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日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

大塩温泉共同浴場

2020-07-03 07:00:00 | 温泉

金山町にある大塩温泉共同浴場は只見線会津大塩駅から1キロほどの場所にある。

数年前の水害後に新たに再建され、きれいな建物となった。

数人でいっぱいになってしまうような小さな温泉だが、何と言ってもここは珍しい炭酸泉となっているので、地元はもとより温泉ファンに人気の温泉となっている。


建物の前には数台の車がおける駐車場がある。

ここが満車の時は改めて来た方が良いかも。

 

 

 


共同浴場の建物に入って階段を下りたところに受付と休憩所がある。

行った時は受付には人がいて、入湯料を支払った。

隣にある民宿「たつみ荘」が管理していて、普段は受付には誰もいないらしい。


浴室に入ると内湯とガラス戸の向こうに小さな半露天風呂があり、露天風呂の下には只見川が流れていた。

 

[内湯]

 

 

お湯は茶色く濁っていて、入浴していると少しだが、肌に気泡がついてきた。

ぬるめのお湯だったが、ゆっくり入っていると、体の芯から温まる感じだった。

 

[露天風呂]

この時は川側にビニールが貼られていて、せっかくの只見川の景色もビニール越しだった。

 

 

 

この共同浴場の下の河原には「たつみ荘」の敷地内に湧く季節限定露天風呂もある。

これは日常的に湧いているのではなく、雪解け水が只見川から溢れたときにのみ出現する幻の露天風呂で、4月から6月初旬のみ湧き出すという。

まだ見たことも入ったこともないが、いつかは入ってみたいと思っている。

 

 

 

 


玉梨温泉共同浴場

2020-06-17 07:00:00 | 温泉

奥会津は温泉の宝庫で、金山町だけでも7つの温泉がある。

そのうちの一つ、玉梨温泉は小さいながら湯量が豊富らしい。

 

国道400号線沿いに流れている野尻川をはさんで玉梨温泉と対岸には「恵比寿屋」という宿と八町温泉共同浴場「亀の湯」がある。

源泉は玉梨温泉共同浴場とと恵比寿屋が玉梨温泉で、「亀の湯」は独自の源泉らしいが、最近湯量が少なくなり、玉梨温泉から分けているらしい。

 

 

近くには新装してきれいになった温泉施設の「せせらぎ荘」があるので、脇面に掛かっている「玉梨温泉共同浴場」の看板がなければ物置か倉庫だと思って見過ごしてしまいそうな小さな湯小屋になっている。

 

 

共同浴場は無人で、入ってみると正面に注意書きやらたくさん書いた物が貼ってあり、壁にお金を入れる箱が掛かっていた。

右が女性用、左が男性用のお風呂になっていて、それぞれ簡単な脱衣所と湯船だけの浴室があるのみだった。

湯船はコンクリート打ちっぱなしで、洗い場ともども温泉の成分で茶色くなっていた。

壁には造花が飾ってあり、地元の人が手入れをしてこの素朴な温泉を維持しているのが分かるような気がした。

鍵を掛けることもできず、いつ誰が入ってくるか分からないので、のんびりと浸かっていられなかった。

でも、表面にはうっすらと油膜があり、少し濁ったこの温泉は珍しい炭酸泉となっていて、とても良い温泉だと思う。

そして、湯上がりはなかなか汗が引かなかった。 

 

 


近くには「幻のあおばと豆腐」を売っている「玉梨とうふ茶屋」がある。

“あおばと”とは枝豆のことで、こだわりの豆腐はもちろんのこと、豆腐ドーナツもおいしくて、行った時にはいつも買って帰ってくる。

 

 

 


甲子温泉 大黒屋

2020-05-17 07:00:00 | 温泉

かつては甲子道路の突き当たりにあって、鄙びた感のあった大黒屋も現在では甲子トンネル開通後に改築して、3階建ての立派な建物になった。

それでも山の中の秘湯感を生かしているのか、シックな色の建物になっている。

 

 

今回は日帰りの利用だったので内風呂は入らずに大岩風呂のある川沿いのお風呂に入った。

そのお風呂は宿の裏を流れている阿武隈川沿いにある。

長い階段を降りて、川に掛かる細い橋を渡ったところに混浴の「大岩風呂」と女性専用の「櫻の湯」がある。

混浴の方は数人が入っていたので今回は遠慮した。

以前利用した時のことだが、浴室は全体に薄暗く、ランプの明かりがぼんやりとして、雰囲気がすごく良かった。

お湯は湯船の縁に置いてある鳥居のところにある岩の湯口から出ていて、足下からも湧いていた。

湯船の中には、なでると子宝に恵まれるという言い伝えのある「子宝石」が置いてあった。

といった風なお風呂だった。

 

宿から長い階段を降りると川に出るので、川を渡ったところに湯小屋がある。

 

 

女性専用の「櫻の湯」は檜のお風呂で、檜の香りがほんのりとして、気持ちの良いお風呂となっていた。

温泉は単純温泉で無色透明、ツルツルした感じはしたが、他にはこれといった特徴はなかった。

ただ、山の中の一軒家といった秘湯感のある場所なので、このような温泉が好きな人には良いかもしれない。

 

 


小谷(おたり)温泉 山田旅館

2020-05-12 07:00:00 | 温泉

境界駅とは異なるエリア間の境界となる鉄道の駅のこと。

松本から糸魚川までを結ぶ大糸線は松本~南小谷間の70kmがJR東日本、南小谷~糸魚川35kmがJR西日本が運行している。

そのため「南小谷駅」は境界駅になっている。

関東地方に住んでいるとJR東日本は馴染みがあるが、他の路線はなかなか乗る機会がない。

多分JR西日本管轄の駅では一番近のではないのかと思う。

そこで、JR西日本が運行する部分の大糸線に乗ってみたくて糸魚川から南小谷まで行くことにした。

電車ももちろんのこと、南小谷には小谷温泉があるので、そこも目的となった。

小谷温泉は百名山のひとつである雨飾山の麓にあり、古くから湯治場として利用されていた温泉で、武田信玄の隠し湯として伝えられている。

 

糸魚川から乗った電車はたった1両のディーゼルカーだった。

山岳鉄道のような感じで、ずっとヒスイで有名な姫川沿いを走っていたので、渓谷美を楽しんだり迫ってくる山を見たりしながら1時間ほどの時間を飽きることなく過ごせた。

 

[南小谷駅]

この先松本まではJR東日本管轄で電化されている。

 

小谷温泉に行くために駅前から村営のバスに乗った。

最初は誰も乗っていなく、途中から1人乗ってきただけで、終点の「小谷温泉山田旅館前」まで40分間、ずっと人っ子一人いない道路を走った。

山田旅館は思っていたよりも大きな宿で、3階建てとなっており、歴史を感じさせられるような建物だった。

源泉を2つ持つこの宿だが、立ち寄り湯は本館にある「元湯」の方のお風呂にだけ入ることができた。

元湯は本館の中央にあり、浴槽は100年以上変わっていないという。

茶色く、セピア色になったお風呂全体と床のタイルなどが歴史を感じさせられた。

浴槽の脇にはちょうど人が立てる位の幅で打たせ湯があり、お湯が勢いよく上から落ちていた。

 

 

 

泉質はナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で自然湧出の源泉がそのまま浴槽から溢れ出していた。

冬場に訪れたため、外湯の展望風呂は閉鎖されていて入ることができなかったのが残念だった。

 


道後温泉

2020-05-09 07:00:00 | 温泉

日本最古の温泉と言われている道後温泉に行ってみた。

近くのホテルに宿を取ったため、毎朝6時に開館を告げる太鼓を鳴らす音も聞こえた。

この太鼓は「刻太鼓(ときだいこ)」と呼ばれ、明治時代からずっと1日3回、6時、12時、18時に鳴らしているらしい。

朝早くと夕方は混んでいると聞いたので、付近を歩いてからお昼頃ゆっくりと行ってみた。

写真でよく見る「道後温泉本館」は入り口からしてどっしりとしていた。

建設された当時は本館に向かって左側(北側)が正面玄関だったらしい。

 

 

利用するには、ただお風呂に入るだけのプラン、個室で休むプランなど、4種類のプランがあり、各プランの入浴券を買うことになっている。

今回はお風呂の利用だけの「神の湯 階下」プランを選んだ。

女性用の神の湯は1ヶ所だけだが、男性用は東と西の2ヶ所あるらしい。

大きな浴槽は深めで、ゆったりと入れるようになっていたのだが、混んでいたためちょっと無理だった。

泉質はアルカリ性単純温泉で加温・加水されていないが適温だった。

翌日までも肌のツルツル感が残っているような感じがした。

 

 

ここのお風呂自体は混んでいる銭湯のような感じだったのであまり感動はなかったが、建物のほうが素晴らしく、印象に残っている。

 

 

本館北側にある「玉の石」は道後温泉の湯をかけながら願いを込めると、神様に通じると言われている。

 

道後温泉本館100周年を記念して作られた坊っちゃんカラクリ時計。

道後温泉駅前の放生園にある。

 

※ 現在は保存修理工事中で、2024年までかかるらしいが、営業は続けているようだ。