まったくもって面目ない事だが、最終釣行日から二ヶ月間もの放置でお約束の振り返りどえす。
さて、瞬く間に過ぎ去ってしまった今年の鮎シーズン、釣果の数字だけを見るとそれなりの
シーズンに思えるが、充実感というか満足感というか、今年も思い通りの釣りができたとは
とても言えない。「会心の釣りが出来た」という日が来るのはいつのことになるだろうか・・・。
こういったジレンマは、多くの釣り人が普通に感じることではあるが、その年の自分自身の
釣りを振り返るこの時期には、思いとしてより強くなるのは至極当然のことであろう。
振り返りとともに分析する自己の強み弱み、反省、来期への対応策の検討・・・etc
でなければ、進歩も成長も期待はできないのだから。
2013年 2012年
総釣果 753尾 919尾
総釣行日数 20日 23日
総釣行時間 117.5時間 (5.9時間/日) 148.5時間 (6.5時間/日)
1日当りの釣果 37.6尾 40.0尾
1時間当りの釣果 6.4尾 6.2尾
最高釣果 8月9日 神通川 73尾 8月9日 宮川 71尾
最低釣果 7月13日 真名川 13尾 7月28日 手取川 17尾
犀川 1日 23尾 (23.0尾/日) 未釣行
浅野川 4日 181尾 (45.2尾/日) 未釣行
手取川 1日 16尾 (16.0尾/日) 4日 178尾 (44.5尾/日)
大日川 未釣行 1日 35尾 (35.0尾/日)
神通川 10日 438尾 (43.8尾/日) 6日 214尾 (35.7尾/日)
宮川下流 2日 37尾 (18.5尾/日) 3日 152尾 (50.7尾/日)
宮川共有 未釣行 1日 24尾 (24.0尾/日)
川上川 未釣行 1日 47尾 (47.0尾/日)
庄川 未釣行 5日 172尾 (34.4尾/日)
九頭竜川 未釣行 3日 97尾 (32.3尾/日)
真名川 2日 58尾 (29.0尾) 未釣行
※1時間のみの釣行であっても1日としてカウント。同じ日に複数の河川で釣った場合は、
それぞれの川で1日とカウントしているが、総釣行日数は実際の釣行日数に減算している。
<釣果の推移>
年度 総釣果 総釣行日数 1日当りの釣果
2013年 753尾 20日 37.6尾
2012年 919尾 23日 40.0尾
2011年 714尾 24日 29.8尾
2010年 697尾 30日 23.3尾
2009年 522尾 20日 26.1尾
2008年 849尾 18日 47.2尾
2007年 500尾 24日 20.8尾
2006年 728尾 15日 48.5尾
【犀川・浅野川】
金沢の街中を流れる二つの川、犀川と浅野川。
川のキャパシティを考えると地元のベテラン釣師たちの邪魔は避けたいという思いから、
金沢の地に住んでいながら、長きに亘り無沙汰をしていた。しかし、今年は原点回帰の
観点から自分の中にいつもある浅野川からスタートすることとなった。
浅野川へのこだわりについては、解禁日の記事に記述済なので、ここでは書かないが・・・
一般的には、天然遡上鮎が多く川の規模も大きい犀川のほうが釣人には人気がある
ようだが、あえて不人気な浅野川を推す。結果は4日間の釣行で 181尾 平均45.2尾。
半日釣行もあった割には思った以上の成果だった。
浅野川で釣れる鮎は、人工産の放流鮎が中心ということもあり、「鱗が荒く不揃いで
キレイじゃない。」とか、「鮎の香りがしない」といったマイナスな評価があるのも事実。
しかし、解禁から型の良い鮎が掛かることから、他の天然遡上河川の鮎が育つまでの
期間=梅雨明けまでの貴重な鍛錬の場というのが適切なポジションだと思う。
実際、犀川、浅野川のような小中河川での釣りでは、一箇所で多くの要素を含む
ポイントが多いので、いろいろな試みが可能であり、それによって気付くことも多く、
自分の引き出しを増やすチャンスにもなる。
また、上流にダムが無いため、増水からの水引きや濁りが取れるのが早いというのも
訴求ポイントになるだろう。
Waraの場合は移動時間がゼロに近いというのが大きなポイントではある。
一方、犀川は1回だけの釣行で、岩盤帯で育った天然遡上鮎の綺麗な魚体や鋭い引き
を堪能したが、釣果は23尾と低調であった。梅雨明け前の小型鮎が中心の時期での
釣行だったが、型が良くなる梅雨明け以降も機会があれば狙いたい。
この両河川で使用したロッドは、シマノ AYU SX支流抜72-81 7.2mと8.1mの
ズーム(マルチ)だが、この手の短竿の操作性や使い勝手の良さは、改めて言うまでも
ないが、加齢とともに衰える腕力にも優しい竿であることも認識させてくれた。
こうなるとフナヤさんの双龍竿、風切竿、D社の銀影競技SL、S社の小太刀、G社の
シューティングSP、ダンシングSPあたりが欲しくなってくるが・・・。
【手取川】
転落の手取川・・・今年はほぼシーズンを通して川の濁りが取れず、下流域では釣りが
できた日は数えるほど。しかも、手取川大橋(国道8号線の橋)下流では、鮎の産卵期に
川床を掘り起こすような工事をしている・・・何で?
こんな年でも、第三ダム放水口より上流では、良い釣りができたようだが、Waraが
駆けつけたのは既に終期。来年は良い時期に天然の別嬪さんに会いに行こう!
【神通川】
みなさん 今年も沢山釣られたようで、この川については多くを語る必要は無いが、鮎の型も数も
釣人の数も 中流域>下流域>>>上流域 という構図は、今年も大きく変わることは無かった
ようだ。
中流域を攻略するには、渡渉能力を含む釣りの腕前は当然だが、悪路の走破性能が高い
トランスポーターが必要だと思う。事実、今年2回の中流域釣行で愛車の下回りをしたたかに
ヒットしドライブシャフトとミッション回りを傷めて思わぬ失費につながってしまった。
おかげで”じゃーま”(ハニー)から、”お小言”を頂戴したばかりか、間近に控えていたPC更改が
延期となってしまう。”お小言”ではなく”お小遣い”が欲しかったが、シクシク。
【宮川(下流)】
ダムの放水量によって、釣れるポイントが違うため、放水量に対応するポイントの相関的
構図が頭に入っていないとコンスタントな釣果を上げるのが難しい宮川。
つまり、Xトンの放水ならばこのポイント、Yトンならあのポイントといった風に・・・。
もちろんZトンなら釣行不可能といったことも念頭に入れておかねばならない。
さらに頻発するゲリラ豪雨で放水量が猫の目のように変わるとあっては、予測はより困難に
なり、思惑通りの釣行スケジュールは立てられない。もしも、立てたとしても当日の朝に
変更を余儀なくされる事もしばしばである。仮にジモティ(地元の釣師)であれば、条件の
良いタイミングに臨時の休暇を取って宮川に駆けつけるという離れ業も可能だが、ジモティで
ない釣師には、移動時間という足枷がつきまとう。到着時間が遅くなるのは当然だが、
川に着いたら目指すポイントは既に人だらけで入れない、なんて場合も考えられる。
まったくもって悩ましい・・・。
今年の釣行はわずか2回で、釣果は昨年と比較すると悲惨な結果となった。低調な釣果を
天候のせいばかりにはできないものの、改めて反省すべき点が多かったのも事実。
宮川は駐車スペースとポイントまでには距離と高低さの壁が存在するため、一旦ポイントに
降り立てば移動のためには車まで戻るのが面倒な上流河川。
数を稼ぐには川通しに足でポイントを潰していく必要があるが、(昨年は心がけていたのに)
今年は十分な対応ができず反省しきりである。
そして、釣果以上に落胆したのは鮎のコンディション。宮川は湖産鮎と人工鮎を放流している
ようだが、今年の湖産の比率が過去最低だったうえに冷水病を患っている個体も多かった。
放流事業の成否は、開けてみないと分からないものだが残念な結果だった。
【真名川】
久しぶりに訪れた真名川。上流の真名川ダム(麻那姫湖)からの低水温の放水が問題であるが、
初回は天候に恵まれての好釣果で二回目は雨天で撃沈。浮き沈みの激しい釣果だった。
しかし、鮎の香り、美味しさは際立っていて、来年も期待大か。
同じ大野市漁業協同組合管内の九頭竜川本流も含めて、研究の必要がある。
最後に・・・・
今年も一緒に釣りをしていただいた皆さん、一緒に釣りをできなかった皆さん、
タイムリーな情報を提供していただいた皆さん、大変お世話になりました。
我が儘なWaraに気分を悪くされた皆さん、ご迷惑をおかけしました。
これに懲りずに来シーズンも宜しくお願いいたします。
今シーズンもありがとうございました<(_ _)>
来シーズンも懲りずにわたくしと若衆のご指導
お願い致します。
ちなみに釣行日記を記したほうが釣果は伸び
ますか?
そこらへんのお話も今度お聞かせください。
*´∀`)ノ ヨロシクオネガイシマス♪
こちらこそ、お世話になりました。来シーズンも宜しくお願いいたします。
釣行記録は、どこの川の どのポイントで どのような釣りをしていたかを思い出すための備忘録です。したがって、過去の同じ時期に良い釣りをした記録をたどれば、同じように良い釣りができるかも知れないという事。使い方次第で釣果アップになると思いますよ。また、一杯やりながら鮎釣り談義に花を咲かせたいものですね。神亮さんは飲めませんけど(爆)。