動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

道端で80日間たたずんでいる犬(中国)

2018-11-19 05:42:02 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

事故死した主人の帰り待つ?
 犬が現場の道路脇に80
日間、内モンゴル

2018年11月14日(水) CNS 発信地:中国

【11月14日 CNS】
中国・内モンゴル自治区フフホト市のタクシー運転手、郭新華さんは、「もう三か月だよ。あいつはいつもあそこから離れないんだ。雨が降っても、風が吹いても。本当にすごいやつだ」と語る。
この間、フフホト市錫林郭勒南路ではある犬がすっかり有名になった。
多くの車が行き来する道路上で80日余りを過ごし、自動車事故で亡くなった女主人を待っているように見えるのだ。


道路の上の犬(20181111日撮影)。(c)CNS/張林虎

11日夜、現場に行ってみると、犬は道路の真ん中の柵のところで体を丸めていた。
横には誰かがあげた食べ物が置いてあった。
初冬の寒さに犬は体を震わせていたが、人が近付くと警戒して立ち上がった。
「いつもこうさ。近くに寄ろうとすると離れる。人がこの場所から離れれば、また戻ってくる」と郭さんは言う。
郭さんは、夜勤専門のタクシー運転手。
今年の8月ごろから犬を見かけるようになり、いつも道路の真ん中で主人の帰りを待っている、という。
「8月21日の朝早く、ここで交通事故が起こった。女性が犠牲となり、即死だったらしい。それ以来、犬がここに現れるようになったんだ。どんな天気でも、どんなに車が多くとも、ずっとここにいる。主人の帰りを待っているようだ」
犬が道端で待っている画像がインターネットに流れると、多くのネットユーザーが、これこそ実世界の中の「忠犬ハチ公」ではないか、と話題になった。
中には、「主人はもう帰って来られないのだから、これ以上待たずに、かわいがってくれる次の主人と会えるように祈る」と書き込むネットユーザーもいた。
ボランティアの徐小剛さんは記者に対し「ボランティア団体で犬の主人の家族と連絡を取ろうとしている。もし見つからない場合は、犬が安心して暮らせるようにしてあげるつもりだ」と語った。
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。


新しい家族と幸せに 道端で80日間たたずんでいた犬に新しい飼い主

2018年11月16日(金)  CNS 発信地:中国

内モンゴル自治区フフホト市の愛犬家、張磊(仮名)さんは15日、「待っているのが誰であろうと、そこを守り続けていることに感動した。ぜひ引き取らせてもらい、家族として温かく受け入れたい」と語った。


車が行きかう路上の一角を守り続ける犬(20181111日撮影)

この数日、連日のように、フフホト市の道路の一角を守る犬がインターネット上で評判となっている。
中国新聞社で「事故死した主人の帰り待つ?犬が現場の道路脇に80日間」と題するニュースが報道されると、多くの愛犬家が犬を引き取りたいと申し出ていた。
あるネットユーザーは「けなげなわんこに涙が止まらなかった。愛してくれる飼い主が現れることを祈りたい」。
また別のネットユーザーは「動物にも心があるということね。命は大切にしないと」と書き込んだ。
ボランティアの徐小鋼さんは、この間、犬の動向を見守ってきた。
「寒くなってきており、これ以上路上に居続けることは望ましくない。犬だけでなく車にとってもリスクだ」と語る。
徐さんは14日夜、網などを準備し、他のボランティアらと共に犬を保護しようと試みたが、犬の警戒心が強く、色々な方法を試したがうまくいかなかった。
15日になり、フフホト市公安局犬類検査所は、犬と人と車の安全を考慮し、玉泉区公安分局治安大隊と共同で犬を保護した。
犬類検査所の警官は、取材に対し「ボランティアの方々が交通量の多い路上で犬を保護しようとすることは、安全面で問題があるので、警察が専門の用具を使って行うこととした。保護完了後、愛犬家の張磊さんが規定のプロセスに基づき引き取った」と語った。
徐さんは「動物にも感情がある。感謝する心もある。市民の皆さんは、動物を嫌うのは自由だが、動物を傷つけることだけは止めてほしい」という。
※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

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動画:事故死した主人の帰り待つ? 犬が現場の道路脇に80日間、内モンゴル


信号ない横断歩道 一時停止しない車9割

2018-11-18 06:05:07 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

信号ない横断歩道一時停止しない車9割 JAF調査

2018年10月25日(木) 毎日新聞

信号のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいても、9割以上の車が一時停止しない--。
こんな実態が、日本自動車連盟(JAF)の全国調査で判明した。
2016年に調査を始めてからの一時停止率の全国平均は、16年7.6%、17年8.5%、18年8.6%で推移しており、道路交通法で定められた歩行者優先のルールが相変わらず守られていない。
調査は全国47都道府県の計94カ所で実施。
調査地点や方法は毎回同じで、JAF職員が片側1車線で信号機が設置されていない横断歩道で平日の午前10時~午後4時に、制限速度や交通量などが偏らないようタイミングを統一して横断を試みた。
今年は8月15日~9月13日に行い、歩行者が渡ろうとしている場面で通過した計1万1019台のうち、一時停止したのは948台で全体の8.6%だった。
都道府県別にみると一時停止率が最も高かったのは長野の58.6%で、2位の静岡(39.1%)を大きく引き離し、17年64.2%、16年48.3%と3年連続で高率だった。
一方、18年調査で栃木(0.9%)、広島(1.0%)、三重・和歌山(1.4%)とほとんど一時停止しない県もあった。
JAFが17年6月に「ドライバーが一時停止しないと考えられる理由」をインターネットでアンケートしたところ、▽自車が停止しても対向車が停止せず危ないから▽後続車が来ておらず自車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから▽横断歩道に歩行者がいても渡るかどうか分からないから--という回答が上位三つを占めたという。
【松本信太郎】

<信号ない横断歩道>都道府県別の一時停止率
<危険バス停>女児死亡事故も 横断歩道上に停車、神奈川県内85カ所
<横断歩道で取り締まり強化「ゼブラ・ストップ作戦」>
<停電で消えない信号機、整備率4.6% 費用高く普及に壁>


 





法的には「モノ」扱い ペットの交通事故死
 慰謝料が認められるのはどんなとき?


弁護士ドットコム

 愛するペットが交通事故で亡くなってしまったら――。
大切な家族とはいえ、動物は人間ではない。
法的には、ペットの事故死はどのような位置付けられるのか。
「愛犬にリードを装着して散歩しておりましたが、愛犬が轢き殺されました」。
ある飼い主が、弁護士ドットコムの法律相談にそう質問を寄せた。
「子ども以上に大切に育ててきました。死んだ子は帰って来ないので誠意をもって償ってもらいたい」と悲痛な声をあげる。


リードをつけ、飼い主の側を歩いており、「飛び出しはない」。
つまり飼い主にも愛犬にも過失はないと訴える。
そこで「この子の供養のためにも」として、加害者に対して、慰謝料を請求したいと考えている。
しかし、交通事故で動物が死んだ場合、人間と同様に慰謝料が認められるのか。
渡邉正昭弁護士に聞いた。

社会通念に照らして飼い主の慰謝料請求を認めている
――民法では、動物は「動産」と位置付けられていますが、今回は「慰謝料を請求したい」という相談が寄せられています。
ペットは家族の一員であり、かけがえのない存在です。
そのペットが理不尽な死に方をしたり、重傷を負ったりした場合には、相談者のように「供養のために慰謝料を請求したい」という気持ちが芽生えるのは、ごく自然な感情です。
――裁判では、飼い主のその意向をどのように判断するのでしょうか。
裁判では、飼い主の精神的苦痛が主観的な感情にとどまらず、社会通念に照らして、損害賠償をもって慰謝されるべきと判断すれば、飼い主の慰謝料請求を認めています。
人間が被害者となった場合にも、被害者が亡くなったり、重症だったりすると、近親者による慰謝料請求が認められることがあります。
ペットの場合も、その趣旨は同じです。

人間に比べて、ペットの慰謝料額は相対的に低い
――人間と同様に判断されるということでしょうか。
ご推察の通り、必ずしもそうではありません。
ペットに関する慰謝料請求は消極的に捉えられるなど、人間の場合とは異なる解釈がされています。
ペットが、家族の一員でありかけがえのない存在であったとしても、ペット自体からの慰謝料請求は認められていません。
また、飼い主がペットの介護のために仕事を休んだとしても休業損害が認められることは難しいです(その代わり慰謝料増額事由となる可能性があります)。
ペットの傷害が治療によって回復しているような場合は飼主の精神的苦痛はその分軽減されるので慰謝料額も減額される傾向にあります。
このように、被害者に直接的な慰謝料(後遺障害慰謝料も含む)請求が認められる人間の場合と比べてみると、ペットに関する慰謝料は必ずしも人間と同様には判断されていません。
しかし、解釈上の限界はあるものの、ペットの場合にも可能な限り飼い主による慰謝料請求を認めていこうとするのが実務であると言えます。
(弁護士ドットコムニュース)

【取材協力弁護士】
渡邉 正昭(わたなべ・まさあき)弁護士
交渉戦略家・弁理士 元家事調停官
心理学を活用した法的交渉が特徴。ペット問題に30年関わり、相談や事件依頼は全国各地から、近時は世界各国からも。セカンドオピニオンや引き継ぎ依頼も多い。
事務所名:渡邉アーク総合法律事務所



道路を横断している途中で車に跳ねられるという交通事故が相次いています。
「信号のない横断歩道 一時停止しない車9割」恐ろしい世の中。
なんのための横断歩道なんでしょうか。
横着人間が多い世相、犬との散歩においても同様で、犬が横断歩道を渡ろうと引っ張るときもあるでしょうが十分気を付ける必要があります。
私も犬と散歩をしていて横断歩道を渡ろうとしたときに、スピードを出して走ってきて横断歩道前で速度を落として止まる気配もない車をよく見かけ非常に危険性を感じています。
身勝手な人間が多い日本、行政として真剣にどう取り組みをおこなっているのか理解できませんね。
(byぬくもり)


地震の時「盲導犬に救われた」

2018-11-17 06:08:40 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

地震の時「盲導犬に救われた」
 波打つ歩道を避けて誘導

2018年11月14日(水) sippo(朝日新聞)

北海道胆振東部を震源とする地震で、札幌市では道路が陥没したり、ひび割れたりした。
道路の安全が保てないと外出がままならない視覚障害者は、特に大きな影響を受けた。
盲導犬を利用する男性は、9月6日の地震発生から数日間、どんな体験をしたのか。


盲導犬のワク

札幌市北区の廣田秀人さん(52)はあの日未明、揺れがおさまるとまず、ラブラドルレトリバーのワク(雄、6歳)の様子を見に居間へ。
いつも通り、落ち着いた様子で寝ているのを確認してひと安心した。
天井の常夜灯が消えたことで、停電を知った。
廣田さんは病気が原因で右目の視力を失った。
左目の視力は0.02ほどだ。
4年前に貸与を受けた盲導犬ワクと、集合住宅の2階で暮らしている。
被害は停電だけではなかった。
朝、叔母からの電話で、自宅近くの道路が壊れているから外出は危ないと聞かされた。
自宅のコンロは電気式だが、カセットコンロがあるからカップめんくらいは食べられる。
水も十分にある。
家にいたほうが安全と考え、この日は一歩も外に出なかった。
夜には電気が戻った。
7日は約1.2キロ離れた作業所へ、迎えに来てくれた同僚と向かった。
信号が復旧した8日は、散歩に出ることにした。
道のりは普段の半分の約1.5キロ。
ワクを伴って、ゆっくりと歩き出した。
散歩の時はいつも通る自宅近くの道。
建物のある右側を歩いていたワクは真っすぐに進まず、車道に近い左側へ踏み出した。
廣田さんは不思議に思いながら、ワクに誘導されるまま回り道した。
長さにして、3、4メートルという感覚だった。
気になってその日の夕方、自宅に来たヘルパーと買い物に出た際、歩道がどうなっているのか聞いてみた。
「舗装が凸凹に波打っていて、一部は陥没しています」。
そう教えてくれた。
そうか、だからワクはよけたのか――。
「いつもありがとう」
思えばこれまで、何度もワクに救われてきた。
横断歩道では、並行車線の車が走り出す音を聞いてOKのサインを出し、ワクが歩くのを確かめて歩き出す。
歩行中は、危険を察知すると止まるように訓練されているワクは、車が突っ込んできたり、自転車が急に前を横切ったりするたび、ぴたっと止まってくれた。
廣田さんが「速く歩きたい時も、もさもさ歩く」というマイペースなワク。
ただ、今回の地震では、なでたり話しかけたりしながら過ごしたことで不安がどれほど紛れたかわからない。
「いつもきちんと仕事をしてくれてありがとう、という気持ち。感謝しかない」
避難所には行かずに済んだが、視覚障害者の知人と話すと、避難所で過ごす難しさを感じる。
何をするにもだれかにお願いしないといけないし、犬のトイレの世話もあり、気を使うから行かないという人が多いという。
それでも今後いつ、避難が必要な災害に遭うかわからない。
避難所までの道を覚え、ワクに教えておこうと考えている。

「支援必要な人に、ひと声かけて」 北海道盲導犬協会
北海道盲導犬協会(札幌市)によると、地震発生当日、同協会が育てた道内の盲導犬の利用者49人と連絡が取れ、全員の無事が確認できた。
避難所を利用した人もいなかったという。
同協会の和田孝文・訓練所長は「盲導犬利用者らに避難所の場所が知らされているか、いざという時行く準備ができているか、協会としても確認中だ」。
その上で、1人で避難所に行けない場合も考え、「普段から地域とつながりを持つことが大事になる」と指摘する。
さらに避難所での情報伝達について、「目の不自由な人の場合、掲示板に文字を貼り出す方法では情報を得られないことがある。支援が必要な人には、そばにいる人がひと声かけてほしい」と提案する。

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日本犬を世界遺産に!

2018-11-16 06:08:38 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「日本犬」を天然記念物から世界遺産に! 秋田犬など6犬種存在

2018年11月9日(金) 夕刊フジ



【人とペットの赤い糸】
今年2月に行われた平昌(ピョンチャン)五輪の女子フィギュアスケート金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手(ロシア)に、日本の秋田犬保存会から雌の秋田犬をプレゼントされたことが大きく報道された。

世界の在来種や絶滅した犬種まで含めると、700~800種類の犬が存在している。
日本では明治から昭和初期にかけて、洋犬の移入などによって雑化が進んだ時期があり、日本犬絶滅の危機があった。
これに危機感を抱いた研究家の斎藤弘吉は1928年、日本犬の復興を呼びかけ、日本犬保存会を創立した。
日本犬保存会や各犬種の保存に尽力していただいた方々のおかげで、日本犬は6犬種存在している。
日本犬保存会は、「日本犬標準」を34年に制定した。
文部省によって、31年から37年にかけて、日本犬は国の天然記念物に指定された。
古い順から、秋田犬(大型)▽甲斐犬(中型)▽紀州犬(中型)▽柴犬(小型)▽四国犬(中型)▽北海道犬(中型)-となる。
国の天然記念物は傷つけたり、採取することを禁じている。
また、天然記念物に指定された犬は猟犬として利用してはならない。
日本犬の遺伝子的特性は最もオオカミに似ているとされている。
各犬種を簡単に紹介したい。

秋田犬は秋田県大館地方を中心に飼育されていた。
大型でしっかりした体格。
性格は穏やかで誠実な面を持っているが、元々は獲物を追い立てたり、闘犬として活躍する時代もあった。
秋田犬の忠実さを一躍有名にした忠犬ハチ公は、東京帝国大学農学部(現東京大学農学部)教授の上野英三郎氏に飼われていた。
東京・渋谷の銅像も有名だが、東京大学農学部には上野教授とハチの銅像がある。

甲斐犬は甲斐地方(山梨県)の山岳地方の狭い地域で繁殖され、鹿や猪狩りにひるまないように育てられた。
四肢がすっきりした鹿型とずんぐりした猪型がある。

 紀州犬は和歌山県から三重県の熊野地方の山岳部で猪狩りなどに用いられていた。
すっきりした鼻筋やピンと立った三角耳と細い三角目を持っている。

柴犬は山岳地帯で狩猟犬として活躍していた小型の土着犬だ。
先住民族とともに南方から渡来したものと考えられている。

四国犬は、昔「土佐犬」と呼ばれていた。
四国山地に存在していた土着犬で、その風貌からオオカミと間違えられることもある。
猟犬としても勇敢な性格で、番犬にも適している。

北海道犬は昔から原始の姿そのままの原種犬として、優秀な獣猟犬である。
絶滅寸前までいったが、現在は北海道犬保存会が管理しながら大切に種を守っている。

西洋でさまざまな種のかけ合わせでつくられた犬と違い、日本犬は長年に渡って大切に守られてきている。
この日本犬を世界遺産にしようではないかという運動が日本犬を愛し、保存に尽力されている方々から起こっている。
日本犬を世界遺産として、日本古来の尊い生命を未来につないでいくことができたら、何と素晴らしいことだろうか。

■越村義雄(こしむら・よしお)
一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。


引っ越した家族に置き去りにされた犬(米)

2018-11-15 06:03:51 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

引っ越した家族に置き去りにされた犬、
 救助されるも引き取り手見つからず(米)

2018年11月11日(日) Techinsight

飼い主が引っ越し、飼っていたペットが置き去りされるという悲しいニュースをこれまでにもお伝えしたが、このほど米カリフォルニア州で再びそのような出来事が起こった。
何か月もの間放置されていたその犬は親切な人により救助されたものの、病が原因で今も引き取り手が見つかっていないという。
『The Dodo』『Mirror』などが伝えている。


何か月もの間、放置されていた犬
(画像は『Mirror 2018年11月9日付「Lonely dog lay in dirt for months after ‘family moved away and left him’」(Image: oldboy909/Instagram)』のスクリーンショット)

カリフォルニア州に住む心無い一家が、飼っていたラブラドール犬を置き去りにして引っ越していった。
捨てられた犬は、家から通りを隔てた造園会社の駐車場に面した倉庫の裏で生活するようになり、犬に気付いたトラック運転手たちが食べ物や水を差し出すこともあったが、倉庫を所有する造園会社は犬が住み着いた近辺のゴミを片付けなければならない義務があったことから水が入った容器などが度々収集され、小汚い場所で埃だらけになりながら犬は喉の渇きと空腹、孤独に飢えて何か月間も過ごしていた。
ある日、この犬の存在に気付いたデリバリー会社の女性ドライバーが、6月にInstagramのアカウントを作成し、配達ルートにいる犬の様子をソーシャルメディアに投稿するようになった。
女性ドライバーは「いつも見るたび、犬は空腹で喉が渇いている。時折、トラック運転手らから食べ物や水を貰ってなんとか凌いでいるようだが、犬にとってはそれだけが生きる糧で、見ていると心が痛む。暑いから発泡スチロール製のハンバーガーの容器にボトルの水を入れてあげた。私は食べ物も飲み物も自分で手に入れることができるけど、この犬は何もできない。何とかしてやりたいと思うけど、私は家で犬を飼える状況にはいない。もし誰か、この犬を助けてあげられる人がいたら知らせてほしい」と救助を訴えた。
するとこの投稿が、ロサンゼルスを拠点とする犬の保護非営利団体『Love Leo Rescue』の目に留まった。
施設のボランティアたちは車で犬を迎えに行き、なだめて犬を車に乗せると2時間かけて施設へと連れ帰った。
この施設で、犬は“ラリー”と名付けられた。
救助後、十分な食べ物や飲み物を口にしていなかったにもかかわらずラリーの腹部が膨張し、脚の毛が部分的に抜け落ち、歩行が困難な様子であることに気付いたスタッフらが動物病院へ連れて行くと、ラリーは内分泌・ホルモン性の疾患で、免疫力や筋力の低下、感染症など全身に様々な影響を及ぼすクッシング病を患っていることがわかった。
そのためラリーは動物病院に1か月半の間入院し、治療が施された。
現在は外で過ごす時間が多い犬のデイケアセンターに移され、月に一度の治療を受けているが、その治療費は毎月180ドル(約2万円)かかる。
それ故にこれまで3回新しい飼い主のもとへ引き取られるも、3回ともまた施設に戻されてしまうという目に遭ってしまった。
病の治療に費用がかかることで、ラリーの新しい飼い主を見つけることが困難になっていると施設長サシャ・アベルソンさんは明かす。
「私たちが引き取った当初は、ラリーは悲しそうな表情を見せていて、少し落ち込んでいました。他の犬たちにも反発したりしていましたが、治療が進むにつれて元気を取り戻し、本来のラリーの性格が戻ってきたようです。誰も最初からお金がかかるとわかっている犬を引き取りたいと思う人はいないのはわかりますが、置き去りにされたくないのに捨てられたことはラリーの責任ではないのです。中にはラリーのように捨てられたり嫌な経験をしたりすると、永久的にトラウマになってしまう犬もいます。でもラリーは、まだ人が好きでなついてきてくれるし、とても可愛い犬です。誰か、そんなラリーの良さに気付いてあげてほしい。シンデレラが自分のサイズにピタリと合った靴を探すように、いつかラリーにとって完璧な飼い主が現れてくれることを私たちは待っています。」
このニュースを知った人からは「人間の子供にしろ、ペットにしろ、こんなふうに遺棄する人間ほど残酷なものはないな」「前の飼い主はもうペットなんか飼うべきじゃない」「こういうことをする飼い主らは罰せられて実刑を科せられるべきだよ」「捨てられたのもかわいそうだけど、その後3回も施設に戻されたというのも気の毒な話だな」「早くラリーにいい飼い主が見つかりますように」といった声があがっている。
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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秋田犬、展示のストレスで体調不良

2018-11-14 06:01:28 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

<秋田犬>人気者はつらいよ 見知らぬ人はストレス?
 展示で体調不良のケースも

2018年11月11日(日) 毎日新聞

今年、平昌冬季五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手にプレゼントされるなど、世界を舞台に活躍する秋田犬(あきたいぬ)。
全身フワフワの柔らかい毛に包まれた、愛嬌(あいきょう)たっぷりの大型犬は、いまや秋田県の観光に欠かせない存在だ。
休日ともなると、秋田犬見たさに多くの観光客がやってくる。
ただし、光が当たれば影も生まれる。
肝心の秋田犬が展示のストレスからか体調不良になるケースが出るなど、人気ゆえの課題も浮上し、関係者は対応策を模索している。
【森口沙織】


 観光客にも人気の秋田犬「武家丸」=秋田県仙北市角館町の「角館さとくガーデン」で2017年12月15日午後1時40分、山本康介撮影

◇秋田の顔、圧倒的な存在感
秋田支局の記者として、秋田市に赴任して約2年半。
この1、2年は秋田犬人気が県内でも急上昇している。
駅などに張られる県の観光PRポスターを見ても、「巨大な包丁を手にした男鹿のナマハゲに寄り添う秋田犬」だったり、「黄金色に染まった田んぼの前で秋田犬がたたずんでいる」ものなど、複数のパターンを目にした。
秋田の玄関口、JR秋田駅の改札近くには巨大な「秋田犬バルーン」も登場、スマートフォンやカメラで写真に収める人が多く見られる。
秋田犬はもはや県の顔、秋田の主役、と言っても過言ではない。
県の観光振興課によると、観光客が秋田犬に会える県内の施設は昨年の5カ所から、2倍以上増えて12カ所になった。
7月にオープンした道の駅「オガーレ」(男鹿市)でも、展示に向けた準備が進められており、まだまだ増えそうなのだ。
秋田市の観光振興課によると、市中心部にある展示施設「秋田犬ふれあい処 in 千秋公園」と「秋田犬ステーション」には、これまでに7万人以上が訪れた。
ふれあい処は11月4日で今年の営業を終えたが、好評ぶりを受けて来年も展示を続ける方針という。
秋田犬発祥の地とされる秋田県大館市にも6カ所の展示施設があるが、同市観光課の担当者は「肌感覚だが、秋田犬目当ての観光客は確実に増えている」と手応えを口にする。

◇体調崩した秋田犬、ニュースに
ただし、「光と影」はやはり表裏一体だ。
8月下旬、大館市にある秋田犬観光スポット「秋田犬ふれあい処」の「飛鳥(あすか)」(雌、2歳、虎毛)が、同月中旬から腹をくだすようになったとして「9月1日からしばらく休養する」とのニュースが報じられた。
施設を運営する大館市の福原淳嗣市長が8月31日の定例記者会見で「多くの人と触れ合い、ストレスがたまったのでは?」と分析したのが、「影」を考える発端となった。
大館市は獣医に飛鳥のチェックを依頼。
ウイルス検査なども行ったが、体調不良の原因は特定できず、しばらく休養させた。
結果、飛鳥は体調を取り戻したという。
飛鳥は話せないため真相は不明だが、「大勢の観光客に触られるなどしてストレスでダウンした」との見方が、秋田県内では「通説」となっている。
秋田犬に詳しい、公益社団法人「秋田犬保存会」(本部・大館市)によると、そもそも秋田犬は飼い主への忠誠心が強い半面、見知らぬ人には警戒心を抱きがちな性格。
保存会の関係者は「犬の個性もあると思うが、知らない人から触られ続けるのは、秋田犬にはストレスとなっている可能性がある」と指摘する。

◇犬に配慮した展示のあり方模索
どうすれば貴重な秋田犬にかかる負担を減らし、大勢の観光客に見てもらえるのか--。
難問だが、関係自治体や秋田犬の保存に関わる担当者の動きは早かった。
飛鳥がダウンした大館市は、ふれあい処の開館日を週5日から3日へと大きく減らし、寝ている犬に無理に触ることを控えるよう呼びかけた。
さらに、秋田犬の歴史や性格などに関する知識を場内で職員が提供し、観光客の満足度アップを図るようにしている。
「触れる代わりに『秋田犬について知る』という楽しみを提供するように心がけています」と担当者。
飛鳥がダウンしたニュースを知ってか、最近では理解者も増え、犬に対して「人気者も大変ね」とねぎらってくれる人も出てきたという。
実は「秋田犬ステーション」では元々、犬に触れることは禁止だ。
担当者によると、秋田犬を前にして客が犬の名前を呼んでも無反応・・・ということが多いのだという。
そんな時、「飼い主に忠実で、そっけない態度もまた、秋田犬の魅力なんですよ」とフォローすることを心がけている。

◇秋田犬のイメージ「守りたい」
10月下旬、秋田市内のホテルの一室に秋田県内の自治体や秋田犬を飼育する施設管理者など約20団体の関係者が集まり、「秋田犬ネットワーク会議」が発足した。
県観光振興課に事務局も設置し、意見交換を始めた。
参加者からは「犬と普段から触れ合っている愛犬家も秋田犬の性格に関しては理解していないことが多い」「展示時間に秋田犬が寝ていて動く姿を見られなかった、と残念がる声があった」など現場の状況が次々と報告された。
会議の座長に就いた県観光振興課の成田光明課長は「秋田犬は観光資源だが、生き物です。かみ付き事故があれば『秋田犬』のイメージにも関わる。秋田犬を守りながら、多くの人に楽しんでもらえる方法を探っていかないと」と話す。
検討すべき課題はまだある。
秋田犬を見学できる秋田県仙北市の観光施設「田沢湖共栄パレス」の鬼川孝助理事長は昨年、飼っていた秋田犬(8歳)を見取った。
秋田犬の平均寿命は10~13歳ほど。
晩年は病気で介護が必要だった。
「大型犬を最期まで責任をもってケアするのは非常に手がかかる。展示施設の増加に合わせて犬が増えれば、引退した老犬を受け入れる体制も必要だろう」。
理事長の指摘だ。

◇秋田犬(あきたいぬ)
1931年に日本犬として初めて国の天然記念物に指定された。
くるんとした尾や三角形の耳などが特徴の大型犬。
毛色は白毛、赤毛、虎毛の3種類が基本で、成犬だと小さくても体高60~70センチ、体重25~35キロになる。
かつては、狩猟犬や闘犬として飼育された。
雑種化の懸念から、1927年に公益社団法人「秋田犬保存会」(本部・秋田県大館市)が設立された。
東京・渋谷駅前に銅像がある「忠犬ハチ公」も大館市生まれの秋田犬だ。
ハチ公を描いた米映画「HACHI 約束の犬」(2009年公開)をきっかけに海外で秋田犬人気がブレークした。
保存会によると2017年に登録された秋田犬6671頭のうち3967頭が海外暮らし。

【愛くるしい秋田犬の子犬たち】


「動物は命ではなく金」悪質ペット繁殖業者

2018-11-13 05:56:48 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「動物は命ではなく金」悪質ペット繁殖業者・パピーミル野放し
 ・・・
消費者の子犬人気も一因に

2018年11月10(土) 弁護士ドットコム

空前のペットブームといわれる中、まさに工場で大量生産するように、犬や猫を繁殖させたり、劣悪な環境で飼育したりする業者が、少なからず存在している。「パピーミル」(子犬工場)と呼ばれている。
今年3月、福井県の繁殖業者が、約400匹の犬猫を過密状態で飼育・繁殖していたとして、動物愛護法などの疑いで刑事告発された。
その現場は「すし詰め」状態で、悪臭が漂う「地獄だった」という。
ところが、この業者は不起訴処分となった(現在、福井検察審査会に申し立てがおこなわれている)。

【動画】パピーミル(子犬工場)の実態
https://www.youtube.com/watch?v=AKKH-s1pReA

刑事告発した日本動物福祉協会は、2016年にも栃木県の引取業者を刑事告発している。
同協会の町屋奈さんは「ペット産業は閉鎖的で、ひどい環境での飼養管理がまかり通っているが、法律がきちんと運用されておらず、悪質な業者が野放しになっている」と指摘する。
今年は、動物愛護法が5年ぶりに改正されると期待されていたが、作業の遅れから、来年にずれ込む可能性がある。
それでも、動物虐待の厳罰化や業者規制をもとめる声が強まっている。
パピーミルの規制をめぐる課題について、町屋さんに聞いた。


日本動物福祉協会の町屋奈さん(右)

●消費者の意識を変えていくことも大事だ
――業者はどうして劣悪な環境で、動物を繁殖させているのでしょうか?
コストをおさえて、利益を優先しているからでしょう。
福井県の業者では、1人のスタッフだけで100頭以上の犬猫の世話をしていました。
満足にエサを与えられておらず、動物病院にもかかっていません。
別の業者は「(動物は)命というよりもお金に見えてくる」という発言をしていました。
そんな感覚になっているのだと思います。
こうした無秩序な繁殖を生んでいる一因には、消費者の意識もあると思います。
流行っている犬種があり、業者はその犬種を過剰に繁殖させて、ペットショップやペットオークションにもっていく。
そして消費者は「流行りだから」と購入する。
そこには、あぶれる子たちが必ず存在しています。

――あぶれた子はどうなるのですか?
常識ある業者だと、自分たちで飼い主を探したり、繁殖犬として用いたり、協力関係のある愛護団体に譲渡したりしています。
しかし、一部の悪質な業者は、引取業者に譲渡したり、どこかに遺棄したり、自分たちの劣悪な施設で飼い殺したりしているのです。

――こうした実態を消費者が知らないことが問題ではないでしょうか?
日本の消費者は、子犬や子猫をもとめたがる傾向があると思います。
そのため、販売期間も短くなり、売れ残りが起こりやすくなる。
消費者の意識を変えていくことも大事でしょう。
ペットショップに行ったときは、その子たちがどこから来たのか、どういった環境で飼われているのか、その子たちのお母さんはどういった状態におかれているか、想像力を働かせて考えてほしいと思います。

●虐待に関する「明確な基準」が必要だ
――福井のケースは不起訴処分になりました。
動物虐待の解釈・判断について、獣医学的な根拠と、社会的な見方、法律のあいだに乖離があると感じています。
たとえば日本では、適正な飼養が放棄された「ネグレクト」が虐待だと判断されにくい傾向にあります。
だからこそ、獣医学的な意見は、根拠として生きるはずなのですが、現状はその意見がほとんど反映されていません。
現行法の大きな問題としては、所有権があまりにも強すぎて、命にかかわるような状況の動物が目の前にいたとしても、施設に立ち入れず、レスキューできないことがあります。
こうした状況を解決するためには、現場の行政職員が、虐待かどうかの判断に困らないような明確な飼養管理基準や一時緊急保護等ができる法整備が必要だと考えています。
最近では、業者だけでなく、一般の飼い主の虐待も報告されています。
とくに多頭飼育崩壊によるネグレクトが起きているので、飼い主の責任強化、規制も不可欠になってくるのではないかと思っています。
虐待、特にネグレクトに関しても、法律や省令などで、もう少し具体的な判断基準があれば、検察や警察も動きやすいでしょう。

――法律上、「動物=もの」とされていることは問題でないでしょうか?
動物は「命あるもの」とされています。
本来ならば、「感情のある生命体である」といった一文が入ってあれば良いのですが、その「命ある」をどう解釈していくかでしょう。
感情由来でカバー範囲のせまい「動物愛護」ではなく、「動物福祉」という言葉のほうが適切だと考えています。
「福祉」となれば、科学的な根拠にもとづくルールができて、動物の生活の質をどのように守っていくかにつながっていきます。

●いろんな考えがあることを尊重しながら改善していく
――世の中には、動物が嫌いな人たちもいます。どのようにすれば、そういう人たちからの共感が得られるのでしょうか?
人間には、大きく分けて3タイプがあります。(1)動物が好きな人、(2)動物が嫌いな人、(3)何とも思っていない人、です。
動物愛護の取り組みは、動物が好きな人には伝わりますが、動物が嫌いな人には届きません。
そういう人を変えることはできないと思っています。
だからといって、動物虐待をさせてはいけません。
そして、人間に対する暴力と同じようにきちんと取り締まられるべきです。
あとは、何とも思っていない人たちを動物嫌いにさせないことも、動物好きの人の役目だと思います。
たとえば、野良猫のエサやりに迷惑だという人がいた場合、単に「猫がかわいそうだから仕方がない」というのではなく、きちんと説明や対応をしていく必要があります。
人間同士のトラブルがきっかけで、動物虐待につながる可能性もあります。
いろいろな考えがあることを尊重しながら、虐待をさせない・虐待があったら取り締まれる・動物をすぐに助けられるよう改善していくべきです。

――海外にくらべて日本は遅れている?
動物福祉の先進国といわれるイギリスでも問題は多々ありますが、すぐに法律を改正して、きちん犯罪を取り締まろうとしています。
もちろんバックグラウンドの違いもありますが、日本もうまく法律を変えていってほしいと思います。
また日本には、第三者として、動物虐待を審査できる機関もありません。
最近では、日本獣医生命科学大学に、そうした専門家のグループが立ち上がりました。
もっと周知されて、警察・検察が判断に迷ったときに利用されるようになれば、立件数が増えて、動物虐待の抑止につながっていくのではないかと思います。

(弁護士ドットコムニュース・山下真史)
弁護士ドットコムニュース編集部


死んだ愛犬を再生 韓国のクローン犬ビジネス

2018-11-12 05:58:42 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

死んだ愛犬を再生 韓国のクローン犬ビジネス

2018年11月5日(月) MBSニュース

「死んだペットがそっくりそのまま蘇る」クローン技術を使って愛犬と遺伝情報をもった犬を作成する、そんなビジネスが韓国にあります。
手掛けたクローン犬は1300匹あまり、1匹約1000万円で愛犬を復活させるといいます。
その依頼のほとんどは、アメリカやドバイなどの海外から、そして日本からも・・・。
倫理的な批判もあるなか、ビジネスとしてクローン犬を生み出すその現場を取材しました。



クローン犬は1匹1000万円
「韓国・ソウルのスアム生命工学研究院。病院のような雰囲気ですね。この中でクローン犬が作られているということなんです」(辻憲太郎解説委員)
韓国・ソウル市内にあるスアム生命工学研究院。10年前からビジネスとしてクローン犬を作成しています。
さっそく、犬の鳴き声がする部屋に案内されました。
「これが・・・クローン犬ですか?」(辻解説委員)
「全部クローン犬です」(スアム生命工学研究院 王載雄(ワンゼオウン)研究員)
「6匹いますけど、全部同じということなんですか?」
「そうです。1匹のオリジナル犬の細胞の核を使って複製したので、全部同じです」
「子犬のころはそんなに違いはわからないかもしれないですけど・・・確かに白いぶちの入り方なんかが全部一緒ですね」
現在、このケアルームにいる約30匹の子犬はすべてクローン犬。
産まれてから依頼者に引き渡すまでの約半年間はワクチン接種や検疫を受けるため、ここで育てられています。
クローン犬1匹の価格は1億ウォン。
日本円で約1000万円です。
「韓国国内からの依頼はほとんどありません。北アメリカが50%ぐらい、あとの50%はいろいろな国です。現在ここにいるほとんどがドバイからの依頼です」(王載雄研究員)
Q.お客様は富裕層が多い?
「富裕層の方はもちろんいます。でも中間層の方でも、自分の車を売ったりして依頼される方もいます」
これまでに作成したクローン犬は約1300匹。死んでしまった愛犬がそっくりそのまま蘇るとあって、世界中からいろいろな犬種の依頼が来ているといいます。



代理母犬がクローン犬に授乳
このビジネスのきっかけは何だったのでしょうか。
「きっかけはクローン犬を初めて作った研究所でもあるということと、『技術は人に近づかなければならない』という研究所の思いがあるので、商業化するべきだと考えました」(王載雄研究員)
Q.この犬は?
「代理母犬です。授乳のためにいます。ここにいる代理母犬がクローン犬を出産しました」
Q.犬種は雑種ですか?
「雑種です」
代理母となる犬はさまざまな犬種の親になるため、体が大きく落ち着いた性格の犬が選ばれます。
負担がかからないよう代理母犬になるのは1回だけと決められています。
「代理母犬から生まれたクローン犬がお母さんのおっぱいを吸っていると。やっぱり自分から生まれたということをわかっているんでしょうかね。お母さんもおとなしくお乳をあげています」(辻解説委員)



クローン犬が誕生するまで・・・
クローン犬はどのようにして作られているのでしょうか。
実験室に入れていただきました。
「細胞は液体窒素で保管しています。細胞を管理して犬の死後にクローンを作る人もいます。1つのボックスに100個ぐらいのキューブが入っていて、1つのキューブに1000万の細胞が入っています」(王載雄研究員)
何匹分が保管されているは企業秘密とのことですが、依頼があればここから細胞を取り出してクローン犬を作ります。
「オペ室から卵子が運ばれてくると、こちらの部屋でクローンを複製します」(王載雄研究員)
クローン犬を作るには複製したい犬の体細胞から遺伝情報が入った核を取り出します。
そして、代理母となるメス犬の卵子を取り出し、その卵子からも核を取り出します。
そして・・・
「取り出して空になった卵子に遺伝情報が入った核を入れるんです」(王載雄研究員)
複製したい犬の核が卵子に入ることで卵子から代理母の遺伝情報は消え、クローン犬のもとである胚ができるのです。
その胚を代理母犬の子宮に入れ着床。
こうしてクローン犬が生まれるのです。



出産の現場へ
「1か月後に超音波で妊娠しているかどうかを確認します。その1か月後にクローン犬が誕生します」(医師)
術室への入室が許されました。
「特別な許可をいただきまして、手術室に入らせてもらいました。まさにこれからクローン犬誕生の瞬間を目撃することになります。代理母犬が運ばれてきました。まもなく手術が始まります」(辻解説委員)
自然分娩はできないので、帝王切開で取り出します。依頼されているのはヨークシャテリアのメスのクローンです。
「子宮の中に1匹入っています」(医師)
取り出された子犬は、すぐに保育器に入れられ体温が下がらないよう処置が行われます。
鳴き声をあげませんが、母犬の麻酔の影響で眠っているだけなので大丈夫なのだそうです。
「出てきましたね。10分ぐらいで帝王切開の手術が終わりまして、代理母とは全く似ても似つかないヨークシャテリアですね」(辻解説委員)
20分後、目覚めたクローン犬。
か細いながらも産声をあげ、無事に成功となりました。



Q.クローン技術をビジネスに使うと、倫理的な問題・批判が指摘されると思うが?
「新しい技術やアイデアは最初、どうしても拒否反応や反対する声が上がります。例えば人工授精が初めて行われたときも『あれはサタンの仕業だ』とか『神の仕事、領域に人間が入った』とかいろいろな批判がありましたが、今は受け入れられています。クローンという技術もいずれ愛される、そういう時代がくると思います」(スアム生命工学研究院 王載雄研究員)

(11月5日放送 MBSテレビ「ちちんぷいぷい」内『辻憲の「コレだけ」ニュース』より)


盲導犬の「パートナー」、感謝の別れ(静岡)

2018-11-11 05:55:58 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

盲導犬の「パートナー」、感謝の別れ(静岡)

2018年11月1日(木) 朝日新聞

「ユアロ、長い間ありがとう」。
鍼灸(しんきゅう)師の相吉堯春(たかはる)さん(79)=甲府市湯村=は、約8年間にわたって自分の目の役割を果たしてくれた「パートナー」の頭をやさしくなでた。


ユアロに「ありがとう」と感謝する相吉堯春さん=2018年10月29日午後0時8分、静岡県富士宮市人穴

静岡県富士宮市の盲導犬訓練施設「富士ハーネス」。
訓練だけでなく、盲導犬の繁殖から引退した犬のケアまで行う総合施設だ。
盲導犬が視覚障害者を助けて働くのは基本的に2歳から10歳までの8年間。
10月29日、相吉さんは、10歳が近づいたラブラドルレトリバーのオス「ユアロ」を同施設に返しに来た。
相吉さんは幼い頃に緑内障を患って失明。
知人の勧めで約25年前から盲導犬の助けを借りた暮らしを始めた。
ユアロは3代目だ。
毎朝5時半、ユアロを伴っての散歩が日課。
「3頭の中で一番慎重な犬。いつも道の端っこを歩くし、私が一度つまずいた場所に来ると必ず止まる」。
一方でとても人なつこく、知った人に出会うと愛敬を振りまいていたという。
やはり障害者の妻が自宅での生活が困難になって施設に入ってからは、ユアロが唯一の話し相手。
「虫が鳴いているねえ」などと語りかけてきた。
別れが決まってからは、毎日のように「ありがとう」と話した。
ユアロがその気持ちに気づいたかどうかは分からないが、これまでは家の中の涼しい場所が定位置だったのに、最近はいつも相吉さんのそばに座っていたという。
「別れるのは寂しいが、感謝しかない。可愛がってくれる家に行って長生きしてほしい」
相吉さんのもとには4代目のパートナーが訓練の後でやって来る。
ユアロは、引退犬の飼育ボランティアに登録した家庭に引き取られる予定だ。
富士ハーネスでは、昨年は4頭が家庭に引き取られた。
引退犬に健康上の問題がある場合は施設の中で余生を過ごす。
現在は4頭が生活している。
「戌(いぬ)年」もあと2カ月。
(六分一真史)


チョコ色のラブラドール・レトリバーは他の色より短命だった

2018-11-10 06:08:29 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

チョコ色のラブラドール・レトリバーは他の色より短命だった、研究

2018年10月25日(木) NATIONAL GEOGRAPHIC


チョコレート色のラブラドールレトリバーを誕生させるための交配法により、遺伝子プールが狭くなり、病気の罹患率が高くなった可能性があるという研究が発表された。(PHOTOGRAPH BY MARK RAYCROFT, MINDEN PICTURES)

ラブラドール全体の寿命は約12年、チョコレート色は10.7年と判明
世界の人気犬種ランキングで常に上位に入っているラブラドール・レトリバー。
だが、これから飼おうと思っている人は、毛の色よりも子犬の全体的な健康状態を重要視して選んだ方がよさそうだ。
というのも、チョコレート色のラブラドール・レトリバーは、他と比べてかなり短命であるという研究結果が、10月22日付けの犬専門の獣医学誌「Canine Genetics and Epidemiology」に発表されたからだ。
これには、当の研究チームも驚いたという。
オーストラリアのシドニーと英国ロンドンの研究者らは、共同でラブラドール・レトリバーに関する3万3000件以上の英国の獣医記録を調査した。
その結果、黄色や黒のラブラドールは、チョコレート色のラブラドールよりも10%ほど長生きすることがわかったという。
ラブラドール全体の寿命の中央値は約12年だが、チョコレートラブラドールの場合は10.7年だった。
ただ、全体としてラブラドール・レトリバーは犬の中でも寿命が長い方であるという別の研究結果もある。
他のラブラドールと比較すると、チョコレートのラブラドールは、特定の病気にかかりやすいという。
「チョコレートのラブラドールは、黒や黄色のラブラドールよりも皮膚や耳の病気にかかる確率がはるかに高いのです」と、研究者は書いている。
色素の遺伝子が短命に関わっているというわけではなさそうだ。
チョコレート色に交配させるやり方が、知らず知らずのうちに犬の健康に害を及ぼす遺伝子を受け継ぐ確率を高めてしまったのではないか、と論文の筆頭著者でシドニー大学のポール・マクグリービー氏はみる。
チョコレート色は、遺伝的に潜性の特徴だ。
つまり、チョコレート色の子犬を生むには、両親がともにその色を発生させる遺伝子を持っていなければならない。
「この色を目指すブリーダーは、チョコレート色の遺伝子を持つラブラドールだけを選んで交配させようとするでしょう」と、マクグリービー氏は言う。
すると遺伝子プールが狭くなってしまい、その中に耳や皮膚の病気にかかりやすい遺伝子が含まれていれば、高い確率でそれを受け継ぎ、最終的には寿命にも影響を与えかねない。
例えば、チョコレートのラブラドールは、ホットスポットと呼ばれる皮膚病にかかる確率が他と比べて2倍高い。ホットスポットとは、ノミやシラミに刺されたり、毛をカットされた部分に不快感を覚えて、犬が自分で引っ掻いて炎症を起こしてしまう病気だ。

より健康で長寿の犬が生まれるように
他の動物でも、毛皮の色が健康に関係していることを示す研究はある。
オオカミの黒い毛皮を発生させる遺伝子が、炎症の抑制と感染症防止にも関係していると考える学者もいる。
「人間を対象とした研究でも、炎症は寿命と生活の質に関係すると示唆されています」と、マクグリービー氏は言う。
「恐らくはそれと似たような過程により、感染症のせいで皮膚や耳で炎症を何度も繰り返し、免疫系に負担がかかって、寿命を縮めてしまうのではないでしょうか」
一部の犬種では、毛の色が気性と関係があり、さらに高い確率で聴覚や視覚障害が現れることを示すと言われている。
今回の研究ではまた、ラブラドールは全体的に肥満の確率が高いことも明らかになった。
イギリスのラブラドールの9%近くが、太り気味、または太りすぎだという。
なかでも、去勢手術を施されたオスが肥満になりやすい(手術済みのオスの場合11.4%、手術をしていないオスの場合4%)。
一方、去勢手術を受けた犬には精巣疾患やその他の病気のリスクが減るという効果もある。
メスの場合は、避妊手術と肥満の関連性は認められなかった。
この研究が、潜在的な健康問題の早期発見を助け、より健康で長寿の犬が生まれるような交配法を促せればと、研究者たちは願っている。
「ラブラドール・レトリバーは色々な病気にかかりやすいと言われていますが、特定の病気がペット全般でどれほど多いのかといったことについては、正確な情報が十分にありません」と、マクグリービー氏は言う。
「今回の研究は、イギリスにある数百という動物病院の記録に基づいて、数万匹ものラブラドール・レトリバーを対象にした初めての研究です。ラブラドール・レトリバーを飼うにあたって、どんなことに気をつければよいのかといった情報を、飼い主に与えるものだと思います」
文=Paul Heltzel/訳=ルーバー荒井ハンナ