春先になると人気のある、「プリムラ・ジュリアン」です。
草丈が10~20cmほどの小さな花ですが、育てやすいのか、あちこちでプランターや庭に咲いているのを見かけます。
この花は今から50年程前に、サカタのタネが開発したようです。
プリムラ・ポリアンサと南コーカサス地方原産のプリムラ・ジュリエを交配させたものを「ジュリアン」という名前にしました。
ところが、いつの間にか交配元のポリアンサとの区別がつかなくなってしまって、区別するには大きさの比較だけになってしまったらしいのです。
だから、株や花が大きいものが『ポリアンサ』、小さいものが『ジュリアン』になっているようなのです。
ただ、八重咲種やフリル咲の花はジュリアンにしかない特徴なのだとか。
ウォーキング中に見つけた「プリムラ・ジュリアン」をまとめてみました。
一重咲、八重咲、フリル咲、単色、複色などさまざまですが、特徴は花びらに桜のような、浅い切れ込みが入っていることです。
学名:Primula juliana
英名:Primrose
科名・属名:サクラソウ科 サクラソウ属
原産地:中国・ヨーロッパ