この辺りでは珍しい花です。
名前は「ヤンバルガンピ(山原雁皮)」です。
この名前から沖縄? とすぐにピンとくると思います。
そうです、この花(木)は沖縄に自生しています。
『やんばる』は沖縄本島北部地方のこと、『ガンピ(雁皮)』は和紙の原料として使われている、ジンチョウゲ科の植物のことです。
細くてちょっと光沢のある葉、葉の根元から伸びる花柄に咲く緑とも黄色とも言えないような花なので、咲いていても気づきにくいかもしれません。
花の時期は5月~10月、その後、初めは緑色で徐々にオレンジ色から赤色に変わる実が付きます。
実が赤くなると気づく人も多いでしょうね。
まだ実は緑色です。
1個だけ赤い実に変わっていたので、その実を拡大してみました。
これからはどんどん赤い実が増えていくことでしょう。
学名:Wikstroemia indica
英名:Indian Spikewood
別名:シマガンピ
科名・属名:ジンチョウゲ科 ガンピ属
原産地:沖縄、中国、台湾、東南アジアなど