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大阪の地震で飼い猫の脱走相次ぐ

2018-06-24 05:43:53 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

大阪の地震で飼い猫の脱走相次ぐ
 
「自宅の周辺にいることが多い。落ち着いてペットの名前を呼んで」と専門家

2018年6月18日(月) キャリコネニュース

6月18日に大阪府北部で発生した地震の影響で、ペットの猫がパニックになり脱走してしまった、という投稿が相次いでいる。
ツイッターには「網戸を破って猫が2匹脱走しました」「地震で猫がいなくなりました」といった書き込みが多数寄せられた。
猫を探し出すためにはどうすればいいのだろうか。
迷子になったペットの捜索を専門に行う「ペットレスキュー」(神奈川県)の担当者は、「家を飛び出してしまっても自宅の周辺にいることが多い。落ち着いて呼びかけて」と話す。
「動揺していると、猫は『飼い主の様子がおかしい』と感じ出てきてくれない」



「地震などが発生すると動物たちは危険を敏感に察知し、身を潜めて安全を確保しようとします。猫によっては、いなくなってしまったと思っても、実は家の中にいて、押し入れに隠れていたり、普段は入らないような狭い隙間に入っていることもあります」
まずは家の中をくまなく探してみる必要がありそうだ。
もし外に出てしまっていたとしても、周辺にいることが多いという。
「家を飛び出してしまっている場合、軒下の奥の方や排水溝、物置の中など自宅の周辺にいることが多いです。その場合は、飼い主が名前を呼びかけることが大切です。ただし猫は耳が良く、飼い主の方が地震で動揺し、それが声色に表れてしまうと『飼い主の様子がおかしい』と感じ、出てきてくれません。飼い主の方が落ち着くことが大切です」
それでも飼い猫が見つからない場合は、専門の業者に捜索を依頼するのも1つの手だ。
ペットレスキューでは、「家の中の好きな場所」や「避妊・去勢をしているかどうか」など40近い項目を聞き取り、それぞれのペットに合ったやり方で探してくれるという。
「適切な捜索方法は、1頭1頭違います。ネットでは『トイレの砂をまけばいい』とよく書いてありますが、他の猫が集まってきてマーキングしてしまい、逆に探している猫が帰ってこられなくなることもあります。まずは専門の業者に相談してみて下さい」
東日本大震災では「周辺の人たちが避難していて聞き込み調査ができない」といった問題もあった。
2011年3月に東日本大震災が起きた時も、猫を始めとしたペットの脱走が相次いだという。
「何件か依頼を受け捜索に行きました。しかし原発事故で、探しに行きたい場所に入っていけない、周辺の人たちが避難していて聞き込み調査ができない、ポスターを掲示しても情報が集まらないといった問題に直面しました。こうした時は動物も警戒心が強くなっていて、なかなか出てきてくれません」
大きな地震や原発事故といった特殊な状況では、捜索が難航することもある。
首輪に迷子札をつけるなどの対策を普段からしておくことが大事だとしている。 

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