「クロサンドラ」は深い緑色で光沢のある葉のため、今までは観葉植物として室内に飾り、葉を楽しむ植物だった。
でも、最近では苗も出回ってきているのか、花壇でも見られるようになってきた。
花壇で見るときは葉よりも花の方が主役のように思える。
住宅街を歩いていると庭に植えてある花や鉢植えの花の種類やレイアウトにその家ごとのセンスが感じられる。
ほとんどの家が園芸品店やホームセンターなどで見かける花で、同じような花が多い。
でも、中には他の家とは全く違った花を選んで植えている家もある。
「クロサンドラ」を見つけたのはおしゃれな外観の家だった。
その家には玄関前に数種類を合わせた寄せ植えの鉢がいくつか置いてあり、その中にクロサンドラを中心にした1鉢があった。
5月頃に緑の中に小さなオレンジ色が見えていた時から目に付いていた。
そして開花、華やかなこんもりとしたオレンジ色の花と光沢のある葉っぱがひときわ目立っていた。
春から暑い夏を過ぎてもまだまだ咲いている。
クロサンドラの花の形は、上から見ただけでは分からないが、横から見ると花穂が伸び、それが『苞』で覆われている。
そして苞から飛び出した花が重なり、全体に大きな花になっているように見える。
学名:Crossandra infundibuliformis
英名:Fire cracker flower
別名:ジョウゴバナ(上戸花、漏斗花)、ヘリトリオシベ(縁取雄蕊)、サマーキャンドル(Summer Candle)
科名・属名:キツネノマゴ科 ヘリトリオシベ属
原産地:インド~スリランカ