よく「屈託のない笑顔」などと言う表現が使われるが、おおよそ屈託のない人間などこの世に
存在するのだろうか?多かれ少なかれ、あるいは事の大小はあっても、ストレスや悩み事を
抱えていて当然の現代社会なのだ。
そして、そうした屈託をひと時でも忘れさせてくれる、あるいは感じさせないものが、その人の
人生に潤いを与えてくれるものに違いない。
Wara(自分)にとっての鮎釣りやフライ・フィッシングは、そうしたものであった・・・はずなのだが。
前回3月30日以来、実に1ヶ月半ぶりの釣行だ。おかげで、ストレス溜まりすぎ!
午前中の用事をすませて、庄川水系T川に到着したのは13時近く。当然の事ながら川には
沢山の釣人が入っていたが、釣人のいないおいしそうなポイントを発見。早速釣りの準備を
始める。ウエダーを履いて、ロッドを継いで、リールをセット。いざポイントに・・・・ふと川を見ると
対岸に一人のルアーマンが降りてきた。下流に駐車してあった車からかなり距離を開けてい
たのだが・・・そりゃぁないぜ。
しかも、見てる間に掛けてやがった!小型のニジマスだけど。しかもキープかよ!。
とりあえず渓魚の存在は確認できたけど、何か複雑だ。
結局そのポイントは諦めて、上流に移動して仕切り直しとなる。
最初は#14のメイフライ・パラシュートで探ってみるのだが、まるで反応なし。
ニンフにチェンジしてみるが、これも反応がない。
暫らく釣りあがって、少し風が出てきてから”ミドリカワゲラ”、餌釣りで言うところの
”キンパク”のハッチが目立ってきた。そこで、黄色ボディーのエルク・ヘアー・カディスにチェンジ。
これが功を奏して、一投目で18cmほどのイワナをキャッチ。
その後、ポイントごとにイワナが飛び出すようになった。
17時までに20尾以上のイワナをキャッチ。
放流ものとは言え、尾びれも殆ど欠けていないキレイな魚が多かった。
Maxはネットサイズ(内径)よりやや小さい21~2cm。
残念なのはMaxサイズよりも二周りほど大きなイワナをかけたのが、
フックの刺さりが悪かったのかファイト中にバラしてしまった。
まぁ、「悲喜こもごも」でんなぁ。
ロッド:ORVIS セブン・イレブン
リール:ORVIS CFOⅢ
ライン:DT4-F
リーダ:6X-12f + 7X-3f + 8X-2f