桜が散ってしまった後に咲くハナミズキ。
最近では街路樹としても人気があり、各地には「ハナミズキ通り」などと名前が付けられた通りも多い。
その歴史はまだ新しく、100年程前東京市長の尾崎行雄が、アメリカ合衆国ワシントンD.C.へサクラ(ソメイヨシノ)を贈った際、その返礼として贈られたのが始まりというのは良く知られている話。
ハナミズキは北アメリカ原産で、アメリカ国内には多くのハナミズキが自生している。
日本の花見は「桜」だが、アメリカでは「ハナミズキ」が花見となっていて、自生しているハナミズキを見る行楽も行われている。
その時に贈られたハナミズキは全部で60本あって各地に植えられたが、第二次世界大戦中にほとんどが伐採されてしまった。
現在では東京都立園芸高等学校にたった1本しか残っていなく、5年程前にこの高校で日米友好の記念樹「ハナミズキ百年祭」が行われた。