ウォーキング中に見つけた「サザンカ(山茶花)」です。
一重の花、八重の花とさまざまな色や形がありました。
[一重咲の花]
[八重咲の花]
--- サザンカの特徴(花と緑の図鑑より) ---
① 開花の最盛期は12月頃
② ツバキと比べると、花弁がバラバラに落ち、葉がやや小さい
③ 葉はやや厚くて、葉の縁にはギザギザがあり、裏側の葉脈に沿って毛が生えている
④ 花は一重のものが多いが、中には豪華な八重咲きもある
画像の花をサザンカとしたのは、すべて花びらが1枚ずつ散っていたし、葉が小さめで縁にギザギザがあったからでした。
でも、小さな公園で見つけた花を見て、ちょっと分からなくなってしまいました。
小さな公園で、このような花を見つけました。
どう見てもサザンカだと思ったのです。
ところが、違っていました。
実は木札があって、これは「カンツバキ(寒椿)」と書いてありました。
思わず、「えっ、カンツバキ? サザンカじゃないの?」ってなってしまったのです。
--- カンツバキの特徴(Green Snapより) ---
① 花期は11月から2月、花の大きさは直径5~7cmほど
② サザンカと比べて樹高が低く、サザンカのほうが比較的高い
② 花びらと雄しべがくっついている(ツバキと同じ)
③ 花びらが1枚ずつバラバラに散る(サザンカと同じ)
③ 葉はギザギザしているものが多く、硬くぱりっとした質感で、艶がある
カンツバキはサザンカとツバキとの交雑によって生まれた品種のため、花や樹形がそっくりなのだそうです。
でも、サザンカ、カンツバキの両方ともその特徴には例外もあるようなのです。
例えば花びらの数はサザンカは5~10枚程度、カンツバキは14枚以上となっていますが、サザンカにももっと花びらの数が多い品種もあるとか、樹高が高いカンツバキもあるなど・・・
結局は、サザンカとカンツバキの違いは専門家でもはっきり分かっていないようなのです。
だから、この2つの花は「正直なところ、はっきりと分けられない」というのが正解なのだとか。
そう考えると、もしかしたら最初にサザンカとして挙げた画像の中にもカンツバキが含まれているのかもしれません。
[サザンカ(山茶花)]
学名:Camellia sasanqua
英名:Sasanqua tree
別名:ヒメツバキ、コツバキ、アブラチャ 、オキナワサザンカ
科名・属名:ツバキ科 ツバキ属
原産地:日本
[カンツバキ(寒椿)]
学名:Camellia ×hiemalis
英名:Kantsubaki
別名:シシガシラ、ヒラカン
科名・属名:ツバキ科 ツバキ属
原産地:日本、中国