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第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

Harvard GCSRTの図書館:Countway Library of Medicine

2018-08-04 17:52:19 | Harvard medical school

みなさま、こんにちわ。

 
多くの場合は、PubmedやGoogle Scholarで検索してもその論文をどのように管理するかお困りですよね。僕はMahidol熱帯医学大学院で無料でMacに入れて以来EndNoteが好きでそれを頻用しています(あそこにはEndNoteの授業なども2コマあって本当に今考えて鍛えられました)。またうちの大学は無料のオンラインEndNoteが図書館のWeb経由で使えます。
 
 
 
 
さて、図書館といえば、今日はHarvardの図書館の話にします。
GCSRTでは当然地球上全体に学生が散らばっていますので、ボストンに集合するの年3回か、最後の卒業式だけ、僕の場合は2回はロンドンに参ります。
このコースは研究者として多くの人が参加していますので、非常にこの図書館の利用について盛り上がっています(メチャ最強と)
 
そう、あのNew England Journalのオフィスがあることで有名なCountway Library of Medicine(An Alliance of the Harvard Medical School and Boston Medical Library)に入ってやりたい放題です(言葉が悪いですが知の広さと深さは無限大ですね)。高い授業料を払っていますので、理論上全ての図書館が使えますが、主に使うためにスマホなどにDuoというアプリを入れて、日本からもRemote  accessできるようにしなければなりません。
 
基本的には最低でも週一回のGroup workのTeam13の集まりがあるので、毎日フル使用なのですが。勿論、自分がガスガスやっている診断エラーの科研の研究や大学改革のための研究などにも最強の威力を発揮しております。なんせPubmed上の60%くらいDown loadできるとのウワサです。
 
GCSRTの同級生は当然といえば当然なのですが、習ってもないのに独自のReviewからサンプルサイズをちゃんと計算してTeamに提出してくるなど臨床研究をちゃんとして来た人が多く(僕は完全にへちょいなぁ〜と自覚します)、最低限論文を読み書きして発表(なるべく多く)したことがあること、Pubmed検索などが的確にドドドとサクッととできること、英語力は当然ながら電話で議論が出来ることが最低条件としてのMinimum requirementなのかもしれません。
 
今日はこのあたりで。
 
(この辺りのオモローなものを使い回したいのですが、もうその暇がないです)」
 
*さて今知ったのですが、Web Of Scienceも使い放題なので、その中にオンラインのEnd Noteが入っており使えると思います。
 
 

Harvard GCSRT 1st Team Assignment

2018-08-01 00:22:39 | Harvard medical school

みなさま、こんにちわ。

現在もなお、GCSRT多国籍グループTeam13は進行中です。
 
さて、入学の為にはどのような倍率で(400人以上のアプライうち合格者は150人くらいではないかと聞いています)、どのような国から、どのようなバックグラウンドの人間が集まっているのかを知りたいとのメッセージがありましたたので、今我々の学務?のエミリーに教えてもらうように連絡を取っています。しばしお待ちください。
 
(だいたいこんな感じで地球上に散らばっている150人が一斉に講義を受けながら質問をします、ようまぁ昼間の時間に授業うけてんなぁと感動します、他の国の医者は暇なのか?!Protect timeでもあるのだろうか?)
 
7月はBiostatistics 1-9の内容でした。修了認定のために10%を占めているQuiz(だいたい9-13問程度)は合計2回までトライできます。
この各科の試験は大体1−2週間に一回やってくる計算です。しかしよく考えるとCapstoneの評価が半端なく、個人の綿密な国際的な研究計画書とGrant申請書、IRB申請などの発表が40%を占めることから筆記試験はあまり重要視されていません(ちなみに本当にここから研究がスタートすることもあるらしいです)。
 
アイデア、文献読み込み能力、FINERをうまくみつけ、それをどのデザインで研究を実行し、リーダーシップはどのようにとるかが評価されるようです。
 
まぁ、大事なことは卒業や箔つけることではなく、【実力をつけてOutput能力】をガシガシ磨くことにあるので、試験の点数は大した問題ではないと個人的に気楽にとらえて9割を目指してやってます。
筆記試験は半年後の期末試験と1年後の卒業試験の2回が重要であるとのことです。
 
上記のように個人の学習やプレゼンテーションで評価するだけでなく、Teamで5つの大きな課題をこなしていく事も点数認定で評価されるのですが、この課題に関しては毎週日本時間21−23時に開催される150人が一斉に受講するWebinerの終了後に僕のTeam13は毎回1時間程度を議論するシステムを作りました。あとは、Whats Appというアプリと、WeChatという中国系のアプリ(中国の二人はWhatsAppは国内であまり使えないようです)と我々のCanvasというハーバードが使っているスクールサイトのDiscussion roomをVideoで使います。日本のLineは却下でした・・・
 
この1ヶ月の自分の悩みは、毎週Team discussionするときの時間が夜遅くであり、ER後や当直中であるとヘトヘトであることと、基本的に多種多様な人間の集まりですのでミンナが好きなことを好きなように発言しますので、ややネガティブな雰囲気が漂っており、リーダーである自分はそれをまとめるのが本当にストレスでした(女性ばかりで本当につらい)。しかし、今日開始30日目に初めてみんなが一緒にやっていこう、頑張っていこうと言ってくれるような(つまりはイケてない唯一男性の僕を助けながら、みんなで頑張っていこう!)という雰囲気が出てきて悩んだ分だけそのTeamのポジティブなチームの変化に一人で感動しておりました。
 
仲間といえば、研究のかじり具合が、半ば突出しているチームメートも数人いて、僕であれば1ヶ月かかるような完璧なLiterature reviewをたった数日で論文形式(このまま出せるんじゃない?)でTeamに提出してきたりととてもたのもしくかなり勉強になります。やはり海外のPhDホルダーの医者は本当に研究好き好きであることが感覚としてよくわかります。
 
この一ヶ月少し辛かったですが、経験的には、このような苦労が一番自分を成長させてきたので(妻いわく、勉強できることがどれだけ幸せか感謝するように。謙虚と感謝の気持ちを大事にとのこと)、精一杯もがいて楽しんでみます。
 
 Tari 

Havard GCSRT Team Assignment 1

2018-07-18 00:08:07 | Harvard medical school

 

皆様 こんにちわ。

いやはや時間の流れが3年前のバンコクで闘っていたときと比べて3倍くらいに加速しているような気がします。

移動中などの細切れ時間が本当にとても貴重で、すべて執筆か、論文書きか、訳本校正か、授業の準備か、大学改革業務や入学試験をどうしたらよいかなどなど、

焦る焦る。やはりすべて紙に書き出すことが自分にはあっているみたいです。また唯一のストレス発散はジムで走る事です。

やることが山積みで、大学教員とは何故にこんなにも激務なのかと・・。

体力的にも昔のように徹夜が出来ないですし、よく寝ないと翌日の生産性ががたっと落ちますし、飲酒は翌日響くのでSelectして飲みに行くようになりました(学生は応需義務があります)。

 

さてHarvard GCSRT始まりまして30日後の感想です。

現段階ではICRTのBiostatisticsで十分対応可能です。STATAコマンドはもうかなりなれてますので。

が、Team Assignment 1が早速、国境も宗教も文化も違う連中と毎日ぎゃーぎゃーやりとりを行い、毎週会議をして意見をぶつけあうのでかなり大変です。

おそらく、日本的な和を重んじる、空気を読むなどのことは当然あるわけないので、それで状況が悪いのが当たり前という寛容性が大事かと日々自分をたしなめております。

もうみんな研究者として走り出しているので、できるだけ仕事やアイデアの客観性と公平性を重んじようとサウジアラビアとデンマークと共同してプロポーザルの点数をつけたり、公平にアイデアをFINERで点数をつけさせてみたら

ギャグでだした僕のProbioticsがえらばれてしまうといった結末。

 

当然、僕はリーダーとしてすべてのものを押し付けられているような・・(24時間以内に、300本のAbstarctを軽く読んで配ります)

男気スイッチ日本魂。しかたない、一肌脱いで、1stプレゼンターも、多国籍研究テーマも僕がひきうけることになりました。

 

大学で教員をやっていると学生達のPBLやチュートリアルやグループ学習でFree ride問題(何もしなくても成績をもらう)というのは彼らの問題だけかと思いましたが、 

これは世界共通(当たり前でしょうか)なのでしょうか。医学生にあまり強く言えなくなりました。

 

KC先生がいっていた、Tema building の難しさ。

だから、Team でサバイブする課題をWSで一日かけて行なったのですね。意図が本当によくわかりました。

会議の終了後、デンマークのチームメイトからもらった勇気のでる言葉

”Actually, I found the rating a bit difficult – but then I remembered our first teamwork in London; The Bushfire Survival Situation, where we actually performed better as a team compared to our individual scores. Let us continue in high spirits. Best,”

個人でやるよりチームでやったほうが成果がでる!ということ。まったくです

 

偶然KC先生が僕のことをツイートしてくれていて元気が少しでました。

Mahidolのときもそうでしたが、最初は始まったばかりで少し多国籍過ぎてストレスフルですし適応が難しいですが、1年経ったらきっと本物の仲間になっているのではないかなと信じて明日もがんばります。

参考までに。下記が日程です。大体毎週火曜日と水曜日に全世界150人が同時に繋ぐInteractive Webinerがあります。

Tue Jul 3, 2018 Intro to Biostatistics (Lectures 1-3) 12am
Wed Jul 4, 2018 HOLIDAY: HMS Closed 12am
Fri Jul 6, 2018 Webinar: Canvas Orientation 9am to 10am
Tue Jul 10, 2018 Intro to Biostatistics (Lectures 4-6) 12am
Webinar: Intro to Biostatistics Review Lectures 1-3 9am to 10am
Thu Jul 12, 2018 Intro to Biostatistics Quiz (Lectures 1-3) due by 11:59pm
Tue Jul 17, 2018 Intro to Biostatistics (Lectures 7-10) 12am
Webinar: Intro to Biostatistics Review Lectures 4-6 9am to 10am
Thu Jul 19, 2018 Intro to Biostatistics Quiz (Lectures 4-6) due by 11:59pm
Tue Jul 24, 2018 Biostatistical Computing (Lectures 1-4) 12am
Wed Jul 25, 2018 Webinar: How to Give a Team Presentation 9am to 10am
Mon Jul 30, 2018 Webinar: Special Topics: Managing Time and Technology to Support Your Deep Focus and Creativity 9am to 10am
Tue Jul 31, 2018 Webinar: Intro to Biostatistics Review Lectures 7-9 9am to 10am
Thu Aug 2, 2018 Intro to Biostatistics Quiz (Lectures 7-9) due by 11:59pm
Tue Aug 7, 2018 Biostatistical Computing (Lectures 5-8) 12am
Thu Aug 9, 2018 Webinar: Software Testing for Presenters 9am to 9:45am
Biostatistical Computing Quiz (Lectures 1-4) due by 11:59pm
Sun Aug 12, 2018 Team Assignment 1: Pitching Your Study due by 11:59pm
Wed Aug 15, 2018 Webinar: Team Assignment 1 Presentations - Session 1 8am to 11am
Thu Aug 16, 2018 Team Assignment 2 Opens 12am
Webinar: Team Assignment 1 Presentations - Session 2 8am to 10:30am
Tue Aug 21, 2018 Ethics and Regulation (Lecture 1-4) 12am
Thu Aug 23, 2018 Biostatistical Computing Quiz (Lectures 5-8) due by 11:59pm
Mon Aug 27, 2018 Webinar: Special Topics - Writing for Clarity 9am to 10am


Harvard London Chrort

2018-06-28 06:17:12 | Harvard medical school

みなさまこんにちわ。

ようやく日本に帰る飛行機の中でこれを書いております。

WS1の感想です。Distant Learning の欠点を埋める為にはどうしても顔が見える関係を早期に構築しなければならないことと、円滑なTeam Net Workを作ることが重要となります。

日本人どうしであったらLINEやFace bookで良いのですが、海外だと規制がある(DubaiはSKYPEが使えません、中国はそもそもいろいろ規制が・・)のでそれを補うためにHarvard のCanvasという学務マネージメントソフトで前回ICRTまではなかったグループビデオ通信ソフトが導入されました。

さて、Face to faceで行わなければならない内容は、座学では全くなく(座学は勝手にしろスタイル)で、具体的にはハーバードビジネススクールのケース(山火事で多数が死んでしましうようなケースでチームでどうすれば生存できるか)を用いて、個人主義で勉強やタスクをこなすよりもチームを作りコミュニケーションをとりながら思案した方が生存の確率が高いことを実証する授業であったり、すべての成功している組織は明確なビジョンを持っており、ビジョンを見ればそれがどの世界的な組織(会社)であるかわかるなどのグループディスカッションがメインです。Global education という新しい部門でまだまだ歴史が浅いので、毎回毎回次から次へと変わっていっている印象です。(下記参照)

https://gce.hms.harvard.edu/professional-programs/core-programs/global-clinical-scholars-research-training-program/curriculum

人生100年、新しい学びのスタイル。

確かに本を読めばわかることはもう遠隔授業で良いわけで、面白くないアウトカムのでない授業は双方にとって時間の無駄ですね。(日本の医学部は確実に今後再編と淘汰が行われていくと思います、それはまた別の機会に書きます)

それ以外の体感したり・ディスカッションを行うことで新しい人と人とのつながりからさらなるInspireとInovationを促すにはFace to Faceのグループワークが必須と思いました。よく言われる(僕は前述したMBA講義の田久保先生の授業で興味をもって本を読むに至りました)VUCAについて

 

Volatility(変動性)

Uncertainty(不確実性)

Complexity(複雑性)

Ambiguity(曖昧性) 

から頭文字をとって作られた単語です。

 

医療においても現代のカオス化した新しい「予測不能な状態」をどう新しい人材として乗り越えていくか。

そういうものをビジョンをもって自分たちが作っていくか。

 

きっと、今さらながら思うにそういう授業を朝から夜まで缶詰でやっていたのだと感じます。個人的には自分の意見を誰にでもワーワー言うのはなれていますので良いのですが、

意見を言うことに慣れていない・ディスカッションが苦手であるとこの手のタイプの授業は困る方が多いかもしれません。がんばろう日本、練習あるのみですね。



Harvard GCSRT始めました。

2018-06-23 16:29:25 | Harvard medical school
 
みなさまこんにちわ。冷やし中華的にHarvard Medical Shcool Global Clinical Scholars Research Training Program (GCSRT)コースに入学しました。人種と国家のDiversityがハンパないカオスな環境がお前には向いているとの事でKC先生からの強い推薦でボストンではなくロンドンにて色々な勉強しております。ちなみに最初のProgram Deanからのイントロダクションで、このGCSRTコースの特徴は世界で通用する研究者を養成するのと同時に、各自が協力して他国間との共同研究や新しいアイデアを作るための人的ネットワークを形成して行動に移すのが目的でもあるそうです。ちなみにDean曰く実際に2017年1年間でNEJMに2人のGCSRT卒業生がFirst authorとして発表されたようです(なんか規模がやばくてワクワクしますね!)
 
ICRT Japanの方はもう結構認知されてきたとの事(勝手に解釈)とICRT Japanの参加者さんにこの情報が役立ったとのお言葉がとても嬉しかったので、次のステップとしていつか日本からどんどんとオラオラと参加できるようにGCSRTの学びとコースについて、なんとか時間を作ってここに記して行きたいと思います。
 
本当に大事なFace to Faceの授業や講義はBoston, London, Shanghaiの三ヶ所で世界中から集まって受講します。基本的にはグループディスカッションとチームビルディングとリーダーシップのWSで、これがまた本当によく出来ていて練りに練って考えられているのが教育側の人間として悔しいです。これは後日にまた。
 
受講者は日本からはLondon Cohortには私含めて二人、その他コースに二人くらいだと思います。Londonの最大勢力は中国からです(地球上の人口比からいうと当たり前かもですが)。全体の年齢層はかなり高い印象です。他国の男性陣は私よりも年齢が高く40台の人も多く、女性陣は逆に中国、中東や欧州組は30前後の人も若手研究者も結構参加している印象です。題名の通りのコースなので、すでにPhDを持っていたり、研究経験のある人も多い印象です。
 
Workshops:
Live WorkshopsThe program curriculum includes three residential workshops: two in either Boston, London or Shanghai (depending on your cohort) as well as a third and final workshop that all cohorts will attend in Boston. The workshops offer a mix of didactic and practical exercises and are a required component of the program. Attendance at all three workshops is required to be eligible to receive a Certificate of Completion.
 
 
みなさまが気になるであろう卒業認定はICRT(Dubai)コースでは最後の卒業試験で80%(確か38問/2時間の疫学・統計・STATAコマンドのMCQがありました)+75%のWebiner参加、2回の現地WS参加が必要でした。
 
GCSRTも同様で全てのQUIZで合格することと、2回のCBT的な試験で合格する事、あとはチーム課題と個人課題、選択科目の成績で総合的に決めるとの事です。
 
There will be approximately four to five interactive webinars per month targeted for review, problem solving, discussion of special topics, facilitated team meetings, team, presentations, etc. Students are only required to attend 75% of all webinars at their scheduled time。
 
メインとなる内容はFoundation Course+Elective Course+Adavanced Elective course+Team assignment+CAPSTONE projectでありあます。
 
Foundation Courses という必修は下記のようです。
Foundation courses lay the groundwork of knowledge and skills across the broad spectrum of clinical science. Everyone in the program must complete the foundation courses and receive a “pass” on all related course components.
 
下記の内容は全てPassしないと卒業は出来ません。
Foundation courses include:
•Introduction to Biostatistics
•Biostatistical Computing
•Ethics and Regulation
•Epidemiology
•Applied Regression
•Survival Analysis
•Correlated Outcomes
•Causal Design
 
さらに、選択コースも選びます。僕はSurvey Designの方が将来役に立つと考えて選択しました。
ElectivesThere are three elective options: , Secondary Analysis of Clinical Trials, and Survey Design. Additional information about the electives is listed below and will be presented via webinar in November after which you will select your elective. Lectures and course activities specific to your elective will begin in December and run concurrently with the foundation courses.     
 
さらにさらにAdvancedとしてOptional courseを選びます。
There are two options for concentration which students select before the start of the program: Clinical Trials and Advanced Quantitative Methods in Epidemiology.
 
【Advanced Quantitative Methods in Epidemiology】
The epidemiology concentration provides students with the application of advanced quantitative methods as they pertain to T4 translational research. Topics include an overview of comparative and cost-effectiveness research, meta-analysis, quasi-experimental designs including instrumental variables and marginal structural modeling, propensity scores, and time-series analysis.
私は、自学自習がしやすい綺麗なデザインのClinical Trialより習う機会が少ないレアなAdvanced Quantitative Methods in Epidemiologyの方が良いであろうと沖縄の師匠と相談して後者にしました。
 
 
また多国籍軍のような多種多様(もはやカオス)のGCSRTでは合計5つのTeam assingmentがあります。僕はAdavanced Epidemiologyにしましたので、サウジアラビア、UAE、ポルトガル、デンマーク、中国、日本、イタリアの女性達とTeamとして1年間共に同期として頑張っていく事になりました(僕だけ男性なので、勝手にまたもやリーダーにされてしまいましたが、ここぞオモローかつcool Japanを見せてつけたいと思います)
 
【Team Assignmentsについて】
Students are put into teams at the beginning of the year. Everyone will participate in the same first three team assignments. The fourth (4th) team assignment will be done within a temporary team to which you will be assigned when you select your elective. The fifth (5th) and final team assignment will be completed with your original team and will focus on an exercise specific to your chosen concentration. Each student must actively contribute to all five (5) team assignments.
 
さぁこのコースの一番の見所はCapstoneといって、国際的な研究機関に申請するための自分の研究計画書(6枚程度)を作成して学生同士(といっても医師としてすでにFacultyクラスも多いので)査読と批評を行い、最終的にはプレゼンで競い合うという実践(実戦)的なものになっております。
 
Capstone Project:
The capstone project is an individual assignment designed to real-life grant submission process. It will allow students to demonstrate mastery of clinical research, theory and skills. All students in the program will be required to write, submit and pass an original research proposal – the culminating experience of the GCSRT program. All students in the program will also be required to complete a peer review of another student’s capstone project.   
 
という事で、現段階で把握した概要はこの辺りまでです。
 
 正直な話、WSのディスカッションとTeam Exciseがかなり楽しいです。このTeamが課題に追い込まれる感じが生きているとも感じます。
 
今日はメンターのKCが個人的にメッセージをくれました。世界中どこにいても、何をしていても人類として色々な人間とTeamを作りながら、成長していく。ひと昔前までは都会に住んでいないといけない、大学で働いているなどの研究に対する古い価値観がありましたが、今後はこのような遠隔プログラムをフルに用いる事で地方にいても離島にいても学び続けることができるのではないかと考えてます(やる気のある自治医大生にオススメです)。
 
 さてということで、またまたまたまたまた学生に戻ります。限りある時間を有効活用して切り詰めながらどこまで自分と闘い、鍛えることができるか?これから頑張って行きます。
 
 
PS:
まるでプーチンのような鋼のロシア人と気のいいポーランド人とロンドンの先生とM先生と飲みに行きましたら、初日ゲロ吐いて道で死にかけてました・・(時差ボケのせい)
 
 

Harvard ICRT JAPAN ついに始まりました。

2018-01-17 16:01:30 | Harvard medical school

皆さま こんにちわ

ついに1月13日から16日にかけてHarvard ICRT Japanが開講いたしました。
参加者の皆さんと直接意見を交わし、何かつまづいているところがないか、どうしたら働きながら効率的に学べるかなどの申し送りという名の友達作りに行ってまいりました。それもこれも、Harvard ICRTを日本に誘致したリーダーの諸見里先生の御高配のおかげです。

驚いたことに、会場となったOISTの国際的かつモダン建物は日本一かと感じます。どうです!?この美しい海に囲まれた美しい施設は。

働いている研究者は外国人が多いらしく、建物内の会話や看板は全て英語であったのがとても新鮮で、世界と勝負しているという雰囲気がムンムンとしてました。沖縄の地にこんな素晴らしい世界最先端の研究施設があるとは恥ずかしながら知りませんでした。黒川清先生偉大です。

今回はProgramを日本からの受講者がほとんどである為にどうも合わせてきたとのことで、アジアで新しいグループワークなども試してみたかったとのことでした。

 

KC先生のプレゼンの仕方は自分にとってとても勉強になった(胸を軽く張り手掌は常に上空へ 笑)のと、Harvard Business Schoolの講義からチームワークとリーダーシップをどう育成するかのワークショップも組み込まれていました。

BiostatisticsとEpidemiologyの内容は概ね一緒です。合計4時間でほとんどのSTATAのプログラムをさらっと終えてしまう
感じのサクサク感は自験例的にとってもストレスだったと思いますが、これから授業を一つ一つこなしていくと身につけられるように
良く段階を経て練られているためにみなさま安心いただければと思います。

 

 

授業は許可を取っていないので、詳細なタイムテーブルは載せませんが、朝8時15分から17時過ぎまでタイトに組まれております。
その中でも、顔の見える関係を作る為に皆さん積極的に会話を持たれていたようで老婆心ながらとても安心しました。

さて、ということで最近は怠けている自分はというと、このWSの間にメンター達と話を行い次のステップと挑戦に対してある決意しました。

どうすれば島根の為に貢献し続けられるか、少なくとも島根で情熱を持って頑張っている人たちと頑張れるか、島大の医学生たちにどうすれば良い教育ができて彼らのやる気を伸ばせるか?究極的には文化を醸成し、自分たちで学び成長できる体制ができるか。

自分の悩みは尽きないですが、一つ一つ笑顔で頑張っていきたいと思います。

(リーダーシップの話)

(KCのプレゼンの仕方は本当に勉強になりました)

(師匠 降臨 Faculty として世界へ向けてお話いただきました)

(最後の夜はいつのまにか、飲み会に)

 


Harvard ICRT JAPAN 授業開始前の予習について

2017-12-13 11:12:10 | Harvard medical school

皆さま、こんにちわ。

続々とHarvard ICRT JAPAN合格の連絡が届いておりまして(個人的に5人以上からいただきました)、一番多いのがどのようにして授業に臨んだらよいですか?という質問ですので、そちらに対して私見を作成しておきます。コースの内容は全くDubai コースと同じです。お役にたてば幸いです。

まったくの初学者であれば、下記のようなものをお勧めします。

【やっておくべき課題】

その1 リスニング力を補う為の疫学・統計学用語を仕込む

おそらく日本人参加者の宿命宿敵である英語の基本的能力が足りていないことが予想されます(まずリスニングの強化)
しかし今日明日で絶対にレベルは上がりませんので、これを補うために直前には専門用語の事前学習(単語をみておく)が多分有用なのではないかと考えております。私は逆に難しい漢字の統計用語が自分の理解とミスマッチしている事がありこれで終了後に勉強したりしました。

※統計基礎用語集     統計学用語の日本語⇨英語の作業

http://www.qmss.jp/qmss/glossary/stat-glossary-ej.htm

 

その2  簡単な臨床疫学の指定した本を数冊 流し読みしていく。

世間一般にいろいろとありますので、そちら方をAMZONで自由にどうぞ。

また役に立つサイトが多々ありますので、一部引用させていただきます。

※ネコでもわかるStata入門 東京大学大学院経済学研究科博士課程

http://www.fbc.keio.ac.jp/~tyabu/econometrics/stata1Cat.pdf

※新谷先生の医学書院記事

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02927_03

※STATA コマンド 検索でたくさんでてくるはずなので参考にしてください。

などなど

 

その3   指導医のビデオをみる(実際の講義の初期ととほぼ一緒です)

※STATA Basic のKCのyou tubeをみて臨む。これにつきます、そもそも同じ先生なので。
https://www.youtube.com/watch?v=kepM_tbQokw

になります。

 

時間があれば、これを始まるまでの課題とすれば良いかと思います。

 

 最後にKC先生と。

 

                          T.W


Harvard ICRT JAPAN 沖縄開催決定!

2017-10-03 21:47:15 | Harvard medical school

 

次年度、Harvard ICRT が日本で開催されます!!
 
主に臨床研究を勉強したい日本人医師の為に働きながら、全世界の研究者と繋がり学ぶことができます。すでに私のところ知り合いから10名以上の問い合わせがありましたし、リーダーの諸見里先生曰く、沖縄の医師を中心に既に20名以上の日本人医師が申し込みがあるとの事です。
 
内容はすでにこのブログで紹介してきましたので参考にしてください基本的なコースは全く同じです。ワークショックやミーティングが沖縄であるとい我々にとってメリットだらけです。
一言で感想を述べると「極めて実践的でSTATAを使用して力をつけることができる」です。
 
またJAPAN開催ということであまり英語の問題もならないように工夫がされると思います(予定)是非、みなさま気軽にご応募ください。
 
ホームページ

http://direct.externaled.hms.harvard.edu/icrt-japan/information

 

 

 

 

全体のホームページです。

https://hms.harvard.edu/departments/introduction-clinical-research-training


Harvard ICRT 唯一の短所について

2017-05-24 08:27:03 | Harvard medical school

皆様、こんにちわ。

 

現在ドバイにいます。

ここドバイは砂漠の中の人工的オアシス、どうも生活用水全てを海水から作成していると友人が話していて驚きました。

 

さて、この度全世界の学生が遠路はるばるドバイにまで集合しWorkshop2が開催されました。

僕の目標である、Good clinician, Good educator, Good prodcutive authorの3つをモロに地で行っている尊敬するKC先生をメンターとして、 今後のご指導を引き受けていただいので頑張って残り半年間はICRTの復習します。

 

さて、今後につづく内容は長くなりそうなので次回に回すとして、前回メリットをお話させて頂きましたので今回はデメリットについて言及します。

 

ICRTのデメリットはやはり、

1 飲み友達ができない

2 国の中でもやはり人種や文化的なグルーピングができやすい

3 いきなり知らん人達とグループでAssignmentをするのがストレスフル

4 いわゆる学位にはいくら勉強してもならない(皆様が知りたいのはどうもここのようですね)

 

1-4のデメリットは上記くらいでした。

1-3は比較的Sociableな日本人でも苦労しますし、ここだけは毎日一緒に居るOn campusでしかできない人と人との深い人間関係ですね。Mahidolの経験からすると、やはり一番は海外から出雲にまでわざわざ会いに来てくれる同期達の存在が一番人生において大きいです。

 

4に関しては、海外でPhDに進むことは日本とは比較にならない程の圧倒的な実力がつきます(経験的に)。ただそれ以上の金銭・時間・家族などの負担があります。僕は実力さえつけば全く気にならない為にさほど気にしてませんでしたが他国の医師達はやはり米国に移住する事を目標にしている人が多く肩書的な学位をさらに欲しがっていたようです。ただ友人皆が言ってたことには、Admission してGraduationするという課程で試験を受けながら切磋琢磨した努力は留学といっても見学者的な扱いで学ぶよりはとてもとても良い学びになると感じております。

 

後は、やはり学費でしょうか?詳細は調べて下さい。

 

 メンターKC 曰く、今後Harvardが全世界へむけて教育を資本に売り出していくそうで、教育学だったり、臨床研究だったりのコースがドンドンでてくるそうです。

彼いわく、日本は変わらなければ行けない過渡期にあり、NIHの様に様々な病院のデータを一括に集めて、研究計画書と倫理評価がきちっとしていれば誰でも解析が出来るようになればよいなと思います。

 

また教育に関してもコースが開催されるそうで、いつまでも講義室で座って聞いているのが授業ではなく、Internet を用いた自らのActive learningが地球上のあちこちで既に起こってきているようです。つまり、大学生の中でも積極的に学ぶ人・学ばない人の差別化はものすごい事になると思います。


Harvard ICRTの利点 

2017-05-18 22:20:46 | Harvard medical school

皆様こんにちわ。

現在ドバイへWorkshopとGraduation ceremonyへ出席しに向かっています。

意気揚々と高速で空港へ向かっている途中でパスポート忘れた事に気付くという人生最悪の失態をおかしました。が、なんとかいつもの妻のおかげで出発ギリギリまでCAさんに待ってもらってSafeでした。 

 

さてさて、この半年以上はもうハラハラドキドキでしたが漸く振り返る時間ができた為に、自分が行ってきた勉強などを思い出しながら、Harvard ICRTの事を紹介して行こうと思っています。

勿論、勤務しながら学ぶということは、周囲の理解がとても重要です。

僕の場合は、上司のO先生にとてもとても暖かい励ましと援助をいただきなんとかやってこれました。 

内容はIntroductionとの事ですが、全く疫学や統計がわからない人にはちんぷんかんぷんであると思います。かりに日本語でおおまか理解していても、英語の瞬発力が無いと、これもまた厳しいかもしれません。

 

小テストなどはこんな感じの問題です。STATAを検定など理解しながら使いこなせるかがポイントです。コマンドは覚えるのは大変なので、僕の場合は講義や実習でならったコマンド集をMacのMemoに作成しておいて、それをVariableだけ変えてコピペで使えるようにしていました。SPSSよりアホみたいに早いです。

 


さて、振り返りながら、感じています。

 本当に良い教育とは学びての成長をアウトカムとしているので、例えば眠い授業をして誰も聞いてなかったり、話して側も熱意がなかったりするくらいならば、いっそ優れたDistant learningでやった方が教育効果も高く、人件費なども安く抑えられるのではないかというふうに考える様になった自分がいました。それくらい、非常に洗練された教育を受けて電撃が走りました

師 徳田先生と先週飲みながら、思ったのですが勉強したい日本の医師全員がこれを受講できるような未来になると良いなぁと理想を描いております。

 

具体的なICRTの良い点は

Majorな利点として

☆STATAを格安で購入して、ある程度使えるようになるまで、講義がうまく実践的に構成されていること。かなり実践的です。

☆本当に重要なBiostatisticsやEpidemiologyの分野を集中して学べる事。

☆小テストをこなしているうちに実践的な技術や知識がいつのまにか手に入る事。

 

Minorな利点として

1)何度も何度も繰り返して、授業を受ける事ができる。

2)速度を調整できること。

3)Whats app(LINEみたいなの)を用いて、全世界の参加者と議論やアホな会話ができること。

4)講義の種類が豊富で、グラントの書き方やリーダーシップなどもあること。

5)英語の勉強にもなること

だと思います。

 

今回は、飛行機の時間なのでこのあたりで。次回はデメリットにも探ってみようと思います。

では楽しんできます。