Waraの『True Rise』

備忘録 ”鮎の友釣り”と”Flyfishing”と、時々、”映画”

「To be,or not to be・・・that is the question.」 神通川

2011年09月07日 22時39分28秒 | 鮎釣り


最初に
台風12号で被災されたすべての皆様にお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方たちのご冥福を心よりお祈りします。

西日本を中心に各地に甚大な被害をもたらした台風12号であるが、幸にも北陸地方にはそれほどの降水や強風もなかったため、先週末にも神通川や庄川で、残り少なくなった釣期を楽しんだ釣人もいたようだ。Waraも9日の日曜日は、愛妻家の Kenji君 と神通川か庄川へ釣行する予定だったが、安全を第一に今回は釣行を断念することにした。Kenji君は行きたそうだったが、彼のblogで奥さんと娘さんの写真を見たからだろうか、中止を言い出したのは自分のほうだった。



そして、本日の神通川は「増水後の引き水」・・・鮎師なら心躍るフレーズ。ようやく減水してきた神通川へ久々の平日釣行となった。

午前8時、神通川に到着。下流から順番に川を見て行く。赤岩付近など増水前から好調だったポイントには、すでに何人もの釣人が入っていた。そこで、混雑するポイントは避けて、型が激小なせいで釣人も少ないというウワサの、某ポイントへ。

それにしても今朝は寒い。気温も低かったのだが、強風も吹いていて、濡れると体温が低下するのは明らか。仕方なくドライ・タイツをチョイスするが、これがまったくの裏目となる。

~ ようやく掛かったオトリサイズ 10時頃より活性が上がってきた ~


着替えに手間取ったりして、川面に立ってオトリをつけたのは9時半近くになってしまう。瀬肩付近でオトリにできるかどうかギリギリの12cmを2尾掛けた後、本命のトロ場に入る。10時頃に写真の黄色いオトリサイズが掛かる。そして、ここから入れ掛かりが始まった。

~ 激小のウワサは? ~ 


足元で掛かるのは12cm~15cmの小型サイズばかりだが、真ん中近くでは20cmクラスも混じる。しかし、真ん中まで泳がせる間に手前で小型が掛かってしまう。ドライ・タイツでは、立ち込みできる深さに限界があり、大型が待つポイントに近づくことができない。

~ 魚体のコンディションも良くなってきた! ~


それでも、午前中は小型のオトリ継ぎに苦労しながら、沖までまで泳がせるという展開で、大小合わせて27尾とまずまずの釣果だった。

~ トロ場はメスが多かったような・・・そろそろかナ? ~


午後も、トロ場を上下に移動しながらポロポロと掛ける。対岸の釣人も掛かっているようで、時々歓声があがる。こちら側は瀬肩付近に一人釣人はいたが、すぐにいなくなり、トロ場は自分一人の貸切状態。長閑な釣りとなった・・・・はずだった。

~ すっかり秋めいた装い・・・ ~


15時頃から手前でも18~20cmが掛かりだす。夕方になって大きな鮎が動き出したのか?今日はブレーキングによる遊泳速度の調節だけでもかなり掛かけることができたが、ここぞというときの縦の誘いも効果的だった。そして上の写真=懐妊中のご婦人をオトリにして泳がせているときに、事件は起こった!

~ コイツが問題のTo be(鳶) ! ~


良型の入れ掛かりに脳汁が耳から出始めた15時半頃、かなりの良型が竿を絞る。どうやら背バリも外れていないようで、流芯の向こう側まで走られたため、寄せるのに苦労する。本日のMax間違いなしか!何とか自分の下流まで寄せてきて、オトリを水面まで上げ、腰からタモを抜いたそのとき、黒い影が水面を襲った。

それはトビ、トンビ、鳶だった!鳶は器用にも掛かり鮎のほうを掴み、上空に舞い上がった。一瞬、軽いショックがあった後、ラインブレイクしてオトリ鮎は神通川に落ちた。以前にも似たようなことがあったが、すぐに気がついて事なきを得ていたのだが、今回は入れ掛かり中、しかも良型とのやり取りの最中でもあり、近くの木に鳶が待機していることさえ分からなかった。

~ 本日のMax ~


仕掛けを取り替えて、再び良型を掛けるが、16時過ぎに小型が掛かかりだしたのを潮に納竿とした。午後は38尾で合計65尾となった。

ドライ・タイツではなく、ウエット・タイツ+ウエット・ジャケットなら、もう少し攻められたかなぁと思うと、少し悔しかった。


~ 本日の釣果 ~



ロッド   メガトルクⅡ+PTソリッド 
天井糸  PE 0.3号
水中糸  ハイパー・エムステージ 0.07号
ツケ糸   フロロ 0.35号
中ハリス ナイロン 1.0号
ハリ    パワー・ミニマム 7号
       一角ライト 6.5号
ハリス   フロロ 1.0号

釣果 12~21cm 65尾