

みなさまこんにちわ、隠れ編集長和足です。
まさかのエイプリルフール!の日に嘘ではなく4月1日(土)から第19回ジェネラリスト教育コンソーシアム「医療現場に必要なリーダーシップスキル」を開催します。
特別ゲストになんとグロービス経営大学院の田久保先生をお迎えし、わかりやすく、医療者に必要なリーダーシップの極意を解説していきます。またゲストEditorとしてメンティーの坂口先生MD,MBAをお迎えし、今回の会に参加された先生方はムック版書籍の共著者としても医学中央雑誌に掲載されます。
コロナ禍や戦争、ChatGPT/Perplexit/SciSpaceなどのAIの爆発的な勢い(便利過ぎます)など、臨床医にとっても未来が見えにくい不確実な時代だからこそ、私たち一人ひとりのリーダーシップが試されています。総合診療のチームや組織、そして学問が発展するためには、臨床、研究、教育以上に、リーダーシップを発揮する必要があると思います。
リーダーシップについて悩む医療現場の人にこそ、このコンソーシアムが「武器」になればと企画しました。特別にSanjay Saint先生の参加もあるかもしれません(Video)。一緒に今後の医療現場に必要なリーダーシップについて考えてみませんか?
(Editor和足孝之MD,MHQS,Ph.D、坂口公太MD,MBA拝)
申し込みはコチラ
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfT344U4LSTQbQYyKdP_fOqC7c1BOKGYKxBNr0FHPNjO8cN9g/viewform?usp=send_form
みなさまこんにちわ。嬉しくて、ワクワクして珍しくブログを書いています。ミシガンは美しい雪の季節です。
最近話題のChatGPTで、STATAのプログラミングコード作成させれないかなと、ふと思ってやってみました。
大興奮の結果です(米国時間、深夜3時に吠えています)。
ChatGPTについては、普通に有名なので割愛するとして、今日は端的に実際のSTATAコマンドの作成方法を記しておきます。
これは理論上、STATAでもRでもSPSSでも使用できる(はずです)。ぜひ試してください。
まず興味があったのが、自分のデータを用いて、プログラムコードをChatGPTが作成できないか?と言うこと。できたらすごい。
そうすると解析が相当早くなるので助かるなぁと思っていました。
まずはChatGPTの画面から入ります。
命令します。大体どんな書き方でも、OKです。
論文を最短最速で作成する場合には、
まずは研究対象者の背景をまとめたTable1を綺麗に作りたいなぁと考えることが多いですよね!
*Dataは保護の観点からあえてめちゃくちゃにして作成しています。
"write stata code for Table.1, using this data. Divide two group by Sex"こんな感じでエクセルからダイレクトにコピペしてあとは命令します。
すると、勝手に自動でここからはデータで、ここまでは命令だなとChatGPTが判断してくれたのか、上手くいきました。
上記のように、一般的なコマンドから、Table1を作るのに必要な要素(この場合は性別の二群比較をしたいので)を教えてくれます。
もちろん慣れている方であれば当たり前のコマンドなのですが、初学者はスペースやコンマや( )などで上手くいかず絶望することが多いので
本当に便利だと思います。以前は、根を上げたメンティー達にコマンドを教えるのにいちいち時間を使って教えていました。
もっと言うと、例えばTable3 などで使用することが多い、多変量解析のコマンドを作りなさいという命令も一発です。
もっと複雑な解析も一発です。
このようなコマンドが出てきますので、それをSTATAを立ち上げて同じデータセットにコピペします。
一髪で、上手く機能します。
この間、数分です。
コマンドがわからない場合を調べることも当然できますし、DID分析なども作成可能です。
"write stata code for difference in differences regression"
何がすごいかと言うと、これまではSTATAのホームページやソフトのHelp機能でコマンドを調べながら試行錯誤しながら(それがまぁ楽しかったのですが)一つ一つ調べてはメモして蓄積していっていました。
ところが、自分のデータと変数を用いて、コマンドを作ってもらうことが可能になったということです。
しかし一点注意点があります。今回は情報量を少なくしているので正確に機能しているようですが、数千のサンプル数を用いたり、変数を多く入れたりすると機能しません。その場合は、極力サンプル数は少なくして、変数を優先して指示すると良いと思います。
正直、これまで苦労して勉強してきたことがわずか数分で乗り越えられてしまうと言う衝撃には笑うしかないのですが、
こういうVUCAの時代にこそ強いとされる総合診療医としてはワクワクしていると言うのがホンネです。人類の学習方法は無限に広がっていることに興奮しています。
ちなみにある一定の英語能力さえあれば、英文校正にこそめちゃくちゃ重宝するツールになってきていると思います(残念ながら業者さんよりも上であるのは間違いないと思います)。しかし、英文校正やフォーマット調整、リファレンス調整も、理論的にはやってもらえるのではないかと思ったのですが、無料版では文字量が多すぎて機能しませんでした。有料版であればできるのでしょうか?色々試してみたいと思います。
みなさまこんにちわ。
メンターと一緒に翻訳書を出します。(多くの人に読んで欲しいので自分の収益はほぼ0%に価格設定しています)
日本の医学部で、大学病院で、全ての病院幹部に、いやどんなに小さなチームでも、役職ある人にでも、足りていないと感じてきたことが一つだけありました。
それは医療現場におけるリーダーシップ教育。
色々な論文でも書きましたが、実験基礎医学系の研究で過去に優れた業績をあげたからといって病院長などの経営者として優れたマネージメントができるとは限りません。もちろんそれらのことが自然と身に付くこともあるかもしれませんが、所属する講座や部門、診療科を超えて病院全体や地域全体を考慮したリーダーシップを発揮できるともまた限らないと思います。
でもリーダーシップって、かなり難しくて、見えるものでもなく、良い意味で先人から盗み、自ら感得したりする必要があるものでもあり、実際のところ学ぶ機会が乏しいのも事実です。そこで、メンターのSanjay Saint先生、Veenet Chopra先生の"医療者のためのリーダーシップ30の極意"を僕なりの言葉で僕なりの感覚で翻訳させていただきました。特にSaint先生の隙のないリーダーシップと緻密なマネージメントはこの本を読んで始めて意図的に行動されていたのだということに感動しました。これが本当の世界のリーダーかと。
下記は今回の訳書の自分の思いを込めたメッセージです。許可をいただき掲載させていただきます。どうか研修医でもチーフレジデントでも、看護師としてのプリセプターでも、薬剤部長でも、師長でも、医局長でも、教授でも、院長でも、健康保健福祉部長でも、医療政策に携わる偉い人でも、一人でも多くの人に手に取ってこれらのどれかを感得し、実践していただければ訳者としては幸いです。
------訳者まえがきより抜粋------
皆さんはリーダーシップとは部長や院長など役職のある年配の人が発揮すべきものだと思っていませんか?答えは、否、全ての医療職があらゆる局面でリーダーシップをとり続けているはずです。そして数名以上の人間が揃えば大小を問わず誰でも常に発揮していく必要があります。リーダーシップとはそれくらい日常的なものであると思っています。さて、僕には人生の方向性を決定づける程のリーダーシップに遭遇することが何回かありました。その一つが本書の著者であるSanjay Saint先生、Veenet Chopra先生との出会いです。
2017年に僕は現場の若手のリーダーとして思い悩んでいました。どうして周囲の人は自分の所属部門だけの事しか考えないのか?どうすれば医学部を変革できるか?どうすれば優れた若手を育成できるのか?誰も答えてはくれませんでした。しかし、その時に遭遇した論文が著者の2人がハーバードビジネスレビューという雑誌で発表したものでした。そこにはリーダーシップ論やメンター論の観点から明確に答えを示してくださっていました。その美しい文章を読んだ時に心の底から救われた瞬間を鮮明に覚えています。文字通り臨床・研究・教育・リーダーシップ/マネージメンなど全ての方向から死角がない二人の姿に僕は心底憧れ、二人が在籍されているミシガン大学へ移動し弟子入りすることになりました。米国の医療者であれば誰もがその名を知る有名なホスピタリストのお二人がカンファレンスや会議で見せる時間管理術や、心理的安全性の高い雰囲気の作り方、メンバーの良いアイデアを最短最速でチームとして実現させていく姿に驚愕しました。この「リーダーシップの極意」の翻訳は、自分が地球上で最も尊敬するリーダー達の知識・技術・姿勢・経験のエッセンスを日本の読者が理解しやすいように魂をいれる作業でもありました。
さて、本書の翻訳にあたりお伝えしたい特徴があります。まず、この本は巷によくある企業向けの書籍やM B A関連の書籍で述べられるリーダーシップとは決定的に異なります。医療現場を経験したことがある人でこその悩み、またそのリーダーが決まって遭遇する問題の解決法などを提示しています。我々にとって日常である医療現場は、患者さんの病の苦しみや悩みに加えて様々な専門家達のリーダーシップが複雑に絡み合って構成される非日常の世界です。僕は、これまで様々なマネージメントやリーダーシップに関する書籍を読んできましたが、医療者の視点からは腑に落ちないものが散見されました。医療は限られた医療資源を最も効率的・効果的に用いることで人々の健康状態を高める事を根本的な目的としており、この点がビジネスの目的とは全く異なるからです。さらに、企業とは異なりほぼ全ての医療職が何らかの独立した専門家として患者のためにそれぞれ独自の考え方で協働しているからです。
次に、日本版の本書の最大の強みは、著者と翻訳者が同じ病院の現場で志を共有していること、またメンターとメンティーの関係であることです。文化的背景が異なる米国のリーダーシップやメンタリング等の内容をそのまま日本語に言い換えてしまうと逆にわかりにくくなってしまう事が多いです。編集部と相談し、少しでも日本の読者にとってわかりにくいと感じた文章や内容は、何度もSaint先生のところに足を運び、訂正し、場合によっては注釈や表を挿入しました。翻訳の作業過程にも注意を払いました。医師だけではなく、全ての医療職にとって読みやすくなるように医療の素人である僕の両親や、医学生、若手医師のメンティー達に通読と校正を依頼し、どのような初学者やベテランスタッフが読んでもわかりやすいように配慮しました。ご協力いただいたみなさま、特に丁寧に読み込んでくれた両親には心から感謝します。
最後になりますが、本書「リーダーシップの極意」が医療の現場で自然と広まり、実践されていくことで日本の医療がさらにより良いものになっていくことを心から願っています。
↓↓リンク
みなさまこんにちわ。
突然ですが、4年前から今の師匠でありボスのSanjay Saint先生に憧れていました。大学教員として思い悩んでいた頃に、メンターはメンティーを選ばなければならないという衝撃的な論文がHarvard Business Reviewから出ていました。ふとその記事を読んだ時に電撃が走りました。
もちろん元々セイント&フランシスという教科書をポケットに入れている意識たかい系の医学生でしたので先生の存在は当時から存じておりました。
一年以上前に志や思いを精一杯詰め込んでお手紙を出したことを思い出しました。そしてこの時も自分のメンター徳田先生の完全バックアップがありました。
結果的に、僕はVisiting professorとして、こちらに来させていただきました。そんな感じでスタッフや学生に紹介されると毎回恥ずかしく申し訳なく、Studentと言ってほしいくらいです。
完全に厚遇したいただいているので・・なんだか本当に申し訳なく、本当に感謝しかありません。その分いろいろな圧力からかファカルティースタッフと共同研究がやりやすく進むので助かっており、貴重な時間を充実して過ごしております。
さて最近思うところあり、破壊的円安以外の事はいい感じに目標を達成しつつあること、大学業務のタスクシフトや多くの業務の権限譲渡もうまくいっており結果が出てきていること、
また総合診療領域で日本全体の改善活動を客観視しつづけるために、Michiganにもうちょっといる方が良いと判断しました。
僕のやるべき仕事は、自分が思う"なんとかしければならない大きな問題"の診断と治療であると思い続けているからです。
研究費や日本から様々な要請次第ですが、未来をどう生きていこうか考えていこうと思います。
もちろん専門医機構や学会関連の様々な公的な仕事はプロレス的にストロングスタイルで生活を犠牲にしながら無報酬で受け続けていますが、時間の制約もあり今後それ以外の依頼は考える必要があるかもしれません。
深夜3時や朝5時の会議が毎日あるのは流石に体が対応できないので原則的にメールやスラックで対応しようと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、今日はナイジェリアのラジオパーソナリティーの先生に話し方の個人レッスンを受けました。
非常に美しい英語で、カッコイイのです。なので、僕の見た目は髪も髭もボーボーですが、せめてお話する姿くらいはカッコよくなりたいなぁと。
料金は大体30分300円くらいです。安い!笑
せっかくなので、その要点をメモしておきます。いつか振り返ろうと思います。
個人的な練習法としては神田伯山(昔は松之丞といつ名前でした)さんが好きで講談を聞いてクチマネをしながら自分の領域にどう応用するか模索していました。結構、世界共通するものがあるなと思います。
ナイジェリアのラジオパーソナリティー:デニスの教え
1声は一番いい声を腹部から共鳴して出すことを意識する
2自分の一番良い声は録音して自らでキャリブレーションしていく
3ピッチ(話す速読)は緩急をつけながら、一般的な人が話す平均の速度であることを目指す
4(顔の表情は音で伝わるので)、相手が心地よく聞けるように(誰もいなくても)常に笑顔で話す
5 目の前に自分にとって心地が良い人、好きな人がいる様子を想像しながら、語りかけるように話す
6 姿勢:腹から声が出るように大きくリラックスしたポジションを意識する
7 言葉と言葉の間の無音(ポーズ)を意識する。
8常に自信を持って話す。
9話す姿を鏡に映してメタ認知を働かせる
と教えてもらった時点で、タイムオーバー。
300円でめちゃくちゃ良い学びになりました!
また、面白い共有すべきことがあればマイペースに記載してみます。
みなさま、こんにちは!和足です。
新しい大学総合診療運営の形として島根のNEURAL GP networkも随分と活性化してきました。
これまでなかった出身大学、年齢、役職など無視して各自にリーダーとして動いてもらうティール組織構造です。
いやぁ、離島でも、島根でも、
さて、
実は彼女が後期研修医として最初の5ヶ月間で、
初診外来はフィジカルという武装を行って興味深々に待ち構えてい
シンプルですが、県立中央病院の先生方の力作です。
https://www.ccjm.org/content/
総合診療医たるもの舌診を大事にしており、Ludwig angina でdouble-tongue signを見つけ、抗生剤を使用しているうちにBlack hairy tongueの所見が現れたというあまり米国ではあまり着目され
ちなみに、
https://casereports.bmj.com/
口腔底の占拠性病変に特に特異度の高い所見だと僕は確信していま
他には、我が家の坂口先生とも以前Black hairy tongueをJGFMから発表して楽しんでいましたので、
https://onlinelibrary.wiley.
ということで、タテ・ヨコ・ナナメの僕らの島根のNetwork