goo blog サービス終了のお知らせ 

動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

コミックエッセイ「たまさんちのホゴイヌ」

2022-11-18 06:03:05 | 幸せになったワン・ニャンたち

ガリガリに痩せて心を閉ざしていた野犬…
少しずつ距離を縮めた結果「可愛すぎて胸が苦しい」
 SNSで話題の保護犬コミックエッセイ

2022年11月4日(金)  

tamtam(タムタム)さんは、行き場を失った犬や猫を保健所から預かり、家庭で慣らしてから里親を探す「一時預かりボランティア」を個人で続けている女性。
保護活動を通じて出会った犬や猫の姿を素朴なタッチの漫画にして発信するInstagram(@tamasisters)のフォロワーは4.6万人を超える人気で、女優の二階堂ふみさんら著名人のファンもいる。
「自分の方が犬や猫たちに支えられている」と語るtamtamさんに、保護活動に対する思いを聞いた。


著者のtamtamさん(提供)

tamtamさん宅には現在、犬3匹と猫7匹の計10匹がいるという。
「今までお世話をした子たちの数は、もう把握していません」と笑って振り返るtamtamさん。
自身の幼い2人の子供を育てながら、保護犬や保護猫たちがいつの日か里親の下で幸せに生きられるよう、日夜、愛情を注いでいる。
tamtamさんに引き取られた犬や猫たちは、それぞれ深刻な事情を抱えている。
例えばガリガリに痩せていた元野犬のビビは、tamtamさんに全く心を開かず…というより目すら合わせず、ケージの隅で岩のように固まったままピクリとも動かなかった。
なんと、実に丸1カ月もの間、ケージから出てこなかったという。
それでもtamtamさんは、常に警戒心MAXのビビと少しずつ距離を縮めていった。
今は、ふと目が合ったり、小首を傾げたりといったビビが時折見せるちょっとした仕草や表情に「可愛すぎて胸が苦しい…!」と悶絶するほどに溺愛。
ついには散歩に連れ出すことにも成功したという。
「ビビみたいに散歩できなかった子ができるようになるとか、今にも死にそうだった子が無事に生き延びて里親さんに引き取られ、海やキャンプなどに連れて行ってもらって幸せに暮らしている姿を見ると、心の底から『よかったなあ』と思います。私が保護活動を続けているのは、不幸な犬や猫たちを見て見ぬ振りはできないという思いももちろんありますが、実は『私自身が励まされるから』というのが本音かもしれません」
10月末、tamtamさんがこれまでにInstagramで発信してきた漫画のうち、ビビを含む個性あふれる7匹の保護犬に関するエピソードをまとめた初の書籍「たまさんちのホゴイヌ」が発売された。
Instagramで反響を呼んだ漫画に加え、描き下ろしのカラーイラストや実際の保護犬たちの写真も交えた、見どころの多い1冊になっている。
優しい絵と言葉、温かい読後感が魅力…ではある一方で、tamtamさんは「正直に言うと、この本は綺麗事なんです」と言い切る。
「実際の保護活動には、もっと厳しい現実があります。安楽死を迫られたり、保健所で触れ合った子が感染症になって、その犬舎全部が殺処分されたという報告を受けたり。それに、『保護』や『愛護』に暗いイメージを持っている人も少なくないと思いますし、殺処分問題に関心を持っていても、実際に保健所に足を運んでみようという人はほとんどいないのが実情です」
「でも厳しいことばかり言っていても、敬遠されるだけ。これまで漫画に描いてきたように、保護活動には楽しいこと、嬉しいこともたくさんあります。私は保健所に行くと、『犬や猫の命を救うためにこんなにも頑張っている人がいるんだから、私も頑張ろう』とむしろ元気をもらえるんです。この本を読んで、少しでも保護活動に関心を持ってくれる人が増えればいいなと願っています」

「たまさんちのホゴイヌ」は税込1320円。
売上の一部は、保護犬の支援活動などに取り組んでいる団体に寄付される。


【漫画】tamtamさんが描く話題のコミックエッセイ「たまさんちのホゴイヌ」

 (まいどなニュース・黒川 裕生)


爆発物探知犬・地雷探知犬】ウクライナ侵攻におけるパトロンくんの活躍とは?

2022-05-09 05:58:18 | 幸せになったワン・ニャンたち

【爆発物探知犬・地雷探知犬】
ウクライナ侵攻におけるパトロンくんの活躍とは?

2022年4月28日(木) 石井万寿美まねき猫ホスピタル院長 獣医師

ロシア軍がウクライナ侵攻で残した地雷や不発弾の撤去に、爆発物探知犬が活躍しています。
人間は、犬が優れた能力があることを知り使役犬を作り出しました。
使役犬とは、人間のために働いてくる犬ですが、盲導犬、介助犬、牧羊犬、麻薬探知犬などいろいろな形で働いてくれています。
今日は有事に働く【爆発物探知犬・地雷探知犬】について見ていきましょう。

◆爆発物探知犬、チェルニヒウで活躍 ウクライナ侵攻

BBC News Japan 爆発物探知犬、チェルニヒウで活躍 ウクライナ侵攻 より

ウクライナで地雷や不発弾の撤去に、爆発物探知犬が活躍しています。
ジャック・ラッセル・テリアのパトロンくんは爆発物探知犬で、現在2歳半。
生後6カ月からこの任務についています。
現在は、チェルニヒウの救急隊に参加し、これまでに90発以上の爆発物を発見したと言います。

◆地雷探知犬と爆発物探知犬
BBCのニュースの動画によりますと、地雷も撤去しているので、まずは地雷探知犬について紹介します。

地雷探知犬とは?

(提供:イメージマート)

地雷探知犬とは、広大な土地のどこにあるかわからない地雷を探す犬のこと。
地雷は、地面の下に埋められていて、その上を人間が歩くと爆発する仕組みになっている兵器です。
犬の嗅覚は人間の数百千倍から数百万倍以上も鋭いと言われています。
こうした犬の能力を使ったのが、地雷探知犬です。
犬は地面の下に埋められたまま何年もたった地雷でも捜索できます。
地雷を探すことが、犬にとっては獲物を探す行為によく似ているからです。
犬がもともと持っている「狩猟本能」を使って訓練します。
「爆発物マーカー(軍用爆薬に混入させている物質)」を獲物に見立て探させるようにします。
地雷探知犬の特徴は、人間が好きで、人間に喜んでもらいたいと思っていることです。
犬が爆発物マーカーを見つけたときは、ほめてあげることで犬は、何をすればいいのかの理解が深まるそうです。
これを「陽性強化方法」と言って、小さいことでもほめてほめて身につけさせます。
犬は、元来は自由に歩き回るのが好きですが、爆発物マーカーに最短距離で行けるようにも訓練されます。
そして犬はごほうびに、おもちゃをもらいます。
おやつではなく、なんとささやかなごほうびだろうと思いかもしれません。
このような使役犬は、大好きな人間に大好きなおもちゃで思い切り遊んでもらえるほど嬉しいことはないのです。

◆探知機では捜索できない地雷の存在
いまや科学が進歩しているので、地雷探知犬を使わないでも探知機で大丈夫と思っているかもしれません。
しかし探知機だけでは捜索できない地雷の存在もあります。
探知機は、金属反応で探すものが多いからです。
その一方で、犬は嗅覚で火薬の臭いを感知して捜索するので、地雷探知犬は優れているのです。

◆地雷探知犬とともに行動するハンドラー
世界には、不発弾も含めたこうした地雷が、8,000万個〜1億個残されたままになっていると言われています(特に被害が深刻なカンボジアだけでも400〜600万個も残されたままになっています)。
そのため犬の力を借りなければ地雷を捜索することは困難になっているので、彼らの存在は重要なのです。
そして、犬は地中に染み出た火薬の臭いや鉄の臭いを嗅ぎ分けて捜索していますが、そのとき必ずそばにつき添うハンドラーがいます。
ハンドラーは地雷探知犬と信頼関係があり、地雷探知犬の能力を信頼しているからこそ、そのように地雷原を歩くことができるのです。
地雷探知犬と一緒に捜索している人間は、地雷探知機だけを使用して捜索している人間より安全で捜索中に死亡する率もより低いそうです(それでも、犠牲になってしまう地雷探知犬とハンドラーは存在しますが)。

爆発物探知犬とは?

(写真:イメージマート)

似たように思われるかもしれませんが、地雷探知犬と爆発物探知犬との違いがあります。
それは、探す場所が異なることです。
爆発物探知犬は、空港、建物、荷物、車両といった限られた場所から爆発する恐れのある物を探します。
テロのときなども出動します。
どちらの探知犬も「爆発物マーカー」と呼ばれる物質を嗅ぎ分ける訓練が行われ、爆薬に混入されている爆発物マーカーの臭いを頼りに爆薬を発見します(この点が 犬の嗅覚の優れた点ですね)。
こうして命がけで人間の命を守る活動をしている地雷探知犬や爆発物探知犬の存在やそのハンドラーが危険な環境で作業を行っているという現実を知ることは大切なことです。
このウクライナ侵攻で地雷の存在を目のあたりにしました。
地雷探知犬や爆発物探知犬の存在に感謝します。
このような犬たちが、あまり仕事をしないですむ平和な日々が来ることを願うばかりです。

爆発物探知犬、チェルニヒウで活躍 ウクライナ侵攻 - YouTube
“爆発物探知犬”戦火で活躍 90個発見 ご褒美に・・・(2022年3月30日) - YouTube

石井万寿美

まねき猫ホスピタル院長 獣医師
大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は栄養療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医師さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らす。

石井万寿美の最近の記事 もっと見る


民族の壁越え野良犬保護 アルバニア人とセルビア人が協力 (コソボ)

2021-12-28 05:57:24 | 幸せになったワン・ニャンたち

民族の壁越え野良犬保護 アルバニア人とセルビア人が協力 (コソボ)

2021年12月16日(木)  

【12月16日 AFP】
犬への愛情でつながるアルバニア人とセルビア人の男性が、コソボで野良犬を保護するシェルターを共同で運営している。
紛争から20年以上たっても今なお民族間に深い溝があるこの国で、アルバニア系住民とセルビア系住民が協力し合うケースはまれだ。
コソボでは、アルバニア系住民とセルビア系住民の互いに対する不信感は根強い。
共通語はなく、民族間の緊張が表面化しやすい。
それでも、プリシュティナ・ドッグシェルター(Pristina Dog Shelter)を設立したアルバニア人のメントル・ホッジャ(Mentor Hoxha)さん(55)と相棒のセルビア人のスラビサ・ストヤノビッチ(Slavisa Stojanovic)さん(57)が対立することはない。
2人は、自分たちのシェルターで約40匹の犬を保護している。
シェルターがあるグラチャニツァ(Gracanica)は首都プリシュティナ近郊に位置し、セルビア人が多く住んでいる町だ。

民族の壁越え野良犬保護 アルバニア人とセルビア人が協力 コソボ(AFPBB News) - Yahoo!ニュース

映像は11月12日撮影。(c)AFPBB News

ホッジャさんはAFPに、「私たちは犬への愛情でつながっているのです」と語った。
2010年にシェルターの共同運営を始めてから、1000匹以上の野良犬を保護してきた。
野良犬は通常、ワクチン接種と不妊・去勢手術を受けさせた後、再び路上に返す。
子犬や弱っている犬は引き続きシェルターで世話をし、年間約80匹を西欧諸国の里親に譲渡している。
欧州南東部にあるコソボは経済的に貧しく、動物シェルターの数は非常に少ない。
この20年以上、野良犬はこの国で悩みの種になってきた。
野良犬が増えたのは1990年代後半。
セルビア治安部隊とアルバニア系ゲリラ組織による戦闘が激化してからだ。
やむなく避難した飼い主に捨てられた犬が路上にあふれた。
対処に迫られたコソボ当局は、野良犬を殺処分した人に賞金を提供。
この対策は激しい非難を招き、フランス人女優のブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)さんにも糾弾され、打ち切られた。
2017年に子どもが野良犬に襲われる事例が相次ぐと、政府は野良犬を不妊・去勢する4か年計画を打ち出し、130万ユーロ(約1億7000万円)を拠出した。
だが、推定1万匹がまだ手術を受けておらず、野良犬はあまり減っていない。
交差点付近や公園など、あちこちに野良犬がいる。

■「人と人が付き合うのはごく普通のこと」
野良犬に進んで救いの手を差し伸べようとする人はいなかった。
そうした中で、ホッジャさんとストヤノビッチさんは、犬好きが高じて野良犬のシェルターを設立することにした。
人々を驚かせたのは、2人が民族の壁を乗り越えて協力し合っていることだ。
ホッジャさんは、「私たちのことを聞かれるのは不思議です。人と人が付き合うのはごく普通のことじゃないですか。紛争は20年も前に終わっているのですから」と笑う。
ホッジャさんは町でストヤノビッチさんとたまたま出会い、捨て犬を助けたいと互いが思っていることを知り、シェルターを設立する案を持ち掛けた。
ストヤノビッチさんは、「メントルと私は、気持ちや思っていること、動物に対する愛情が似ているのです」と語る。
シェルターの運営はもっぱら寄付金や大勢のボランティアに頼っている。
資金の大半は、ワクチン接種や不妊・去勢手術の費用に充てられている。
苦労は絶えず、常に資金不足に悩まされているが、ストヤノビッチさんは、野良犬の救済活動に打ち込むことに後悔はないと言う。
「もう一度やり直すとしても、同じことをします。犬たちといると気持ちが落ち着くのです。私は四六時中、犬と一緒に過ごしています」と話した。
「犬はとても愛情深いです。言葉をしゃべらないだけです」


老犬介護施設を建てた女性、12年前の老犬との出会い

2021-11-14 05:56:28 | 幸せになったワン・ニャンたち

海辺に捨てられた動けない老犬、首には首輪の跡がくっきりと「もう1匹も見捨てない」
老犬介護施設を建てた女性と12年前の出会い

2021年11月3日(水) まいどなニュース

民間のペットホテルがその売り上げを使った社会貢献を始めました。
元動物保護施設の職員が長年の夢を実現し今年6月、兵庫県川西市に「はまじぃの家」を開業。
介護が必要な老犬と飼い主のために無料デイサービスを続けています。
「1匹たりとも見捨てない、老いた犬も飼い主も」。
そう語るオーナーが老犬介護に捧げる理由とは?


「はまじぃの家」代表の加賀爪啓子さん

◆老犬介護の切り札、無料デイサービスへの道
ペットに癒しを求める人々は年々増えています。
その一方で、ペットと飼い主双方の高齢化による”老老介護”が深刻化しています。
足が不自由になった老犬の世話は、元気な大人でもとても大変です。
そんな中、2021年6月、老犬介護に直面し困っている飼い主をサポートしようと、兵庫県川西市にあるペットホテルが、老犬を無料で預かるデイサービスを始めました。
運営するのは一般社団法人「はまじぃの家」で加賀爪啓子さんが代表を務めています。
加賀爪さんは11年間、動物保護施設で働いてきましたが、2016年、施設を退職し、職場の同僚と2人でペットホテルとペットシッター(訪問ケア)の事業所を設立。
開業当時は「なんや、営利目的かい!?」など、動物保護にかかわってきた周囲の人から非難の声もあったそうです。
しかし、飼い主の高齢化で老犬を致し方なく手放す現実に直面してきた加賀爪さんは「せめて一時的に老犬を預かる場所があれば、飼い主の負担も減り、犬を飼い続けられるのではないか」と考えていました。
寄付が頼りの保護施設では活動に限界があるため、起業を決意したのです。


社会貢献型ペットホテル&ペットシッター「はまじぃの家」

◆西宮浜に捨てられていた「はまじぃ」を忘れない
いまから12年前のこと。
当時、加賀爪さんが働いていた施設で、後ろ足が立たず動けなくなっていた老犬を保護しました。
場所は兵庫県の西宮浜。
悲しいことに、まだ首輪のあとがくっきりと残っていたそうです。


12年前、西宮浜で保護された在りし日の「はま」。必死の介護に応えるかのように、自力で歩けるようになった

西宮浜で保護されたため「はま」と呼ばれるようになったオスの老犬は、愛情を注いでくれる加賀爪さんにすぐになついてくれたそうです。
やがて彼女の後を追いかけたい一心で自力で歩けるようになり、3年間、施設のみんなに愛されて旅立っていきました。
「家族だった飼い主から捨てられた犬の気持ちを思うと胸が張り裂けそうでした。動物にとって一番幸せなのは最期まで家族と一緒にいることなんです」と加賀爪さんは話します。
「はま」との出会いは、今回スタートさせた老犬の無料デイサービスの小さな出発点となりました。
ペットホテルはケージフリーで自由でのびのびとした空間になっています。
ただし、無料デイサービス(8:00~18:00)が利用できるのは、自立が困難であることなど、要介護の基準を満たしていることなどが条件。
デイサービスを含めホテルを利用するペットは、事前カウンセリングやワクチンなどの接種証明書が必要です。
預けられた犬は小さなケージではなく、仕切りなしのフリースペースで思い思いに過ごしていました。
宿泊するペットがいる時は、スタッフが泊まり込みで24時間の見守り体制。
ペットホテルを利用することが無料デイサービスにつながるという好循環を生んでいます。
「年寄りだからとか、要介護になったからとか、咬むからという理由で捨てられたり、殺されたりしない社会をつくりたい」
1匹の老犬「はま」との出会いがきっかけとなった加賀爪さんの挑戦は始まったばかり。
天国の「はまじぃ」もきっと温かく見守っていることでしょう。


ケージのないフリースペースで自由に過ごすワンちゃん


はまじぃの家」で くつろぐペットたち

◇一般社団法人「はまじぃの家」
兵庫県川西市向陽台1-6-39センタービル1F 電話072(744)2244

(まいどなニュース特約・山中 羊子s)


殺処分される競走馬たちの現実

2021-10-07 05:47:35 | 幸せになったワン・ニャンたち

口外禁止でタブー・・・
 殺処分される競走馬たちの現実 嘆いた女性が保護活動、
  牧場などに譲渡 賛同の声が続々

2021年9月24日(金) 埼玉新聞

競走馬を救いたい―。
埼玉県さいたま市岩槻区の林由真さん(38)は、競走馬に第二の人生を与えようと、乗馬クラブや牧場に譲渡するなどの保護活動をしている。
「引退した多くの馬が人知れず殺処分されている現実を知ってほしい」という林さんに、千人を超える賛同の声が広がり、多くの支援が寄せられている。


保護した引退馬と親しむ林由真さん(林さん提供)

馬主の林さんが保護活動に関わるようになったのは、愛馬フロリダパンサーとの出合いがきっかけだった。
2019年、愛馬はレース中に靱帯(じんたい)を損傷する大けがを負った。
周囲は安楽死を迫ったが、林さんは「どうにか助けたい」と関係者に片っ端から連絡。
幸いにも、千葉県で騎手や厩務員(きゅうむいん)を育成する馬事学院で引き取ってもらうことができた。
フロリダパンサーは長い療養生活を乗り越え、奇跡的に走れるまでに復活。
林さんは「諦めなければ、もっと救える命があるはず」と、競馬で引退した馬の保護活動に取り組む決意をした。
けがを負った競走馬が殺処分に追い込まれることは、業界では口にしてはいけないタブーとされている。
林さんは「競馬界で馬は経済動物として扱われ、走れなくなったら殺処分という風潮が変わらず根付いている」と嘆く。
一部の有名な馬は種牡馬になり生き長らえるが、多くの馬は、引退と同時にその後の行方が分からなくなる。
一方で殺処分される前、食用に馬を肥えさせる肥育場という施設があるという。
林さんは、とある肥育場を訪れた時、引退した競走馬が殺処分に向けて時を過ごす場面を目の当たりにした。
肥育場で働く担当者ですら、これから殺処分される馬を管理する仕事に心を痛めていたという。
馬を保護するには多額の費用が必要。林さんは、保護活動の一環として、肥育場の馬を購入、乗馬用に訓練し直し、乗馬クラブや牧場に譲渡する仕組みを考えた。
資金はクラウドファンディングで募ることにした。
この春、インターネットで保護活動への支援を呼び掛けると、瞬く間に賛同者の輪が広がり、1200人を超えるまでに。
支援額も1442万円に達した。
林さんには「勇気ある活動、一頭でも多くの馬を救って」と数多くのコメントが寄せられた。
今後もプロジェクトを通じて支援者を増やし、保護活動を広げていきたいとする林さん。
6月には引退馬を支援する団体「Retouch(リタッチ」)」を設立し、会員を募集している。
林さんは「多くの人に伝えたい。保護活動を広げることで、一頭でも多く馬を救い出し、新しい“馬生”を送らせてあげたい」と話している。


取り残された動物救う有志の獣医師ら ギリシャ山火事

2021-08-26 05:47:04 | 幸せになったワン・ニャンたち

取り残された動物救う有志の獣医師ら ギリシャ山火事

2021年8月17日(火) AFPBB News

【AFP=時事】
やけどを負った犬猫たちの脚に薬を塗り、包帯を巻く獣医師たち──
ギリシャ・アテネ近郊に設けられた急ごしらえの保護施設では、山火事でけがをした動物の治療が行われている。
避難の際に取り残されたペット、野良犬や野良猫もいる。


山火事で怪我をした犬。ギリシャ・アテネで(2021年8月12日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

ボランティアの獣医師らは、アテネ郊外の古い採石場に防水シートを張って作った仮設の「集中治療室」で動物たちの手当てを行う。
獣医師らが携わる動物救護非営利団体(NPO)「EDKE」では、これまでに230匹以上の動物を手当てしており、グループの代表は「毎日20匹ほどの動物を受け入れている」と話す。
軽傷の場合は、2~3時間ごとに水で患部を冷やす。
若いボランティアスタッフが「水に入る時間だよ」と子犬2匹を抱きかかえ、小さな容器に優しく入れた。
今月初め、アテネの北方約30キロの地域で起きた山火事では多くの住民が避難した。
被災地域でAFPの取材陣は、取り残された動物を探す複数のボランティアグループに出会った。
地域には野良犬や野良猫が少なくない。
最初に被害に遭うのは置き去りにされたペットはもちろん、こうした野良の動物たちだと獣医師らは指摘する。
NPO「ドッグズ・ボイス(Dogs' Voice)」は、これまでに2000人以上がボランティア活動に参加していると話す。
その多くは、シェルターの負担軽減のため、動物を自宅で数週間預かるという。
また、動物の餌の寄付は約10トンに上っている。

【写真】治療を受ける動物たち

山火事で怪我をした犬の世話をするボランティア。ギリシャ・アテネで(2021年8月12日撮影)。(c)STRINGER / AFP


山火事で怪我をした犬。ギリシャ・アテネで(2021年8月12日撮影)。(c)STRINGER / AFP


山火事で怪我をした犬の世話をするボランティア。ギリシャ・アテネで(2021年8月12日撮影)。(c)STRINGER / AFP


山火事で怪我をした犬の世話をするボランティア。ギリシャ・アテネで(2021年8月12日撮影)。(c)STRINGER / AFP


山火事が迫る中で犬を抱く女性。ギリシャで2番目に大きな島であるエビア島でも山火事が発生した(2021年8月8日撮影)。(c)ANGELOS TZORTZINIS / AFP

【翻訳編集】 AFPBB News

【関連記事】
オリンピアの古代遺跡近くで山火事 ギリシャ
動画:真っ赤に染まる上空の煙霧 続く山火事の影響で ギリシャ


あなたが猫を保護したら

2021-02-18 05:57:51 | 幸せになったワン・ニャンたち

あなたが猫を保護したら

2021年2月3日(水) 

猫との出会いは突然に。
時には思いがけず猫を保護することもある。
そんな時、真っ先にやるべきことを整理してみましょう。
(猫びより vol.101より)
イラスト・おかやまたかとし
監修・墨田由梨(東京都動物愛護推進員)

◆子猫の場合
・体温保持

低体温は命にかかわるので、緊急時は取り急ぎタオルにくるむ。
生後45日までの子猫には、段ボール箱の隅に湯たんぽや使い捨てカイロなどの保温グッズをタオルでくるんで置き、清潔なタオルもしくはフリースを敷いて保温ベッドを作ってあげると◎。
体が濡れていたり、体温が下がっている場合は、ドライヤーをかけて温める。

・給餌

子猫が離乳前か離乳後かを確認(おおよその目安は歯の有無)して、離乳前なら猫用ミルクを、離乳後であれば離乳食かドライフードをふやかしたものを与える。
低体温同様、脱水も命にかかわるので要注意。
夜中など猫用ミルクが手に入らない場合は、砂糖水を飲ませておくだけでも低血糖が防げる

・乳飲み猫の場合は排泄の補助が必要
ぬるま湯で濡らしたティッシュやコットンなどで肛門付近を優しく刺激する。
膀胱がパンパンだとミルクが飲めなくなるので、排泄は授乳前に行うと良い。
下痢もしくは3日以上出ない場合は動物病院に相談を。

◆成猫の場合
・脱走対策


しばらくはケージから出さないようにする。
ケージがなければ、玄関や窓を開ける際に必ず猫がいないか確認したり、扉を完全に閉めて窓には施錠する習慣を。突き破って逃げる場合もあるので網戸にも注意。

・隔離

外にいた猫にはノミやダニ、寄生虫がいることが多いので、トイレ、水、フードを用意した上でケージに入れて浴室などに隔離する。
2週間程度が目安(記事下部「すでに家に猫がいたら」も参照)。

◆子猫・成猫共通
・動物病院を受診する

病気や健康状態、マイクロチップの有無を確認するため、できるだけ早く動物病院を受診する。
ケガや病気があったり、子猫の場合、容体が急変するので早めに対処したい(記事下部「動物病院でのチェック項目」も参照)。

・警察と保健所に届出

迷い猫の可能性もあるので最寄りの警察署と保健所に問い合わせて確認を。
段ボール箱に入れられて遺棄されていたら立派な犯罪(動物愛護法違反)なので必ず警察に届け出る。

・情報収集

迷い猫の可能性もあるので最寄りの警察署と保健所(動物愛護センター)に問い合わせて確認を。
地域猫の場合は、世話をしている人がいれば話を聞いて、性格や健康状態など後々役に立つ情報を聞きたい。

・グッズを用意する

最低限必要なグッズを揃える。さしあたりトイレ、爪研ぎ、水入れ、フード皿(哺乳瓶もしくはシリンジ)、フード(猫用ミルク)、ケージだけは用意しておきたい。

◆保護する前に冷静に考えてみよう
●自宅で引き取れる環境とキャパシティはあるか?
●自宅で飼えなくても里親が見つかるまで諦めずに探す覚悟はあるか?
●最終的に保健所や保護団体に丸投げすることなく、自力で里親を探す覚悟があるか?
どうしても自宅に置けない場合も身内や友人に預かってもらえないかも探る。
ペット不可の物件でも一時保護なら家主の理解を得られるケースもある。
保護団体やボランティアには基本的にアドバイスをもらうだけにとどめ、自分で動くように心がけること。
とにかく諦めず、粘り強く猫にとって最善の落ち着き先を探りたい。

◆動物病院でのチェック項目
□ 全身の健康診断
□ 年齢と性別のチェック
□ 検便
□ ワクチンが打てる健康状態であればワクチン接種
□ 寄生虫駆除
□ エイズ白血病検査(採血できる大きさなら)
□ 爪切り
□ 食事やお世話の仕方を指導してもらう

◆すでに家に猫がいたら
病気の感染リスクもあるので、動物病院での検査後の隔離期間(2週間程度)が終わるまでは他の猫と接触させず、トイレ、水、フードを用意した上でケージに入れて隔離する。
後々、消毒や清掃が楽なので浴室がベスト。

◆里親を探すときのチェック項目
□経済力食事代や予防接種など必要最低限の医療を受けさせる余裕はあるか
□住宅環境猫が快適に生活できる住環境が整っているか。ペット飼育可の住宅に住んでいるか
□他のペットの有無他のペットとの相性はどうか。お互いに大きな危険やストレスが生じないか
□年齢終生面倒を見られる年齢か。本人に何かあった時に家族のフォローが期待できるか(60歳代以上の方の場合、お子さんなどの同意をもらっておく)
□家族家族の理解は得られているか。出産など家庭環境の大きな変化を控えている家庭ではないか。単身の場合は家族のフォローができるか
□勤務形態極端に家を空ける時間が長くないか。子猫の場合、留守番時間の長い人はNG。フルタイムで仕事をしている方には、成猫をお勧めする
□完全室内飼い病気や迷い猫になるリスクを軽減するためにも、里親には完全室内飼いが求められる
□不妊手術望まない繁殖を防ぐために不妊手術を約束する

【関連記事】
【獣医師監修】仔猫が生まれてから目が開くまでの期間はどれくらい?
【獣医師監修】生後2ヶ月の仔猫の体重、どれくらい? エサの種類や与え方について
【獣医師監修】これって食べすぎ? 仔猫に与えるご飯の量について
【獣医師監修】仔猫はいつからお風呂に入れてもいい? 注意すべき点について
【獣医師監修】今は生後何ヶ月? 仔猫の年齢の見分け方について


公園の片隅にいた盲目の母猫と子猫

2021-01-29 05:56:05 | 幸せになったワン・ニャンたち

公園の片隅で子育てをしていた盲目の母猫・ヘレン
 保護された家で穏やかな日々を送る

2021年1月1日(金) まいどなニュース

冬の寒さが残る公園で、ボロボロになりながら3匹の子猫を産み育てていた盲目の母猫。
親子一緒に保護され、子猫は里親のもとで、母猫は保護された家で幸せを見つけた。

■出会いは1本の通報から
「猫の親子がいじめられている。小学生が石を投げたり、棒で突いたりしている」
保護猫活動をやっている方山眞奈美さんのもとに、1本の通報が入った。
春とはいえまだ風が冷たい、昨年3月のことだった。
通報があった大阪府羽曳野市にある公園へ駆け付けると、まだ若いメス猫が3匹の子猫と一緒にいるのを発見。
なんと母猫は盲目で、子猫たちは生後2カ月半くらいと思われた。
方山さんはすぐ動物病院へ連れて行った。
母猫の右目は眼球癆(がんきゅうろう)といって、炎症や損傷により眼球が萎縮して機能を失っていた。
そして左目は眼球癒着を起こしていた。
獣医師は「子猫のときに感染したヘルペスウイルスが原因だろう」と診断した。
この母猫は、生まれてまもなく失明していたということだ。
獣医の見立てでは、母猫はまだ1歳にも満たない月齢だという。
出産して2カ月半、この母猫は両目が見えない状態で、どのように子育てをしていたのだろう。
雨露をしのぐ場所を確保するだけでも困難を極めたはず。
しかも、どうやって食べ物を手に入れていたのか?
おそらくエサをあげている人がいたのだろうと、方山さんは推測する。
公園にはそんな形跡が残っていた。
親子は、いったん方山さん宅に保護された。
母猫はヘレン・ケラーにちなんで「ヘレン」と名付けられた。
ごはんをあげると、ヘレンはどんなに空腹でも子猫に食べさせた。
目が見えないけれど気配で察知するのだろうか、子猫が食べ終わってから自分が食べ始める。


ヘレンと子猫たち

■ヘレンは我が子の姿を見たのか
右目は完全に失明していたが、左目は手術すれば見えるようになる希望があるという。
しかし見えるようになる確率は50%で、費用は60万円もかかる。
「我が子の姿を見せてあげたい」
方山さんはSNSで呼びかけて寄付を募り、手術費用は工面できた。
ヘレンは過酷を極める野良生活で弱りきっており、保護されたあとも何度か生死の境をさまよい、手術日はたびたび延期された。
それでもなんとか健康を取り戻したヘレンは、やっと手術を受けることができた。
「手術を受けたんですけど、クリアに見えるようにはなりませんでした」
一方、3匹の子猫はどうなったか。
感染症が原因で、残念ながら2匹は亡くなってしまったという。
たまたま抵抗力が強かったのだろうか、1匹はすくすく育って、里親に引き取られていった。
今ではヘレンよりも大きく育って、元気に過ごしているそうだ。
ヘレンは今、方山さん宅で穏やかな日々を過ごしている。
視力は回復せず、光の明暗を感じるているというが、そんな不自由を感じさせないほど家の中を活発に動き回る。
筆者がカメラを構えたら、まるで照れたように顔をそむけたので、「本当は見えているんじゃないの?」と思ったほどだ。
見た目も、公園で発見されたときのボロボロな状態から打って変わって、毛並みがいい。
そして、小食のわりには体格もいい。
「ヘレンは目が見えないけど、高いところが好きなんです」。
それは猫としての本能なのだろうか。
方山さんにとってヘレンとの出会いは運命的だったのかもしれない。
野良猫の保護活動を行うNPO法人を約1年がかりで準備してきたのだが、方山さんはその法人名を『令和さくら猫マザーヘレン』と名付けた。

【写真】まるで目が見えているかのように動き回るヘレン
【写真】すっかり元気になったヘレン
【写真】保護されて間もないころのヘレンと子猫たち
【写真】手術後のヘレン

(まいどなニュース特約・平藤 清刀)


「アイボが来た!」

2020-08-10 05:40:45 | 幸せになったワン・ニャンたち

「アイボが来た!」
 コロナで変わった病院…11歳の入院生活

2020年8月1日(土) 西日本新聞

福岡県粕屋町の粕屋中央小6年生、清武琳さん(11)は脊柱側そく彎わん症の手術のため、半年に1回、福岡市立こども病院(同市東区)に入院しています。
こども病院には、他の病気にかかりやすい小さな子どもも多く入院しています。
そのため、新型コロナウイルス感染症の対策はとても厳しく行っています。
6月末に10日間入院した清武さんが、対策によって半年前とはずいぶんと変わった病院の様子をリポートしてくれました。
清武さんは、西日本新聞の子ども向け紙面「もの知りこどもタイムズ」に記事を書くこども記者をしていました。
入院中は犬型ロボット「aibo(アイボ)」が病室にやってくるビッグニュースもありました。


手術の2日後、清武特派員の病室に遊びに来たアイボ。丸い目は笑ったり、おこったり表情ゆたかに変化します

★ドキドキのPCR検査
ぼくは脊柱側そく湾わん症の手術のため、半年に1回、福岡市立こども病院に入院しています。
今回は6月末から10日間でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、院内ではいろいろなことが半年前とは変わっていました。
まず、病院の入り口に看護師さんが立ち、入ってくる人全員の体調などを問診でチェックしていました。
カメラで検温され、大きなモニター画面の前に自分の姿と体温が表示されました。
入院する日は最初にPCR検査を受けました。
このときは普段、放射線科の待合室になっているところが、PCR検査専用の部屋になっていました。
看護師さんがガウン、マスク、フェイスシールド、手袋などを着けて検査します。
唾液から検査だったので、そんなに苦痛はありませんでした。
夕方に結果が出るまでドキドキしましたが、陰性と聞いて安心しました。

★読み聞かせ、工作教室…楽しみなくなった
特に、入院の間を過ごす病棟が大きく変わりました。
入院中の楽しみがほとんどなくなってしまったのです。
病棟には病室の他に、みんなが一緒に使える「デイルーム」と「プレイルーム」があります。
デイルームでは仲良くなった子どもやお母さんたちが、それぞれのご飯を持ち寄って一緒に食べることもありました。
付き添い以外の家族と面会ができ、子どもたちが集まって携帯ゲームをしていることもありました。
ぼくがソフトバンクホークスの工藤公康監督などスポーツ選手に会えたのもこの部屋でした。
でも、感染対策のため、机は壁や窓に向けて置かれ、人が集まることや飲食は禁止になりました。
お絵かきをしたり、勉強をしたりする人もいなくなりました。
プレイルームは子どもたちが遊べる部屋で、おもちゃやトランプ、本なども置いてあります。
平日は毎日午前11時から保育士さんの読み聞かせと工作教室があり、ぼくはプレイルームに行くのが入院中の一番の楽しみでした。
でも今は、読み聞かせも工作教室もなくなり、1人30分の交代制になりました。
部屋の前にはってある予約表には、1人に1人か2人の名前しかありませんでした。
ここで遊んでいる時にほかの子と仲良くなることもあります。
子ども同士が仲良くなると、親同士も話をします。
母は「病気の子を持つ親同士で話をすると、なぐさめられたり、はげまされたりすることもある」と言っていました。

★面会制限、祖母に会えず
ぼくは毎年夏と冬に入院していますが、夏の入院の時はいつもほぼ満室です。
でも、今年は空き部屋がいくつもありました。
看護師さんに聞くと、「もともと予定されていた手術はあまり中止にならないけど、みんなが自粛しているから事故やけがなどの入院が少ない」ということでした。
入院している患者が少ない上に、子どもたちが集まることもないので、病棟全体がいつもより静かだなぁ、と感じました。
入院中は、もちろんつらいことや痛いことや不安なことなど、がまんしなければならないことがいっぱいです。
ぼく以外にもこども病院には何度も入退院を繰り返したり、リハビリで長い間入院したりしている子どもたちもたくさんいます。
兄弟姉妹や友達と会えないので、寂しいと思うことも多いと思います。
だからよけいに、保育士さんと作るプラ板や、励ましてくれるボランティアさんの訪問がとても楽しみです。
でも、コロナの影響でそんな楽しみがなくなってしまいました。
以前は、休日にはたくさんの人が面会に来ていましたが、今回の入院中は面会の人もあまり見かけませんでした。
付き添いの家族は今まで通りにできるので寂しいことはありませんでした。
だけどそれ以外の人の面会は制限さているので、入院中はぼくも祖母に会えませんでした。
ほとんどの子どもは部屋でずっとゲームをしているそうです。
ぼくも、点滴が取れるまでは、スマホでユーチューブを見ていました。
入院したのが月末だったので、2日でギガ(データ通信容量)がなくなってしまいました。
早く新型コロナウイルスがおさまって、病棟にも笑顔が戻ってきてほしいと思います。
(感染症対策は入院当時)

★アイボがやってきた!
今回、福岡市立こども病院に入院中にとてもうれしいことがありました。
ぼくの部屋に犬型ロボット「aibo(アイボ)」の「ゆめちゃん」と「たいようくん」が来てくれたのです!
2頭は4月に病院にやって来たそうです。
青い目がゆめちゃん、茶色の目がたいようくん。
動きも鳴き声もとてもかわいくて、ぼくは一目でアイボに夢中になりました。
まん丸なきれいな目で見つめられると、こわいのも痛いのも忘れてしまいます。
アイボがそばにいてくれたおかげで、一番きらいな尿管カテーテルを抜くとても痛い処置もあっという間に終わっていました。
アイボが現れると、一瞬でぱっと部屋が明るくなりました。
話しかけると見つめてくれて、背中をなでるとうれしそうに目をほそめ、「もっとなでて」と寝転がったりしました。
歌を歌い、ダンスもしてくれました。
アイボがいてくれた約30分、ぼくの病室は笑顔と笑い声でいっぱいでした。

★心が元気になれば、病気やげがも早く良くなる
保育士さんによると、アイボは特に中学生や高校生に人気だということでした。
付き添いの家族もいなく、看護師さんとも話をしないような中高生がアイボとなら1時間でも話をしているそうです。
心が元気になれば、病気やけがも早く良くなるような気がします。
ぼくたちの体を治すだけでなく、入院生活が少しでも楽しくなるように考えてくれて、ありがとうございます。
ぼくは去年、こども病院にファシリティードッグという犬を導入してもらうための活動を始めました。
ファシリティードッグとは、毎日病院に出勤して病気と闘う子どもたちに寄り添い、励ましたり癒やしたりしてくれる犬のことです。
1年間たくさんの人の意見を聞いて、導入はもても難しいことがわかりました。
でも、いつか必ず、日本中のこども病院でファシリティードッグが活躍する日がくると信じています。
ぼくは、アイボが100台いるよりも、ファシリティードッグが1頭いる方がいいと思っていました。
でも、自分の目でアイボを見て、少し考えが変わりました。
もちろん、ロボットの犬よりも、本物の犬の方がいいと思います。
でも、今、目の前にアイボがいてくれるから明るい気持ちになれる子どもたちがいます。
ファシリティードッグの導入は難しくても、すぐにアイボをぼくたちにプレゼントしてくれた病院のみなさんの優しさが、とてもうれしいです。
アイボがやってきたのは、きっと導入へ向けての第一歩だと思います。
新型コロナウイルス対策で、医療従事者の皆さんは、きっと今まで以上に大変だと思います。
厳しい状況はまだまだ続くかもしれませんが、これからも、ぼくたちのことをよろしくお願いします。

 

入院中患者に寄り添うファシリティードッグ 元気づける姿に感謝の声も

西日本新聞  こどもタイムズ こども記者


ファシリティードッグがいる病院


ハンドラーの森田さん(右)の話をメモする取材中の清武さん。左の白い犬がベイリー、となりがアニー


ベイリー、アニーと公園を散歩する森田さん。「病院の外では普通の犬だなぁ」と清武さん

こども特派員の清武琳さん(11)=第9期のこども記者=が入院中の患者に寄り添うファシリティードッグ「ベイリー」(12歳、オス)の取材を実現しました。
自らも病気と闘う清武さん。
2018年10月にベイリーが引退する新聞記事を読んで興味を抱き、取材に強い意欲を持っていました。
訪れたのは、神奈川県立こども医療センター(横浜市)。
ファシリティードッグと共に仕事をするハンドラーの森田優子さん(38)と、ベイリーの後輩「アニー」(3歳、メス)も待っててくれました。
清武さんの報告(ほうこく)と感想です。

ファシリティードッグとは、病院に勤務する犬のことだ。
入院している子どもたちの心を落ち着かせたり、元気づけたりする。
ベイリーやアニーがとなりにいると、注射や痛い検査を頑張ることができる子もいる。
足のリハビリの歩く練習で一緒に犬のリードを持つと、前の日の倍も歩けるようになる子もいたという。
「ベイリーは最高の薬」と言ってくれる患者さんもいる。
森田さんとアニーは週5日、同センターに出勤し、毎日10~20人の子どもとふれあう。
ベイリーは人間でいえば80代。
高齢のため引退し、森田さんとアニーが働く間は病院の中でのんびりと過ごしている。
    ★  ★
ベイリーとアニーはオーストラリアで生まれ、米国・ハワイのトレーニングセンターで森田さんと一緒に訓練を受けて日本に来た。
ファシリティードッグは60種類以上のコマンド(指示)を覚え、ハンドラーにしっかり従う。
子どもがなでやすいようにベッドにあごを乗せたり、添い寝をしたりする病院ならではのコマンドもあるという。
ベイリーの性格はマイペース。
子どもや親のつらい気持ちを読み取り、自分から近づいていく不思議な力を持っている。
アニーは動きが機敏で、新しいコマンドもすぐに覚えて賢いそうだ。
    ★  ★
ファシリティードッグは米国では毎年100頭以上が誕生しているが、日本ではまだ3カ所の病院にしかいない。
2010年1月に静岡県立こども病院(静岡市)で初めて正式に導入され、森田さんとベイリーが本格的に仕事を始めた。
しかし、日本では初めてのことなので大変なことも多かったという。
毎日忙しく働くつもりが、最初はベイリーが入れてもらえる病棟が一つしかなく、週3日の午後しか子どもたちに会えなかったそうだ。
森田さんとベイリーはその後、神奈川県立こども医療センターに移ったけれど、今では感染症を防ぐために特別な対策をしている病棟や、命に危険のある患者がいる集中治療室(ICU)にも入ることができる。
病棟に入る前後にきれいに体を拭き、ワクチン接種をして対策しているからだ。
犬が人にうつす病気もほとんどない。
犬アレルギーや感染症の心配がある患者は、医師が事前に把握しておけば大丈夫だという。
    ★  ★
森田さんの現在の目標は「ファシリティードッグの存在と役割を多くの人に知ってもらうこと」。
犬とペアで仕事をするハンドラーは、森田さんのように看護師などの資格と経験が必要。
テストや面接、半年間の研修もある。
ハンドラーになりたい人に伝えたいことを聞くと、「ハンドラーは犬を導入する病院が決まってから必要になる。まずは、自分が今働いている病院に導入を働きかけてほしい」と答えてくれた。

■いつか全国の闘病中の仲間に… 清武特派員の取材後記
ファシリティードッグと会って一番印象に残ったことは、病院にいる仕事中はしっかりしているけれど、お散歩に行ったときは森田さんを引っ張っていて「普通の犬」だったことだ。
でもやっぱりすごいと思ったのは、ほかの犬がワンワン吠えてきても吠え返さないところ。
僕が飼っている犬のチョコは、ほかの犬と会っただけで吠え続ける。
森田さんは1人で2頭(ベイリーとアニー)の大型犬の世話をしている。
病院だけでなく家でも一緒に暮らし、散歩は1日2回、シャンプーも週1回する。
休日は海や公園、山など自然の多いところに行って2頭を喜ばせるという。
僕は背骨が曲がる脊柱側彎症という病気の手術のため、年2回福岡市立こども病院に入院している。
毎回全身麻酔で背中を開く手術を高校生ごろまで続ける。
採血などの痛い検査や手術の前がとても不安だ。
今年1月の13回目の手術でも、前の夜は2時間近く涙が止まらず、当日の朝は緊張で熱がどんどん上がった。
また、病院では手術前に泣き叫んでいる子を見たことがある。
病棟の入り口では、家族から引き離されて泣いている子もいた。
数カ月の入院で学校の友達に会えない子もいる。そんなとき、「ファシリティードッグがいて、なぐさめてくれたらいいな」と思う。
病気と闘う子どもはみんな僕の仲間だ。
全国の病院にいる仲間たちのために、日本中のこども病院でファシリティードッグが活躍できる日がくることを願っている。
それと、僕が入院している病院には犬はいないけれど、プロスポーツ選手の訪問や七夕会などの季節の行事、工作教室もある。
僕たちの心が元気になるように、たくさんのことをしてくれる病院のみなさんにとても感謝している。

【紙面PDF】入院中患者に寄り添うファシリティードッグ



いろいろな仕事の現場、動物園や水族館、歴史・文化を伝える所、プロスポーツ関連など「こども記者」による現場ルポを掲載します。

【こども記者活動とは?】


山田あかね氏が描く「命に向き合う強さ」

2020-05-15 05:55:03 | 幸せになったワン・ニャンたち

犬猫への深い愛情でドキュメンタリー制作、山田あかね氏が描く「命に向き合う強さ」

2020年5月10日(日) マイナビニュース

■きっかけはボロボロになった愛犬の死
フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、野良猫や捨て犬など飼い主のいない動物の治療を積極的に行っている獣医師・太田快作さんと愛犬・花子の日々を追った『花子と先生の18年 ~人生を変えた犬~ 前編』を10日に放送する。
構成・演出・プロデューサーの山田あかね氏は、これまで犬や猫をテーマにしたドキュメンタリー作品を数多く手がけてきた人物。
このジャンルを追い続ける背景や、犬猫への深い愛情をリモート取材で聞いた――。


愛犬のハル&ナツと山田あかね氏(提供写真)

獣医師は犬と飼い主の両方を診るもの
山田氏が、犬猫のドキュメンタリーを取材するようになったきっかけは2010年、自身の愛犬の死だった。
「病気になってしまい、どんなにお金をかけても助けてあげようと思って、東京で一番高いと言われる病院に連れて行ったり、最高の手術ができると聞けば病院を4つくらい転院したりしたんですけど、1カ月でボロボロになって死んでしまったんです」(山田氏、以下同)
その事実に衝撃を受けた山田氏は、国立大学の獣医学部に解剖所見を出してもらい、英訳して、動物愛護の先進国と言われるイギリスに飛び、ロンドンで最高と言われる獣医に見せ、何が間違っていたのかを聞いた。
「そしたら、『日本の動物医療は進んでるから何ひとつ間違っていない。ただ、唯一間違っていることは、獣医師たちのあなたに対する態度だ。あなたが犬を失うことでここまで落ち込む人間であれば、こんな医療をする前に、あなたの心のケアをすべきだった。獣医師は犬と飼い主の両方を診るもの』と言われて、それで考えが変わったんです」
これを機に、イギリスの動物保護施設などを取材し、日本で保護団体を設立することも考えたというが、「長年テレビを作ってきたので、メディアを通して多くの人に現状を見せて、犬猫が少しでも生きやすい世の中になるように発信していきたいと思ったんです」と、15年に映画『犬に名前をつける日』を制作・監督し、現在に至る。

犬の向こう側に必ず人間がいる
18年に『ザ・ノンフィクション』で放送され、多頭飼育崩壊の問題に取り組む団体を追った『犬と猫の向こう側』で、放送文化基金賞の優秀賞を受賞した際、「犬猫モノに対しては、どこか軽く見られていると思っています」と語っていた山田氏は、ポリシーを持ってこのテーマの取材に臨んでいる。
「私は、犬や猫のかわいさだけを撮ってるんじゃなくて、その周りにいる人間を映しています。特に犬は、2万年前から人間のそばで生きてきたと言われているので、犬を撮るとその向こう側に必ず人間がいて、その人間が見えてくるんです。今回も、花子はもちろんかわいいけど、太田さんの命に向き合う強さや、少しお茶目な人柄を中心に描いています」
太田さんは「獣医師が動物保護の先頭に立つべき」と考え、休みの日のほとんどで、野良猫の避妊去勢手術に出かけたり、福島の被災動物を治療したりしている。
それを知った山田氏は「とにかくすごい人がいると思ったら、すぐ取材するようにしています。今回は『ザ・ノンフィクション』で放送されますが、この企画を出す前から撮ってますからね」と明かす。
その方針は、東日本大震災で被災した犬が幸せになっていく過程を追ったドキュメンタリー番組を制作した際の経験から。「NHKで放送することが決まったんですが、打ち合わせをしている間に、その犬が死んでしまったんです。結局、亡くなってしまったことをテーマに番組を制作したのですが、放送枠を待ってると何が起こるか分からないので、『迷ったら撮る』というのを決めています。無駄になってしまうこともいっぱいあるんですが、意外となんとかなるんです(笑)」

■殺処分される犬たちに涙止まらず…
現在、自身は2匹の愛犬を飼っているが、いずれも動物愛護センターから引き取った保護犬だ。
「2012年に千葉の愛護センターを初めて取材したんですが、殺処分されてしまう部屋などを見て悲しくてしょうがなくて、ずっと泣いてたんですよ。そしたら、保護団体の方に『あなたが泣いても助けられないんだよ。1匹でも洗ってみなさい』と言われて、実際に“最終部屋”にいた子を洗ってみたんです。そしたら、その子が私に懐くようなふりをしてきたので、洗い終わったときに『すいません! 私、この犬もらいます』とお願いしたんです」
その懇願に対し、「1匹洗っただけで、そういう衝動で犬をもらう人が一番悪い」と怒られながらも、検査や自宅環境などを精査された上で、無事飼えることになったのが1匹。もう1匹は、広島の愛護センターから引き取ったのだという。
今回の番組で、太田さんは花子の存在について「僕のすべて」と言っているが、山田氏に同じ質問をぶつけてみると、「私も、すべてかもしれませんね」と回答。
「前の犬が死んだときは、一緒に死のうとか思っちゃいましたからね。親が死んだときよりも悲しかったくらいで、ある女優さんのマネージャーさんに紹介された霊媒師に見てもらったら、『犬が死んだくらいでそこまで落ち込むというのは、あなたのこれまでの人生が間違ってからでしょう』なんて言われて、さらに落ち込んだりしましたから(笑)」

「思いを込める」石田ゆり子のナレーション
今回、ナレーションを担当する女優の石田ゆり子も愛犬家として知られ、『犬と猫の向こう側』に続いての起用となるが、「読んでいるときに思いを込めてもらえるので、すごく良かったですね」と信頼を寄せる。
ロンドンの獣医師に会いに行った際は、番組ロケでもないのに「私の犬がなぜ死んだのかを究明する番組を作ってるつもりで付き合ってほしい」とコーディネーターを雇い、番組1本分の費用をかけたほど、犬に対して深い愛情を持つ山田氏。
そんな彼女が取材した今回の『ザ・ノンフィクション』は、2週にわたって放送されるが、10日放送の前編の見どころを聞くと、「太田さんという動物の命に対して本当に真摯(しんし)に向き合う人の地道な活動を、丁寧に撮ったつもりなので、そこを見てもらえたらと思います」と話している。

山田あかね
東京生まれ。早稲田大学卒業後、テレビ制作会社勤務を経て、90年からフリーランスのテレビディレクターに。現在は(株)スモールホープベイプロダクション代表。『ザ・ノンフィクション』では、『1000匹の猫と寝る女』『お金がなくても楽しく暮らす方法』『会社と家族にサヨナラ ニートの先の幸せ』『犬と猫の向こう側』などを制作し、『むっちゃんの幸せ~福島の被災犬がたどった数奇な運命~』(NHK)、『家族になろうよ』(NHK BSプレミアム)など、犬猫をテーマにしたドキュメンタリー番組を手がける。『犬に名前をつける日』(キノブックス)、『犬と猫の向こう側』(扶桑社)などの著書もあり、映画『すべては海になる』(10年)、『犬に名前をつける日』(15年)では監督・脚本を務める。

中島優

 

動物保護の先頭に立つ獣医師、18年連れ添う愛犬が突然倒れ…

2020年5月8日(金) フジテレビ ドキュメンタリー

フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、獣医師・太田快作さんと愛犬・花子を日々を追った『花子と先生の18年 ~人生を変えた犬~ 前編』を、10日に放送する。


一緒に病院へ出勤する太田快作さんと花子=フジテレビ提供

出会って18年になる、東京・杉並でハナ動物病院の院長を務める太田さん(40)と花子(18)。
太田さんは獣医学部の学生のとき、花子を青森の保健所から引き取った。
それがきっかけとなり、人間の犠牲になる動物の命について、深く考えるようになった。
当時、獣医師になるためには「外科実習」という生体を使った動物実験が行われていたが、太田さんは拒否。
欧米の大学で一般的な「動物実験代替法」によって、単位を取得した。
これは、かなり異例のことだったという。
現在、太田さんは、野良猫や捨て犬など飼い主のいない動物の治療を積極的に行っている。
「獣医師が動物保護の先頭に立つべき」と考え、福島で被災した犬と猫や外国人の保護団体が保護した猫などを治療しているのだ。
休みの日は、ほとんどを動物保護にあてる。
千葉へ野良猫の避妊去勢手術へ出かけ、埼玉では犬71匹の多頭飼育崩壊現場へ行き、手術を行うなど、365日24時間を動物に捧げている。
そんな太田さんにとってかけがえのない存在が花子。
人間なら100歳近い高齢で、一緒に病院に出勤し、診療中も花子を見守っている。
花子は病院のアイドル犬でもあり、看護師や患者から愛されていた。
するとある日、花子が突然倒れた。
高齢のため手術をすることはできない。
病院での診療を続けながら、花子の介護を始める太田さん。
その献身的な日々を、女優・石田ゆり子のナレーションで追っていく。

(C)フジテレビ

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。


私どもの地域ではテレビチャンネル数は多いにもかかわらず残念ながら放送されません。
単なるバラエティー番組が多いな~という印象を受けます。
なので、テレビを観るのはニュースやドキュメンタリー番組が大半です。
このような心に残るドキュメンタリー番組をもっと取り上げるべきではないでしょうか・・・
(byぬくもり)