動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

今年1年を振り返って・・・

2020-12-31 05:43:20 | 私の思い・独り言

今年1年を振り返るといろんな出来事がありました。

◆新型コロナ禍による影響
毎年実施している敦賀市内児童クラブでの行事「みんなで学ぼう!動物あいご」、昨年は11ヶ所の児童クラブで実施し今年は更に増やしていこうかと楽しみにして既に昨年10月以降から準備を進めていましたが、コロナ禍により中止となり残念な結果になりました。
来年こそは、と願っておりますがコロナ禍が来年どこで終息するのか懸念されます。
早く終息することを切に願っております。
次に、毎年実施している「動物愛護パネル展」、これも残念ながら中止となりました。
来年後半に計画しておりますが、実施できるかどうかはコロナ禍の終息しだいです。

[みんなで学ぼう!動物あいご]  (過去の写真)








[動物あいごパネル展]  (過去の写真)




◆ペットに纏わる相談・依頼事など
コロナ禍の影響なのかどうか定かではありませんが、今年は28件の相談・依頼事がありました。
一過性の内容は含んでおりません。
例年平均して14、5件程度ですが今年は約2倍になりました。
結果的に嬉しかったこと、腹立たしい思いをしたこと、・・・内容は様々です。
犬と猫を比較しますと、猫の内容が圧倒的に多かったです。
猫に関しては、捨てる人間いれば拾う人間あり、しかしながら中途半端に接する人間・捨てる無責任な人間が圧倒的に多く、潜在的に根深い問題が山積しています。
欧米先進国に負けない動物福祉社会実現に向けて、人間の質を向上させていく施策が大きな課題だと思っています。

◆「エンジェルズ」訪問
滋賀県高島市を本部とする 非営利活動法人 動物愛護団体「ANGELS」 に訪問し代表理事の林様にいろいろお聞きする機会がありました。
規模が大きく、日本中に大阪・広島など多くの支部があります。
本部にはシェルターもあり犬猫を収容、特に犬が多いです。
東日本大震災の時には現地に行き多くの犬や猫を保護してこられました。
日本中のいたるところから保護した犬の収容、本部はシェルターがあることからここに集約して収容しています。
犬猫の定かな数は分かりませんが、犬400匹前後、猫100匹前後・・・
体に障害を持った多くの犬や猫、休憩時間もないほど一生懸命に世話をしているスタッフの方々・・・、現場を見せていただきなんとも言えない気持ちになりました。
「エンジェルズ」さんの施設を後にして帰る道中、出会った犬や猫の姿が頭に浮かび涙が出てきて暫くの間車を止め、いろんなことが脳裏をよぎりました。
日本の行政機関においては、殺処分ゼロ達成!とかよく耳にしますが、その裏では不幸な動物たちが沢山いるのです。
まだまだ日本は欧米先進国に比べて低い状況です。
「木を見て森を見ず」ではダメ、広く見ることが大事、ということを実感しました。


http://angels2005.org/


◆愛犬との別れ

私事ですが、我が家の愛犬「ラッキー」が、12月6日(日)に死去、享年14歳でした。
今まで3匹の犬を飼っていて2匹は既に他界しており、最後に残った「ラッキー」でした。

ラッキーは保健所に収容されていた子でした。
当時野良犬が多く、保健所の職員の方々は日夜奔走していた状態でした。
弊会が発足した年であり、弊会も野良犬の保護や里親探しなどに奔走していました。
そんな中、「白い犬が保健所にいる」という情報が入りラッキーのことを知るきっかけができ、保健所に行き引き取ったのがラッキーとの出会いでした。
ラッキーが保健所にいた時に関わっていた職員さんにお会いする機会があり、当時保健所に多くの野良犬が収容されている中、職員さんは12日間に渡り「ラッキー」の面倒をみており里親探しを行っていたということでした。
職員さんは、私が既に2匹の犬を飼っていたので「無理しないで結構です。里親探しますから」と言われましたが、「私が責任持って飼います」と申しました。
我が家の家族になったラッキーな犬、名前を「ラッキー」と名付けました。
推定年齢は1歳、Mix犬、メス、でした。
ラッキーとの出会いは何か不思議な“縁”というものを感じます。
13年間ラッキーと共に歩んだ歴史が走馬灯のように思い出されます。

私はもうシニア年齢なので「ラッキー」が最後と決意しておりました。
そのためか亡くなってからとても寂しさを感じる日々が続いています。











サブーから始まり、ハナそしてラッキー、およそ25年間愛犬たちとともに歩んできた私の半生でした。
サブー・ハナもでしたが、ラッキーも亡くなる数日前から苦しみながら生きようと頑張る姿に心を打たれました。
この子たちから「最期まで精一杯生きる」ということを教えられました。
我が家ので飼うのはラッキーが最後となりましたが、これから先ワンコ・ネコたちと保護などでのいろんな出会いがあると思っています・・・
2020年、私は70歳になり、いろんな出来事があり、大きな節目の年になりました。

コロナに負けるな
一日も早い終息を願い、来年は今年出来なかった分を取り戻し、活気ある動物愛護活動を行う決意です。
皆様のご支援に感謝いたします。
皆さん!良いお年をお迎えください


今年も頑張ります!

2019-01-01 06:06:03 | 私の思い・独り言

明けましておめでとうございます!
弊会が活動を開始してはや11年。
年齢とともに年が経つのがだんだん早くなる感じがします。
しかしながら、現在までの多くの動物たちとの出会いというものには奥深いものがあり、いろいろ思い出します。
最新のデータでは1年間の犬・猫の殺処分数は初めて5万匹以下になり、年々減少しているとはいえ、あくまでも行政機関における殺処分数であり、ここに至るまでに多くの動物たちが命を落としているのです。
捨てられたペットの悲しい現実・・・交通事故・餓死・虐待・天敵に襲われる・・・、ペットの流通問題・・・ペットショップなどで売れ残ったペットの悲惨な結末、まだまだ多くの課題が山積しています。
日本が世界に恥じない動物福祉国家になることを願い活動してまいります。
私共と同じ福井県内で動物愛護活動を行っている方々、生い立ち・形態・活動内容は多種多様ですが、動物愛護(動物福祉と言った方が良いのでは・・・)に対する思いは同じ、お互いに連携し力を合わせながら行動することにより大きな推進力となってまいります。
よろしくお願いいたします。






真のボランティアとは・・・

2018-10-07 05:58:36 | 私の思い・独り言

昨日のブログにはボランティア尾鼻春夫さんについての記事関係を載せました。
かなり多くの内容でしたが、数多くのメディアに取り上げられる中、厳選して尾鼻春夫さんのボランティア観・人生観を主体にしたものを取り上げたつもりです。
今日のブログでは真のボランティアとは何か、どうあるべきなのか、私の思いを載せました。

真のボランティアとは?
私は動物愛護ボランティア団体(NPO法人ではありません。任意団体です)として活動を行っている中、思わぬ費用がかかったり労力を使ったりでつい何らかの見返りを求めたくなる時もあります。
寄付のお願いなどは極力一般の方々に対しては表面的には出していませんが、実際には有志の方々の寄付に依存した形になっています。
できるだけ費用がかからないように努めておりますが、こういった活動というのは突発的に発生することが多々あり費用捻出に四苦八苦。
寄付に依存せず企業団体からの助成金申請を行うものの毎年できるものではありません。
できる範囲での活動でなければ継続できません。
途中でや~めたというようなことでは無責任極まりないことです。
ボランティアは継続することに意義があります。

今年も、とあるNPO法人である理事長が保護猫を虐待するなど社会問題が多々発生している昨今、今までにニュース等で動物問題を知ったものは多々あり・・・日本の根深い問題です。
また、表面上はお涙頂戴!で寄付を募っているが、裏では正反対、機能していない組織になっている現実。
悪徳ペット販売業者ならぬ悪徳動物愛護ボランティア。
NPO法人に認定する機関にも問題があると思う。
申請書の紙切れだけ、申請書作成なんてものは誰でも嘘八百で作れる。
活動状況を実際に眼で確認することが重要ではないでしょうか。
情けない世の中、人が信用できなくなる。
真面目に地道にやっているボランティアが報われない。



見返りを求めることが癖になると依存型になってしまう
依存型になると、本来のボランティア精神が崩れおかしな方向に向かってしまう恐れが危惧されます。
ボランティアと言いながらも最初から見返りを求めて活動する人間が多い、多すぎる。
寄付・報酬・謝礼・・・
これには見返りが無いと判断したら活動しない、見返り内容によって差別判断する、私欲がからんだボランティア・・・
こんなことではボランティアと言えない。
人に見返りを求め頼った活動では自分自身後で後悔する結果になりかねない。
尾鼻春夫さんの言葉のように「自己完結するのが真のボランティアだ」であることが大事な基本ではないでしょうか。
自己完結というのは非常に重みがある。
常にこのような気持ちでボランティア活動をすべきではないでしょうか。
今までの過ちに気づいたならば今までの見返りで得たものはきっぱりと返却すべき。
そうすることによって誤った行動が正され本来のボランティア活動に結び付いてくる。
尾畠春夫さんのボランティアとしての取り組みに、改めて真のボランティアの在り方というものを強く感じました。
動物愛護団体とかかわりを持つようなことになった場合、決してネット上等の表面だけ見て判断せず、しっかりと内面を調べてください。


(byぬくもり)


地域猫 TNR

2018-07-27 05:43:54 | 私の思い・独り言

地域猫 TNR

この言葉がかなり広まってきている昨今。
TNRとは、野良猫を捕獲(トラップ:T)し、不妊手術(ニューター:N)をし、その証しに耳に切れ込みを入れて元の場所に戻す(リターン:R)。
日本各地の行政があたかも推奨しているかにとらまえやすい現状。
ブームのような、これが最良の野良猫対策、というような錯覚を持っている者も少なからず。
しかし、現実はいろんな問題が発生している。


不妊手術を終えた野良猫 耳カットされている

【数々の問題】
1.捕獲器を置いていると近隣の人に不審がられ
2.手術の済んだ猫を元の場所に戻すところを見た人から「ネコを捨てた」と言われ
3.餌をやりに行っていると「餌だけ勝手にやるな、増やすな」と言われ
4.精神異常者なのか、野良猫に虐待が相次ぐ世相
5.交通事故で命を落とす猫も少なからず
6.地域猫の場所に猫を捨てる心無い人間、次から次へと終わりの見えないTNR
7.地域猫の里親探しに奔走すれど成猫ゆえなかなか里親が決まらず
8.TNRに多額の費用を費やすボランティア、家計が底をついた苦しい生活状態に
9.行方不明になる猫、定かな理由は分からず・・・悲しい思いがつのる
10.地域猫活動を行っていた人たちがいつの間にか消滅して猫たちが放置されてしまった

問題を挙げればきりがない状況・・・
地域猫というものが存在することが良いことではなく無くなる社会への取り組みが重要。
野良猫を生み出した根源は、人である。
終生飼育はもちろん、飼い猫に不妊手術をし、無秩序な飼い方の果ての異常繁殖で野良猫化させないよう責任ある飼い主であること。
不適正・無責任な飼い主を無くす
ための施策に焦点をあてて
官民一体で取り組むことが重要だと実感します。
(byぬくもり)


キケン!ぜったいにしない!

2018-07-23 05:41:39 | 私の思い・独り言

異常ともいえる酷暑、まだしばらくは酷暑が続く予報となっています。
豪雨被災地区においては行政・住民・ボランティアの方々が復旧作業に追われていますが、この酷暑の中多くの人が熱中症で病院に搬送されています。




気温は30℃でも地面の温度は60~70℃
飼い主は地面からの距離はあるが、犬は地面に近いところにいます。
飼い主は靴を履いているが、犬は裸足、肉球をやけどする。
犬は人間のように汗はかきません。
人間のように体温のコントロールはできません。
熱中症の危険性大!炎天下の散歩は犬の虐待同然!
死んでしまいます。
陽が沈んでも路面のアスファルトの温度はしばらくは高い状態であり、よく確認することが必要です。
朝は必ず太陽が顔を出す早朝に、夜は太陽が沈んでからかつ路面の熱が冷めてから散歩してください。

追記:
炎天下に犬を散歩させている飼い主を見かけることがあります。
場所によっては車を停めて注意することもあります。
しかし、キケン!ということが解っていない無知な飼い主、飼い主の犬を見ると小型室内犬、おそらくペットショップで買ったと思われますが、買うときにペットショップでは飼い方についての説明をしているのでしょうか・・・儲け主義のペットショップ?
犬は舌を出してハアハア!、とても疲れた顔つき、可哀想で観ていられない状態、このような飼い主は飼う(買う)資格無し


気温は30℃でも車内の温度は60~70℃
車内にエアコンをつけていない限り、急激に温度が上昇します。
熱中症の危険性大!炎天下に社内にペットを残していくことは虐待同然!
今までこのような状態で死んでしまった事件が多発しています。
飼い主はよく自覚すること。



飼っている犬の周りに日陰もなく日差しが直撃、炎天下の中で犬は熱中症になりそのまま時間が経過すれば死んでしまします。
飼い主はこのことを良く自覚し、エアコンのある屋内へ入れてください。

無知な飼い主、飼い主の認識不足がペットを不幸な可哀想な状態にさせてしまいます。
ペットを家族だという意識をもって飼う、それが飼い主の務めです。
また、このような状態を目撃した方は、直接飼い主に注意・指導するか、そこまでできない方は行政機関・動物愛護ボランティアへ直ちに連絡してください!

このような酷暑環境の中、野良犬・猫はどうしているのでしょう・・・
日陰の草むらに身を寄せてなんとか暑さを凌いでいます。
無知な人間より賢いと思いませんか。


ブームに乗らない!

2018-06-23 05:43:37 | 私の思い・独り言

ザギトワ効果で秋田犬が人気沸騰しています。
しかしこれがブームとなって過去の悲惨な出来事に繋がらないか非常に危惧しています。
くれぐれもブームには乗らずに本当に飼えるのか?最後までしっかり世話ができるのか?よ~く調べ考えて飼って(「買って」ではない!)ください。
飼うための心得については環境省のホームページをはじめ、幾度となく当ブログにも載せています。
今回も「ブームに乗らない!」思いを述べさせていただきます。
(by ぬくもり)

 シベリアンハスキーの悲劇
十数年前、ハスキー犬が出てくるコミック誌「動物のお医者さん」、後にテレビドラマ化され一大ブームとなる。
「青い目がカッコイイ!」という程度の感覚でハスキーの飼育の大変さを知らずに多くの人がペットショップで買った。



ブームによりペットショップではどんどん高値になっていき取り引きされた。
しかし、躾しきれず問題行動を起こすハスキーが急増し「飼いにくい!」とか「頭が悪い」とか飼い主の身勝手で大量に飼育放棄され、保健所に持ち込まれたり捨てられたりし日本中の保健所に大量のハスキー犬が収容され大半が殺処分されるという悲劇が起こった。
シベリアンハスキーは元々犬ぞりを引いて雪の中を何十キロと走る事ができる「強靭な大型犬」。
体が大きく力強く、体を動かすことが大好きで、原産国がシベリアだけあって寒さには強いが、暑さには弱い・・そんな犬。
穏やかな性格ではあるが、日本の一般的な住環境でペットとして飼うのに向いている犬種ではありません。



 

ハスキー犬の飼い主の務めは、人懐っこい性格を伸ばしてやること。
懐っこくて明るい性格を最大限に引き出してやれるようなつきあい方、間違っても一匹だけで庭の片隅にポツン・・・、などという飼い方をしてはいけません。
抜け毛も多いため、きちんとケアをしなければあっという間にハスキーはバサバサの汚らしい犬になってしまいます。
ハスキーは家族の一員として愛情深く接することで、その性格の良さが引き出してやれる犬なのです。
ちょっとしたことからチワワ等の小型犬ブーム、今まさに猫ブーム、“かわいいから”、“癒やされるから”という軽い気持ちで飼い始める人も少なくない。
その結果、適切な去勢手術が行われず、多頭飼育崩壊が多発しているのだ。
そして今、秋田犬がブームになっていますが、このシベリアンハスキーの悲劇の再来とならないよう切に願っています。
命の大切さ、重さは動物も人間も一緒。
言葉を話せない動物にも感情があること、人間は気付かないふりをしていませんか?
日本人はブームに乗りやすい人種なのか、物事を弁える能力の欠如なのか、理解に苦しみます。
安易に動物を飼う事は許されません。
流行や衝動的にペットを飼わないで(特に「買わないで!」)ください。
それが飼い主の「責任」です。
もういらない・・と捨てたり、引き取りにだしてしまうことは、人間の赤ちゃんを捨てるのと同じくらいひどい事だと思います。

流行やブームに流されそうになってペットを飼おうとしているあなた・・・ちょっと待って
★あなたは飼おうと思っているペットのことをちゃんと知っていますか?
★そのペットのことを書いてる本を1冊でも読んでみましたか?
★そのペットは大人になったらどのくらいの大きさになるか知っていますか?
★そのペットの習性や生態をどのくらい言えますか?
★しつけや行動学の本も読んでみましたか?
★もし問題行動をおこしたり、病気になったらどうしますか?
  ちゃんと相談先を探したり、病院につれていけますか?お金も時間もかかります。ちゃんと面倒みる時間がありますか?
★ペットを置いて、今までみたいに簡単に旅行に行けなくなりますよ。
★毎日、早く帰ってお散歩や体の手入れ、スキンシップ、ごはんのお世話・・・絶対必要というか義務!
★ペットはモノではありません。 生きています。生きている限り亡くなるまでの十数年間・・・休むことなくちゃんとできますか?
★ペットが生きる十数年間という中、最後まで面倒をみれるかどうか自らの生活環境がどう推移していくのか後々をよく考えていますか?
★家族が反対していませんか?ペット嫌いな人はいませんか?
★家族にアレルギーの人はいませんか?自分はどうですか?
★引越しや転勤はありませんか?自宅?借家?ペットは禁じられていませんか?
★その他 多数

 ブログ「犬連れへんろ二人と一匹のはなし」の画像より

 シベリアンハスキー「はな」ちゃん








まずは動物をモノのように扱う風潮を、変えていかねばなりません。
生後2か月に満たない子犬や子猫を展示販売しているペットショップを見かける度に、とても残念な気持ちになります。
モノのように動物を売る店、モノのように買う人、モノのように捨ててしまう人たち・・・。
こんな状況を子どもたちに「当たり前だ」と思わせてはいけません。
子どもたちは純真な心を持っています。
動物の命も人の命と同じくかけがえのないものだということを教え、動物愛護の心を持った大人に育てるべき。
当会では毎年、敦賀市内の児童クラブで「みんなで学ぼう!動物あいご」を行っています。
直ぐに効果が表れてくるものではありません。
時間はかかりますが、ゆくゆくは人と動物との関係が改善され向上していく、と願いをこめて行っています。

人間は十人十色ですから動物愛護に対する考え方・行動は実にさまざまです。
しかし大事なことは、各自が自分の意見だけを主張していては、いつまでたっても前に進めません。
様々な方の意見を聞く姿勢、そして理解したうえで、自らの意見提言を行い関係者と一体となって課題解決をしていくことが重要です。
動物と人が幸せに共生できる社会を目指して、一緒に頑張ってまいりましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
(byぬくもり)


とうろう流しと大花火大会

2017-08-23 06:03:07 | 私の思い・独り言

8月16日(水)地元で恒例の「とうろう流しと大花火大会」があり花火見物(というより写真撮影)に行ってきました。
行った場所は敦賀市郊外の高台。
灯篭流しの写真も撮りたいのですが、観客で混雑して暑い中疲労がたまるのであまり人で混雑しない場所を選び写真撮影を行っています(人で混雑した場所は苦手)。

間もなく陽が暮れて花火大会が始まる時間。
天気が良く夕暮れの空が綺麗でした。
(正面が花火打ち上げ方向:敦賀湾)




ワンコちゃんと一緒に来ている飼い主さんもちらほら・・・
飼い主さんは「ここでは花火の音は小さいくてうちの犬は怖がらないので毎年一緒に花火見学に来ています」ということでした。
羨ましい!
私も2匹の愛犬を連れてきて一緒に花火見学したいのですがちょっと難しいです・・・

さて、いよいよ花火の打ち上げが始まりました。










当会は早いもので発足してから今年で10年を迎えました。
今年の花火大会は特に節目?の大会です。
発足当時、日本で1年間に殺処分されている犬猫の数は約30万匹。
現在では約8万3千匹。
年々減少しているというもののまだ多くの犬猫が殺処分されている状況、まだまだ我が国は動物後進国です。
当会は動物保護活動は行っておりません。動物愛護活動です。
とはいうものの、発足してから数年間は野良犬・野良猫にかなり関わってきました。
現在とは比較にならないほど不幸な犬・猫が多かった時でした。
救ってやれなかった子たちがいつも脳裏に浮かびます。
特にこの花火を見ているとその子たちの顔が思い浮かびます。

今、みんな幸せに過ごしいるかな・・・

「殺処分ゼロ」という言葉がともすれば流行語のようにあちこちのメディアで取り上げられています。
殺処分ゼロは喜ばしいことですが表面的なものであってはなりません。
殺処分ゼロ達成!その裏で民間の動物保護団体が大変な苦労をしているのです。
殺処分ゼロではなく収容ゼロ、入り口の部分の対策に重点を置いて取り組むことが不可欠、そうでないと我が国は動物先進国にはなれません。 
当会は入り口の部分の諸問題を無くすためにこれからも活動をしてまいります。


最近思うこと

2017-04-04 06:13:28 | 私の思い・独り言

最近の日本国内での出来事、学校法人「森友学園」問題、豊洲市場(江東区)問題、天下り問題、・・・
お隣の韓国での朴大統領の罷免も大きな出来事だが、日本も似たようなことが起こっている。

日刊県民福井より

政界のトップたる人までも関わり、訳のわからない次元の低い、ほんとうにつまらない事に多大の労力を費やしている。
マスコミも得ネタ(大スクープ)のように扱い争ってあちこちのテレビ番組で報道番組として放送されている。
当然、出演者には出演料(ギャラ)が支給される。
多額の収入を得ている関係者の方々、無駄な金遣いをするな!
かたや不幸な動物を無くすために自らの生活費を始末して身を粉にしてやっている人々・・・
バカげたことに力を注がず、不幸な動物たちに目を向けろ!と言いたくなります。
日本の進む道がどうもおかしくなってきているように感じるがいかがでしょうか?

ネット上である方が述べておられる「人間の3M・・・無知・無関心・無責任、人間は更には動物を苦しめている。」
もう一つの人間の3M・・・ムリ・ムダ・ムラ(私の思い)
人生振り返ると特にいかにムダが多いことか・・・つくづく感じます。

日本における犬猫殺処分のデータを御覧いただきたい。
下記のデータは、当会(動物たちとの共生を推進する会)が発足するきっかけとなったものです。
それまで何も状況を知らない中あるメディアでこの状況を知り、なんと酷い状況にあるのだろうと悲嘆し、微力かもしれないけれど少しでも不幸な動物たちを無くしていこう!と決意し活動を始めました。



更にさかのぼって、平成12年(2000年)のデータをご覧ください。

酷い数値です。言葉になりません。

現在の最も新しいデータです。

年々減少してはいますが、この数値いかがでしょうか?
現在においても欧米先進国と比較して圧倒的に多い数値なんです。
現在に至っても日本は動物後進国なんです。

現在から15年前までの年間殺処分推移データです。
(クリックで拡大できます)


「殺処分ゼロ達成!」、「地域猫対策」とかに取り組む行政が増えていますが、中味が重要なんです。
「殺処分ゼロ達成!」の裏ではボランティアの方々が多くの犬猫の保護・譲渡などで大変な労力・費用に四苦八苦している実情。
「地域猫対策」をしたからといって根本的な解決にはなりません。
避妊・去勢手術費の一部補助?地域猫として行政が認めたらボランティアの領域のものではなくなるのです。
費用の全額補助が当然ではないかと思いますが・・・
なぜ地域猫にかかわっているボランティアの方々が費用負担に苦しまなければならないのか理解できません。
官民一体となって野良猫を無くすために何が問題なのかを十分把握し、それからどう取り組むか、PDCT(PLAN・DO・CHECK・ACTION)が重要なことなのです。
「殺処分ゼロ達成!」、「地域猫対策」をブームのように扱わないで欲しいと思います。

人間というのは自分がよかれと思って行動したことが他人に多くの障害を生じさせていることになかなか気づかないのです。
人間は他の生き物にはできない素晴らしい文明を築いてきました。
しかし反面、戦争・虐待・自殺など・・・愚かなことをしているのは人間だけです。
人間は、自分の愚かさになかなか気づくことができない憐れな生き物なんです。
自分の損得を考え行動する、見栄を張る、表裏のある行動・・・
大切なのは、自分の殻に閉じこもることなく、自らやってきたこと・やっていることがどうなのだろうと広く顧みる気持ちが必要ではないでしょうか。
そうなっていく人が増えれば動物愛護活動ももっと進展していくと思うのです。
不幸な動物たちを無くすために動物愛護関係者と一体となって活動を進め、動物たちにやさしい社会を作り上げていく・・・そのような生涯を終えたいものですね。
私たち人間は大自然からはかり知れない恩恵を受けています。
自然に感謝!生き物たちに感謝!の心を持ちましょう!


今年1年を振り返って・・・

2016-12-31 06:01:10 | 私の思い・独り言

動物愛護活動において今年もいろんなことがありましたが、今年の締めくくりとして印象に残ったことをいくつかご報告します。

1.「2016みんなで学ぼう!動物あいご」
敦賀市内の児童クラブ8か所で、7~8月に行いました。
実施内容については、ブログに載せてありますので、学童たちの感想文をいくつかご紹介します。
学童たちが書いてくれた感想文を読んでいると、「やってきてよかった!」と実感し「また来年も頑張ろう!」という励みになります。

「2016みんなで学ぼう!動物あいご」感想文 抜粋


今日は、みんなに動物あいごのお話をしていただきありがとうございました。
動物がどんなやくわりをしているのかや、くんれんをするとどれだけ人間のやくにたつのかをたくさん教えてくださりかんしゃしています。
すてられた犬・ねこが多くころされているのかもくわしく教えてもらえて、みんな動物のことがよく分かっとおもいます。
わたしの家にはねこがいます。
たまにひっかかれたりかまれたりするけどすてようとはいちどもおもったことはありません。
どうぶつにやさしい心をわすれずに、かいぬしとしてペットをだいじに守りいつまでもいっしょに生きていこうと思います。
かみしばいや〇×クイズもとてもたのしかったです。
きょうのお話をいつまでもわすれずにおとなになっても思いだして、わたしにできるどうぶつあいごをやっていきます。
今日は本当に本当にありがとうございました。
小学生3年 女子

今日は動物あいごのことについてお話をきいていろんなことをしることができてとてもうれしかったです。
多くの犬やねこがすてられころされていることもしってかなしくなりました。
わたしのいえでは犬をかっています。ミミといいます。わたしはときどきミミとさんぽにいきます。
犬やねこのねんれいをおしえてくださり、わたしの犬は17さいで人げんでいうと80さいぐらいだということがわかりました。
ミミといっしょにいるととてもたのしいし、ミミには20さいまでいきてほしいです。
〇×クイズは1もんまちがえました。とてもべんきょうになりました。
犬がしたをハアハアさせるのはのどがかわいたということじゃなくてたいおんちょうせいをしているためだというのをはじめてしりました。
いぬやねこのことをもっとべんきょうしてくわしくなりたいです。
みんなで歌った「つばさをください」もしっかり歌いました。
もらったしゃしん、どれもかわいかったのでいろいろほしくなりました。
わたしのつくえの上かげんかんにつりさげようかかんがえています。
ありがとうございました。
小学生4年 女子

今日の動物あいごのお話についての感想!
ぼくがおどろいたことは、年間で約10万びきの犬やねこがころされていることです。
とてもかわいそうだと思いました。
生きるために生まれてきたのに、「小さい時はかわいかったけど大きくなったらかわいくなくなった」とか「いそがしくなってせわができなくなった」とかですててしまう人間が多いからです。
かうときに未来のことを考えないからすてられてころされてしまうんです。
ちゃんと未来のことをどうなるか考えてかう世の中になってほしいと思います。
今日のお話を聞いて生き物は大切なんだと思う心を大きくなってもわすれずにいます。(イラスト書いてくれました)

小学生4年 男子

今日は動物の話を聞かせてくださってありがとうございました。
いろんな事が勉強になりました。
1年間に犬や猫が役10万匹殺されていることを知りとてもかわいそうだと思いました。
「大きくなったらかわいくなくなった」「ひっこしでかえなくなった」「いそがしくてめんどうみれなくなった」という理由ですてられ、すてられた犬や猫は生きるためにがんばっていても殺されてしまうんです。
ペットを飼う時は、みんなで話し合って飼わなければいけないと思いました。
かみしばい(ほんとうに飼えるかな?)を読んでもらってペットを飼うことはたいへんなんだということが分かりました。
〇×クイズでは知らない問題がいろいろ出てきましたがくわしく説明してくれたのでとても勉強になりました。
犬や猫に食べさせてはいけない物があるとは知りませんでした。
最後に写真をもらいました。とてもかわいい写真がたくさんあって迷ってしまい決めるのに時間がかかりました。
今日の話はとても楽しかったです。
来年も話を聞かせてください。
今日は本当にありがとうございました。
これから先も今日の話を心の中に残しておきます。
小学生5年 女子

今日は動物愛護について教えてくださりありがとうございました。
最初にいぬ・ねこが1年間に約10万匹殺されていることを教えてもらい、その数が敦賀市の人口よりも多いことにとてもショックでした。
人間のせいで病気になったりすてられたりしてかわいそうなことになるので、飼うときには先のことをよく考えて飼わなければいけないなということがよくわかりました。
〇×クイズ、かみしばい、とても楽しく勉強になりました。
さいごにLサイズか2Lサイズどちらかの写真をえらびました。
私はいぬもねこも大スキなのでとっても迷いましたが2Lの子犬の写真をえらびました。
みんなかわいい写真をもらっているのを見てみとれてしまいました。
今日教えてもらったことをわすれずに、もしすて犬やすてねこに出会ったら助けてあげてやさしく飼って育てたいと思います。
もらった写真です。(イラスト書いてくれました)

小学生5年 女子

今日、動物あいごのことをいろいろおしえてくださってうれしかったです。
でも、ほけんじょに入れられた犬やねこが3日いないにもらってくれる人がいないところされてしまうなんてとてもかわいそうだと思いました。
すてる人間がいるからそうなるんです。悪い人間がいるんだなと思います。
せっかく生まれた小さないのち、それをおきざりにするなんて私はぜったいにしません。
今こうしているときに、犬やねこがころされているなんてもう、私の心がチクチクしてかわいそうな犬やねこの顔がうかびます。
私は、小さな命をすくう、動物や人にやくだつ大人になりたいです。
そして、不幸な動物や人をたすける仕事がしたいです。
あいごボランティアに入って、小さな命を守りころされることがなくなる社会にしたいです。
小学校5年 女子


2.「NKC大会」
ご報告が大変遅れてすみません。
10月2日(日)に敦賀市の松原運動場で開催されました。
日本各地から多くのワンちゃんが来場、北海道犬はじめ、柴犬・ドーベルマン・ラブラドールレトリバー・シェパード・小型犬などバラエティに富んで楽しいひとときでした。
幸い天候にも恵まれ、海と青空・・・素敵な環境での大会でした。
その雰囲気の写真をいくつかご紹介します。




















来年3月20日(月)には岐阜支部でNKC大会の開催が予定されています。
今まで行ったことがないので来年こそは行ってみようと思っています。

3.「動物あいごパネル&ミニ写真展」
げんでんふれあいギャラリーで開催しました。ブログに掲載済みです。
来年も予定しています。

4.「福井どうぶつネットワーク」(旧名称:福井県動物愛護協議会)の開催・参加
福井県内の動物愛護ボランティア団体・個人の方々が一堂に集まる会合です。
昨年8月に発足し、今年で2年目を迎えました。
動物愛護に纏わる課題の共有化・解決策の検討、行政への意見提言などを行っています。
この会合には福井県動物愛護行政担当の方が時々出席され、福井県動物愛護行政の動きなどの情報提供、また出席者との意見交換などを行っています。
この会が福井県動物愛護の進展に更なる貢献ができるよう頑張ってまいります。

5.住民からの相談・依頼事など
毎年大半は面識のない住民からの相談・依頼事があり、ここ数年は10件超/年に及びます。
今年は14件あり、中でも敦賀警察署から保護子猫の件での相談・依頼事があったのには驚きでした。
当方で解決できないことでも相談・アドバイスをしてあげることで「気が楽になった」と言ってくれる方も多く、とても大切なことだなと感じています。
そういったことから、当会ではEメールアドレス・携帯電話番号は常にオープンにしています。
  Eメール:wanwanworld2007@yahoo.co.jp
  携帯電話:090-9769-3092

6.ブログ「動物たちにぬくもりを
このブログに訪問してくださる方が300人超という日がたびたびあり、ほんとうにありがたく思っています。
動物愛護のいろんな情報を掲載し日々更新、更なる動物愛護の輪を広げ知識・意識の高揚を図ってまいります。

来年も頑張ります。みなさんよろしくお願いします。
ありがとうございました。