橋本駅から極楽橋駅までの観光列車「天空」で高野山へ行った。
いつも予約でいっぱいだったが、たまたまラッキーだった。
「天空」の正式名称は「こうや花鉄道・天空」と言い、高野山を天空都市と見立ててこの名前がついたらしい。
天空の内装は木目調で座席は一列に並んだ車両と4人掛けのコンパートメント座席、両方の座席とも窓が大きくて外の風景がよく見えるようになっていた。
展望デッキもあった。
極楽橋駅からはケーブルカーに乗り継いで高野山まで一気に登った。
[高野山駅]
駅前からバスに乗って高野山を目指した。
高野山という山はなく、一山境内地(いっさんけいだいち)と言って、山全体が金剛峯寺というお寺の境内となっている。
女人堂でバスを降り、そこから金剛峯寺に向かって歩き始めた。
降り立ったとたん、これが境内なのかとその大きさに驚いた。
境内と言うよりも一つの大きな町となっていて、小さなお寺や飲食店、土産物屋、ガソリンスタンドまであった。
お寺の数は100を超えているらしい。
天空の宗教都市という名前の通りだと思った。
途中、世界遺産に指定されている「徳川家霊台」を見ながら、ゆっくり歩いて30分くらいで金剛峯寺に到着した。
この立派なお寺は、豊臣秀吉が亡き母の菩提のために建てたものらしく、豊臣家の紋章があった。
金剛峯寺を見てから壇上伽藍、霊宝館とモデルコースを歩き、再びバスで奥の院へ向かった。
[金剛峯寺正門]
[壇上伽藍]
[六角経堂]
[御影堂]
奥の院に行くまでの参道には戦国大名、文化人、企業など様々な著名人のお墓があった。
歴史上で活躍した名のある人たちも敵味方なく、同じ墓所に埋葬されていると言うのが信じられない気がした。
有名なのは織田信長、明智光秀、武田信玄、伊達政宗、上杉謙信など上げたらきりがないくらいだった。
[参道]
[弘法大師御廟]
参道を進むと御廟の橋があり、これより先は撮影禁止。
[織田信長のお墓]
[豊臣家のお墓]
高野山とはどのような場所かは漠然とは分かっていたつもりでも、実際に行ってみると世界感が変わったような気がする場所だった。
でも、荘厳なで神聖な場所だと思っていたのに、観光地化されすぎているような気もしたので、ちょっとがっかりなところもあった。