秋になってウォーキングしながら周りを見まわすと、あちこちが茶色に染まっていくのが感じられる。
そんな中に赤い色があるのを見ると嬉しくなるし、何となくホッとするような気になる。
「ショウジョウソウ」と「ルコウソウ」、この2つの赤い花が今年はやけに多いような気がする。
もう10月も半ばになるのにまだまだたくさん咲いているのがよく目に入る。
「ショウジョウソウ(猩々草)」は花と言うのは気が引けるけれど、ここでは花と呼ぶことにした。
この花、 最初に見つけた時はポインセチアの原種だとばかり思っていた。
でも違った。
ポインセチアの和名は『ショウジョウボク』、だから別物。
赤い苞を中国の想像上の動物、『猩猩』の赤い顔に例えて「ショウジョウソウ」という名前になったらしい。
でも、別名はサマーポインセチアなので、こっちの方がしっくりくる。
日差しの強い夏の日に見つけてからずっと頑張って咲いていた。
ポインセチアほどの派手さはないけれどひっそりと、それでいて存在感がある花だと思う。
今年はいつまで見ることができるのかな。
そして今、もう一つの赤い花もやけに目に付く。
それが「ルコウソウ(縷紅草)」。
アサガオを小さくしたような花で、気をつけて見ると3種類ある。
本来の「ルコウソウ」は葉が繊細で細く、濃いオレンジ色やピンク、白などのアサガオに似た星形の小さな花を咲かせるもの。
つる性なのでフェンスなどによく絡まっている。
でも、秋には赤い花ばかり見つかり、ピンクや白いものは見られない。
次に葉っぱの丸い「マルバルコウ」。
ハート型の葉とオレンジ色をした5角形の花。
この種類はほとんどが野生化しているような感じ。
そして、3種類目は「ハゴロモルコウソウ」。
これは「ルコウソウ」と「マルバルコウ」の掛け合わせ。
葉はルコウソウよりも少し広く、花は5角形でマルバルコウと同じになっている。
本当にこの掛け合わせは両方の特徴をうまく持ち合わせている。
こういったものも珍しいのかも。
ルコウソウ、三種類もあるのですね。
引っ越してきた当時には、フェンスに絡まっていたのが、何時しか消えてしまいました。
可憐さんと小さくとも、存在感があってよかったのですが。
棲む者に因って、増えたり減ったりが、自然の掟なのでしょうか。
むかごも、いつの間にかです。
木通は勢いよいです。
こんばんは!
私は3種類の内、ルコウソウの細い葉の形と色が、繊細で好きです。
お庭には、アケビも植えてあるのですか。
ウォーキングコース途中の線路脇のフェンスに絡んでいる天然のアケビも今、ものすごく元気です。
紫色の実が幾つか生っているけれど、このまま誰にも採られずに枯れてしまうのでしょうね。