動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

「迎え入れた保護犬」のお悩み相談

2023-08-09 06:04:14 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

【お悩み相談】
迎え入れた保護犬。
家族には慣れてきましたが、外を怖がるのにどう接したらいいでしょうか

2023年8月2日(水)  

日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。
そこで月刊誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。
今回は、「外を怖がる保護犬とどう接したら...」というお悩みに、心理アナリストの亜門虹彦さんがアドバイス。
さあ、あなたは...どう思われますか?
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年7月号に掲載の情報です。



【お悩み】 外を怖がる保護犬とどう接したら
保護犬を家族として迎え入れました。
家族には少しずつ心を開くようになりましたが、外の世界が怖いのか散歩になると震え、ずっと吠えています。
どのような形で保護されたのかは分からないので、対応が難しく悩んでいます。
あまり無理をしてもストレスになるだろうし...と接し方に悩みます。
福岡県 Aさん(33歳)

【おこたえ】 外にも楽しい世界が待っていることを笑顔で伝えて
Aさんは、「トラウマ」という言葉をご存じでしょうか。
トラウマは、性格形成やその後の人生に影響を与えるような、深く強い「心の傷」のことです。
人間だけでなく動物も、トラウマに苦しむケースは少なくありません。
ましてやAさんの愛犬は「保護犬」の出身で、つらい経験をしてきたことは、十分に想像できます。
飼い主であるAさんも、そのことを理解し、頑張っていらっしゃるようですね。
幸い少しずつ心を開いてくれているようなので、大丈夫です。
散歩に誘うときに「さあ楽しいことが待っているよ」という雰囲気で笑顔を見せたり、散歩のコースに車の激しい通りや他の犬の気配がないところを選んだり、思いやって工夫していきましょう。
そしてそんなAさんにご覧になっていただきたいのが、『僕のワンダフル・ライフ』という映画です。
主人公と愛犬の絆に心が温かくなり、自分の犬をもっともっと愛したくなりますよ。

亜門虹彦さん(心理アナリスト)

※記事に使用している画像はイメージです。


飼い主もペットも老いた時~増える老老介護

2023-08-08 06:06:31 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「ペットの世話があるから入院できない」
 飼い主もペットも老いた時~増える老老介護

2023年7月28日(金) 

高齢者が高齢者を介護する「老老介護」 それは人間だけの話ではありません。
高齢者が高齢のペットを介護する人間とペットの「老老介護」を取材しました。

◆高齢の犬を預かる施設

24時間体制で介護や世話

佐賀県唐津市にある「老犬ホームぱーとなー」
RKB奥田千里記者 「約20匹の犬が飼育されています。寝たきりで動くのが難しい犬やよろよろしながら歩く犬など高齢の犬が多いようです」
この施設では利用者から高齢の犬を預かり、24時間体制で介護や世話をしています。
この施設を運営する中島達也さんは、飼っていた犬が高齢になり犬の老後について調べたことをきっかけに、この施設をオープンしました。
老犬ホームぱーとなー 中島達也代表 「ワンちゃんの介護が必要でお世話できなくて安楽死するとかそういう情報がネットで流れていて、当時はまだ東京と熊本くらいしか老犬ホームはありませんでしたが、老犬ホームがあるということ自体が自分の中では驚きでした。こういうところがもっとあれば安楽死が減らせるのかなと思って」

◆延びる犬の平均寿命

介護が必要になる

ペットフードの質の向上や医療の進歩などにより飼育されている犬の平均寿命は2020年度時点で14.1歳と、2009年度の13.1歳から延び続けています。
 ※アニコム損保『家庭動物白書2022』より
人間で言うと70歳から90歳にあたり、身体機能や認知機能の低下が出てくるため介護が必要になってきます。

◆週に1回面会に訪れる飼い主

ここなら安心して預れる

17歳の愛犬コロくんを施設に預けている吉元洋子さん(78)は、夫の体調が悪くなりペットの世話をするのが難しくなりました。
3か月前からコロくんを預けています。
週に一度面会に訪れています。
吉元洋子さん 「自分たちが最後まで見るつもりだったけれど、それができないのが悔しい。少しでも具合が悪いとすぐ連絡うをくれて『病院連れていくから』といってくれて、ここなら安心して預けられます」
飼い主もペットも高齢となる「ペットの老老介護」は、いま、深刻な社会問題となっています。
老犬ホームぱーとなー 中島達也代表 「飼い主さんが病気になったり、飼い主さんが亡くなられたりというケースもあります。しゃがんだりすることができなくなった方もいるし、ペットのお世話をしているときに飼い主さんが転倒してけがをして入院されたケースもあります」
たくさんの高齢犬と関わってきた中島さんは、ペットに幸せな最期を送ってほしいと話します。
老犬ホームぱーとなー 中島達也代表 「飼い主さんのもとで老後生活を送って、一緒に生活をするのが一番の理想ですが、『なにかあった時にはちょっと助けてもらおう』くらいの感覚でこの施設を利用してもらえれば」

◆高齢の飼い主とペットをサポートする自治体も

ペットと暮らすシニアの備えサポート

「ペットの老老介護」の負担を軽くするための取り組みを行っている自治体もあります。
福岡県古賀市は、ペットを飼う高齢者の急な死亡や入院に備えて、2021年から「ペットと暮らすシニアの備えサポート」という仕組みを導入しています。
ケアマネージャーと市の環境課が連携して飼育状況を事前に把握し、緊急時のペットの預け先や引き取り先をあらかじめ決めておくというものです。
古賀市環境課 花田純一さん 「猫を飼っている一人暮らしの高齢の女性がいたんですけれども、その方は、自分が入院が必要な状況にもかかわらず、猫のお世話をする人がいないという理由で、入院を拒んでいました。ペットのことに関して少しでも不安や悩みがある方がいれば、環境課で話を聞かせていただくので連絡してほしい」
実際に、予め市と面談しておいたことで、愛犬をスムーズにペットホテルへ預けることができたケースもあったということです。
少子高齢化が急速に進む一方でペットの寿命は、延び続けています。

今後も増加が予想される「ペットの老老介護」
 サービスや制度を活用しながら、最期までペットに寄り添うことが求められています。

【写真で見る】ペットの老老介護とは

「ペットの世話があるから入院できない」 飼い主もペットも老いた時~増える老老介護 - YouTube


犬の里親詐欺

2023-08-07 06:11:45 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

犬の里親詐欺があるって本当?
詐欺師がやっている5つの手口と残忍な目的とは?

2023年7月23日(日)    

◆犬の里親詐欺って何?実際にあるの?

皆さんは「里親詐欺」という犯罪をご存知でしょうか。
「犬を迎え入れたい」「引き取りたい」と言ってきた里親候補者が、実は違う目的で犬を引き取ろうとしている…という詐欺が横行しているのです。
実際、譲渡後に「なんだか違和感を覚える」「本当に大丈夫かな」と不安に感じた譲渡主が連絡を取ったところ、連絡がつかなくなったり視察をしに行ったら明らかに犬を飼育する環境ではなかったという事例が報告されています。
犬のブリーダーさんはもちろん、何らかの理由で愛犬を別の人にお願いしようと考えている方は、譲渡する相手の情報を詳細にそして正確に把握し、犬がきちんと大切に育てられる環境であるかどうか確認することが重要です。

◆犬の里親詐欺…その残忍な目的は?

では、犬の里親詐欺を行う詐欺師たちは、具体的にどのような目的で犬を引き取っているのでしょうか。
その行動には、実に恐ろしい以下のような目的が隠れています。
✔虐待
✔転売
✔食肉
✔毛皮
譲ってもらった犬をより高い価格で転売するという心無い詐欺師だけでなく、虐待目的であったり食肉や毛皮にするために犬を引き取るという、考えたくもない残忍な目的のために里親に名乗り出る人もいます。
詐欺師たちはお金や快楽のためならば、こうした非情で残忍な手段を取ることもあります。
犬を譲る際は必ず相手の素性を確認してください。

◆犬の里親詐欺師がやっている5つの手口とは

犬の里親詐欺を行う詐欺師たちは、どのような手口を使うのでしょうか。
ここでは、詐欺師がよくやっている手口を紹介するので、譲渡時に心当たりや違和感を覚えたら、一度譲渡を見送り、しっかり自宅の環境や素性を確認しましょう。

1.今までの飼育経験を話して相手を安心させる
里親詐欺を行う詐欺師たちは、まず譲渡主を安心させるために今までの犬の飼育経験を話したり、すでに環境が整っていることを話してきます。
本当に犬を愛している里親候補者もこのようにアピールしてくることが多いので、なかなか見分けがつかない譲渡主も多いです。

2.同時期に複数の譲り主に連絡を取っている
詐欺師たちは犬をなるべく多く引き取るために、同時期に複数の譲り主に連絡を取っているケースが多いです。
そのためブリーダー同士で交流がある場合、「その人、この前うちにも来たよ」というような違和感を覚える情報が得られることも。
また、同時期に複数の譲渡主に連絡を取っていることもあり、アピール時に話している情報に矛盾点が生じることもあります。
飼育環境や今までの飼育経験について矛盾する点が生じていないか細かくチェックしましょう。

3.メールアドレスや電話番号を明かさずSNS上だけでやりとりする

詐欺師が使う手口として、SNS上のメッセージのみでやりとりするという方法があります。
これは、メールアドレスや電話番号だと本人確認ができてしまうため、逮捕を逃れるための手段だと思われます。
譲渡する相手とは直接会い、自宅の環境を確認するまでが絶対条件です。
しかし、それ以前にメールアドレスや電話番号を明かしてくれない場合は「怪しい」と警戒しましょう。

4.自宅での譲渡を拒否する
詐欺師たちは居場所を知られたくないため、自宅での譲渡や飼育環境のチェックを躊躇する態度を見せることが多いです。
犬を迎え入れたいと考えているならば躊躇する必要はないので、少しでも拒否する態度を見せた場合は毅然と譲渡を拒否するべきでしょう。
グループ犯罪の場合、複数人で部屋を借りて飼育環境を見せる用の部屋を用意している場合もあります。
きちんとそこで生活している様子があるかどうかも確認しましょう。

5.譲渡後に連絡がつかなくなる
犬の里親詐欺は、譲渡後に発覚するケースが非常に多いです。
その理由として、譲渡後に譲渡先の相手と連絡がつかなくなるという事例が多数報告されています。
すでに犬が他所に転売されていたり、あるいは虐待されていたり、最悪の場合には別の目的のために命を奪われている可能性があります。
非常に危険なので、譲渡前に本人の連絡先だと証明できる電話番号や住所などをしっかり把握しておきましょう。

◆まとめ

里親詐欺は、その目的が非常に残忍な理由であることから、現在は広く注意喚起されています。
犬を育てているブリーダーさんはもちろん、どうしても他人に愛犬をお願いしなければいけない事情ができてしまった場合の里親募集でも、十分注意して相手を選びましょう。

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人気観光地・石垣島が“猫捨て島”に?

2023-08-06 06:09:59 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

人気観光地・石垣島が“猫捨て島”に?
 5年で500匹超が遺棄「島人として恥ずかしい」

2023年6月23日(金) 

青い空と海、自然豊かな沖縄県・石垣島は、日本でも有数の観光地だ。
そんな美しい島に、去年1年で176匹、5年で500匹超もの猫が捨てられた緑地公園はある。
観光で訪れる人は「猫がいっぱいいる公園」「触れ合えてカワイイ」と好意的に受け止めているが、その実情を知ってほしいと現地ボランティアは嘆く。
かつては大規模な保護活動も行われたこの場所で、一体なにが起こっているのか。


石垣島のある公園、多くの猫が暮らしているが…(写真提供:Cat nursery Larimar)

■去年1年で176匹超、台風の土砂降りの中に捨てられる猫たち
「去年だけで、176匹もの猫が公園に捨てられました。私が活動し始めた5年前から数えると、500匹は超えます」
そう訴えるのは、石垣島の保護団体『Cat nursery Larimar』(以下ラリマー)でボランティア活動を行う、平地敦子さんだ。
現在、4~5人のボランティアたちでTNR(飼い主のいない猫を捕獲し、不妊・去勢手術を行い、元の場所に戻す)を実施している。
当の緑地公園の猫たちの手術は済んだが、次は近隣地区でも活動しているそうだ。
「この公園はとくに去年はひどい状態で、5月には30匹もの猫が捨てられました。飼い猫に不妊・去勢術を施さず、でも子猫は育てられないと、親子で捨てられてしまいます。しかも、夜中や台風の時など、人目に付かない時を狙って。ただ、公園には監視カメラがないので、誰も検挙されない状況です。ケガをして、妊娠した母猫を土砂降りの中に捨てる…こんなひどい話はありません」
この公園に遺棄される猫の数は、年間で100匹前後。
最も多かった年が2022年の1年間で176匹、2番目に多かった年は2018年で108匹。
コロナ禍で公園の一般立ち入りが規制されていた2021年は少なく、50匹以下だったそうだ。

■“猫島”として楽しむ観光客、「猫の最後はどうなってしまうのか、真実を知ってほしい」
こうして公園に捨てられた猫たちは、ボランティアがエサや薬をあげて世話しているものの、すべてに手が回るわけではない。
人前に出てこない猫もいれば、ケガが化膿してしまう猫もいる。
口内炎や猫エイズを患う猫も多いという。
今年1月にもある1匹の猫が捨てられたが、その猫が生きられたのは2ヵ月と10日。
飼い主からしてみれば、「ボランティアがエサをやっているから大丈夫だろう」と捨てていったのかもしれないが、猫は病気を発症し、病院で処置を受けるものの手遅れ。あっという間にこの世を去ってしまった。
「そうして亡くなる猫があまりにも多く、墓地すら作れない状況です。観光客向けのブログなどでは、『猫島』として紹介されることもありますが、猫がカワイイとかキレイな場所だとか、それはあくまで断片的な部分です。猫たちの生活がどれだけ過酷か、最後はどうなってしまうのか、真実を知ってほしい」

■ボランティアと市が協力した大規模な保護活動、10余年が経って振り出しに…

こんなにもたくさんの猫が遺棄されている(写真提供:Cat nursery Larimar)

だが、このような状況を行政側も放ってきたわけではない。
2012年、石垣市は「南の島猫アイランド事業」として、公益財団法人『どうぶつ基金』、地元ボランティア協力のもと、大規模な一斉TNRを行った。
これにより、公園その他の171匹の猫たちが不妊・去勢手術を受け、ワクチンや虫の駆除などの処置がなされた。
「この大規模TNRも、石垣市長とボランティア団体により、実現したものです。ただ、10年少し経った今、また状況は戻りつつあると言えます。今も市長さんがいろいろと動いてくださって、この公園を保護指定区域内にも認めていただきました。でも、なかなか猫にまで手が回らない部分はあるし、私たちがどんなにTNRを行っても、また捨てに来る人が後を絶たないのです。大規模TNRは新聞にも載り、多くの人の目に入ったと思うのですが…」
石垣市は、ふるさと納税の支援金を犬猫の不妊・去勢手術補助の助成金にしている、全国でも珍しい地域であるという。
ただ、このように動物に優しい自治体で、猫を捨てにくるのはおそらく島民と思われるそうだ。
平地さんは、「私も島人(しまんちゅ)ですが、島の意識の低さが恥ずかしい」と嘆く。
「島には外飼いの文化が残っていて、多くの人は気にしていません。ただ、外は危険がいっぱいであることは確か。内地と比べて、動物愛護の意識は30年は遅れているのではないでしょうか」

■「命と暮らしたいなら責任を」、動物愛護の意識を子どもたちに
たしかに東京など大都市圏では、外で暮らす猫を見る機会は年々減っている。
「飼育動物を遺棄することは犯罪」といった、動物愛護の意識も浸透してきているように思う。
だが、地方や離島では、まだまだその考えは一般的とまでは言えない。
「おじい、おばあ、親の中には『いらない猫は捨ててしまえ』『川に流せ』という人も。子どもはそれを真似してしまうので、小さいころから教育として啓蒙してほしいと思います。お伝えしたいのはシンプルに、猫に限らず、命と暮らしたいなら責任を持ってほしいということ。捨てるとか手術しないとか、飼い主のそうした行動で動物たちの末路はどうなるのか。そこに少しでも意識を向けてほしいです」
現在、ラリマーをはじめとした現地ボランティア、そして石垣市が協力し、公園やその付近のTNRは着々と進んでいるという。
また、東京の保護団体『ねこけん』なども、石垣島で保護された猫を空輸してシェルターで世話を続けている。
とはいえ、いまだ捨てる人が後を絶たないのであれば、その活動も水泡に帰してしまう。
大規模TNRから10余年、ボランティアや市の活動が少しでも実を結ぶことを願うばかりだ。
また、観光で島を訪れる人にとっても、決して無知でいてよい問題ではない。
“猫島”というと、のんびり暮らす猫たちがたくさんいて、観光したら楽しそう、触りたいというポジティブなイメージがあるだろうし、実際それを観光資源としているところもある。
だが、この美しい島の猫たちの過酷な現実を、直視するときなのではなかろうか。

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12階からネコ2匹投げて即死

2023-08-05 06:08:47 | 動物実験・動物虐待

「12階からネコ2匹投げて即死」…飼い主の30代の男、容疑を否認=韓国

2023年8月3日(木)  

慶南金海(キムヘ)中部警察署がマンション12階からネコ2匹を落として死なせたとして30代の男を動物保護法違反容疑で送検したと2日、明らかにした。


「12階からネコ2匹投げて即死」…飼い主の30代の男、容疑を否認=韓国

6月24日午前4時40分ごろ、金海市のマンション1階のコンビニエンスストアの前に、母・子ネコ2匹が約2分間隔で上から落ちてきた。
ネコは体を震わせたりぐったりしながら動いた後すぐに死んだ。
ネコが落下するのを見たコンビニの前の市民は警察に通報した。
動物愛護団体はネコを残忍に投げて殺した人を処罰してほしいとして警察に告発状を提出した。
警察が調べた結果、死んだネコの飼い主は同マンションの12階に住む男で、この男が飼っているネコ6匹のうちの2匹だった。
男はネコを投げていないと容疑を否認している。
警察が確保したマンション周辺の防犯カメラの映像にも男がネコを投げる場面は映っていない。
しかし警察は12階から誰かがネコを外に放り捨てるのを見たという目撃者の供述などから、飼い主の男がネコを投げて死なせたと判断した。


猫が落下したコンビニの防犯カメラ


猫が『ドライフード』を食べない時の原因4つ

2023-08-04 05:57:21 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

猫が『ドライフード』を食べない時の原因4つ
 それぞれに合った対処法とは

2023年7月22日(土)  

1.年齢や体調に合っていない

飼い主がいろいろ考えて用意しているドライフードでも、猫の年齢や体調に合わなければ食べてくれません。
子猫・成猫・高齢猫など、年齢が変化すると必要な栄養量が異なります。
まずは、現在の年齢に見合っているフードなのかを確認しましょう。
なお、一般的にはドライフードの粗脂肪は20%前後です。
しかし脂っぽい食事を好まない個体、身体に脂肪を溜めやすい個体も多くいます。
被毛がベタベタしていたり、下痢や便秘をしやすい、吐きやすいなど不具合がある時は、病院で検査を行い体調を調べてもらいましょう。
ペットショップやホームセンターなどで療法食が購入できる場合がありますが、獣医師の処方がない場合は自己判断で与えてはいけません。

2.酸化している!

もしかしたら、目の前のドライフードが酸化しているために猫が食べないのかもしれません。
ドライフードは、袋を開けた瞬間から酸化という劣化が進んでいきます。
酸化が進みすぎると、フードの栄養素を壊すだけではなく、猫に毒素を与えてしまいます。
猫は、身の危険になるものは体内に取り込まないように避けるため食べないのです。
フードを購入する場合、個包装でない場合は、開封して1〜10日ほどで食べ切れる500gを購入することをおすすめします。
なお、500gを購入した場合でも、さらに個包装に分けたり、密閉容器に入れる等して、限りなく空気に触れる時間を少なくしてくださいね。

3.飽きてしまった!?

味や匂いに敏感な猫は、いつも食べているドライフードに突然飽きてしまうことがあります。
猫がいつものドライフードを食べなくなった場合には、試しにウエットフードやカツオ節などのトッピングをして嗜好性をあげてみましょう。
もしそれでも食べなければ、使用中のフードには飽きて、好きではなくなってしまった可能性が高いです。
元々飽き性の猫の場合は、まずはフードのタンパク質源を肉系にするか魚系にするか、猫の好みに合わせてあげましょう。
さらに、飽きないようにローテーションができるよう、何種類か異なるフードを用意しておくと安心です。

4.歯周病や口内炎がある!

猫がドライフードを食べない理由の中には、歯周辺に関わる炎症や口内炎ができていることで、ご飯を食べたくても食べられない可能性もあります。
歯周病と口内炎のどちらが原因であっても、食欲はあっても食べにくそうにしたり、口臭がします。
炎症が悪化すると、痛みのために食欲がなくなってしまう、よだれが出る、赤くただれるというような心配な症状も見られます。
また、歯石で歯が茶色になっている場合注意が必要です。
歯が抜けたり、歯肉から入った細菌が血管を通り臓器を攻撃します。
口内炎は歯に挟まっている異物やビタミン不足でも起きます。
しかし、歯周病や口内炎は感染症・糖尿病・腎臓病など大きな病気が原因の場合も多いです。
歯周病や口内炎が原因でドライフードを食べないような場合は、すぐに病院を受診して、口内炎治療・歯石除去・抜歯・元の病気を解明し治療を行いましょう。

まとめ

猫が『ドライフード』を食べない時の原因とそれぞれに合った対処法についてお伝えいたしました。
大好きなご飯であるドライフードを食べなくなる場合は、必ず何か原因があります。
気が付いた時点で放っておかずに原因を探ってください。
早めの気づきこそ、愛猫の健康を保つ秘訣です!

(獣医師監修:平松育子)

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障害者就労支援施設が犬やネコの飼い主探し

2023-08-03 06:10:25 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

障害者就労支援施設が犬やネコの飼い主探し
 通所者が癒されながらペットの人慣れに一役買う 北海道当別町

2023年7月19日(水) 

北海道放送(株)
札幌市の隣、当別町にある障害者たちの自立を支援する事業所が、北海道内であまり例のない仕事を始めました。
その仕事が通所者に、もたらした「効果」とは?

人懐っこいワンちゃんに、おやつに夢中なネコちゃん。
札幌市の隣、当別町にある障害者の自立をサポートする就労継続支援B型の事業所です。
鈴木皓太記者 「ポメラニアンのヘレンちゃんです。産まれた際に母親に足を咬まれ、右足がありません。ただ、人懐こくて散歩もできる、元気いっぱいの子です」
この事業所は、札幌市でトリミングなどを行うペット関連ショップの会社が今年3月に開業したもので、病気などの理由でペットショップでの販売が難しく、行き場を失った犬や猫たちを引き取り、飼い主を探すのが主な仕事です。

運営会社「パウ」 渡邉泰代表 「ブリーダーさんから預かって、すぐ(新たな飼い主に)渡すのはちょっと無理がある。利用者さんが世話をして、人慣れをさせて渡せたらもっといいんじゃないかということで、この事業を始めた」
この事業所には、知的障害のある人やうつ病の人たちなど7人が通っていて、犬やネコたちの世話をしたり、運営会社の店で配るグッズを作ったりして、通所者の自立をサポートしています。
通所者のひとりで、看護師のひろさんです。
20年ほど前にうつ病を発症し、病院勤務を続けていましたが、4、5年前から引きこもりがちになり、家からほとんど出られなくなってしまったといいます。
事業所に通う ひろさん(仮名) 「犬が大好きで。引きこもりだったところから、外に出ていこうと考えていたところで見つかったので」
ペットのお世話をすることで、自らも「ある効果」を実感しているといいます。
事業所に通う ひろさん(仮名) 「動物を飼うっていうことは命を預かることになるので、責任を負うということだと思うんです。そこも含めて動物を飼うということは、とても素晴らしいことだと思います」
事業所に通う別の人も…。
利用者 「犬猫にとりあえず癒される」
事業所の管理責任者で社会福祉士の佐藤さんも、動物たちがもたらす効果に「可能性」を感じています。
「パウルーム」管理責任者 佐藤史彰さん 「人と向き合う、話すことに恐怖心を覚える方がいるんですけど、そこに動物がいると緩和されて、ハードルが少し下がる、そういう力が動物にある」
事業所に通う ひろさん(仮名) 「社会につながりながら、自分のできることをどんどん増やしていきたい」
この事業所では、動物たちとの触れ合いを通して地域社会とのつながりをさらに強め、通っている人たちの自立を促したいと話しています。


小池栄子のお悩み相談室

2023-08-02 06:04:48 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

小池栄子のお悩み相談室
 第15回:「半年前に愛猫を突然亡くし、そのショックから立ち直れません」 (32歳・飲食業)

2023年7月20日(木)  

仕事、プライベート、家庭生活含め、日々頑張っている人ほど悩みは尽きず、誰かに聞いてもらいたい、いいアドバイスが欲しい…そう思っている女性たちの声がHanako編集部に寄せられています。
そこで、女優としてひときわ存在感を放ち、かついつもスパッと気持ちのいい発言をされている小池栄子さんに、人生の先輩としてアドバイスをしていただくこととなりました!
隔週更新でお届けします。


出典 Hanako 編集部

――

毎日一緒に生活して可愛がっていたペットが、突然死んでしまったら…。
その悲しみや辛さは計り知れないものでしょう。
現在、愛犬2匹と暮らしている小池さんもまた、その悲しみを乗り越えた経験があるようです。

本日のお悩み
半年前、4歳の猫を突然亡くしました。
病気もなく、突然の心筋症でした。
ひとり暮らしを始めて初めて飼った猫で、ビビリですが私にだけはなつく、愛すべき猫でした。
もっと長く一緒にいられると思っていたため、あまりに突然のことにパニックになり、受け止められないまま日々を過ごしています。
新しい猫を迎える勇気もなく、道で野良猫を見かけたり、インスタの猫の投稿を見たりするだけで、かわいいとは思いつつ思い出して涙ぐんでしまいます。
大切なものとの別れから、どう立ち直ればよいのでしょうか。(32歳・飲食業)

――これは辛いですね…。心の準備ができていても辛いものなのに、突然だなんて。小池さんは、そのような経験はありますか?
あります。
今までに猫2匹を見送りました。
1匹目は11歳だったのですが、もう1匹は、先天性のエイズだということが飼い始めてからわかり、ある日黄疸が全身に出て、1歳を迎えずに旅立ってしまって…。
最初はもちろん、なんでもっと早く黄疸に気づいて、病院に連れて行けなかったんだろうなどと自分を責めましたけど。
夫は引きずっていましたが、私は意外と立ち直りは早くて。

――そうなんですね。そこにはどんな心情があったのですか?
心の整理がつくまでに個人差はあると思うのですが、私の考えとしては、亡くなってしまっても“物体が消えただけ”だと思っていて。
楽しかった思い出も、写真もたくさん残っているから、心の中には生きていると感じたんです。
だから、割と早い段階で、次の子を迎え入れたいという気持ちになりました。

――悲しみを吹っ切るために背中を押してくれた、なにか出来事やきっかけはあったのでしょうか。
当時、動物病院の先生と話した時に「先天性の病気だからしょうがないですよ」って慰められたりもしながら、救われた言葉があったんです。
それは「貰い手がいなくて、ブリーダーの元でとかペットショップで亡くなるよりは、あなたと1年弱過ごせたことで、きっと彼女の思い出に残っているはず」だと言われたこと。

――心強い言葉ですね。
救われました。
それから、映画『僕のワンダフルライフ』(亡くなった犬が生まれ変わり、飼い主の元へ再びやってくるという物語)を観た時に、新しい子を迎えた時には、前の子の思いがそのまま乗っかってその子が来てくれるような気がして、すごく腑に落ちたんですよね。
結局、その子と別れた辛さや悲しみはいつまで経っても癒えないと思うんです。
でも、だったら思い出を活かす方法として、新しい子を迎えるのも手だと思います。
そして新しい子と、前の子について話すのもいいですよね。
「あなたの前にここにいたちゃんって、こういう子だったんだよ」「ちゃんとこういうところが似てるね」って。
そうすれば、別れた悲しさよりも、楽しかった出来事を思い出すことも多くなると思います。

――素敵な立ち直り方ですね。この相談者は、亡くしてからまだ半年だという期間の問題もあるのでしょうか。
まあそれもあるでしょう。
道で見かけた、あるいはSNSで見た猫ちゃんをかわいいと思えるこの相談者の方は、動物が好きなんでしょうね。
きっとまた何かのきっかけから、新しい子を迎え入れて一緒に暮らしたいと思っているのかな、って感じました。
それから、新たな子を飼ってあげることで1匹の命が救われると考えれば、いいことをしていると思えるし。

――なるほど。小池さんが観た映画や動物病院の先生の言葉のように、なにか刺さる言葉や気持ちを切り替えるような出来事があるといいですね。
そうそう、何かしら助けになるような言葉に出会えたら、また変わるかもしれないですね。
まあ無理に立ち直ろうとしなくてもいいですが、悲しい悲しいと思い続けていたら、ずっと悲しいままですから。
きっかけを見つけて、新しい子を迎え入れてもいい気がします。
私は定期的に親や家族と 死生観について話すようにしています。

――ペットのことに限らず、“死”について、小池さんは一家言ありそうです。
家族の中でも私だけなんとなく死に対して違う考えがあると思います。
それに、日頃から結構普通に、死生観について親とも話していて。

――へぇ〜。それはどんな話なんですか?
親に「どういうお葬式をしたい?」と聞いたり、「万が一私が死んだら、棺に唐揚げ敷き詰めて」とか(笑)。
親からは「やめて、縁起でもない!」なんて言われますけど。でもそういうことを聞かないまま、急に亡くなってしまった時に、どうやって送り出せば故人のために一番いいのかわからなかったり、悩んだりするほうが怖いから、親の想いを聞いて、自分の意見を話しておきたいんです。
だから結構定期的に話していますよ。
その人の望む形で見送ってあげたいですから。

――すごく大事だし、いいことだと思います。そういう考えになったきっかけはあるのですか?
うちのおばあちゃんの影響はかなり強いかもしれないですね。
おばあちゃんは晩年、病気で苦しんでいたのですが、亡くなる直前まで「ああしてほしい」「こうしてほしい」という意見をちゃんと伝えてくれていたんです。
その中でも印象的だったのが「私が死ぬ時をちゃんと見ていなさい。あなた女優なんだから。こういう役が来るかもしれないでしょ」という言葉。
強い人でした。

――わ〜、素晴らしい。カッコいいおばあちゃんだったんですね。
そうなんです。
きっと多くの人が、これまでの人生でペットを亡くしたり、親戚や親しかった人を見送ったという経験はあると思いますが、それは避けては通れない。
例えば幼かったとしても、命は永遠じゃないんだ、いつかは死ぬんだ、ということを学ぶし、だからこそ1日を大切にしようって思えたりするし。
私自身も、自分のワンちゃんはやっぱり人間よりは寿命が短いんだと覚悟した上で毎日接していて、だからこそなるべく一緒にいたいって思うことで、愛犬との生活や向き合い方も変わってきたところもあります。

――限りがあるからこそ楽しく過ごしたい、ということでしょうか。
そうですね。
先ほども“物体が消えただけ”と言いましたが、もちろん愛情を欲することは尽きないけれど、肉体がいなくなっただけで、それまでに故人から十分に愛をもらったはずですから。
実際に身近な、愛する家族が亡くなったら悲しいし辛いし、きっとたくさん泣くと思うけど、その人の教えや思い出があれば生きていかれるんじゃないかと思っています。
心にはずっと生きていますから。
そして、いつか自分も人生を全うした時に、また向こうで会えるんだろうな、という希望も持っているんです。

――そう思えば、死に直面することも、自分が死ぬことも、少し怖くなくなりますね。
そうそう。
私、秋川雅史さんの『千の風になって』という曲は当時刺さりました。
「そこ(お墓)に私はいません」って。
亡くなったおばあちゃんは海外旅行が好きで、亡くなる前まで「あそこに行きたかった」って言っていたぐらい。
だから今頃、早くに亡くなったおじいちゃんと世界を旅しているかもって思えるんです。

――この相談者もいつか悲しみから立ち直って、もしかしたらまた新しい子と、前の子の思い出を語れるようになるといいですね。
本当にそう思います。
悔いが残るだろうけれど、旅立った猫ちゃんも自分と過ごした思い出を持って天に行ったんだと思えたら、きっと救われると思います。
まだお若いし、いつかまた、もう1回チャレンジしてみてもいいんじゃないかな。

こいけ・えいこ

1980年11月20日生まれ、東京都出身。舞台、映画、TV、CMなど幅広く活躍。近年出演した主な作品は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、ドラマ『競争の番人』ほか多数。一方で、現在放送中のテレビ番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)、『クレイジージャーニー』(TBS)、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ)にレギュラー出演中。また、NHK総合にて主演ドラマ「ラフな生活のススメ」(毎週火曜23:00〜)が放送中。

Photo : Syu Yamamoto text : Aya Wakayama


水路にはまった“ウリ坊”救出

2023-08-01 06:10:17 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

今年も水路にはまった“ウリ坊”
手を出せないはずの野生動物を行政が「助ける」判断、
 背景には苦渋の「協議」【弁護士が解説】

2023年7月19日(水)


苦渋の救出劇

福岡市西区の登山道にある深さ3メートルの水路に18日、7匹のイノシシの赤ちゃん“ウリ坊”が転落して出られなくなった。
この場所は2022年にも8匹のウリ坊がはまった場所だ。
野生動物は鳥獣保護管理法によって自治体であっても簡単に手出しができない存在。
また、害獣でもあるイノシシを助けるべきか、そのままにすべきか。
福岡市は水路を管轄する福岡県と「協議」。
苦渋の救出劇が展開された。

◆力を振り絞って登るも「脱出不能」の水路

よじ登ろうとするが脱出できない“ウリ坊”

コンクリートの水路を行ったり来たりする“ウリ坊”たち。
兄弟だろうか、7匹がそろって行動し右往左往している。
力を振り絞って斜面を駆け上がろうとするものの、水路の壁は3メートルほどある。
とても自力では出られない。
そう、ウリ坊たちは不幸にも水路にはまって、閉じ込められてしまったのだ。
エサもなく、ここにいては命の危機に瀕してしまう。
とはいえ、鳥獣保護管理法によって、野生動物は自治体であっても簡単に手を触れてはならない存在だ。
登山道のある福岡市にとってもまさに「どうすることもできない」状況だった。

◆猟友会と市職員が「捕獲」して山へ戻した

2022年に水路に転落した8匹の“ウリ坊”

同じ水路では2022年にも“ウリ坊”が転落。
この時は8匹が落ちたものの、数日の内にいなくなった。
見かねた市民が助け出したとみられている。
相次ぐ「転落」。
今年はその日のうちに事態が大きく動いた。
午後2時に福岡市の職員が現地につき、ウリ坊は午後6時すぎに“救出”され、山に放たれた。
市職員が猟友会とともに水路に入り、ウリ坊を捕獲。かごに入れて運び、山の中へ離したのだ。

◆救出してもしなくても賛否は必至、ギリギリの判断

2023年に転落したウリ坊

この間“4時間”。
福岡市は水路を管轄する福岡県と協議を進行。
助けるか放置するか、ウリ坊の命は協議に委ねられた。
両者はまず、先出の「鳥獣保護管理法」との兼ね合いを検討した。
野生動物は保護したり、許可なく捕獲や狩猟したりしてはならないことになっている。
違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が待っている。
その上で、転落した水路は「人工物」であることや、去年8匹が落ちた際に市民から「助けて欲しい」という複数の意見が寄せられたことを判断の基盤にした。
しかし、愛くるしいウリ坊とはいえ、イノシシは農作物を荒らし、市街地に迷い込めば人を襲うこともある害獣だ。
行政は、水路から救出しようがしまいが市民から賛否の声が上がることを踏まえた上で、ギリギリの判断を迫られた。
そして導かれた結論は「助ける」ことだった。

◆人工物のため「安全管理」の責任が行政にあった

鳥獣保護管理法

手を出せないはずの野生動物を助け出すことに問題はなかったのだろうか。
弁護士の徳原聖雨氏は次のように話す。
弁護士法人・響 徳原聖雨弁護士「落ちた場所が自然の公園の中ではなく人工物だということがポイント。人工物になると行政としては管理する責任が問われる。例えばウリ坊がそこにいることによって何か支障が生じる、安全管理の責任が問われかねないので、行政としてはできることをやった。鳥獣保護管理法の規定からすると、やっとのことで自治体として苦渋の策として助けることができたという判断だと思います」

◆自分が不幸な野生動物に遭遇したら?

弁護士法人・響 徳原聖雨弁護士

転落したウリ坊は、行政が安全管理の面から助け出したものの、もし自分が同じような境遇の野生動物を見かけたらどうすればいいのだろうか。
徳原弁護士によると、野生動物を手に持つと鳥獣保護管理法が禁止する「捕獲」にあたるおそれがある。
徳原弁護士は「自分で何かしようとしない、菌やウイルスを持っている可能性もあるので行政に連絡することが最善策」と指摘する。

◆けがをした野生動物は“治療”してくれることもある

動物園や動物病院が保護してくれることも

怪我をした動物はやや事情が異なる。
治療して野生に帰すことを前提に動物園や動物病院が保護してくれることもある。
福岡市動植物園によると、保護できるのは人や人工物が関係するビルにぶつかった鳥や草刈り機で傷つけたタヌキなどが対象だ。
巣から落ちたひな鳥などは保護できないことになっている。
福岡県はけがをしている野生動物を見つけたら、ケガや衰弱の具合をみてむやみに手を触れずそっとしておくように案内している。
その上で、治療した方が良いと感じたら、保健福祉環境事務所に連絡するのが最善策のようだ。
福岡県は、今後イノシシが水路に落ちない柵を設置することなどを検討し始めた。
2024年はウリ坊が“はまらない”水路に生まれ変わっているかもしれない。


わずか2部屋で猫が64匹に異常繁殖

2023-07-31 06:11:48 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

わずか2部屋で猫が64匹に異常繁殖…
多頭飼育崩壊を起こした「ゴミ屋敷の女性住人」が獣医に話したこと

2023年7月16日(日)  

獣医師の齊藤朋子さん(通称モコ先生)は「猫の殺処分ゼロ」という目標に向かい、格安で野良猫の不妊去勢手術をうけ負っている。
野良猫が繁殖する背景の一つに、多数のペットを不妊去勢手術を行わないまま無計画で飼う「多頭飼育」があるという。
笹井恵里子さんの著書『野良猫たちの命をつなぐ 獣医モコ先生の決意』(金の星社)より、一部をお届けする――。
(第3回/全3回)
※本稿は、小学校高学年向けの児童書からの抜粋記事のため、漢字表記などが一般書とは異なります。

■「人が住んでいない借家で猫が繁殖している」
最近は各地で「多頭飼育崩壊」という現象が起こっています。
ペットを多数、不妊去勢手術など行わないまま無計画で飼った結果、飼い主の予想をこえて異常繁殖してしまうのです。
えさ代などがかさんで経済的にも行きづまり、室内はペットのふんにょうが垂れ流しになったり、共食い、害虫などの発生が起きたりなどひさんな状態になってしまうことが少なくありません。
ペットを飼っている人だけでなく、ペットショップにペットを納入する繁殖業者のブリーダーや犬猫を保護していた人が多頭飼育崩壊にいたってしまうこともあるのです。
モコ先生も、そういった事例にいくども関わったことがあります。
2023年最初の茨城での手術のあとも、多頭飼育崩壊の場所から保護した猫たちにワクチンを打つ仕事が入りました。
その件は、茨城さくらねこクリニックを管理する長谷川道子さんのもとへの電話から始まりました。
行政から「借家に猫が繁殖していて近隣から苦情が寄せられています。
中にもう人は住んでいないようですが」という連絡が入ったのです。
長谷川さんを中心としたボランティアさんたちと行政がほかく器を設置して猫をつかまえました。

■二部屋だけの室内に、なんと64匹も
二部屋だけの室内に、なんと64匹もの猫がいたのです。
保護しても、これだけの数の猫を置いておく場所がありません。
長谷川さんはインターネットで寄付金をつのり、集めたお金で倉庫のような広い場所を借りました。
「1匹なら適切に飼えただろうに60匹って……」
モコ先生がワクチン接種に向かう車中でため息をつきます。
これこそ動物を飼う資格があるように思えませんでした。
猫のいる場所にはボランティアさんが待機しています。
1月の茨城はストーブをたいても、コートを着ていないと身ぶるいするほど室内が寒いです。
猫たちは1~2匹ずつケージに入っていました。
えさは十分にあったのかやせ細った猫はおらず、どの猫もころころとしています。
けれども人への警戒心がとても強く、ちょっとケージに手を近づけるだけでバタンゴトンと、中で大暴れ。
「ちょっとごめんねー」
モコ先生がケージの外から注射針を打とうとすると、猫が大きく暴れたので水を入れた皿も、えさもひっくり返ってしまいました。
あたりがびしょびしょです。
いっしょにチャレンジする青山先生、満川先生も大苦戦。
ケージの上から布のカバーをかけて少し暗くし、猫を少し落ち着かせてから1本1本打っていきます。
「あ─!」
「そっちいった、満川先生お願いします」
「いやだよねー、ごめんね」
先生たちは手をかえ品をかえ、猫に近づこうとします。
すべての猫に打ち終えるのに、いつもの倍くらいの時間がかかってしまいました。

■多頭飼育崩壊を起こした「ゴミ屋敷」
この場所の近くに猫が育った、多頭飼育崩壊を起こした家があるというので、みんなで見に行くことにしました。
ベニヤ板のようなもので作られた平屋でした。
外には段ボール箱やビニールぶくろが山積みされていて、いわゆるゴミ屋敷といっていいような外観です。
中はもっとひどい状態でした。
ちぎれた衣類やどろ、土でゆかがうまり、くつをぬいで上がれるような環境ではありません。
室内には二部屋あり、真ん中にあったであろう戸は破られ、わく組みだけがそこに残っています。
台所にはカビがびっしり。
冷蔵庫やレンジの前は物が積み上がっているので使用できなかったことでしょう。
夫婦で住んでいたようですが、事情があって夫が出ていき、残された妻である女性が管理できず、このような状態になってしまったとのこと。
女性もしばらくすると、この家を出ていき、外から中をうかがっていたようです。
ある日、行政に「猫のえさが足りない」という連絡が入り、よくよく話を聞いてみると、室内で異常繁殖しているらしいことがわかりました。


多頭飼いされていた平屋の居間。くつなしでは歩けない - 筆者撮影

■「室内での多頭飼育」か「屋外での野良猫生活」か
いったい女性はどんどん増えていく猫たちを見て、何を思っていたのでしょうか。
室内でぎゅうぎゅうに暮らす猫たちと、屋外で寒さや飢えにたえながら暮らす野良猫たち――みなさんは猫にとってどちらの環境が望ましいと考えるでしょうか。
モコ先生が茨城さくらねこクリニックにもどると、長谷川道子さんが電話口に向かって大きな声で話していました。
「ですから!」と強い口調で言っているところを見ると、何度か同じ内容の話をくり返しているようです。
「人といっしょに暮らしていくことが本当によいことなのか、考えてください。『えさやりさん』がいる猫を家の中に入れなくても、ふだんは外で過ごして、時々えさやりさんにお世話してもらう形のほうがいいこともありますよ。それに譲渡会に出しても、必ず新しい飼い主さんが見つかるわけではないんですよ」
しばらくして電話を切ると、「まったくもう、譲渡会に出しさえすればいいと思っているんだから」と、長谷川さんがつぶやきます。

■20匹近くの猫を引き取っていくボランティアもいる
TNRは野良猫をつかまえて不妊去勢手術を受けさせ、また元の場所にもどすことが基本です(第1回記事参照)。
けれども一時的に猫を預かっているうちに、このまま室内で人と暮らしたほうが猫も幸せなのではないかと考える人もいます。
でも、自分のところでは飼えない。
だから新しい飼い主を見つけるため、譲渡会に出したいという相談でした。
こういった相談はよくあるそうです。
「長谷川さんの言うとおりだと思うよ。えさやりさんがいるなら、ね」  と、モコ先生。
えさやりさんとは、定期的に野良猫にえさをあげる人のことです。
長谷川さんは顔を上げてこう言います。
「ここは東京とちがって田舎なので、外でえさをもらう生活ができるなら、そのほうが猫にとって幸せじゃないかなって私は思うんです。人が好きでもないのに家の中できゅうくつな思いをしながら生活するなんて、そちらのほうがかわいそうですよ」
夕方になると、野良猫を預けたボランティアさんたちが車で猫を引き取りにきます。
60代後半のある女性は、手術を終えた20匹近くの猫を引き取っていきます。
「他の人がつかまえた分も私がまとめて引き取りにきたんですよ」
60代の女性が猫を運びながら、長谷川さんに説明します。
「自宅の近くではしょっちゅう車に子猫がひかれていてね。春が近くなるとオスがメスを探して動き始めるから、その前に少しでも多く手術を進めようと思って」

■「えさやりさん」の心の中
戦中戦後を生きぬいてきた高齢者は野良猫を見ると、かわいそうとご飯をあげたくなり、えさやりさんになってしまうのではないかと、長谷川さんは推察しています。
えさやりさんは、自分がえさをあげていた野良猫が子猫を産むとどうしようとなやみ始めます。
そんな時に長谷川さんのような人が手術の必要性や、自治体などの助成金を使えばほぼ無料で手術ができることを説明すると、納得してくれるのです。
高齢者でもちゃんとつかまえて、ほかく器に入れて猫を連れてきてくれます。
自分が年だし、猫より先に死んだら世話ができないから、これ以上猫が増えないように、という思いでやっているようです。
不妊去勢手術をすればえさをあげても、もう繁殖しませんからね。
女性が乗る車の後部座席からは、ミャーミャーの大合唱。
「ちょっと待ってねー」と、女性は猫に話しかけながらケージをせいとんしています。
全部で20ケージはありそうです。
まだ入りきらないケージがあるので今度は助手席にも積んでいきます。
女性が運転席に座るとバックが見えないのではないかと思うほど、車の中は猫が入っているケージでぱんぱんになりました。
「それじゃ、安全運転で帰りますね」
女性は言って、去っていきます。

■ほんとうの理想はTNRのいらない世界
TNRはよい方法のように感じますね。
でも青山先生は「いずれはリターンをなくしたい」と打ち明けます。
「殺処分はもちろん、TNRがない世界になるといいな。すべての猫が人に譲渡できたらいいよね。それが難しければ、せめて安くないと医療が受けられない野良猫でなく、みんなから見守られる地域猫でいてほしいなあ」
その根底には「野良猫も飼い猫も同じ命」という思いがあるのです。
「私は野良猫だけじゃなくて、普通の飼い猫のオペもするし、高度医療も行う。動物が好きだから、どの子(猫)も大切。野良猫にも、みんなで平等にお金をかけて助けようよ、って思うんです。だって私たちがその子たちを路頭に迷わせたのですから」

■「お金を払えないなら何もできない」
人が野良猫にどこまで関わったらいいのか、正解はありません。
モコ先生は、一人の人が全部やる必要はなく、できることをしたらいいと考えています。
ずっと忘れられない出来事があるのです。
mocoどうぶつ病院を開院する前に、アルバイトで短期間働いていた病院でのこと。
その動物病院は純血種の犬を連れてくる人が多いところでした。
待合室はいつも大混雑。
診察費が高いことで有名でしたが、そのぶんモコ先生のような獣医師をふくめ従業員のお給料にそれが反映されていました。
働く人にとっては待遇のよい病院だったのです。
ある日の夕方、小学生くらいの子ども三人がこの病院を訪ねてきました。
そのうちの一人が両手に大きな段ボール箱をかかえていて、残りの二人が受付の人に何かを話しかけていました。
するとおくから院長先生が「お金はだれがはらうんだ」と事務員に言っている声が聞こえてきました。
費用の相談をするのか、子どもたちは病院の電話を借りて、親と話しているようです。
ある子が「うん、うん」とうなずき、うなだれて受話器を置きました。
そばにいた二人に視線を移し、首を横にふっています。
「じゃあ何もできないけど、そこに置いていきなさい」
院長先生が受付前に出てきて、子どもたちに言いました。
事務員に対してよりははるかにおだやかな声です。
子どもたちはうなずき、もごもごと「よろしくお願いします」とつぶやきながら、段ボール箱をゆかに置いて立ち去りました。

■「すみっこの段ボール」がいまも脳裏に焼き付いている
子どもたちがいなくなった後、院長先生は看護師に「すみっこに移動させておいて」と指示しました。
今度は冷たい、よくようのない声です。
看護師さんたちがときおり段ボール箱をのぞきこみ、なみだぐみながら何かささやき合っています。
モコ先生もそっと近づき、段ボール箱の中をのぞきました。
段ボール箱には透明なビニールぶくろがしかれていて、その上に黒い猫が横たわっていました。
体には白いつぶのようなものが大量についています。
シラミがわいているのです。
猫はかなり衰弱していて、もう虫の息でした。
そしてその日のうちに、黒猫は死にました。
「何かしてあげられること、あったんじゃないかしら。院長先生、ひどい」
看護師さんはなみだを流していましたが、モコ先生は自分も院長先生と変わらないと思っていました。
治療しましょう、手当てしましょうと言えなかったからです。
それどころか子どもたちが帰った後、院長先生が「まったく、獣医はボランティア事業じゃないんだ」と言えば、(たしかにそうだな)と反論できず、だまるしかありませんでした。
けれどもその時に目にした、診察室のすみっこにまるでけがらわしい、じゃま者のように置かれている光景が、モコ先生の脳裏にずっと焼き付いているのです。

■「何もしない選択」を選ばなくてもいい環境を
あれから15年近くが経つ今、もし当時のように子どもたちがmocoどうぶつ病院に「死にそうな野良猫」を連れてきたら……そうしたらきっと「連れてきてくれてありがとう」と言うだろうと、モコ先生は考えます。
動物の死に際に人間ができることなどありません。
でもちょっと温めてあげる、点滴で水分やわずかな栄養分を補ってあげることはできる。
お金がはらえないから、もう死んじゃうからと「何もしない選択」は、獣医師の自分にとって後悔しか生まれないことを知っています。
(でもそれはmocoどうぶつ病院ができたから言えること。ここではすべて私の責任で決断し、行動できる)
だから15年前にやとわれていた時には、やっぱり言えないことだったのです。
初めての手術を指導してくれたオー先生はよくこう言っていました。
「一人にできることは小さいことかもしれないけど、何もしないよりはしたほうがいい。ここでできることをしよう」
だからモコ先生は野良猫が不妊去勢手術を受ける“ワンチャンス”を大事にしています。
(野良猫にとってこの手術が人間が関われるたった一度の機会かもしれない。もう一度この猫に人がふれることはないかもしれない。だから最初で最後の人の手は温かいものでなければいけない)

■野良猫は「めいわく」な存在なのか
青空が広がった2023年春のある日、モコ先生はボランティアさんたちと不妊去勢手術を終えた猫を元にいた場所にもどすため、大きな公園にやってきました。
ほかく器の入り口を開けると、猫が勢いよくビューッと、一目散に飛び出していきます。
「野良猫ってめいわくなのかな」
モコ先生が独り言みたいにポツリと言いました。
「昔はどこにでも野良猫っていたし、えさをあげなくても生きていたし……でも今は飼い猫なら家から出しちゃダメだし、野良猫の命もいつかつきる。存在さえ許されない社会ってさびしいよね」
その時ふと、公園のすみでホームレスの人が野良猫をだっこしてうたたねしているのが目に入りました。
まだ肌寒い外で猫をだっこしていると温かいのでしょう。
モコ先生の視線を追って、ボランティアさんもそれに気づきました。
「先生、あの猫に手術を受けてもらえないか、私が聞いてきますね」
ボランティアさんは言うなり、空いたばかりのほかく器をかかえ、ホームレスの人のところに走っていきます。
とちゅう、自動販売機で飲みものを購入し、ホームレスの人にそれを差し出しながら何かを話しかけています。

■「猫も、私も、今この瞬間を生きている」
その人は説明に納得したのか、猫をだきしめていた手をゆるめます。
ボランティアさんはそのすきまから猫を受け取り、すぐほかく器に移しました。
そしてまた走ってこちらにもどってきます。
その顔は笑っていました。
病院にもどり、モコ先生はほかく器にいる野良猫を首をかしげてのぞきこみました。
鳴かないけれど、緊張しているのがこちらに伝わってきます。
麻酔から覚めるまでに必要な時間を考えると、手術は今日ではなく明日がいいでしょう。
「明日手術だから本当はあげちゃダメなんだけど……少しだけね」
モコ先生はそう言って、少量のえさの入った皿をほかく器の中に入れました。
ちょろちょろと食べ始める猫の姿がかわいくて、すきまから少し頭をなでました。
温かい。
猫も、私も、今この瞬間を生きている。
そう思いました。

【写真】猫64匹が異常繁殖していた平屋の室内。靴を脱いであがる状況ではなかった。

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笹井 恵里子(ささい・えりこ)
 ジャーナリスト 1978年生まれ。「サンデー毎日」記者を経て、2018年よりフリーランスに。著書に『週刊文春 老けない最強食』(文藝春秋)、『救急車が来なくなる日 医療崩壊と再生への道』(NHK出版新書)、『室温を2度上げると健康寿命は4歳のびる』(光文社新書)、プレジデントオンラインでの人気連載「こんな家に住んでいると人は死にます」に加筆した『潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病』(中公新書ラクレ)など。新著に、『実録・家で死ぬ 在宅医療の理想と現実』(中公新書ラクレ)がある。ニッポン放送「ドクターズボイス 根拠ある健康医療情報に迫る」でパーソナリティを務める。 過去放送分は、番組HPより聴取可能。

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ジャーナリスト 笹井 恵里子