動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

もしも愛犬が認知症になったら

2017-02-28 06:15:37 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

もしも愛犬が認知症になったら

2017年2月18日(土) @DIME



認知症になった愛犬のお世話の方法とは
犬も10歳くらいの高齢になると、人間のように認知症を発症することがあります。
発症のはじめは、名前を呼んでも反応しなかったり、動きが鈍くなって昼間によく寝るようになったりと、単なる老化現象と見分けが付きにくいものです。
もし初期段階で飼い主が異変に気付き、動物病院に診てもらうことができれば、認知症の進行を遅らせるようなサプリメントや食事内容、生活習慣、散歩や遊び方についての指導などが受けられるのですが、気付かぬままに進んでしまう場合が多いようです。
症状が進んだ愛犬は、飼い主に吠える、トイレ以外の場所で排泄をする、旋回運動をする、隙間に入り込み戻れなくなる、食欲が止まらなくなる、昼夜逆転の生活をする、夜鳴きをするなど、問題行動を起こします。こうなった場合、1つずつ地道に対処していくことが大切です。
まず愛犬が間違って飼い主に吠える場合と、トイレの場所を間違えてしまった場合は、ストレスを与えるだけですので叱らないようにしましょう。
老犬はトイレの間隔が近くなっていることがあるため、頻繁に誘導してあげるようにするのが一番ですが、部屋中に漏らしてしまう場合はペットシーツを敷き詰める、すぐに拭き取れるようなビニール製のカーペットなどを敷く、などの対応も一つの手でしょう。
次に愛犬が旋回運動をする場合ですが、例えばバスマット数枚をガムテープ等でつないで作ったサークル状の柵を置いてあげると、家具などにぶつかってケガをする心配がなくなります。
また同じ方向にばかり回ると片側の関節にのみ負荷がかかるため、もし可能なら時々右回り、左回りと変更するよう体の向きを変えてあげると良いでしょう。
隙間に入ってしまうような場合は、家具や壁とのすき間は入り込まないようベビーゲートをしたりスポンジなどで塞いだりして、入れないようにしてあげましょう。
愛犬の食欲が止まらなくなってしまう場合は、一回に与えるフードの量を減らして、何度も食べさせてあげると良いでしょう。
最後に愛犬が夜鳴きをする場合は、声が近隣に漏れないような工夫をしながら、夜に眠れるよう昼間は日光浴させながら遊んであげたり、不安や寂しさを減らす為にそばで眠ってあげたりすると少し改善することがあります。
さまざまな手段を講じても症状が軽減しない場合、鎮静薬や睡眠薬などが処方されることもあります。
これらの薬には強い副作用もあるため、獣医からよく説明を受けてから判断しましょう。
今は何もかも忘れてしまったように見えるかもしれませんが、長い間たくさんの癒しと愛を与えてくれた愛犬です。
最後まで感謝の気持ちを忘れずに接してあげたいですね。
文/大原絵理香


猫+ヨガ=癒やしW効果 福井の猫カフェ

2017-02-27 06:14:20 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

猫+ヨガ=癒やしW効果 福井の「カフェ」リピーター続々

2017年2月22日(水) 中日新聞

福井市舟橋新一丁目の猫カフェ「福ねこ」で開いている「猫ヨガ」が、猫好きの間で話題になっている。
2月22日は「ニャンニャンニャン」で「猫の日」。
猫のいる空間でヨガを楽しみ、心も体も解放してみてはいかが。
(清兼千鶴)


猫のいる空間でヨガを楽しむ人たち=福井市の「福ねこ」で

同店では、昨年6月から猫ヨガをスタート。
ヨガインストラクターの奥井麻結さん(28)ら二人を講師に不定期で毎月2回、実施している。
猫に癒やされ、ヨガで体を解放し、ダブルで癒やしを感じられるのが魅力。
「猫スタッフ」22匹がくつろぐ空間でのヨガに魅了され、リピーターも多いという。
通常のヨガと違い、参加者の間を猫が自由に行き交い、ヨガマットの上でくつろぐこともある。
このため、ポーズを取った際、猫にぶつからないよう注意しながら行う。
猫からヒントを得たポーズも多いといい、もちろん背骨を伸ばす猫のポーズも取り入れている。
参加者が心身ともに安らいでくると、猫にもそれが伝わるようで、背中に乗ってきたり、擦り寄ってきたりすることも。
猫ヨガに初めて参加した坂井市内の団体職員女性(55)は「猫と一緒で幸せ。すごく癒やされた」と笑顔を見せた。
福ねこ代表の高島真紀子さん(53)は「猫カフェが初めてという方も、ヨガと両方楽しんでもらえたら」と話していた。
参加費は2千円。
(問)福ねこ=0776(65)0012


劣悪な環境で次々死んでいくフクロウ・・・

2017-02-26 06:15:20 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

劣悪な環境で次々死んでいくフクロウ・・・
フクロウカフェの元スタッフが内部告発

2017年2月5日 おくたま経済新聞

とあるフクロウカフェで働いていたという元従業員が、その実態をNPO法人アニマルライツセンター(東京都渋谷区)に告発し話題となっています。
告発によると、フクロウカフェの元スタッフは、2015年から2016年に働いていたというフクロウカフェの内部事情があまりにフクロウたちにとって酷い環境であったとしています。
本来生きられたであろう寿命を待たずに亡くなったフクロウは「お迎えが来て新しい飼い主さんに引き取られた」とお店のホームページで虚偽の報告をされ、亡骸はその都度裏の空き地に埋められていたそうです。
フクロウたちは糞尿が増えるという理由で与える水分を極端に減らされており、喉が乾き嘴の下に特徴的なサインを出しても対処されることはありませんでした。
体調不良となり死んでいったフクロウはギリギリまで我慢し、止まり木から急に落ちて倒れるような形で死んでいった子もいたそうです。

■フクロウは飼うことが難しい
告発した元スタッフによると、働いていた1年で亡くなったフクロウの数は7羽。
明らかに異変があったにもかかわらずオーナーがフクロウを動物病院につれていくことはなかったのだとか・・・。
そこでフクロウの飼育について小鳥の診察などを扱う山梨県の笛吹どうぶつクリニックの伊藤宗徳院長に話を伺ったところ「そもそも、フクロウは極端にストレスに弱い」のだそうです。
「カフェですと恐らくケージ飼育でないでしょうし、放し飼いが出来ませんでしょうから、リーシュ、リードに繋いでいるのかと思います。当然自由がききませんし、何よりもケージ飼育が理想なのに、ケージという遮蔽物がないので、直接的に対人ストレスが加わり、その際に逃げる手段もないので、可哀そうですね。ストレスにより絶食を決め込むと、まもなく死んでしまう個体もあります。また飲水は、当然生き物ですので自由飲水が必要です。好きな時に、必要に応じてお水が飲めるようにすべきです」(同院長)。
また、今回告発されたフクロウカフェは、フクロウの飼育だけでなく、カフェに訪れたお客様に提供する飲み物を扱う流し台で、フクロウのエサであるウズラやネズミを扱っていた問題も指摘されており、衛生管理面に対しても疑問の声が上がっています。

■動物愛護法の観点から
今回告発されたフクロウカフェは、特に「動物の愛護及び管理に関する法律」の第二条に反しているのではないかと指摘されています。
これは「動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。」というもの。
さらに第二条の2では「何人も、動物を取り扱う場合には、その飼養又は保管の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で、適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない。」としており、これに関しても告発の内容から適切に取り扱われていなかったのではないかと指摘されています(※アニマルライツセンターサイトより抜粋)。
その他にも、告発文の内容から違反していると考えられる点がいくつも挙げられています。
アニマルライツセンターの担当者に問い合わせたところ
「自由に動き飛ぶことのできる広い空間、水浴び場や砂場、飲水設備、様々な形状の止まり木、これらはフクロウにとって必要なものです。(中略)目がクリクリとしてフクロウは愛らしく、触ってみたくなる気持ちは分かります。しかしその欲求を満たすために、フクロウは自由を奪われ不特定多数の人に触られ続けています。フクロウカフェが乱立する今、これが果たして人と動物との正しい関係なのかどうか・・・」とのことでした。

■一方で良質なフクロウカフェに助けられる人たちも・・・
そんなフクロウは、飼育が難しいからこそ猛勉強した上で自宅にお迎えする飼い主さんが多いことも事実です。
そして、そんな飼い主さんたちがフクロウを飼おうと思ったきっかけにフクロウカフェの存在がきっかけということは少なからずあるようです。
フクロウカフェの中には触れ合いを禁止し、お客様とフクロウのスペースを何らかで仕切る、ケージに入れるなどしてストレスをできるだけ少くした環境で運営しているカフェも存在しています。
そんなカフェは飼い主さんたちの情報交換の場ともなっており、インターネットや書籍だけでは不足する現場の生の声を聞き、リアルな飼育法を教えてもらえる貴重な場なのだとか。

■署名活動が行われている
今回の告発を含め、署名サイト「change.org」にて、「拘束されて動けない フクロウのカフェに終止符を」と題して署名が募られています。
署名を募る主旨は「ストレスに弱いフクロウを見知らぬ人に頻繁に触れさせたり晒すという“ふれあいカフェ”というビジネス」の廃止や現在営業中のフクロウカフェに飲水器の設置を指導するようを求めるもの。

アニマルライツセンターによると、2017年1月までに北海道をはじめとする14のフクロウなどの展示業者(ふれあいカフェ、販売、展示)に対して署名及び要望を提出しており、意見交換ができた業者もあれば話し合いに応じてもらえない業者もあったそうです。
フクロウ愛好者からは良質なカフェもあると意見が挙がる一方で、「フクロウは管理が難しい」という声もあり、例え触れないことを前提としたカフェであっても、フクロウをストレスなく過ごさせることができるかどうかに疑問が残ります。

【関連:抜け道だらけ?日本の動物愛護法】
【参考】
内部告発-フクロウカフェ
change.org

(大路実歩子)


福井県内保護・収容犬

2017-02-25 06:13:13 | 保護・収容動物のお知らせ

福井県では今年早々から犬の保護・収容が絶えません。
まだまだ課題の多い福井県です。
飼い主や動物関係職業に関わる人への動物愛護の質の向上・意識向上教育が不可欠です。
ペットを捨てるといった無責任な行動はご法度、犯罪です。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井健康福祉センター】

収容日:2月24日
保護場所:福井市足羽上町自然史博物館付近
種類:パピヨン
性別・体格:メス・成犬
年齢:不明・老犬?
毛:白茶黒・長毛
公示期間:2月27日

【丹南健康福祉センター】

収容日:2月21日
保護場所:越前町道口付近
種類:雑種
性別・体格:メス・子犬
毛:茶・短毛
公示期間:2月24日


猫の殺処分減らそう 保護猫カフェ協会

2017-02-24 06:12:39 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

猫の殺処分減らそう 保護猫カフェ協会、8店で発足へ

2017年2月20日 朝日新聞




「東京キャットガーディアン」のカフェスペースでは、保護猫たちが自由にくつろいでいる=17日午後、東京都豊島区、竹谷俊之撮影

捨て猫や元野良猫と新たな飼い主との出会いの場である「保護猫カフェ」の健全な運営を目指して「保護猫カフェ協会」(本部・東京)が設立される。
ニャン、ニャン、ニャンの語呂合わせで「猫の日」の2月22日、東京や埼玉、愛知などの8店が加盟して始動する。
JR大塚駅(東京都豊島区)から徒歩約5分の雑居ビル5階に、常時80~90匹の猫が暮らす保護猫カフェ「東京キャットガーディアン」がある。
来店者は平均1千円ほどの寄付金を払って入店し、猫たちと思い思いに過ごすことができる。
いわゆる「猫カフェ」は猫と気軽にふれあえる喫茶店で猫の譲渡を前提としていない。
「保護猫カフェ」は猫と新たな飼い主とのマッチングの場で、来店者は気に入った猫がいれば、スタッフとの面談などの手続きを経て、譲り受けることができる。
環境省によると2015年度、全国の自治体で8万2902匹の犬猫が殺処分されたが、このうち猫が8割(6万7091匹)を占める。
また、猫カフェは国内に314店あり、そのうち約100店が何らかの形で保護猫の譲渡活動を行っている(同省調査、15年10月時点)。
殺処分を減らしていくために、保護猫カフェの役割が重要になってきている。
東京キャットガーディアン代表で、保護猫カフェ協会の会長に就く山本葉子さんは08年に保護猫カフェをオープンさせ、ほかにも東京・西国分寺でも店舗を展開している。
今年1月までに5520匹の保護猫たちが、山本さんのカフェから新たな飼い主のもとへ巣立っていった。
だが、山本さんによると、情報発信がうまくできずに譲渡が思うように進まない、店内の設備が簡素すぎる、飼い主が猫を捨てに来る――など、様々な問題を抱える保護猫カフェもあるという。
「いい出会いがあって猫ファーストな『仮のすみか』にならないといけない。皆で勉強しながら、理想的なあり方の指針を作っていきたい」と山本さん。
すべての保護猫カフェに対して、加盟を呼びかけていくという。
(太田匡彦)


ねこの日ニュース

2017-02-23 06:15:12 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

【ねこの日ニュース】
音楽、映画、カフェ・・・
ねこブームはまだまだ盛り上がる!

2017年2月22日(水) Suits-woman.jp

にゃんにゃんにゃん! 今日は2月22日、「ねこの日」です。
とどまることを知らないねこ人気。
いまやペット数でも犬を追い越さんばかりの勢力拡大中、いつの間にか「ねこの日」までできて・・・と思っていたら、「ねこの日」ができたのは1987年だそう。
愛猫家たちがペットフード協会ともに制定したとのことです。
2を「にゃん」と読むあたり、時代を感じます。

『ねこのための音楽ー Music For Cats』 ユニバーサル ミュージック2,222円(税抜き)
ねこといっしょに人間も癒される音楽が誕生。
ねこ好きにぜひ聴いてほしい、そして、おたくのねこちゃんにぜひ聴かせてほしいのが、本日発売されたCD『ねこのための音楽』です。
にゃんと! タイトル通り、ねこのために作曲された音楽なのです。
作曲したのはねこ・・・じゃありません。
アメリカの名門ワシントン・ナショナル交響楽団のベテランチェロリストであり、作曲家のデヴィッド・タイさんです。

デヴィッドさんはクラッシック演奏家としての活動だけでなく、動物の研究者と組んで動物の聴覚を研究し、ねこの聴覚も研究しました。
そして「ねこが反応する音を観察して、猫の気持ちを理解しました」(デヴィッド・タイ)。
人は母のお腹の中にいるときに、母の鼓動や、外界の音を聞いて聴覚が発達させていきます。
(その影響で、人間にとっていちばん落ち着く音楽の速さは母胎で聴いた鼓動のスピードと同じです)
ところが、ねこは母胎にいるときはまだ耳が聞こえてなくて、生まれてから聴覚が発達します。
鳥のさえずり、母乳を吸う音、母ねこの喉のごろごろ・・・などなどが、子ねこにとって初めて聴く音であり、母ねこと過ごす心地よい時間の音・・・となります。
デヴィッドさんはねこの好きな音、メロディーを研究し、ねこのための音楽を作曲したのです。
『ねこのための音楽』をかけると、ねこがスピーカーに近寄ってゴロンゴロン。
なんとも気持ちよさそうな顔で目を細めます。
音楽のベースには、ごろごろ・・・、ZZZ・・・と、ねこが喉を鳴らすような音が流れています。
これ、人が聴いても心地いいんです。
ねこのための音楽は人間が聴いてもリラックスできる音楽。
きっとねこちゃんといっしょにごろごろできます。

映画『ねこあつめの家』

『ねこあつめの家』4月8日より 新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー。(C)2017 Hit-Point/『映画ねこあつめ』製作委員会

映画になった『ねこあつめ』にどれだけ集まる?
2014年の発表以来、全世界1900万ダウンロードを記録した大人気アプリ「ねこあつめ」。
ゴハンと座布団や段ボール、こたつなどのグッズを置いておくだけ、あとはねこが来るのを待つだけ、来たら眺めるだけの癒やしアプリが、にゃんと! 映画化されます。
4月8日公開の『ねこあつめの家』。
舞台は片田舎の古民家。
そこに引っ越してきたのは、大スランプに陥った人気作家(伊藤敦史)です。
転地療法でなんとかスランプを脱しようと試みますがむなしく過ぎる日々、ある日、庭先にねこがふらりと現れて・・・。
作家を励ます編集者(忽那汐里)、ペットショップの店主(木村多江)らが脇をしっかりと固め、主役はもちろんねこたち。
アプリ「ねこあつめ」でおなじみのねこ(ちゃはちさん、くろねこさんなどなど多数)に加えて新人ねこも登場。
座布団や壺などのグッズ類もかなりリアルに(?)実写化されているので、ファンにはたまらないでしょう。
もちろんアプリ未経験者も、もふもふのねこたちと、ゆるゆるのストーリーに、たっぷり癒されることでしょう。


いっしょにもふもふしたいね。

飼い主と出会いたい「保護猫カフェ協会」設立
ねこ人気の一方で、捨てられるねこは今も後を絶ちません。
捨てねこたちは処分される運命にあり、胸が痛みます。
捨てねこや野良ねこたちと飼い主のマッチングの場は全国に増えつつあります。
1匹でもたくさん救おうと、本日ねこの日、全国8店が集まって『保護猫カフェ協会』が設立されました。
東京豊島区にある「NPO法人東京キャットガーディアン」はそのひとつ。
飼い主との出会いの場を提供するとともに、去勢・避妊手術をする病院の運営や、ペットといっしょに住めるマンションの紹介なども行っています。

本日ねこの日。
1匹でも多くのねこちゃんが幸せになれますように。


市街地に近い足羽山公園にキツネ(福井)

2017-02-22 06:16:17 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

市街地に近い公園にキツネ 福井市の足羽山で撮影

2017年2月16日(木) 福井新聞


福井市の足羽山に現れたホンドギツネ(中村正和さん撮影)

主に森林に生息するとされるホンドギツネを、福井市の足羽山で中村正和さん(64)=同市=が10日、目撃し撮影に成功した。
足羽山の動物を研究する市自然史博物館非常勤職員の金剛晴彦さんは「街中にある山で見つかるのは珍しい。福井市民の公園となっている足羽山に豊かな自然があることを示している」と話す。
中村さんは10日午前9時ごろ、足羽山のミニ動物園そばの遊歩道から約20メートル離れた山中で、体長約60センチのホンドギツネを見つけた。
「シャッターを切るとキツネは驚いたようにこちらを見つめていた。珍しい動物に出合い、久しぶりに自然を感じた」と話した。
同博物館は足羽山に生息する動物を調査しており、これまでにタヌキやニホンイタチ、ハクビシンなど16種類のほ乳類の存在を確認していた。
ホンドギツネについては記録がなかったが、昨年5月、金剛さんが夜間に行動するホンドギツネの撮影に成功していた。
ホンドギツネは本州以南の高山などの森林に生息している。
金剛さんは「夜行性のキツネが日中、人里に出てくるのも珍しい。冬で食料が不足している影響かもしれない」と推測する。
足羽山は高さ116メートル。福井市の中心市街地に近く福井県庁や福井市役所から1キロ以内の距離にあり、足羽山公園として整備され桜の名所として市民から親しまれている。


福井県内保護・収容犬

2017-02-21 06:11:02 | 保護・収容動物のお知らせ

人間の誰かが関わっているハズです。
無責任な行動はご法度、犯罪です。
公示期間が過ぎても誰も反応がないようです。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします

【福井健康福祉センター】

収容日:2月15日
保護場所:福井市鮎川町付近
種類:雑種犬
性別・体格:メス・中型
年齢:不明
毛:茶白・長毛
公示期間:2月20日


収容日:2月17日
保護場所:福井市高柳付近
種類:雑種犬
性別・体格:メス・中型
年齢:老齢
毛:茶・短毛
公示期間:2月20日


【丹南健康福祉センター】





収容日:2月16日
保護場所:越前町道口付近
種類:雑種犬3匹
性別・体格:オス(3匹とも)・子犬
毛:茶・茶白、短毛
公示期間:2月20日


塀の中で盲導犬めざし子犬を育成 受刑者たちが世話

2017-02-20 06:12:36 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

塀の中で盲導犬めざし子犬を育成 受刑者たちが世話

2017年2月6日(月) sippo(朝日新聞)


パピーを抱きしめ、別れを惜しむ訓練生(c)大塚敦子

「がんばれよー」
「元気でな」
犬を抱きしめ、ほおずりする人。
体をさすり、頭をなでる人。
犬のほうもひざに乗ったり、顔をなめたりして、全身で甘えている。
これは1月23日に島根あさひ社会復帰促進センターでおこなわれた第8期盲導犬パピー育成プログラムの修了式の光景だ。
33人の男性受刑者が、自分たちが10か月間育てた6頭の犬と別れを惜しんだ。

島根県浜田市旭町にある同センターでは、公益財団法人日本盲導犬協会との協働で、受刑者が盲導犬候補のパピー(子犬)を育てるという日本初の試みをおこなっている。
訓練生(同センターでは受刑者のことをこう呼ぶ)は、日本盲導犬協会から託された生後2~4カ月の子犬と月曜から金曜までともに生活し、週末預かる地域のボランティアと協力しあいながら、人といるのが楽しいと思えるような犬に育てる役割を担う。
このプログラムの最大の目的は、不足している盲導犬を一頭でも多く視覚障害者のもとに送り出すこと、そして、そのプロセスを担ってもらうことで、訓練生の人間的成長を促し、更生を進めることだ。
よくアニマルセラピーと混同されるのだが、目的は訓練生の癒やしではない。
彼らが塀の中でパピーウォーカーを務めるという社会貢献のプログラムである。
実際、ここで育った第7期までのパピー40頭の中から、すでに12頭の盲導犬が誕生し、視覚障害者の人々のよきパートナーとなっている。
刑事施設のなかで動物を育てるのは、手間もかかるし、気も使う。
それでもおこなうメリットは何なのだろうか。
一つは、動物の存在が社会的触媒作用をもたらすということだ。
パピーのいるユニットは他のユニットに比べ、人間どうしのトラブルが圧倒的に少ない。
また、心を閉ざし、内に引きこもりがちな人でも、パピーの世話をとおして会話に参加し、だんだん明るくなっていく。
パピーの存在はともすればネガティブになりがちな刑務所の人間関係のよい潤滑油となっている。


修了式で、日本盲導犬協会の井上幸彦理事長にパピーを引き渡す訓練生(c)大塚敦子

とくに、盲導犬パピー育成プログラムでは、職業訓練として点字点訳を学びつつパピーを育てる方式のため、それまで考えたこともなかった視覚障害者への想いが各人に生まれているのを感じる。
社会を傷つけた人たちだからこそ、自分たちが社会に還元できるものを見いだすことの意味は大きい。
誰かに何かを与えられることほど、その人のセルフ・エスティーム(自己肯定感)を高めるものはないと思うからだ。
二つ目は、動物をケアすることが人としての成長や心の回復を助けるということだ。
動物は相手が犯罪者であろうと病人であろうと、自分をかわいがってくれる人には無条件の信頼と愛情を与える。
私は動物介在プログラムを取材して20年になるが、動物とのかかわりが人の立ち直りを助ける最大の理由はそれではないかと思っている。
動物に信頼され、愛されることによって、人に心を開けなかった人が少しずつ心を開き、忍耐と責任感を持って世話をするようになり、いっしょに世話をする仲間たちとのコミュニケーションもよくなっていく。
慈しむ心が涵養されることで、人への思いやりも育っていく。
今回の修了式のあとで聞いた、ある訓練生の言葉を紹介したい。
子どもの頃に両親が離婚し、ちゃんと育ててもらえなかったと感じていたというその人は、こう語った。
「パピーを育てていることを手紙で母親に知らせたら、自分が幼かったときの写真を送ってくれたんです。体重が何グラムだったかも書き添えて。パピーが夜中に吐いて、夜通し心配したとか、いろんな苦労もありましたけど、自分も親にこんな風にしてもらったんだな、ちゃんと愛されて育ったんだなあと感じました」
修了式のあと、パピーたちは日本盲導犬協会の訓練センターで、いよいよ盲導犬になるための訓練に入った。
実際に盲導犬になるのは3割ほどで、あとは適性に応じて家庭犬になったり、PR犬や繁殖犬になるなどの「キャリア・チェンジ」をする。
どの道が選ばれるにしても、誰かに愛され、幸せに暮らしてほしい。
それが訓練生たち皆の願いだ。
(大塚敦子・フォトジャーナリスト)


安楽死の薬を自分に注射した獣医 犬殺処分耐えられず

2017-02-19 06:14:09 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

安楽死の薬を自分に注射した獣医 犬殺処分耐えられず

2017年2月7日(火) BBC News


安楽死の薬を自分に注射した獣医

台湾では今月、保護施設に収容された犬や猫の殺処分を廃止する新法が施行された。
今から1年近く前、殺される動物たちが見るに忍びないと、施設で働いていた女性獣医が自殺し、台湾に衝撃が広がっていた。
BBCのシンディー・スイ記者が取材した。

動物が大好きだった獣医の簡稚澄さんは、動物保護施設で働いていた。
別の仕事、別のタイミングだったら、もしかすると避けられた悲劇だったのかもしれない。
台北に近い桃園市の施設で捨て犬の保護活動に関わっていた簡稚澄さんの同僚、ウィニー・ライさんは簡さんについて、「しょっちゅう残業していて、めったにお昼休みをとらなかったし、いつも犬を気にかけて、犬のために休日を犠牲にしていました」と語った。
最難関の台湾大学を卒業し、公務員試験をトップの成績で合格した簡さんは、中央官庁のデスクワークに就くこともできたが、たくさんの捨て犬の世話をすることを選んだ。
保護施設のロビーには、訪れる人に犬の里親になってもらおうと簡さんが描いた犬の絵が飾られていた。
しかし、犬の多くは安楽死させられる運命にあった。
2016年5月5日、簡さんは自らの命を絶った。
動物たちを安楽死させる同じ薬品を使って。迷い犬がどんな目に遭うか、台湾の人々に理解してもらいたいという書き残して。
彼女の死が報じられると、台湾には怒りと当惑が溢れた。
若い女性の命がなぜこのような形で終わってしまったのか、悲劇を大勢が理解しようとした。
一方で、捨て犬や捨て猫の現場で奮闘する職員が、なぜこれほどのプレッシャーを感じなくてはならないのか問う声もあった。
簡さんは地元CITテレビからインタビューを受けた際、初めて殺処分に立ち会った時のことを語っていた。
「家に帰って一晩泣き明かしました」
しかし、メディアに出たことがきっかけで、簡さんに対する個人攻撃が始まった。
簡さんが2年間で700匹を殺処分したと報じられると、一部の人は簡さんを「美しき虐殺者」と呼んだ。
保護施設の職員は、できる限り殺処分などしたくない。
しかし簡さんたちは、引き取り手がなく、老いていたり、里親が見つかりにくい動物たちが、過密状態の施設で病気にかかる危険にさらされるより、安楽死の方が良い選択肢だと考えていた。
簡さんの同僚、高瑜婕さんはこう話す。
「彼女(簡さん)のことを肉屋と呼ぶ人がいました。(中略)私たちは怒鳴りつけられることも多く、地獄に落ちるだろうと言う人もいる。私たちが喜んで殺しているとか、残酷だとか。だけど、犬は今でも捨てられています。犬が狂暴だとか、逆に弱すぎるとか、鳴き声がうるさい、ちゃんと吠えないなど、いろんな理由が付けられて」。

高い殺処分率
台湾は捨て犬の問題で2つの大きな課題を抱えている。
捨てられるペットの数と野犬の避妊措置だ。
実際のところ、10年前に比べると状況は改善した。
国民の意識が向上し、保護施設の関係者や活動家らが、捨て犬を思いとどまらせ、里親を呼びかけるなどしたからだ。
しかし、殺処分される動物の数は依然として多く、保護施設では資金や人手が不足している。
業務も重労働で長時間働かなくてはならない。
一部の保護施設では収容された動物の半数が殺処分される。
2015年には約1万900匹が処分された。
また病気などが理由で約8600匹が死亡した。
簡さんはCTIのインタビューで、殺処分の手順を説明している。
「まず散歩に連れて行き、軽く食べさせて話しかけます。それから『慈悲の部屋』に入れます」
「台の上に乗せると、とても怖がって、体じゅうが震えているんです。だけど薬を注射すると3秒から5秒で震えが止まる。実際とても悲しいことです」
職員たちには心理カウンセリングが提供されていない。
台湾では、このような保護施設だけでなく、心の面での支援があるのはほぼ皆無だ。
桃園の保護施設は国内でも最も安楽死率させる率が低く、里親が見つかる比率は最も高かった。
しかし、簡さんの遺書の内容から、犬の境遇に対する心痛が自殺のきっかけだった様子がうかがえる。
同僚たちの話もそれを裏付けている。
どんな自殺の背景にも多くの複雑な要因が絡んでいるものだというのが、専門家の意見だが。
前出のライさんは、「(簡さんは)とても自分に厳しかった。動物のことをとても気に掛けていたし、仕事のプレッシャーが強かった」と語った。
簡さんの遺書にはこう書かれている。
「私の死によって、捨てられた動物にも命があるということを皆さんに分かってもらえればうれしいです。(問題の)原因に対処する重要性を政府に理解してもらいたいです。命を大切にして」。
「命を大切にして」という言葉を残して、若い女性が命を絶った。
その事態はあまりに皮肉で、大勢がその意味を受け止めた。
誰のせいだと責める責任者探しもすぐに始まった。
台湾の新聞各紙は、政府が簡さんを「殺した」と非難。
多くの新聞は、政府が捨て犬や避妊に効果的な策を打ってこなかったと指摘した。
簡さんは仕事のプレッシャーに耐えられなかっただけだと、「高級官僚ら」が国民に思い込ませようとしている――そう非難する新聞もあった。
施設の職員を批判するのはたやすいが、社会全体が責任を感じるべきだとコメントする識者もいた。
多くの人は、動物の不妊と去勢に関する現行法制がきちんと執行されていないことが、問題の根源にあると考えている。
台湾行政院(政府に相当)の農業委員会で動物保護を担当する江文全さんは、犬の不妊・去勢処置を義務付ける法律は最近施行されたばかりで、すぐに罰金を科すことはできないと説明した。
職員は毎年、6万匹の犬の飼い主を訪問し、新たな法律の順守を促しているが、不妊・去勢処置をうけた犬は、台湾全体の170万匹のうち3割に留まっている。
「あまりに人手が足りない。動物保護スタッフは台湾全体でわずか140人しかいない」と江さんは話す。
「仕組みそのものの問題だ。安楽死を止めて保護施設や職員の陣容を拡大するだけでは、問題は解決しない」。
台湾では、不妊・去勢処置が犬の性格を変えてしまうと反発する人もいる。
また、子どもを産ませて友人にあげたり、売ろうと考える人もいる。

短期的な措置
簡さんは自殺する前、犬猫の殺処分を禁止する新しい法律が間もなく施行されると、承知していた。
今月4日に施行された新法によって、捨て犬や猫の殺処分は廃止された。
予算は4割増加。
検査官が増員され、保護施設にペットを持ち込む人からは125ドル(約1万4000円)が徴収される。
当局者らは新法と簡さんの死とは関係がないとしている。
簡さんが置かれていた状況と彼女の自殺は、単に人間的な悲劇だと。
台湾政府は、保護施設の予算増と人員増強のほか、心理カウンセリングを提供すると約束している。
しかし、多くの人はそれが目先の対応にしかならなないとみている。
活動家らは政府に対し、ブリーダーの取り締まり強化、不妊・去勢処置を提供するNGO(非政府組織)への資金援助、迷い犬を保護する団体への支援を求めている。
簡さんの死が改革を後押したわけではないかもしれない。
しかし同じように動物保護に携わる簡さんの夫や同僚たちは、簡さんの死に衝撃を受け、嘆き悲しみ、そして動物を愛する彼女の気持ちを忘れることはないだろう。