日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

タリクトラム・デラバイ

2022-11-02 07:00:00 | 植物

ウォーキング中にオリーブの木に絡まっているように細々と咲いていた白い花を見つけた。

こんな季節に? この花?

1回聞いただけでは覚えられない、舌を噛んでしまいそうな名前の「タリクトラム・デラバイ」

タリクトラムはカラマツソウのことで、デラバイはフランス人のジャン・マリー・デラヴェ(Jean Marie Delavay)のこと。

きっとデラヴェが関わっているからこの名前になったのだと思う。

 

この花は初夏から夏に咲く花なのに、何で今頃・・・

本来ならばもっと大きな株で花がいっぱい付いていてもいいのに、細々としている。

きっと季節を間違えたのかもしれない。

 

 

ちょっとした風でもフワフワと揺れて、どう見ても涼しげな花。

長い雄しべと雌しべが花弁から出て、うつむいて咲いている様子や丸い蕾がかわいい。

 

うつむいているので枝を持ち上げて撮ってみた。

 

この花は日本名「オオシキンカラマツ」として、山野草として扱われていた。

きっと園芸品種として改良されたのかもしれない。

 

薄紫色の花の付いている株もあった。

 


 

学名:Thalictrum delavayi

英名:Chinese meadow-rue

別名:オオシキンカラマツ

科名・属名:キンポウゲ科 カラマツソウ/タリクトラム属

原産地:中国南部

 


 

タリクトラム・デラバイは和名で「洋種カラマツソウ」ともいわれている。

日本固有種の「カラマツソウ」は花びらがなく、雄しべが糸のようになっているのが特徴的。

でも、タリクトラム・デラバイは普通に花びらのある花、だから日本のものとはこの部分が違っている。

 

これは以前に見つけた「カラマツソウ」。

葉っぱはよく似ている、でも花弁がないところが違っている。

 

 


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