動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

殺処分をなくしたい・・・小5の保護ネコ館長

2018-06-30 05:42:11 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

殺処分をなくしたい・・・小5“保護ネコ館長”

2018年6月22日(金) 日テレNEWS24

山口県の旅館の中庭で、野良猫や家庭の事情で持ち込まれたネコを預かる「猫庭」の館長を務める小学5年生の女の子。
ネコの世話をしながら引き取り手を探す娘の活動を支える、父親の教育法とは。

【news every.より 詳しくは動画】





https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180622-00000070-nnn-soci




「猫庭」が繋ぐ命の絆 山口「てしま旅館」

2017年6月24日 産経ニュース


てしま旅館の「猫庭」で暮らす猫。後方にはロビーラウンジのマッサージチェアなどが見える


「猫庭」の館長として、献身的に猫たちの世話をしている次女の姫萌さん。この場所で猫と過ごす時間が大好きだという=山口市の「てしま旅館」(6月16日撮影)


山口市の「てしま旅館」が運営する「猫庭」と名付けられた保護猫シェルターが、メディアやSNSで話題をよんでいる。
貨物コンテナを利用したアイデアには猫好きならずとも感心してしまうに違いない。
隣接する宇部市との境界付近に位置する阿知須(あじす)温泉で、昭和40年代に創業した「てしま旅館」。
創業者の祖父が「時代が変わった」と、たたもうとしていたのを、孫の手島英樹さん(40)がリノベーションを施し「デザイナーズ旅館」として引き継いだ。
自らが料理長として腕をふるう食事のメニューも人気だ。

「猫庭」誕生のきっかけ

「猫庭」の館長として、室内の掃除など、猫の世話をするてしま旅館の手島英樹社長の次女姫萌(ひめも)さん

そんな手島さんの元にある日、1匹の猫がやってきたのが猫庭誕生への第1段階だった。
子供たちが拾って来た子猫を自宅で飼うことになったのだ。
どちらかといえば猫嫌いだった手島さんだったが、子供たちの熱意に負けて飼育を許可。
その猫の可愛さに魅せられて、今では猫のいない生活はあり得ないとまで言い切る。
すっかり猫派となった手島さんは、地元山口県で殺処分される猫の数が全国4位(平成27年度の統計)だと知り、いても立ってもいられず行動を起こした。
インターネットで寄付を募る「クラウドファンディング」で資金を集め、JR貨物のコンテナを2個購入して猫庭の製作に取りかかった。


てしま旅館の「猫庭」。完成から1年がたち、順調に猫の保護・譲渡が進んでいる

内装は猫の爪に優しい木材で全面をカバーし、エアコンも完備する。
中に入ってみると、網戸のおかげで通気性も良く、取材当日は気温30度だったにもかかわらず、エアコンを使用しなくとも涼しく過ごせた。
大きなガラス張りの面は旅館のロビーラウンジに向けられ、宿泊客はソファに腰掛けてリラックスしながら、猫たちの姿に癒やされる嬉しい演出だ。

一匹でも多くの猫の命を救いたい

手島姫萌さんのひざの上でくつろぐ猫。名前は「まる」。首輪には「MARU 9」の文字・・・そう、大ファンだと話す広島カープの主力選手の名前をつけたのだそう=山口市の「てしま旅館」

定員を20匹とした猫庭は、里親希望者への譲渡と保護猫の受け入れを行いながら常に満員状態だという。
昨年6月の運用開始から約1年、これまでに「猫庭」から里親の元へ引き取られた猫の数は55匹。
「まだまだ物足りない」手島さんは語気を強める。
受け入れ可能な猫の数が少なすぎるというのだ。
そこで次の一手として、手島さんが取りかかったのは、新たにクラウドファンディングで猫庭を2階建てに「増築」することだった。
6月24日現在、増築のための目標額は既にクリアしたが、より多くの猫と里親を繋げるために山口県で保護活動をする人々の情報をまとめたポータルサイトの制作費用を上積みするべく29日まで募集を続ける。


てしま旅館の「猫庭」で暮らす猫

「子供たちの世代に、少しでも『命の大切さ』を伝えていきたい。保健所に持ち込まれ、殺処分という最悪の最期を迎える猫の数をゼロにしたい」そう話す手島さんの思いは猫庭の〝館長〟として、かいがいしく猫たちの世話をする次女・姫萌(ひめも)さん(9)らに、確かに伝わっている。
学校から帰宅すると、着替えよりも先に猫庭に直行し、床や猫トイレの掃除、猫の体調チェックと大忙しの姫萌さん。
「この子は猫なのに猫よりも人間の方が好きみたいです」「この子はすぐ猫パンチするので気を付けて下さいね」ハキハキと説明してくれる彼女、将来の目標は「獣医」なのだそう。
「勉強は大変だと思うけど、猫たちの力になれる仕事だと思うので頑張る」と瞳を輝かせた。
温かい里親の手を、猫たちは待ち望んでいる。
両者が出会い、絆を結ぶ猫庭の、さらなる進化に期待が膨らむ。
(写真報道局 尾崎修二)


てしま旅館の猫庭、第2回クラウドファンディング達成しました!!
厚くお礼を申し上げます!!



https://www.youtube.com/watch?v=GUfLC9Fhj_Q


〜幸せまねこ〜の歌〜
https://www.youtube.com/watch?v=IKs3shsk_FU
https://www.youtube.com/watch?v=JVWy0rKEe8Y


福井県内保護収容犬

2018-06-29 06:02:15 | 幸せになったワン・ニャンたち

福井県動物管理指導センター(仮称)で1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井県動物管理指導センター 本所】
電話番号:0776-38-2212

収容日:6月27日
保護場所:あわら市中川付近
種類:雑種
性別・体格:オス・中型
年齢:不明
毛色:茶
青色の布製首輪着用
公示期間:7月2日


動物虐待を許さない

2018-06-28 06:04:48 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

動物虐待、荒んだ現状に犬猫1700匹を救った女性が喝
 「エサだけあげる人は加害者」

2018年6月19日(火) 週刊女性PRIME


すべて不妊手術ずみ。猫舎はストレスなくのんびりとしている

2012年以降、増加の一途をたどる動物虐待事犯。
水面下ではもっと多くの動物たちが苦しめられている。
週刊女性の短期集中連載『動物虐待を許さない!』の初回は、追い詰められた犬や猫などを受け入れ続けている勇敢な女性の話。 

“ムツ子”になりたかった
「私は単なる不良で、水商売あがりじゃけん」
若かりしころにおしゃれで入れたタトゥーを隠そうともせず、NPO法人「犬猫みなしご救援隊(以下、救援隊と表記)」の代表・中谷百里さん(56)は自虐的に笑う。
しかし、中谷さんは不良どころか、その真逆。
これまでに救ってきた犬猫をはじめとする動物の命は、なにしろ数千にも及ぶ。
いきどころのない動物たちにとっては、まさしく女神、救世主なのだ。
「うちは両親も祖父母も代々にわたって動物が好きな家系でね。幼いころ、近所にはまだ野犬がいたので、犬も猫も拾っていましたよ。魚も鳥もいたし、動物たちに囲まれて育った。将来は、犬や猫を無限に拾うことができたらいいなと。そう、ムツゴロウさんじゃないけど、“ムツ子”になりたいと思っていました」と今度は豪快に笑った。
広島市出身。
1990年に個人で犬猫の保護活動を始め、5年後には救援隊の母体を設立。
’05年にNPO法人格を取得した。
そして’11年、あの東日本大震災が──。
いてもたってもいられず、すぐに福島へ。
取り残された被災動物たちを300匹以上保護し続けてきた。
この勇気ある行動が団体の名前を一躍、全国に知らしめたのである。
「病気やケガで死にそうとか、高齢でどうしようもないというのであれば安楽死処分でもしかたないかもしれませんが、ピンピンしている動物を処分したり飼い主がいないから見捨てたりするというのはかわいそう。人も動物も、この世に生を受けた限りは天寿をまっとうしなければ」と中谷さんは語気を強めた。

「猫ブームは大嫌い」
救援隊は現在、広島市の本部のほか、栃木県那須塩原市、岡山市の計3か所に広大な終生飼養ホーム、いわゆるシェルターを所有する。
専従スタッフは20人前後、ボランティアのスタッフはその2倍ほど在籍。
毎日、動物のために働いている。
成果として、広島県で引き取り手のない犬や猫など全頭を引き受け、同県は殺処分ゼロを達成。
県外にも広めようとしている。
3施設で計約1700匹の犬猫たちが暮らす。
行政の殺処分から逃れてきたもの、多頭飼育崩壊の家から引き取ったもの、家庭で飼育できなくなって預かったもの、野生のもの、酷い飼育状況の動物業者から引き取ったものなど、そのルーツはさまざま・・・。
「現在は猫ブームですが、ブームは大嫌い。ブームの下でどれだけの猫が虐待され、犠牲になっているか。トラバサミという猪や鹿、野犬などを生け捕りにする罠にかかった血みどろの猫もいたし、劣悪な環境でぐちゃぐちゃになった猫もいましたね」と振り返る。
そもそも、命を売買するペットショップは大嫌いで最悪だというが、一般の人でも悪い例は数えきれないという。
「最も悪いのは、飼えなくなったから、子どもを産んだから、増えたからといって、ゴミのように捨てる人。次に悪いのが、野良猫にエサだけあげる人。避妊・去勢手術もせずにね。かわいそうだからという気持ちはわかるんじゃけど、そうすると生き延びて繁殖する。エサだけあげる人は野良猫を増やしてしまう加害者じゃけん。もっといえば、野良猫のために段ボール箱や傘をさして寝床にしてあげる人もよくない」
動物に直接的な暴力を加える虐待は論外としても、そうしたことも広義の虐待に値すると力説した。
犬や猫を拾って増やすのも、やはり虐待に等しいという。
「かわいいから、あるいはかわいそうだからといって、当初の少ないうちに避妊・去勢手術をしないから、どんどん酷い飼育環境になっていく。近親交配で身体の弱い猫も生まれますしね。野良猫を保護するのはいいことですが、それを50か所から1匹ずつ拾って50匹ならばまだいいとしても、最初に数匹拾ったのを自分が増やして50匹にしているんですから」

犬猫の引き取り活動に尽力
中谷さんらは、月に1度ぐらいのペースで、こうした多頭飼育崩壊の現場を訪ね、増えてしまった犬猫たちを引き取る活動を続けている。
「多くは本人からの相談や依頼です。周囲からの通報や行政の情報提供もあります。犬70匹の多頭飼育崩壊の家があるので、来週は東京へ行くんですけどね」
引き取った犬猫たちは終生飼養される。
行政からの引き取り以外は基本的に有料だ。
「死ぬまでですから、1匹につき5万円と、避妊・去勢手術代、毎年しなければいけないワクチン代は別です。とはいっても多頭数ですから、現実的に払えないお宅も実際には多い。そういう場合は“気持ち”で可能な金額を払ってもらっています」
救援隊は、こうしたお金と年間3000円からの賛助会員(現在約3000人)、フードメーカーなど支援者の寄付で成り立っている。
「資金集めは大変ですが、肝心なのは寄付してもらうためにゴマをすらないこと。横柄かもしれませんが、いただいた分はきちんと結果を出してHPやブログなどで示していくことだと思っています」と中谷さんは胸を張る。
終生飼養のほか、里親を見つけて譲渡することも忘れていない。
しかし、譲渡には危険性もあると指摘する。
「ネットで里親を募集するのが盛んですが、ネットには闇もあるんです。それまでに打ったワクチン代など1万~2万円はもらうのが普通ですがそれだけではダメ。例えば、相手が動物虐待者とか、動物実験をするために引き取ることだってあるわけです。1万~2万円だって自分で育てるよりは安いですからね。それを防ぐためにも厳密に面接したり、お宅を訪問しています」

すべては動物の幸せのために
自宅訪問時は、対象者がどれだけ動物にお金をかけられるか、愛情を注ぐことができるか、時間をかけられるかといった手がかりを探す。
「例えば、以前に飼っていた猫の写真が飾ってあるとかね。なにもシャネルの服を着た金持ちのおばちゃんがいいというわけではなくて、金持ちじゃなくても、できる限りお金や愛情をかけられる人を選びたいですよ。すべては動物が生涯を通して幸せに暮らしていけるために、なんです」
動物を飼うということは、生半可なことではない。
かわいい、かわいそうだけではできない。
お金も労力もかけなければならないし、自分の時間も削らなければできない。
「動物に土日はないですし、旅行にも行けなくなりますからね。自分の生活を変えて努力しなければいけない。最低限、そういう覚悟が必要なんです。でも、そうしてともに生きていけば、お互いに得るものがある」と中谷さん。
3か所の拠点を約10日ごとに渡り歩き、バスの中で寝起きする。
全力でいまもなお昔の夢を追いかけている。


大手自動車メーカーから寄贈されたバスで全国を駆け回る

〈PROFILE〉
やまさき・のぶあき
1959年、佐賀県生まれ。大学卒業後、業界新聞社、編集プロダクションなどを経て、’94年からフリーライター。事件・事故取材を中心にスポーツ、芸能、動物などさまざまな分野で執筆している

【写真】シェルターで暮らす犬たち


空前の「猫ブーム」の裏に隠れた残酷な真実

2018-06-27 06:03:19 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

空前の「猫ブーム」の裏に隠れた残酷な真実

2018年6月17日(日) 東洋経済


ブームにはメリットだけじゃなく、問題もつきものです(写真:Osobystist/iStock)

ここ数年、日本は空前の「猫ブーム」です。
テレビや雑誌では猫をテーマにした特集が組まれ、インターネットでもその愛らしい姿を映した動画や画像が多数投稿されています。
関連グッズの売れ行きも好調で、2016年2月に関西大学の名誉教授である宮本勝浩氏が発表したレポート「ネコノミクスの経済効果」によると、2015年の猫ブームがもたらした経済効果は2兆3162億円にのぼったそう。
さらに昨年末には、「一般社団法人ペットフード協会」によって1994年の調査以来、初めて猫の飼育数が犬を上回ることも明らかになりました(猫が953万匹に対し、犬は892万匹)。
しかし、こうした一時的なブームにはメリットだけでなく、問題もつきものです。
今回は猫ブームに見え隠れする問題点と、消費者がそれに巻き込まれないための方法について解説します。

■ブーム終了後に増える「動物の殺処分」
ある動物の人気が急激に高まって飼育数や繁殖数が増えると、さまざまな問題が起きます。
猫と同等の人気を持つ「犬ブーム」のときもそうでした。
1990年代~2000年代に漫画やCMをきっかけにシベリアンハスキーや、チワワ、トイプードルなどの犬種が人気を集めました。
メディアでの露出が増えた犬種は、ペットショップでの人気も高まります。
その結果、利益を優先する業者やブリーダーが「(ブームで)高値で売れるうちに」と話題になった犬種を過剰に繁殖させました。
同時に、安易に犬を飼い始める人も増加。
ブームが終わると、売れ残る犬や、飼い主に捨てられて野犬化する犬が増えて、彼らの多くが殺処分されました。
環境省の統計資料によると、2016年の犬の殺処分数は1万424匹に対して、2004年から2006年までの殺処分数は毎年、年間10万匹を超えます。
メディアでの露出が増えたことで人気が高まったという点で、今回の猫ブームは過去の犬ブームと重なって見えます。
また猫の場合、条件さえ整えば、犬の2倍の年3~4回の出産が可能です。
過剰な繁殖が行われたのちにブームが終了すれば、多数の猫の命がないがしろにされる可能性があります。

■「人気猫種」を安易に購入してはいけない
2017年にCMに起用されたことから注目を集めたスコティッシュ・フォールド。
珍しい垂れた耳が人気で、アイペット損害保険が発表した「人気猫種ランキング2017年」では、2位に位置する人気猫種です(ちなみに1位は混血猫のため、純血種ではスコティッシュ・フォールドが実質的1位)。
実はその垂れ耳は「軟骨の異常(骨軟骨異形成症)」によって偶然生まれたもの。
もし垂れ耳のスコティッシュ・フォールド同士で交配すると、生まれた猫が遺伝子疾患にかかるリスクが高まります。
そのため、優良なブリーダーは垂れ耳と立ち耳のスコティッシュ・フォールド同士を注意深く交配します。
ですが、前述したような利益を優先したい悪質なブリーダーの場合、危険を承知であえて折れ耳同士で交配することもあります。
そうした繁殖が横行すれば、遺伝子疾患に苦しむスコティッシュ・フォールドが大量に出てくるかもしれません。
さいたま博通り動物病院(埼玉県越谷市)の髙野宜彦院長も、「垂れ耳同士の交配で生まれたスコティッシュ・フォールドは、耳だけでなく骨や軟骨にも重度の異常がみられることが多く、成長過程で歩行困難になる可能性がある。正しい知識がないブリーダーの繁殖は、疾患に苦しむ猫をいたずらに増やすだけ」と警鐘を鳴らしています。
さらに、遺伝子疾患は猫がある程度成長しないと現れないため、猫の購入後に飼い主が疾患の存在を知って後悔する、あるいはペット業者とトラブルになることも予想されます。
スコティッシュ・フォールドに限らず、繁殖に注意が必要な猫種は他にもいます。
安易な購入には大きな落とし穴があるかもしれないのです。
消費者が猫ブームに潜む問題に巻き込まれないためには、飼いたい猫種についてある程度の知識を身に付けておくことが大切です。
また、それだけでなく猫の入手方法についても注意したほうがいいでしょう。

猫を購入するうえで気をつけたほうがいい3つのポイントがあります。
STEP1:「飼育環境」や「両親猫」を確認できる店や猫舎(キャッテリー)を選ぶ
大切な家族の一員となる子猫を迎えるのですから、その子猫が産まれ育った飼育環境が清潔で快適であるか、また、両親猫が健康で友好的な性格であるかを確認することが大切です。
それらは子猫の健康や性格に大きく影響します。見学することで、ブリーダーやスタッフの猫に対する愛情の深さや人柄も感じることができるでしょう。
これらの見学が可能なのは、多くが優良ブリーダーの猫舎(キャッテリー)です。
また、ブリーダーが経営する直販のペットショップでは、見学が可能なところもあるようです。
いずれにしても、インターネットで検索して探すのが一般的です。

■経験や知識が豊富なブリーダーが大きな力に
STEP2:購入後もアドバイスをもらえる店や猫舎(キャッテリー)を選ぶ
生涯に渡ってのアドバイスは、子猫にとっても飼い主にとっても心強いもの。
元気なときは頼ることはなくても、子猫が問題行動を起こしたとき、病気やケガをしたときには、知識や経験が豊富なブリーダーやスタッフが大きな力になってくれます。
しかし、相談する人がいない場合には、飼い主がどうすることもできず、猫を動物愛護センターに持ち込んだり、野山に捨てたりするケースも見られます。
万が一のときに備えて、購入後もアドバイスをもらえるか確認しましょう。

STEP3:定期的に健康診断をしているかなどを確認する
猫種によって継承しやすい遺伝子疾患は違います。
事前に購入したい猫種にどんな遺伝子疾患があるのか調べておきましょう。
専門機関でDNA検査を依頼すれば、その原因遺伝子を持っているかどうかの証明書が出されます。
ブリーダーがその検査を行っていれば、両親猫の検査結果を確認することができます。
一方、検査ができない猫種や疾患の場合でも、どのような対策をとっているのか、定期的な健康診断をしているかなどの確認をしておくことが大切です。
また、両親猫がインブリード(近親交配)でないことも確認したほうがいいでしょう。
インブリードで生まれた子猫は障害を持つ可能性が高いからです。

阪根 美果 :ペットジャーナリスト


引き取り屋の暗躍

2018-06-26 05:54:49 | 動物実験・動物虐待

繁殖させすぎた犬猫を有料で引き取り虐待する業者が暗躍中

2018年6月14日(木) NEWSポストセブン


栃木・矢板の通称『引き取り場』で。悪徳繁殖場は全国各地に潜んでいる(写真提供/公益社団法人日本動物福祉協会)

今年3月、福井で犬猫約400匹を過密飼育した業者が、虐待容疑で刑事告発された事件をご記憶だろうか?
こうした飼育方法は、決して一部業者が行っている特殊なケースなどではない。
今まさにペットショップの店頭で販売されている犬猫の多くが、まるで“生産工場”のように、軽々しく作り出され、廃棄されているのだ。
今必要なのは、店頭のガラス窓で愛らしく笑うペットの裏で、あまりに多くの命が犠牲になるというシステムの上に、日本のペット業界が成り立っている現実を知ること。
そして、このシステムを根本から改善しようと声を上げることではないだろうか。
ペットを取り巻く“現実”と“これから”を、今こそ考えてほしい。
日本に1万3000軒超あるペットショップの店頭に並ぶ子犬や子猫は、工場のように大量生産する繁殖場(パピーミル)から、ペットオークションという競りを経て供給される。
これが大半の飼い主がペットを手にするまでのルートだ。
しかし、そもそも海外ではペットショップなど店頭での生体販売が一般的ではなく、子犬・子猫が生後56日(8週齢)以前に出荷されることも、欧米ではありえない。
本来なら子犬たちに免疫力がつく8週齢まで親元に置くのが理想だ。
「今の日本では幼ければ幼いほど好まれ、高く売れる傾向があり、わずか生後49日で出荷されることがほとんど。免疫力のない子犬たちの多くは、途中で命を落としてしまいます。そのため、より多く繁殖させ、出荷する必要が出てきて、大量生産・大量消費に拍車がかかるのです」(『動物環境・福祉協会Eva』のスタッフ)
また、免許不要で繁殖業が誰にでも始められてしまうのも、問題点の1つ。
「日本のパピーミルは庭先の小屋や民家で行われることが多く、まったくの素人が開業できてしまうのも特徴です。“必ず儲かるから”と持ちかけられて犬や猫を引き継ぐものの、実際には投資費用に比べて利益は少ないことの方が多い。そのため、負のスパイラルにはまっていく業者も多いのです」(『犬猫みなしご救援隊』のスタッフ)

◆処分したい犬猫を有料で引き取るビジネスが暗躍
一方、売れ残って不良在庫となった犬はどうなるのか。
実は「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動物愛護法)の平成25年(2013年)の改正前まで、業者は売れ残った犬猫を自治体に持ち込み、そのほとんどが殺処分されていた。
しかし、法改正後は、行政が犬猫の引き取りを拒否できるように。
そうして行き場のなくなった、売れ残った犬猫の受け入れ先として存在感を増してきたのが、通称“引き取り屋”と呼ばれる過剰在庫処理業者だ。
「引き取りそれ自体は、違法ではありません。しかし、適切な世話をせずに衰弱させるなど虐待が疑われるケースは非常に多いのが実状です」(『日本動物福祉協会』のスタッフ)
近年、2014年に発生した鬼怒川河川敷大量遺棄事件(栃木)など、引き取り屋が起こす問題が頻発している。
※女性セブン2018年6月28日号



鬼怒川河川敷大量遺棄事件(栃木)
「箱を開けたら死んでいた・・」犬70匹遺棄事件犯人が懺悔告白
犬70匹遺棄の犯人「呪われると」

2014年11月22日 女性自身

「栃木県で70匹あまりの犬を捨てたのは、私です。関連する業者の皆さんや愛犬家の方々には、本当にご迷惑をおかけました。申し訳ありません」
本誌の取材にそう謝罪の言葉を述べ、頭を垂れたのは、栃木県内の元ペットショップ店店員A氏(30代後半)だ。
これまで関東圏のペットショップ数店を転々としていたが、現在は無職とのこと。
10月31日と11月5日、栃木県宇都宮市と那珂川町で相次いで発見された約70匹の犬の死骸。
栃木県警は現在廃棄物処理法違反容疑で捜査中だが、A氏はすでに11日に宇都宮東署に自首していた。そのうえで「事実を知ってもらい謝罪したい」と、事件の顛末を話すことにしたという。
A氏が愛知県内のブリーダーから「ブリーダーをやめるから、犬を引き取ってほしい」と電話で依頼されたのは、10月20日ごろのこと。
2歳から5歳くらいの成犬で、トイプードルやチワワなど7種、それぞれ10匹ずつほどいた。
引き取る費用としてA氏は100万円を受け取ったという。
10月28日、A氏は2トントラックを借り、荷台に工事用パネルで犬用の箱を3箱作った。
知り合いのペット業者らに連絡し、引き取った犬の里親や保護先を決めたうえで愛知に向かった。
「ところが愛知に行って犬を見たら、皮膚病にかかったり、やせ細った犬が何匹もいた。もともと杜撰な飼い方をするブリーダーで、私も何度か注意しましたが、改善されていなかった。でもそのまま犬を放置すると捨てられると思い、引き取ることにしたんです」
衰弱した70匹の犬を3箱に押し込んだら、余計に弱ってしまうはずだが・・・。
「スペースがなく、天気もよかったし、空気穴を作り、ふたの板にスペースを開けていたので、半日なら大丈夫と思った」とA氏。
だが、犬を引き取って5時間後、箱を覗いてみると、すでにすべての犬が死んでいたという。
A氏はそのまま栃木県に戻ったが、自宅に戻らず向かった先は、鬼怒川河川敷だった。
「途中、ごみ焼却場に、とも思いましたが騒ぎになると思い断念した。業者で火葬すると250万~300万円かかる。それなら土に返してやろうと思って河川敷に行ってしまった。今思えば処理する方法はいくらでもあったのに、パニックになっていました」
河川敷で40匹あまりを捨て、さらに那珂川町の山中で30匹あまりを捨てたという。
「箱から1匹ずつ取り出して放り出しました。あのときの臭いは忘れられない。呪われると思いました。俺は犬が好きなのに捨てた。いずれ問題になるだろうと思いました。罪は重いです」
逮捕を覚悟し自首したが、「裏付け捜査が必要」と言われ自宅に帰されたという。
「たぶん、11月中には逮捕されると思います。きちっとした処分を受けたうえで、捨てた犬(警察で冷凍保存中)は俺が火葬してやろうと思っています」
A氏は苦悩の表情を浮かべながらも、そう懺悔の言葉を発した。
現在、群馬県や佐賀県などで同様の犬の放置事件が起きている。
犬が悲惨な最期を迎える社会は、人間にとっても悲惨な社会だ。
(週刊FLASH12月2日号)

 

「殺処分ゼロ」が“引き取り屋”の暗躍を生み出している状況

2018年6月20日(水) NEWSポストセブン


殺処分される怯えきった表情の犬たち(写真提供/公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)

空前のペットブームだが、店頭のガラスケージで展示販売される犬猫は、全てに飼い主がつくわけではない。かつて、ペットショップ業者は、売れ残ったペットを自治体で殺処分していたが、平成25年の法改正以降はそれができなくなった。
昨今、よく耳にするのが「殺処分ゼロ」。
殺処分とは、人間に危害を及ぼすおそれのある動物、そして、不要となった動物を行政が殺して処分すること。
全国の犬猫殺処分数は1974年の約122万頭をピークにその後は減少。
2016年は約5.6万頭にまで割り込んだ(環境省調べ)。
その大きなきっかけとなったのが、平成25年の動物愛護法改正の“終生飼養”の義務の明文化だ。
飼育している動物が寿命を迎えるまで、適切に飼育するべきとの方針が打ち出されると、かつて行政の殺処分施設だった各地の愛護センターが、命を生かす施設へと変わり始めた。

◆「殺処分ゼロ」にしても無駄死にする命は減らない
昨今では、東京都の小池百合子知事(65才)が宣言したように「殺処分ゼロ」を目指す自治体も増えてきた。
しかし、こうした動きを評価する一方で、殺処分ゼロを安易に掲げるべきではないとの声もある。
繁殖力が衰えた親犬・親猫を1匹あたり数千~数万円程度の有償で引き取る“引き取り屋”が、過剰生産と法改正で暗躍している。
「殺処分ゼロの方針のもと、自治体で殺されなかった犬や猫たちが、愛護団体、ひいては引き取り屋に移動しただけでは本末転倒です。
自治体が引き取りを拒否してしまえば、自治体そのものは動物を殺さずに済むものの、譲渡や飼養の責任を民間に押し付けるのでは意味がない」(『動物環境・福祉協会Eva』スタッフ)
自治体による引き取り拒否は、引き取り屋の活性化を生み出しているのも事実。
たとえ殺処分が回避されたとしても、そこでは劣悪な環境での飼育が待っている。
また、ある愛護センターでは、一旦引き取られたものの病気やけがの治療もされず、センター内でただ生きながらえているだけという、飼い殺しの状態の動物もいるという。
本当の意味で“殺処分ゼロ=命を救う”なら、法整備はもちろん、行政側での譲渡先の管理やセンターにいる動物の飼養体制を整えるほか、不妊手術費や治療費を予算化することも必要になってくるのだ。

※女性セブン2018年6月28日号


福井県内保護収容犬

2018-06-26 05:54:01 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県動物管理指導センター(仮称)で1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井県動物管理指導センター 本所】
電話番号:0776-38-2212

収容日:6月24日
保護場所:福井市西谷1丁目 付近
種類:雑種(ラブラドール風)
性別・体格:オス・中型
年齢:不明
毛色:黒
赤色の首輪着用
公示期間:6月27日


ひどすぎる・・・猫・犬の虐待動画がネットにあふれる現状

2018-06-25 05:42:32 | 動物実験・動物虐待

ひどすぎる・・・猫・犬の虐待動画がネットにあふれる現状
 
規制を求める運動も

2018年6月19日(火) 女子SPA!


(女子SPA!)

動物を虐待した残酷な動画や画像、虐待するための情報などが、ネット上に溢れているという。
何の規制もなく野放しになっているというが、多発する動物虐待事件との関連性はないのだろうか!?

◆猫殺しを芸術と賞賛する狂気
5月8日、滋賀県長浜市で首に麻のロープが巻かれた猫の死骸が見つかった。
5月6日には千葉県船橋市で、子猫の頭部と、尻尾が切られた子猫、頭部や前脚が切られた子猫とみられる3匹の死骸が発見された。
船橋市では昨年12月にも、頭部のない猫とみられる肉片が見つかっている。
「こうした虐待方法の情報交換の場になっているのが、ネットの巨大掲示板『5ちゃんねる』(旧2ちゃんねる)の中の『生き物苦手板』なんです」
こう語るのは、同掲示板の書き込みを日々チェックして通報しているという、動物愛護団体会員のAさん。
「ここでの前提は、虐待が好きな人たちが『妄想』を語っているだけ。フィクションです、ということになっています。『この前見た夢の話だけど、gatoを1匹〆た(殺した)よ』といったように。『gato』というのはこの板に頻出する単語で、スペイン語で『猫』を意味します。南米圏に猫虐待動画が多いことから、この板の用語として使われています」

◆過去の逮捕者も、この掲示板を利用していた
しかし「妄想」とはいっても、昨年8月に猫13匹を虐待して殺したとして逮捕された元税理士や、同時期に猫2匹を虐殺して逮捕された元契約社員も、動画をSNSや動画サイトにアップし、実際ここに書き込みをしていたのだ。
元税理士はこの掲示板で「神」と崇められていたという。
その虐待動画は今も「芸術作品」と賞賛され、いまだにSNSや動画サイトにアップされ続けている。
「当時、元税理士と並び称される虐待動画の投稿者がいたのですが、元税理士逮捕報道の直後に証拠を隠滅。いまだに逮捕されないままです。動物虐待事件が起きた場合、犯人がここに痕跡を残している可能性は高いと思い、日々チェックしているのです」(Aさん)
虐待事件が続いていることもあり、子猫や子犬の里親探しを行う団体も警戒感を強めている。
「里親希望の人の中には、育てる気がないような怪しい人も多く、里親さんになる人はより厳しく審査するようになりました」と語るのは、千葉県で子猫の里親探しを行うNPOの代表・Bさん。
「『生き物苦手板』には『猫を手軽に捕獲する方法を語ろう』などのスレッドがあり、具体的な捕獲方法の情報交換も行われています。『苦手』なのに、なぜ捕獲しようとするのでしょうか。これも『妄想』だと言うのでしょうけど・・・」
さらにこの掲示板では「gato動画を楽しむスレ」などの、虐待動画・画像リンクを書き込む板が活発に動いている。
そのスレッドに書き込まれた、リンク先の動画を見てみた。
激辛香辛料を目や鼻や口に流し込む、体に火をつける、電流を流す、熱湯をかける、殴る、蹴る、地面に叩きつける、這い上がれない高さの容器に水を張って入れ、もがき苦しむ様子を楽しむ・・・。
一体なぜこんな残酷なことをするのか?
刃物などで即死させるというより、動物が苦しむ様子をじわじわと見せつけるものが多く、激しい怒りを感じる。

◆残虐動画・画像の投稿を規制する方法がない
YouTubeやTwitterなどに上げられた虐待動画・画像をチェックして、削除依頼を出し続けているという、猫カフェ店員のCさんはこう語る。
「ネットは野放し。残虐な動画や画像の投稿を取り締まる法律がないんです。小説や漫画で動物虐待を描くなら、理解はできませんが、まだいいと思います。でも、あの映像は実在の動物たちですよ!元税理士も、『ネットで持ち上げられて虐待がエスカレートした』と言っています。でも、私たちがサイト運営者やプロバイダに削除依頼しても、また別の場所にアップされて、きりがありません。何らかの方法で、この動画や画像の氾濫を規制することはできないものなんでしょうか?」
そんななか、「法による規制」を求め始めた人たちもいる。
関西在住のDさんは、ネットの署名サイト「Change.org」で「ネット上への動物虐待動画・画像の投稿に対する法規制」を呼びかけ、賛同者を募っている。
「関西地方でも特に、兵庫県では動物虐待事件が多発しているんです。でも、警察はなかなか動いてくれない。まずは動物愛護議連に、そして内閣府や環境省にも働きかけていくつもりです。ネットの法規制をするとなると、『表現の自由』や『内心の自由』との兼ね合いが出てくると思います。私たちも、表現の自由を規制してほしいとは思っていません。ではどういう方法なら可能なのかということを議論するため、まずは一石を投じたいと思い、署名集めを始めました」
動物虐待事件の摘発数、逮捕・書類送検者数は、ここ数年増加中。
これは動物愛護への関心の高まりが、虐待通報の増加に繋がっているともいえる。
愛護団体など一部の人々にまかせきりにするのではなく、国民全体で考えていくことが必要だろう。
<取材・文/SPA!動物虐待取材班>

― ネットにはびこる動物虐待 ―
女子SPA!

動物虐待事件の推移(警察庁資料をもとに作成)

2017年に摘発された68件のうち、猫が46件と最も多く、次が犬の16件だった。


大阪の地震で飼い猫の脱走相次ぐ

2018-06-24 05:43:53 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

大阪の地震で飼い猫の脱走相次ぐ
 
「自宅の周辺にいることが多い。落ち着いてペットの名前を呼んで」と専門家

2018年6月18日(月) キャリコネニュース

6月18日に大阪府北部で発生した地震の影響で、ペットの猫がパニックになり脱走してしまった、という投稿が相次いでいる。
ツイッターには「網戸を破って猫が2匹脱走しました」「地震で猫がいなくなりました」といった書き込みが多数寄せられた。
猫を探し出すためにはどうすればいいのだろうか。
迷子になったペットの捜索を専門に行う「ペットレスキュー」(神奈川県)の担当者は、「家を飛び出してしまっても自宅の周辺にいることが多い。落ち着いて呼びかけて」と話す。
「動揺していると、猫は『飼い主の様子がおかしい』と感じ出てきてくれない」



「地震などが発生すると動物たちは危険を敏感に察知し、身を潜めて安全を確保しようとします。猫によっては、いなくなってしまったと思っても、実は家の中にいて、押し入れに隠れていたり、普段は入らないような狭い隙間に入っていることもあります」
まずは家の中をくまなく探してみる必要がありそうだ。
もし外に出てしまっていたとしても、周辺にいることが多いという。
「家を飛び出してしまっている場合、軒下の奥の方や排水溝、物置の中など自宅の周辺にいることが多いです。その場合は、飼い主が名前を呼びかけることが大切です。ただし猫は耳が良く、飼い主の方が地震で動揺し、それが声色に表れてしまうと『飼い主の様子がおかしい』と感じ、出てきてくれません。飼い主の方が落ち着くことが大切です」
それでも飼い猫が見つからない場合は、専門の業者に捜索を依頼するのも1つの手だ。
ペットレスキューでは、「家の中の好きな場所」や「避妊・去勢をしているかどうか」など40近い項目を聞き取り、それぞれのペットに合ったやり方で探してくれるという。
「適切な捜索方法は、1頭1頭違います。ネットでは『トイレの砂をまけばいい』とよく書いてありますが、他の猫が集まってきてマーキングしてしまい、逆に探している猫が帰ってこられなくなることもあります。まずは専門の業者に相談してみて下さい」
東日本大震災では「周辺の人たちが避難していて聞き込み調査ができない」といった問題もあった。
2011年3月に東日本大震災が起きた時も、猫を始めとしたペットの脱走が相次いだという。
「何件か依頼を受け捜索に行きました。しかし原発事故で、探しに行きたい場所に入っていけない、周辺の人たちが避難していて聞き込み調査ができない、ポスターを掲示しても情報が集まらないといった問題に直面しました。こうした時は動物も警戒心が強くなっていて、なかなか出てきてくれません」
大きな地震や原発事故といった特殊な状況では、捜索が難航することもある。
首輪に迷子札をつけるなどの対策を普段からしておくことが大事だとしている。 

★関連記事
災害時、愛するペットと避難するため用意しておくもの
ペットのための地震対策
災害時におけるペットの救護対策ガイドライン


ブームに乗らない!

2018-06-23 05:43:37 | 私の思い・独り言

ザギトワ効果で秋田犬が人気沸騰しています。
しかしこれがブームとなって過去の悲惨な出来事に繋がらないか非常に危惧しています。
くれぐれもブームには乗らずに本当に飼えるのか?最後までしっかり世話ができるのか?よ~く調べ考えて飼って(「買って」ではない!)ください。
飼うための心得については環境省のホームページをはじめ、幾度となく当ブログにも載せています。
今回も「ブームに乗らない!」思いを述べさせていただきます。
(by ぬくもり)

 シベリアンハスキーの悲劇
十数年前、ハスキー犬が出てくるコミック誌「動物のお医者さん」、後にテレビドラマ化され一大ブームとなる。
「青い目がカッコイイ!」という程度の感覚でハスキーの飼育の大変さを知らずに多くの人がペットショップで買った。



ブームによりペットショップではどんどん高値になっていき取り引きされた。
しかし、躾しきれず問題行動を起こすハスキーが急増し「飼いにくい!」とか「頭が悪い」とか飼い主の身勝手で大量に飼育放棄され、保健所に持ち込まれたり捨てられたりし日本中の保健所に大量のハスキー犬が収容され大半が殺処分されるという悲劇が起こった。
シベリアンハスキーは元々犬ぞりを引いて雪の中を何十キロと走る事ができる「強靭な大型犬」。
体が大きく力強く、体を動かすことが大好きで、原産国がシベリアだけあって寒さには強いが、暑さには弱い・・そんな犬。
穏やかな性格ではあるが、日本の一般的な住環境でペットとして飼うのに向いている犬種ではありません。



 

ハスキー犬の飼い主の務めは、人懐っこい性格を伸ばしてやること。
懐っこくて明るい性格を最大限に引き出してやれるようなつきあい方、間違っても一匹だけで庭の片隅にポツン・・・、などという飼い方をしてはいけません。
抜け毛も多いため、きちんとケアをしなければあっという間にハスキーはバサバサの汚らしい犬になってしまいます。
ハスキーは家族の一員として愛情深く接することで、その性格の良さが引き出してやれる犬なのです。
ちょっとしたことからチワワ等の小型犬ブーム、今まさに猫ブーム、“かわいいから”、“癒やされるから”という軽い気持ちで飼い始める人も少なくない。
その結果、適切な去勢手術が行われず、多頭飼育崩壊が多発しているのだ。
そして今、秋田犬がブームになっていますが、このシベリアンハスキーの悲劇の再来とならないよう切に願っています。
命の大切さ、重さは動物も人間も一緒。
言葉を話せない動物にも感情があること、人間は気付かないふりをしていませんか?
日本人はブームに乗りやすい人種なのか、物事を弁える能力の欠如なのか、理解に苦しみます。
安易に動物を飼う事は許されません。
流行や衝動的にペットを飼わないで(特に「買わないで!」)ください。
それが飼い主の「責任」です。
もういらない・・と捨てたり、引き取りにだしてしまうことは、人間の赤ちゃんを捨てるのと同じくらいひどい事だと思います。

流行やブームに流されそうになってペットを飼おうとしているあなた・・・ちょっと待って
★あなたは飼おうと思っているペットのことをちゃんと知っていますか?
★そのペットのことを書いてる本を1冊でも読んでみましたか?
★そのペットは大人になったらどのくらいの大きさになるか知っていますか?
★そのペットの習性や生態をどのくらい言えますか?
★しつけや行動学の本も読んでみましたか?
★もし問題行動をおこしたり、病気になったらどうしますか?
  ちゃんと相談先を探したり、病院につれていけますか?お金も時間もかかります。ちゃんと面倒みる時間がありますか?
★ペットを置いて、今までみたいに簡単に旅行に行けなくなりますよ。
★毎日、早く帰ってお散歩や体の手入れ、スキンシップ、ごはんのお世話・・・絶対必要というか義務!
★ペットはモノではありません。 生きています。生きている限り亡くなるまでの十数年間・・・休むことなくちゃんとできますか?
★ペットが生きる十数年間という中、最後まで面倒をみれるかどうか自らの生活環境がどう推移していくのか後々をよく考えていますか?
★家族が反対していませんか?ペット嫌いな人はいませんか?
★家族にアレルギーの人はいませんか?自分はどうですか?
★引越しや転勤はありませんか?自宅?借家?ペットは禁じられていませんか?
★その他 多数

 ブログ「犬連れへんろ二人と一匹のはなし」の画像より

 シベリアンハスキー「はな」ちゃん








まずは動物をモノのように扱う風潮を、変えていかねばなりません。
生後2か月に満たない子犬や子猫を展示販売しているペットショップを見かける度に、とても残念な気持ちになります。
モノのように動物を売る店、モノのように買う人、モノのように捨ててしまう人たち・・・。
こんな状況を子どもたちに「当たり前だ」と思わせてはいけません。
子どもたちは純真な心を持っています。
動物の命も人の命と同じくかけがえのないものだということを教え、動物愛護の心を持った大人に育てるべき。
当会では毎年、敦賀市内の児童クラブで「みんなで学ぼう!動物あいご」を行っています。
直ぐに効果が表れてくるものではありません。
時間はかかりますが、ゆくゆくは人と動物との関係が改善され向上していく、と願いをこめて行っています。

人間は十人十色ですから動物愛護に対する考え方・行動は実にさまざまです。
しかし大事なことは、各自が自分の意見だけを主張していては、いつまでたっても前に進めません。
様々な方の意見を聞く姿勢、そして理解したうえで、自らの意見提言を行い関係者と一体となって課題解決をしていくことが重要です。
動物と人が幸せに共生できる社会を目指して、一緒に頑張ってまいりましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
(byぬくもり)


ザギトワ効果で秋田犬人気沸騰 飼育放棄後絶たぬ現実も

2018-06-22 05:42:30 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

ザギトワ効果で秋田犬人気沸騰 飼育放棄後絶たぬ現実も

2018年6月17日(日) 朝日新聞


里親を募集している雄の「疾風」=社団法人ONE FOR AKITA提供

秋田市の千秋公園に16日、秋田犬と気軽に触れあえる施設がオープンした。
「ザギトワ効果」もあって人気が沸騰し、観光関係者の間で引く手あまたの一方、飼い主が飼いきれずに手放し、殺処分されている現実もある。
秋田市が設けたのは「秋田犬ふれあい処(どころ)in千秋公園」。
11月4日までの午前11時~午後3時、秋田犬保存会秋田中央支部の遠藤莞爾支部長らの秋田犬が、交代で「出勤」する。
秋田観光コンベンション協会が運営にあたる。


秋田犬ふれあい処(どころ)in千秋公園
 
16日のオープン式典には、平昌冬季五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手(ロシア)に贈られた「マサル」を育てた秋田犬保存会県南支部長の浜田正巳さんと妻恵見子さんも参加。
正巳さんは尾の巻き方や毛の色など、秋田犬を見るポイントを解説した。
県内ではJR大館駅前の「ふれあい処」でも秋田犬に会える。
来賓の福原淳嗣・大館市長は「マサルのきょうだい犬『勝大(しょうだい)』を千秋公園に連れて来ます」と式典で話した。
また、横手市赤坂の「秋田ふるさと村」も7月7日から、毎月第1・第3土曜の午前11時~正午と午後1~2時に、秋田犬を写真撮影できるようにする。 

■飼育放棄、後絶たず 殺処分ゼロめざし里親募集
もてはやされる一方で、飼育放棄された秋田犬の殺処分も後を絶たない。
社団法人「ONE FOR AKITA」(秋田市)は、雄の「疾風(はやて)」の里親を募集している。
疾風は1歳前後の赤毛(茶色)で、体重約35キロ。前飼い主が飼育放棄し、宮城県内で保護された。
その後、専門のドッグトレーナーがトレーニングと健康改善に取り組んできた。
警戒心は強いが、慣れれば甘えん坊だという。
里親を希望する人は、メールで同法人に申し込み、面会受諾のお知らせを受ける。
応募多数の場合は、面会できないこともある。
譲渡時には去勢手術代やワクチン代などの実費(7万円ほど)が必要になる。
同法人は秋田犬の飼育頭数拡大や殺処分ゼロをめざし、今年3月に設立された。
申し込みや詳細はウェブサイト(http://saveakita.or.jp)で。
(村山恵二)



「マサル」で秋田犬バブル 観光客殺到、ぬいぐるみ品切れ

2018年6月10日(日) sippo(朝日新聞)


秋田犬「MASARU(マサル)」を抱くアリーナ・ザギトワ選手

平昌冬季五輪のフィギュアスケート女子の金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手(15)に贈られた秋田犬。
一連のニュースが人気に火をつけ、大型連休中も秋田県内は、秋田犬目当ての観光客でにぎわった。
関連グッズの売れ行きも好調で、同県内は時ならぬ「秋田犬バブル」にわいている。
「かわいい! ほしくなっちゃう」
週末、秋田市中心部のエリアなかいちにある「秋田犬ステーション」は、大勢の人でにぎわった。
この施設では週4日、秋田犬を無料で見たり、写真を撮ったりできる。
県の委託を受けた一般社団法人「ONE FOR AKITA」が4月にオープンさせた。
JR秋田駅まで約650メートルの散歩タイムもあり、ひと月で約9千人が訪れる人気スポットとなっている。
米国から家族らと訪れたゲイル・ドプソンさんは「顔が笑っているみたい。巻いたしっぽもかわいい」と笑顔をみせた。


大勢の人でにぎわう「秋田犬ステーション」=秋田市

秋田犬で観光キャンペーン
秋田犬はリチャード・ギアが主演した映画「HACHI 約束の犬」(2009年)に登場したり、ロシアのプーチン大統領に贈られたりしたことで、海外でも人気が広がる。
秋田県は外国人観光客(インバウンド)誘致のキラーコンテンツと位置づけ、2年前から秋田犬を使ったポスターなどを作り、観光キャンペーンを展開してきた。
そこに降ってわいたのが「ザギトワ効果」だ。
2月の冬季五輪で活躍したザギトワ選手が「金メダルのご褒美に秋田犬を両親にねだった」とのニュースが伝わると、国内外の話題をさらった。
「秋田犬発祥の地」の大館市で、2頭の秋田犬「飛鳥」「あこ」が観光駅長を務めるJR大館駅。
駅前の「秋田犬ふれあい処(どころ)」には、大型連休中の6日間(4月28~30日、5月4~6日)だけで計2500人以上と、月平均の2・5倍以上の人が訪れた。


秋田空港ターミナルビルなどでは「オリジナルぬいぐるみ」は品切れ状態が続く

犬は有名、県はまだまだ
秋田空港ターミナルビルなどが昨年12月に発売した「オリジナル秋田犬ぬいぐるみ」(税込み1480円)も、ザギトワ効果で販売が急増した。
今年3月前半までに当初生産した5千個が売り切れ、追加生産の7300個も、大型連休中に完売した。
さらに1万2千個の追加生産を決めたが、7月上旬まで品切れ状態が続くという。
秋田市も負けじと、市中心部の観光名所「千秋公園」に、秋田犬とふれあえる施設を整備する予定だ。
県観光振興課の成田光明課長は「秋田犬は知っていても、秋田県を知らない外国人は多い。秋田犬=秋田県と結びつけば、インバウンドの増加がより期待できる」と意気込む。
ただ、秋田犬の国内登録数は1970年代初めの約4万6千頭から2017年には約2700頭へと減少し、秋田県内は約150頭だけだ。
「大型犬で自宅では飼いにくいが、ふれあいたい」といった観光客らの声にどうこたえるかが課題になっている。
シンクタンク「秋田経済研究所」の松渕秀和所長は「今の秋田犬の人気を一時的なものにしないためにも、観光客が秋田犬とふれあえる態勢づくりを県全体で取り組む必要がある」と指摘する。



【福井県動物管理指導センター 本所】
電話番号:0776-38-2212

譲渡候補犬

種類:秋田犬風
性別体格:オス・大型
毛色:茶
年齢:2~3才ぐらいか?
その他:健康診断済・狂犬病予防注射済
問い合わせ先:センター本所



次回はブームの悲劇について載せます。