この時期、目に留まる花と言ったら菊の花かな?
あちこちでいろんな種類の菊の花を見る。
ちょっと変わった菊の花が「イソギク(磯菊)」。
磯と名前が付いているくらいだから、元々は海岸近くに自生している野草だった。
だから海辺に行かないと見られないのかと思ったがそんなことはない。
房状に咲く小さくて鮮やかな黄色い花が可愛いためか、最近では庭にも植えられているのをよく見る。
花も可愛いが、葉の周りの白い縁取りに目が惹かれる。
よく見ると、その縁取りは、葉の裏側全体が細かな白い毛で覆われていて真っ白に見え、その白いものが表側に回りこんでいるようだ。
そして房状の花は筒状花だけが集まっていて、キク科の花に見られる花弁のような舌状花がない。
そのため、他のキクの花とははちょっと違ったイメージになっているのかもしれない。
学名:Chrysanthemum pacificum
英名:Ajania
科名・属名:キク科 キク属
原産国:日本
ところが舌状花のある「イソギク」に似た花を見つけた。
これは「ハナイソギク」でイソギクと栽培されているイエギクが交雑したもの。
舌状花があるのが特徴となっている。
舌状花には白と赤もあるらしいが、まだ見たことはない。
[ハナイソギク]