こうぜ」で、6月末に御大が服部邸に立ち寄った話とともにこの本のことにも少し触れている。なんか他人事ながら自分もかかわった本が御大にも直接届くと、こちらも背筋が伸びて緊張しちゃうなあ。だって、僕が中学生・高校生の頃から旅の在り方とともに仕事として出版業界および野外系の媒体にかかわる、というか志すようになったのは人物で言うと御大(カヌー親分)の影響が最も大きいから。でもまあ、嬉しいものだ。
そういえぱ、この号の特集は「野遊びサバイバル術」だが、この手の企画にうってつけの服部氏は今回は登場していない(やや野遊び初心者・家族向けだから?)。それで、なぜか代わりに? 後ろのほうの記事に<か>が登場していたりする。ちなみに、服部氏とは最近では5月の野外系催事で亀料理? を介して親交のある<か>の「新刊のようなもの」も先月に発売されたが、ここでは何も触れておらず。

あとは、一連の著作とはあまり関係ないかもしれないが、タイトルに「都市型」と付けた大きな理由として、先月発売の『Number Do』vol.22が毎年恒例の登山特集号で、このなかに服部家の親子登山の取材記事が4ページある(記事の一部公開もあり)。本業? のサバイバル登山家とは別の私生活の一部分を、地元の横浜市内から行き来することも含めてなんだかんだで街で生活していることを垣間見ることができる。
先のトークイベントの質疑応答でも、山へ行かない普段は『岳人』の編集という仕事も含めてどのような生活をしているのか? という問いに、通勤はこの時間にこの経路で、みたいなことまで詳しく説明するようなやりとりもあったが、当たり前だが5人家族(と、最近はニワトリも少々)の普段の生活もあるにはある。だからそれが多少滲み出ているこの記事は、これはこれで(新刊の宣伝および販促という思惑とは無関係に)服部氏の人柄を知るうえでちょうど良いタイミングで出たのではないかと思う。

というわけで、今年も夏場に露出度は高まってきた服部氏の新刊、都市部でももっと売れるとよいですね。


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