みなさま こんにちわ
この半年、文字通り昼夜逆転しながらも、自分の為ではなく地域と今後の総合診療医育成のためにがんばってきました。
4月1日一人ぼっちであったこのセンターに正式に白石吉彦先生が就任いただけました。エイプリルフールではありません!
昨年度は個人レベルで思えば諦めるべきことが多すぎて辛いことばかりした・・でも大きな夢は絶対諦めないで、自分のエゴの部分の小さな夢であったボストン行きは中止して、島根でこの半年以上がんばってきたことになります。
しまね県と大学と基幹病院、家庭医、総合診療医、総合内科医、病院総合医etcみんなが一体となって新しいことを始めます。
もう我らがしまねにはGeneralistの差分や壁はいらないです。次世代のためにやるべきことをやりたいです、少しでも結果を残せなかったら、若い仲間が楽しそうでなかったら白石先生と二人で引責します。
現場の臨床医を大学や役職で運営/管理するという明治から続く古典的なマインドセットを転換し、逆さまにしてトライしてみたかったのがホンネです。
僕はとっても前からおもってきたことがありまして、地域医療で奮闘する現場の総合医たちこそがヒエラルキーなく中心となって、年齢・性別・役職、出身大学や自分の病院や講座とかを無視して全体の為に良い意見は透明性高く全て採択してチャレンジしていく!! ITを駆使して持続可能な成長をし続けるためのニューラルネットワークをつくる。良い挑戦にはどんどん資本を投入する!そんな仲間たちとの新しいTeam buildingをしたかったのです。
これは絶対Harvardの学びよりさらに楽しい実学になるだろうと。だから立ち上げ終わるまで島根に残る(多分前代未聞)
そしてバーチャルオフィスを作り上げれれば、物理空間を無視できるので海外からも大学教員として貢献もできる(多分前代未聞)
現場の総合診療医の活動の場所は卒前教育の中枢神経である大学や地域医療の現場で自由に移動しながら行える、離島からでもできる(多分前代未聞)
そんな新しいスタイルになればとみんなとがんばってきました。
4月1日になりましたので、ぼちぼち全体像をUpしていきます。
大学規定の枠外としての給与体系、働き方
独自の教育方法、それぞれのGP Stories,全症候学ビデオ全国公開etc、
これまで国としても前代未聞のことばかりなので、500円サイズの脱毛症数個くらいのぐったりと疲弊するやりとりがありましたが、医学部長、病院長すべて大学上層部の先生方の温かい理解と最強支援、県医療統括鑑お二人の強烈な支援、総合診療医の仲間達のあふれるパッション、真に必要な地域医療現場の需要と、供給しなければならない県と行政側としてのアカウンタビィリティ。全てが団結して一致できた不思議なつながりとタイミングの結果であるのは間違いありません。
今日からさらに仲間が増えます。めちゃくちゃ嬉しいです。
4月1日の一歩はとても小さな一歩ですが、しまねの総合診療医ととって大きな一歩になると確信しています。がんばります!!
General Medicine Centerのミッション:
へき地・離島を含む全ての地域の住民が安心して過ごせるよう優秀な総合診療医を育成し、持続可能な医療を提供し続ける。
General Medicine Centerのビジョン:
ヒエラルキー並びに組織間の壁の無い総合診療医育成の為のネットワーク
・総合診療医の育成を様々な場所からリアルタイムで可能にする。
・住民が安心できる医療を提供しつづけるために、総合診療医同士の相互サポートを行う。
・総合診療医が仕事、私生活を充実して過ごすサポートを行う。
・地域医療現場のネットワークを用いて総合診療医学研究で世界を牽引する。
2021年度 挑戦項目
1 Teal組織型バーチャル ITオフィスの構築
2 大学内の様々な総合診療へのBias除去
3 役職・年齢・ヒエラルキーを取り除く
4 離島や海外からでも総合診療育成するシステムの構築
5 日本の総合診療医育成のモデルになる
6 市中病院の総合診療医が逆に大学で働ける
7 Teal組織への浸透
8 意見交換/コミュニケーションを10倍以上達成
9 総合診療医学の教育と実習を充実・標準化
10臨床実習の症候学の不足を補う
11家庭医学の理念と学問を正規教育に組み込む
12県内総合診療医の心理的安全性と仲良さの強化
13総合診療領域の研究で日本を牽引
14高い透明性があり全員が方針決定に参加できる
15離島僻地に実力ある総合診療医を供給継続