昔は夏になるとあちこちの庭先で、枝の先端に大きな花をつけているヒャクニチソウ(百日草)が植えられているのを良く見ていました。
ヒャクニチソウはお盆の花、お墓参り用の花として定番だったからなのか、夏はいつでもどこかの庭で咲いていたというイメージでした。
そして名前からしても日本の花だとばかり思っていました。
ところが、ヒャクニチソウ(百日草)は和名で、本当の名前は「ジニア」といって、メキシコ原産の花だったのです。
そして、昔からあるこの品種は「ジニア・エレガンス」という名前のようです。
[ジニア・エレガンス]
いつの頃からか、庭先で見たヒャクニチソウの花はあまり見かけなくなって、花壇やコンテナなどでその矮性種が植えられているのを良く見かけるようになりました。
花は長い間咲いているし、花付きも良いのでガーデニングの素材としてちょうど良いのでしょうね。
ホームセンターや園芸店ではその矮性種の花は和名のヒャクニチソウという名前ではなく、本来の名前の「ジニア」となって販売されています。
このジニア、最初はメキシコの植物学者のエンリケ・ヘンケルがヒャクニチソウ属の原種を交配して、さまざまな色や形の花を咲かせる品種を作り出したと言われています。
今では花色もオレンジ、黄色、白、複色などや咲き方も一重咲、八重咲、ポンポン咲きなどさまざまな品種が開発されたようです。
ウォーキング中に咲いていたジニアです。
学名:Zinnia
英名:Zinnia
別名:ヒャクニチソウ(百日草)
科・属名:キク科 ヒャクニチソウ属
原産地:メキシコ