動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

戦地に取り残され、傷ついた犬・猫を救う団体・個人が奮闘(ウクライナ)

2022-05-24 06:06:28 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

戦地に取り残され、傷ついた犬・猫を救いたい
 ウクライナでさまざまな団体・個人が奮闘

2022年5月15日(日)   

2月24日にロシアがウクライナに本格的に侵攻し、多くの人的・物的被害が生じています。
残念ながら、ペットの犬や猫も例外ではありません。
現在、ウクライナではペット・動物に対してどのようなサポートがなされているのでしょうか。


「動物パトロール」Facebookページ(https://www.facebook.com/ZooPatrul.UA)

■ ペットフードから見るウクライナのペット事情
最初にウクライナのペット事情を知るために、紛争前のペットフード事情を確認します。
ペットフードインダストリーによると、2018年におけるウクライナのペットフード市場の売上高は前年比40%増の約2億5千万ドルでした。
また西ウクライナを本拠地とするペットフード大手、コルモテック社は2021年に前年比約23%増の約6万6千トンものペットフードを販売しました。
増加した背景には個人消費の増長と輸出の拡大が挙げられています。
また2016年からのロシア産のペットフード輸出禁止の影響もあるとのことです。
このように戦争前はウクライナのペットフード市場は拡大していました。
拡大にはいろいろな要因がありますが、少なくともウクライナ国内では飼育頭数が増え、よりペットにお金をかける世帯が増加していたことがうかがえます。
このような背景を受け、国内のペットフード会社はペットフードの質が向上していることを認めています。

■ 傷ついたペット・動物を見つけるパトロールも実施
戦争がはじまり、多くのペットや動物が傷ついています。
一方、傷ついたペットをサポートする動きもあちこちで見られます。
コルモテック社は「SAVE PETS OF UKRAINE」プロジェクトを立ち上げました。
同社によると毎月500トンものペットフードを犬や猫に供給することを目標にし、専用ホームページでも支援を呼び掛けています。
取り残されたペットを保護する活動は各地で行われています。
たとえば首都キーウ(キエフ)にある「動物パトロール」では実際に車でパトロールを行い、無償で傷ついた犬や猫を救い、治療を施した上で、新しい住み家を探しています。
当初はキーフのアパートを中心に活動し、現在はロシア軍が破壊したイルピンやブチャでも展開しています。
同じくキーウにある「Adopt Don't Stop」は猫に特化した支援団体です。
同団体のFacebookには救った猫の写真と受け入れ先を求めるメッセージが書かれています。

■ 個人で頑張る方も
シェルターは団体だけでなく、個人単位でも行われています。
世界的に知られるようになったのはアーシャ・セルピンスカ(Asya Serpinska)さんです。
4月26日付のワシントンポストによると、彼女はキーウの北西ホストメリでシェルターを運営する77歳の女性です。
シェルターには3人のスタッフがおり、管理していた約700頭の犬、約100匹の多くが生存し、そしてライオンも救ったとのこと。
もともと彼女は数学の教授で、動物愛護のボランティア活動に従事。
約20年前に退職し、現在のシェルターをつくりました。
ウクライナ人の友人によると、このような小規模な動物シェルターはたくさんあるとのことです。
このようにウクライナでは多くの団体、個人がペットや動物を救おうと奮闘していますが、先ほど述べた通り、多くの命が失われていることも事実です。
今回紹介した団体ではホームページを通じて募金を呼び掛けています。
少しでもウクライナの動物に関心がある方は、支援を検討されてはいかがでしょうか。


猫に特化した支援団体「Adopt Don't Stop」のページ

 (まいどなニュース特約・新田 浩之)


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人に感染し死亡例も…一般家庭のイヌ2匹がマダニ媒介の“ウイルス感染症”(富山)

2022-05-23 06:09:59 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

人に感染し死亡例も…一般家庭のイヌ2匹がマダニ媒介の“ウイルス感染症”
1匹は庭等で遊ばせて体調悪く

2022年5月16日(月)  

富山県は、マダニが媒介するウイルスによるイヌの感染症例が、県内で初めて確認されたと発表しました。
飼い主への感染は確認されていませんが、国内では人に感染し死亡例もあることから、県は注意を呼び掛けています。

県によりますと、マダニが媒介するウイルス感染症、SFTS、重症熱性血小板減少症候群が確認されたのは県西部の一般家庭で飼われているイヌ2匹です。
うち8歳のイヌは、4月下旬に自宅の庭や山中で遊ばせたところ体調が悪くなりました。
今月1日に動物病院を受診しましたが、皮下出血や血小板の減少などの症状が続いたため、9日に県衛生研究所で検査したところ、マダニが媒介するウイルス感染症、SFTSと判明しました。
続いて10日に、14歳のイヌの感染も分かったということです。
現在は2匹とも快方に向かっています。

マダニは成虫で体長3~20ミリ程度で、主に森林や草地に生息し国内で人への感染の可能性があるのは、フタトゲチマダニなど2種類と言われています。
国内の感染事例は特に5月が多くなっていて、去年の夏までに人への感染は641人で、うち80人が死亡しています。
また動物への感染は、西日本を中心にネコ370例、イヌ19例となっています。
県内では、これまでに人への感染は確認されていませんが、県生活衛生課は「野山に立ち入る時は肌の露出を少なくし、マダニ忌避剤を使ってほしい。地面に直接寝転んだり腰を下ろしたりしない」などの感染予防と共に、ペットが体調不良になった場合は直ちに受診させるよう注意を呼び掛けています。



富山テレビ放送

人に感染し死亡例も…一般家庭のイヌ2匹がマダニ媒介の“ウイルス感染症” 1匹は庭等で遊ばせて体調悪く(富山テレビ) - Yahoo!ニュース


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ウクライナ政府から勲章を授与された“英雄”犬 危険地帯で数多くの命を救う

2022-05-22 05:54:39 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

ウクライナ政府から勲章を授与された“英雄”犬 危険地帯で数多くの命を救う

2022年5月9日(月)  

一頭のかわいい犬がいま、戦争で疲弊するウクライナ人に癒やしを与えるだけでなく、たくさんの命を救ってもいる。
その犬の名前は、パトロン。
ウクライナ語で「銃のカートリッジ」を意味する。
この2歳半のジャックラッセルテリアに与えられた「任務」は、ウクライナ北部でロシア軍があちこちに残置した地雷や不発弾を探知することだ。
嗅覚の鋭い犬は、地雷などに含まれる爆薬のにおいを嗅ぎ分けられるため、これまでもアフガニスタン、カンボジア、コロンビアなどで、訓練を受けた犬が地雷探知の任務を担ってきた。
独「シュピーゲル」誌によると、パトロンは人間が知らずに触れたら爆発して命を落としてしまうような爆発物をこれまで100個以上発見してきたという。


地雷探知犬パトロン Photo: STR / NurPhoto via Getty Images

ウクライナのヒーロー
ロシアによる侵攻が開始した直後から活躍ぶりが注目されたパトロンは、瞬時にウクライナの人々の英雄となった。
その任務の様子を紹介するインスタグラムのアカウントには20万以上のフォロワーがいる。
また、SNS上には絵やマンガ、さらにはぬいぐるみなどの「ファンアート」が数多く投稿されているという。
パトロンの人気はウクライナ国外にも広まっている。
アメリカやイギリスの複数のメディアでとりあげられたほか、英語版ウィキペディアのページも作られている。
そんなパトロンは5月8日、ウクライナ政府から正式に表彰された。
ゼレンスキー大統領とカナダのトルドー首相の合同記者会見の場に招かれたパトロンは、その「無私の奉仕」を讃えられ、勇敢勲章勲三等を授与されたのだ。
ゼレンスキーに勲章を見せられると、パトロンはうれしそうに尻尾を振って吠える。
つかの間の微笑ましいひとときに、ゼレンスキーとトルドーも和やかな表情を見せていた。

地雷の危険は長く続く
だが、地雷探知犬の活躍に微笑んでばかりはいられない。
地雷探知犬が必要なほど、ウクライナは危険な状態ということだ。
ロシア軍はウクライナ北部から撤退する際、地雷を人口の密集地周辺に無差別に設置した。
過去の紛争で地雷が使用されたアフガニスタンやカンボジアなどの国と同じように、戦闘が終わって長い期間が経過しても、住民が地雷の被害を受け、復興の妨げになるおそれがある。
人間を殺傷することが目的の対人地雷は、民間人に対する被害が特に問題視され、オタワ条約で禁止されたが、ロシアはその締約国ではない。
米「ワシントン・ポスト」などの報道によると、実際にウクライナでロシア軍が対人地雷を使用したり、対戦車地雷を対人用に改造したりした証拠が存在するという。
ゼレンスキー大統領は、パトロンへの勲章授与の後、子どもたちに地雷の危険を教えて被害に遭わないようにすることが「いま最も急を要する課題だ」と述べた。
パトロンの活躍を称賛しつつも、パトロンに頼らなくても安心して外を歩ける日が来ることを、ウクライナの人々は願っている。

爆発物探知犬、チェルニヒウで活躍 ウクライナ侵攻 - YouTube

COURRiER Japon


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保護猫にかかる意外な費用。譲渡会で確認しておきたい3つのポイント

2022-05-21 05:57:51 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

保護猫にかかる意外な費用。譲渡会で確認しておきたい3つのポイント

2022年5月5日(木)  

最近、保護猫という言葉をよく耳にします。
皆さんの中には、新しく飼う猫を保護猫にしようと考え、譲渡会の日程などチェックされている方もいるのではないでしょうか。
保護猫には譲渡費用が発生するのをご存知でしょうか。
今回は、保護猫の譲渡にかかる費用、また、実際に譲渡会で確認しておきたいポイントをまとめます。


写真:LIMO [リーモ]

◆保護猫の譲渡費用はどのくらいかかるの?
保護猫というのは、自治体の保護施設やボランティア団体などが保護している、ノラ猫、捨て猫、飼育放棄された猫のことをいいます。
そして、その保護猫の新しい飼い主となるのは、里親です。
保護猫は、主に譲渡会や保護猫カフェを通じて希望者に譲渡されますが、インターネットで飼い主を募る保護猫紹介サイトを通じてのケースもあります。
実際に保護猫を譲渡してもらうには、まず猫の里親になりたいと希望を出します。
そして、面談・書類審査などを経て、譲渡会の条件をクリアすれば、保護猫と里親の相性をみるトライアルになります。
保護猫との生活に特に問題がなければ、正式に譲渡されます。
大概の場合、この譲り受けの際に「譲渡金」とよばれるお金が発生します。
 一般的に2万円~6万円ほどが目安といえます。
しかし、そもそも保護猫は、もともとは捨て猫やノラ猫。譲り受けるのに、どうしてお金が必要となるのでしょうか。

◆保護猫の譲渡に「費用がかかる」理由
保護猫を譲り受けるときは、猫そのものに値段がついているわけではありません。
しかし、保護団体に捕獲されたとき、栄養状態が悪かったり、病気だったりするかもしれません。
また、人に懐かず、シャーシャー威嚇する猫だったのかもしれません。
いろいろな背景を持つ猫たちが、ヒトと生活できるようになるには、獣医師による医療ケア、保護団体のボランティアによる親身の世話などが欠かせません。
このような費用が前もってかかっていたため、譲渡の際にお金が必要となるのです。
保護猫になってからかかる費用あれこれ 猫が保護されてからかかる費用にはいろんなモノがあります。
例えば、病気にかかっていないかの検査、ノミや寄生虫の駆除、伝染病予防のワクチン接種、避妊・去勢などの手術代。
キャットフード、猫トイレ、猫砂、ペットシート、消毒などの衛生用品、猫を保護する場所の家賃、水道光熱費などいろいろなことにお金がかかります。
つまり譲渡金というのは、猫の生活費の元になるお金であり、次に保護を待っている猫たちの命をつなぐ循環資金ともいえます。
保護猫を譲渡してもらうときは、家に迎えた後の飼育費用以外に、譲渡金もかかることを覚えておきましょう。

◆次は、保護猫の譲渡で確認しておくポイントを3つ説明します。

保護猫譲渡で確認すべきポイントその1:猫が自身のライフスタイルにあっているかどうか
保護猫の年齢は、子猫、成猫、高齢猫まで幅広いのが特徴です。
猫の性格も愛嬌たっぷり、遊び好きで活発、人見知りでおとなしいなど、いろいろです。
どうしても目が行くのは、子猫です。
しかし、子猫は概して落ち着きがなく、予想外の行動もあり、目が離せません。
体が小さいため、気温の変化やちょっとしたストレスなどで体調をくずすこともあります。
なるべくなら、常に誰かが家にいて見てあげられる環境が望ましいです。
一方、成猫になれば落ち着いているため、静かな環境を好みます。
共働きで日中家を空ける場合でも、特に問題ないでしょう。
猫との生活は長く続きます。
一目ぼれの猫も良いですが、自身のライフスタイルにマッチした猫かどうかを、ボランティアスタッフに確認してみるのがよいでしょう。

保護猫譲渡で確認すべきポイントその2:猫の健康状態
保護猫によっては、もしかしたら猫エイズや猫白血病ウィルスキャリアかもしれません。
または、遺伝性の病気、それ以外の病気などを抱えているケースもあるかもしれません。
健康状態について確認しておきましょう。
もし、猫に健康上で問題があったとしても、必要な治療、病状にあったフードなど確認しておくことで、その後、元気に過ごすことができます。
また子猫であれば、ワクチンが未接種、避妊・去勢手術がまだという場合があります。
必ず、適した時期を確認しておくようにしましょう。

保護猫譲渡で確認すべきポイントその3:猫の性格
猫の性格は千差万別です。
人懐きの良い猫、好奇心旺盛な猫であれば、早いうちに環境に馴染んでくれます。
 一方で、警戒心が強かったり、小心だったりすると、新しい家族に慣れるまでは時間がかかる場合もあります。
猫の性格については、保護猫ボランティアが把握しているはずです。
譲渡を受ける前に確認しておきましょう。

◆まとめ
猫が家にやってきたら、まずは安心できる環境を整えてあげましょう。
構い過ぎず、静かに様子を見守り信頼関係を築きましょう。
この先保護猫との生活には、それなりの費用がかかったりお世話の時間がかかったりと大変なこともあります。
とはいえ、猫のカワイイ姿、オモシロイ行動などには、癒されることも多々あります。
保護猫は、大切な家族の一員。
幸せな一生となるよう、最後まで責任を持ちましょう。

例:東京都動物愛護相談センターの場合

参考資料  ・東京都動物愛護相談センター「東京都動物情報サイトワンニャンとうきょう」

舟本 美子

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人を噛んで“殺処分”寸前のドーベルマンを保護

2022-05-20 05:57:39 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

人を噛んで“殺処分”寸前のドーベルマンを保護     
 「問題は犬種ではなく飼い主の育て方」更生に挑んだトレーナー男性が訴え

2022年5月5日(木)  

先月22日、千葉県木更津市で警察官20人が出動する大捕り物が繰り広げられた。
大捜索の対象となったのは、ドーベルマン。
成犬1頭と子犬3頭、合わせて4頭が逃げ出した。
ドーベルマンは捜索開始から約6時間半後に無事保護され、けが人はなかったが、2012年には代々木公園でリードを外したドーベルマンが通行人に噛みつき、けがをさせたことで飼い主が逮捕される事案が発生。さらに2011年にはドーベルマンが隣人に噛みつき、被害者が退去したことを受け、マンション管理会社が飼い主に損害賠償請求訴訟を起こす問題も発生している。
逃げ出しただけで大騒動となったこの事態については、“狂暴”というドーベルマンのイメージが関係している。
しかし、犬の狂暴性について「犬種ではなく飼い主の育て方に問題がある」と訴える男性がいる。


ドーベルマンのヒカル

そもそも“ドーベルマン=狂暴”というイメージはなぜついてしまったのか。
ドーベルマンを専門に育てるブリーダーの鈴木淳一さんは「筋肉質で見た感じの精悍さはあるが、遊び好きで甘えん坊なところもある。人が家にくれば威嚇はするが、噛みに行くということはない。今は若い人や女性にも人気の犬種になっていて普通の犬と変わらない。扱いやすいところもある」とドーベルマンについて説明する。
好奇心旺盛でやんちゃだが、人懐こく比較的飼いやすいというのが、鈴木さんの考えだ。


逃げ出したドーベルマンを約6時間半後に保護

ではなぜ、警察が出動する騒動に至ってしまったのか。
そのことについて鈴木さんは「1970年代にドーベルマン・ギャングという映画があった。訓練されたドーベルマンが銀行を襲って大金を持って逃げるというストーリーだった。それが世界中で大ヒットしたので、そのイメージが根本にあるのではないか」と続けた。
そんなドーベルマンの狂暴なイメージと正面から向き合うドッグトレーナーがいる。
NPO法人「DOGDUCA」代表で犬の保護施設などを運営する高橋忍さんだ。
高橋さんの傍らには、過去に4人の人に噛みつく事件を起こしたドーベルマンのヒカルが寄り添っている。
体重50キロ、雄のドーベルマンであるヒカルは、2015年に愛知県で飼い主が自宅ドアを開けた際に逃げ出して通行人4人を噛んでしまう。
その時のけがで飼い主は足を骨折。
高齢ということもあり、ヒカルを飼い続けることが困難な状況に。
「4人も人を噛んだ狂暴な犬」というイメージがついてしまったヒカルを引き取ってくれる保護団体はなく、そのままでは殺処分になってしまうヒカルを引き取ったのが高橋さんだった。


殺処分寸前まで追い詰められたヒカル

ヒカルを引き取ってから、高橋さんはなぜヒカルが人を噛んでしまったのかを考えるようになったというが、そもそも犬が噛むという行為について「小さい大きい関係なく、犬というのは怖さを感じたり、恐怖を感じたり、不安を感じてしまえば、人間が『やめて』というのと同じことを口でやるのが噛みつきになる」と高橋さんは説明する。
その点、ヒカルの当時の飼い主は高齢だったこともあり、大型犬の散歩は困難だった。
つまりヒカルは自宅以外の場所や知らない人間に慣れていなかったこともあり、慣れない場所に出て、知らない人間に会ってしまったことでビックリして人を噛んでしまったのではないか、というのが高橋さん分析だ。
「僕という人間をまず安心してもらえるように。認知させるということを3回ほどやった。散歩へ連れ出して、通行人の人たちに(対してヒカルが)安心して歩くようにするためには相当時間がかかった。この子を更生させて『犬は悪くない』ということをとにかく伝えたい気持ちが非常に強かった」


「問題は犬種ではなく飼い主の育て方」と高橋さん

ヒカルを引き取った高橋さんはこれまで1000頭以上の犬のトレーニングを行ってきた。
ヒカルの更生は順調に進み、その様子がメディアでも紹介されるようになると周囲の見方に変化も。
「名古屋市でいうならば8年連続で犬の殺処分はゼロ」と高橋さんが語るように、更生したヒカルの姿に感銘を受けたことがきっかけとなり、翌年、名古屋市の殺処分はゼロになった。
ヒカルが処分されていたら、こうなっていなかったのではないか、とも高橋さん。
そんな高橋さんは「犬種ではなく、やはり飼い主さんの育て方だと思います。こういう事件が起こってしまうと、大きいからいけない。怖いからダメだとなるんですが、飼い主さんは言うことを聞かせるしつけばかり一生懸命になっている気がする。飼われたときからきちんと人慣れさせて、犬慣れさせて、色々な出来事にも対応できるように安心感を持たせる育て方をしていけば、いざ、外に飛び出しちゃっても、そんなにパニックになったり、怖がったりという行動をとらずに済む」と述べ、問題は犬種ではなく、飼い主の育て方にあると訴えた。

(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)

【関連記事】 【映像】“殺処分”寸前 ドーベルマン「更生物語」


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動物愛護団体の見極めるべき実態…寄付狙いや虐待ケースも

2022-05-19 06:05:23 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

動物愛護団体の見極めるべき実態…寄付狙いや虐待ケースも【杉本彩のEva通信】

動物愛護団体は、声なき動物たちを助ける善良な人たち、そう思う人が多いと思います。
しかし、すべての愛護団体がそうであるとはかぎりません。
ペットビジネスの闇については、事業者による虐待や不適正飼養がメディアでも取り上げられるようになり、少しずつ世に知られるようになりました。
けれど、動物愛護団体には、それ以上に深い闇があると言えるかもしれません。


杉本彩のEva通信 犬や猫、ペット 動物たちの今

◆動物愛護団体の種類
実際、動物愛護団体による虐待などが、内部告発されることもあります。
当協会Evaも、相談者からの通報で動物愛護団体を刑事告発したことがあります。
そこで、よくこんな質問をいただきます。
「寄附したいけど、どこにすればいいかわからない。信頼できる動物愛護団体を教えてほしい」と。
現状を知れば、寄附に慎重になるのは当然です。
良くない団体に寄附すれば、自分の善意が生かされないどころか、結果その罪に加担することになってしまいます。
寄附は、その団体を支え応援することですから、責任が伴います。
しかし、善意の寄附を正しく有効に使ってくれる団体はどこなのか、全国に大小さまざまな形の動物愛護団体がありますから、見極めるのは意外と難しいようです。
私もEvaを立ち上げる前、個人では情報量が少なく、今ほど多くの知識と視点を持っていませんでしたから、個人で見極めるのは難しかったと思います。
けれど今は、他の動物愛護団体との信頼関係を構築し連携を深め、動物問題に携わるさまざまな専門家とも情報交換しています。
その経験が、優良な動物愛護団体を見極めるための判断基準を明確にしてくれました。
皆さんの善意が有効に活用されるため、今回は、寄附先の団体を選ぶ時に、参考にしていただきたいことを書きます。
ここで、動物愛護団体について改めて整理しておきます。
動物愛護団体は、大きく分けて2種類あります。
まず一つ目は、保護施設を設置し、一定頭数以上の動物の取り扱い(動物の譲渡、保管、貸出し、訓練、展示)を業として行う保護団体です。
動物を取扱う保護団体は、「第2種動物取扱業」として行政への届け出を必要とします。
ちなみに、これらの業に営利性を有する動物取扱業、ペットショップや繁殖業、動物の競りあっせんなどは「第1種動物取扱業」です。
そして二つ目は、Evaのように、動物を取り巻く問題を、根本から変えていくことを目的に活動している啓発団体です。
事業者による動物の犠牲を生み出す負の連鎖を断ち切り、不幸な動物を生み出さない社会の実現を目指し、動物愛護管理法改正や事業者への規制強化などを視野に入れ、関連各所に対し提言やロビー活動、社会に向けて運動を行います。
啓発団体にはそれぞれの得意分野と手法があり、それを生かしながら活動します。
たとえば、実験動物や畜産動物、展示動物の福祉について、企業や国に働きかけるのを得意とする団体もあります。
そういう啓発団体は、そのジャンルについての深い知識を持ち、最新の情報を把握し、的確なタイミングで行動を起こします。
Evaも、啓発の範囲は愛玩動物だけではなく、人間の飼育下にあるすべての動物が対象で、講演の際には、畜産動物や展示動物の問題から、それに関わる環境問題についても取り上げることがあります。
しかし現状、多くの時間と労力を費やしているのは、一般の方や動物保護団体からも相談を受ける動物虐待事案への対応です。
その内容は、ペットショップや繁殖事業者の劣悪な飼育環境下のネグレクト。
ネットに流れる動物虐待の映像。
そして、一般飼い主や事業者に関係なく、各地で発生したさまざまな問題です。
例えば、たくさんの猫が何ヶ月も無人の家に閉じ込められていて、ご飯や水も与えられてないようだから助けたい、という相談などもあります。
しかし、警察や行政のような権限を持っていない民間団体ができることには限界があります。
ですから、それらを動かすためにも、何が一番の解決策か検討し、考え得る限りの人に連絡をとり、必要であれば議員の力を借りることもあります。

◆動物を不幸にするケースも
さて、前出の「動物保護団体」の問題に触れたいと思います。
動物を救い、幸せへの架け橋となるはずの団体であるのに、動物を幸せにしていないどころか、逆に苦しめているケースもあります。
これにもいくつかのパターンがあり、「可哀想だから」「犬猫を引き取って欲しいと頼まれて断れないから」と、悪気なく受け入れ、保護団体が収容スペースや人手が足りなくなって追いつめられた結果、多頭飼育崩壊寸前のようになるパターンです。
しかし、もっと問題なのは、多くの動物をレスキューすることで注目を集めようとする団体です。
大規模なものや、テレビなどで取り上げられ話題になった動物虐待案件に関わるレスキューには、賞賛が集まります。
賞賛は、ダイレクトに寄附に繋がるため、適正飼養できるキャパを超えても動物を引き取る団体があります。
また、とても難しい案件について、事実とは異なる活動や結果をSNSで発信し、それを信じている人々から賞賛を浴びたら終わり。問題は放置されたまま、ということもあります。
現状の法律や制度の中では、動物問題を解決する時、困難になる障害がいくつもあるため、神わざのように迅速に解決することなどありません。
他にも寄附金を募っているにも関わらず、収支報告を公開していない団体もあります。
その団体を応援したいと寄附して下さる方々に対し、透明性を高め情報公開していくことは基本中の基本です。
また謳い文句として「殺処分ゼロ」はよく使われます。
行政が殺処分ゼロを継続しているのは、自分たちがセンターから救っているから。
殺処分ゼロ継続のために寄附をお願いします、というアプローチです。
ゼロのためには、どんな難しい野犬でも引き取ります。
結果、公開している施設は福祉に配慮するが、人目に触れさせない犬舎では過密飼育。
動物の管理がずさんになり、医療的ケアも行き届かない。
そして、犬たちはストレスからケンカ。
犬舎で弱い犬が咬み殺されてしまうなど、ある意味、殺処分より酷い死に方をさせてしまうケースもありました。
また、行政の施設から譲り受けては、無責任に横流しをし、保護数のカウントを稼ぐ団体もあります。
数は賞賛に繋がり、賞賛は寄附に繋がる。
これらを実感しているから、保護の質や動物の幸せよりも、常に数を追い求め、ただ命を救えばいいという、動物福祉を無視した活動になる傾向があります。
しかし、これでは本当の意味で救うことになっていません。
動物保護団体に、これらの問題がありがちなのは、保護された直後の痛々しい可哀想な動物のアピールが大きな影響力を持つからです。
また、殺処分から救われた犬が人のために活躍する美談も人々は大好きです。
ドラマティックな宣伝広告をすることで、人の心情に訴えます。
それらに心を痛めた人や感動した人が、寄附をしてくれるという、人の心理傾向があるからでしょう。
それがゆえにこうした団体は、これらの心理を巧みに操ることが上手いのです。
もちろん、寄附を集めなければ運営や活動もできないので、寄附を正しく使うなら、集めるために工夫を凝らすことはなんの問題もありません。
実際、動物たちは傷ついていることも多く、それらの事実を過剰な演出や嘘を加えず、問題提起するためにも、ありのまま伝えることは重要です。

◆善良な団体の姿
しかし長年、私が見てきた印象では、誠実に活動をし、丁寧な譲渡をしている団体ほど、それらのアピールは巧みではありません。
そもそも今いる保護動物のお世話や、これから里親になる方のお宅訪問による飼育環境のチェック、正式譲渡までのやり取りや動物のお届け、日々寄せられる保護依頼の相談と捕獲。
そして不妊・去勢手術、ワクチン、治療による通院など、朝から晩まで走り回っています。
本当に頭が下がる働きぶりです。
ですから、全力で真摯に活動している保護団体は、時間と労力をPRに割くことがなかなかできません。
少なくとも、当協会Evaが信頼し、お付き合いのある団体はそうです。
時間や労力が捻出できなければ、お金を使ってあらゆる媒体に広告を打つこともできますが、残念ながら、寄附文化が育っていない日本では、広告費を使ってPRできるほど、潤沢な資金のある誠実な保護団体は存在しません。
頻繁にYouTubeなどでPRし、視聴回数を稼げれば収入になるのでしょうが、やはり時間と労力に余裕がないと思います。
しかし、ある程度の長い期間、誠実にやってきた保護団体は、特別大きな収入を求めて労力を使うのではなく、一定の支援者がいて、その方たちから信頼されるような丁寧な活動に力を注いでいます。
そうして、支援者との信頼関係の中でなんとか運営しているのだと思います。
私も微力ながら、自分のできる範囲で、誠実な保護団体に個人的に寄附しています。


猫の保護団体とEvaが共同で行った譲渡会の会場

◆募金活動に感じる疑問点
次に問題視するのは、募金活動のやり方です。
最近では、土日になると犬連れで、駅のロータリーで募金活動をしていた保護団体が、しつけと称して動物をたたき、動物虐待で告発され、家宅捜査が入りました。
駅のロータリーで募金活動をしている団体を私も時々見かけますが、調べてみるとそのほとんどは問題ある団体です。
その中には、保護とセラピーを売りにしている団体もありました。
そういった団体の背景を見ていくと、ペット販売事業者の傘下にある団体だとわかることがあります。
立派な純血種をつれて募金していることから窺えるのは、販売事業で売れ残った犬を保護犬として募金活動に連れ回したり、セラピー犬だと言って貸し出すのだと思います。
募金を募って立っているのはアルバイトの若い子で、何も分からず募金を集めています。
若い女性が可愛い犬を連れていると、客寄せとなる動物に、狙い通り安心して人は寄ってきます。
そして、しばらく犬と戯れたら、募金して去っていくのです。
おそらく、少しいいことをしたような気分になるのでしょうが、その善意はまったく生かされません。
その光景は、ペットショップの展示販売と似ているように思います。
「可愛い」でお客を引き寄せ、抱っこさせて購入に繋げる。
一方、「可愛い」で通りがかりの人を引き寄せ、「可哀想」で寄附に繋げる。本質は同じです。
聞くところによると、数カ所でこのような募金活動をすれば、1日80万円くらい集まるそうです。
このような募金活動は昔からあるのですが、動物愛護の機運が高まり、保護犬や保護猫という言葉も浸透した今、保護動物に大きな注目が集まるようになり、その額も増しているのかもしれません。
皆さんには、そもそも駅前の喧騒の中、犬連れの募金活動に同行させられる犬の負担について、気づいてほしいと思います。
目の前の可愛い犬に気持ちが動き、「可哀想なこの子が救えるのなら…」ではなく、犬に負担を強いる団体に、疑問の目を向けてほしいのです。
保護団体が守るべき基本中の基本、それが「動物福祉」です。
また、問題ある団体の多くは、人に対しても扱いがぞんざいです。
表向きは、身を削りながら必死に活動しているというドラマを作り上げます。
しかし内情は、ボランティアへの恫喝、犬も人も、代表が怖くて委縮していることもあります。

◆「下請け保護団体」の問題
とにかく、多種多様な問題を抱えている第2種動物取扱業の動物保護ですが、今後、もっとも注意していただきたいのは、ペット業界の「下請け保護団体」の問題です。
これは、かなり闇が深くて、一般にはなかなか見えづらい問題です。
下請け保護団体とは、ペット業界と助けたり助けられたりの、持ちつ持たれつの関係で成り立っている団体のことです。
その橋渡しをしているのが、某大手ペットオークションの会社です。
ペットオークション会場で売れなかった犬猫を、買い付けに来る保護団体もあるそうです。
また、管理の悪い繁殖屋に訪問し、セレブが好きそうな犬種をそこから選んで持っていくという話も聞いたことがあります。
まるで仕入れです。
不要になった繁殖犬を引き取るだけの団体も。
さらには、オークション事業者から資金提供を受け、施設や病院を作り、その傘下で活動している団体もあります。
繁殖業者が崩壊すると、オークション業者からの依頼で現場に入り、レスキューと称して無償で動物を入手します。
そして、「こんな酷いことが、、、」「可哀想に、、、」とブログなどで発信し活動をアピール。そのような保護団体の里親会には、かなりリッチな人にしか飼育できない犬種がいることもあるようです。
問題は、下請け保護団体も、実際に保護動物を抱え、里親に譲渡し、命を繋いでいることから、その正体が一般の人には分かりづらいことです。
特に、そこからの縁で里親になった人や、SNSで活動の表面だけを見て応援している人にとっては、素敵な出会いを繋いでもらったことへの感謝や、「命を救い幸せにしている」という、目の前の事実がすべてで、全体像を俯瞰から見られないため、盲信的になりがちです。
もちろん、目の前の命を救うことは尊くて大切なことです。
この活動に携わる人は、誰もが必死に力を尽くすはずです。
と同時に「目の前の命を救う」というその背景の「悪徳繁殖業者を支えている」という、見たくない認めたくない事実も、しっかり直視すべきです。
こう言うと「じゃ業者のもとにいた犬猫は見捨てるのか?助けないで見殺しにするのか?」とお怒りになる方もいます。
そうではありません。
これまで劣悪な繁殖場で苦痛を強いられ生きてきた犬猫には、何よりも手厚い医療と保護が必要です。
ですが、悪徳繁殖業者が儲けのため増やした犬猫を都合よく受け入れ、事業者支援をしている限り、第2、第3の被害犬猫がエンドレスで産まされ続け、悪徳ビジネスの継続に繋がってしまうのです。
私たちEvaが、これを強く問題視するのは、前々回のコラムにも書いた、長野県松本市で起こった事件を繰り返させないためです。
悪徳繁殖業者による悪魔の所業のような虐待やネグレクト。その要因となっている命の大量生産・大量流通を終わらせるため、諸悪の根源を断つことです。
そうでなければ、どんなに法改正や省令制定で規制を厳しくしても、繁殖引退犬猫や、疾患を持っていたり奇形で売れない子の受け入れ先があるのですから、事業者は今まで通り、安心して大量に繁殖させ、何も変える必要がないのです。
そうなれば、ペットショップで虐待的繁殖により生まれた子の飼い主になる消費者や、下請け保護団体から引き取る里親が、その子を育てるための費用や疾患の治療費の肩代わりをするようなものです。
もし、悪徳繁殖業者から酷い状態の犬猫をレスキューしたら「なんでこんなことが起きるのか!?」「なんでこんな状態にした事業者がのうのうと営業を許可され続けているのか!?」と、真に動物を救いたいと思う団体なら、そのことに疑問と怒りの矛先を向け、解決の道筋を見出すことに尽力するでしょう。
しかし、下請け保護団体は、繁殖業者の改善や業の取り消し処分という、根本的な問題には言及しません。
そして、悪徳繁殖の温床となっているペットオークションについても、存在していてくれるほうが都合がよいのでしょうか、そこを批判することもありません。
そして、根本的な問題を問われたら、「だってこの子たちを救わないと可哀想じゃない?」「目の前の命を放っておけないでしょ?」そんな感傷的な言葉で、すべてを煙に巻いてしまいます。
このように、動物愛護団体の問題は根深いものがあります。
このような実態を明かすと、オークション事業者とぐるになって、下請け愛護団体から事実と異なる謂れのない猛攻撃を受けます。
けれど、私は知っていながら知らないふりはできません。
なぜなら、ペット業界の犠牲となり苦しむ動物たちの悲劇を本気で終わらせたいと思うから。
そして、共に同じ志で、人生の多くの時間を捧げ、苦しい現状にも弱音を吐かず、自己犠牲など売りにしない、真の保護団体を応援したいからです。
皆さんの温かい善意を、そんな保護団体に届けていただけるよう、心から願っています。

(杉本彩)

 

日本が保護団体の必要ない社会になるのが願い
「保護団体」です。
「愛護団体」ではありません。
保護と愛護を共に行っている「保護・愛護団体」も存在すると思いますが、
杉本彩さんが述べている保護団体の存在、無くなるべきです。
愛護団体は必要不可欠な団体だと思います。
「保護団体」と「愛護団体」を混同しないこと!

【杉本彩のEva通信】で述べられている内容の本質をよ~く理解してくださいね。


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殺処分をなくすカギは“適正飼養”

2022-05-18 05:50:14 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

殺処分をなくすカギは“適正飼養”…
パナソニックが保護犬猫 約350頭の譲渡会を開催

2022年5月3日(火)   

ゴールデンウィークが始まった4月29日と30日、東京都江東区の「パナソニックセンター東京」で犬と猫の譲渡会が開催された。
東京、千葉、神奈川、埼玉から14の保護団体が参加し、2日間合計で約350頭の保護犬・保護猫が紹介された。
初日は季節外れの寒さと雨という悪天候にもかかわらず、多くの来場者が集まり関心の高さをうかがうことができた。


(写真:REANIMAL)

◆保護犬・保護猫の役に立ちたいという思い
パナソニックは、見守りカメラや抜け毛が絡みにくい掃除機など、ペットとの快適な生活をサポートする家電製品を販売している。
動物に関わる形で社会貢献をしたいとの思いから、昨年秋に「ジアイーノ保護犬猫応援プロジェクト」が立ち上がった。
保護犬・保護猫を飼育するシェルターでは、においが課題の1つとなっているという。
そこで、空気清浄機を全国10の保護団体に寄贈。里親希望者を受けれやすい環境づくりに、シェルター内を除菌脱臭する「ジアイーノ」が活用されている。
また、毎朝の清掃では特に糞尿のにおいが強かったが、次亜塩素酸を使った脱臭効果でスタッフの働きやすさも向上したという声が現場から届いているという。
パナソニックエコシステムズ 家電マーケティング部の田頭裕子氏によれば、「我々の家電が保護犬や保護猫の役に立てば」との思いから始まったのがこの応援プロジェクトだそうだ。

◆「譲渡会を身近に感じてほしい」
ほとんどがボランティアスタッフや寄付などによって運営されている保護団体は、譲渡会を行う場所の確保に苦労するケースが多い。
また、保護犬や保護猫に関する情報発信に割く時間や費用も限られる。
保護団体が抱えるそうした課題を、パナソニックは応援プロジェクトを通して知ったという。
そこで、譲渡会場の提供と幅広い情報発信をプロジェクトの第2弾として、「パナソニック保護犬猫譲渡会」の開催が決まった。
初の取り組みだが、ペットカメラと掃除機の担当部署も賛同して今回の開催に至った。
このイベントを企画した田頭氏は、「“ちょっと行ってみようかな?”と、譲渡会を身近に感じていただきたかった」と話す。
事前にTwitterやインスタグラムなどSNSを活用した情報発信も積極的に行ったことで、注目度は高かったようだ。
初日は昼過ぎに整理券の配布が終了していた。





◆会場には獣医師も常駐
譲渡会は午前・午後に分け、2日間で合計4セッションが行われた。
里親希望者に紹介されるのは、犬と猫の負担を考えて1頭当たり最大3時間。
その間、それぞれの保護団体スタッフが様子を見て休憩させたり、ケージに覆いをかけて休ませたりと注意を払った。
会場には獣医師も常駐しており、体調に気遣った運営が行われた。



◆団体からのコメント…終生飼養の大切さ
会場では、参加団体から話を聞くこともできた。
主に関東圏の自治体が保護した犬猫の里親探しを行っている「アルマ東京ティアハイム」は、最期まで面倒を見る終生飼養の大切さを訴える。
自治体への持ち込みや殺処分などの数字は減っているが、飼育放棄や飼い主の病気などによって行き場のなくなる犬や猫は少なくないという。
亡くなった親が可愛がっていたペットの引き取り依頼もあるそうで、「お子さんがいらっしゃる方でも、ご自身に何かあった時は(愛犬や愛猫を)どうするか考えておいてほしい」と話す。

◆「蛇口を閉める」ことにもつながる譲渡会
明るい兆しが感じられる意見も聞かれた。
保護犬・保護猫という存在に対する社会的な認知は進んでいるようだ。
約70匹の猫を伴って参加した「ねこかつ」(埼玉県)によると、以前はパナソニックのような大企業が譲渡会を主催することは「全く考えられなかった」そうだ。
「保護猫カフェを始めた9年前は、“保護猫って何?”という状況でした。まだ十分とは言えませんが、広く知られてきたことを実感します」と代表の梅田達也氏は話す。
とはいえ、殺処分をなくすためには新しく不幸な命が生まれない環境も必要だ。
梅田氏は、「今いる子たちを救うのと同時に、“蛇口を閉める”活動も重要です」という。
終生飼養に加えて無秩序な繁殖の防止など、「適正飼養」に関する啓発活動を並行して行うことが大切だ。
「テレビで動物の保護活動を観ても、“心に刺さる”ことは多くないと思います。でも身近で譲渡会があれば、そこにいる子(=犬・猫)たちが“なぜそういうことになったのか?”を考えるきっかけになります」と、梅田氏は語る。
適正飼養について考えるきっかけづくりにも、譲渡会は重要な役割を担っているようだ。

◆コロナ禍が生んだ新しい流れ
昨今のペットブームが飼育放棄の増加につながることを懸念する声が聞かれるが、悪い面ばかりではないという団体もいた。
都内で保護犬猫カフェを運営する「スモールライフプロテクション」によると、リモートワークなどで在宅時間が増えたのをきっかけに保護犬を迎える世帯が増えたそうだ。
「仕事の関係であきらめていた方が、『今ならゆっくり向かい合える』とお迎えするケースが増えました」という。

◆今後への期待
今回の譲渡会では100点におよぶ写真の展示も行われた。
様々な事情で保護された犬と猫たちの、現在の幸せそうな様子が印象的な作品が並ぶ。
「かわいそう」な部分だけでなく、こうした暖かい面を紹介しながら幅広い層にアプローチすることも大切だろう。
パナソニックは今後も、「ジアイーノ保護犬猫応援プロジェクトと譲渡会を通じて、一匹でも多くの保護犬・保護猫が幸せに過ごせるように支援活動を行っていきます」としている。
これまでの取材では、「日本が保護団体の必要ない社会になるのが願い」と語る団体に会うことがあった。
応援プロジェクトのような取り組みを大企業が始めたことで、そんな社会が実現する日が来るかもしれない。











RE ANIMAL 石川徹

【画像】年齢も性別も様々な犬や猫が譲渡会で紹介された


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俳優・坂上忍さんが億単位の私財を投じ犬猫保護ハウス「さかがみ家」開設

2022-05-17 05:57:31 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

俳優・坂上忍さんが億単位の私財を投じ犬猫保護ハウス「さかがみ家」開設 その原動力とは

2022年5月3日(火)  

「建物の建設が始まったのを見た時、『ヤベー、これはヤバイぞ』って。ここまで見通しが立っていないことを始めたことがないので怖さはあります。初年度は持ち出しでいいけれど、いつまでもじゃ困る。赤字は嫌いなので失敗はしたくないし、この子たちのこととなると失敗はできません。死ぬ気で経営を成り立たせたい」
俳優・坂上忍さん(54歳)が8年間務めた「バイキングMORE」(フジテレビ系)のMCを卒業した直後の4月、飼育放棄などで保護された犬や猫を引き取り、里親へとつなぐ「保護ハウス」を千葉県袖ケ浦市にオープンさせた。
すべて私財を投入。
約1万5000平方メートルの土地に犬20匹、猫30~50匹を保護できる2階建ての「家」を造り、まずは“初級編”として犬6匹、猫10匹から運営をスタート。
敷地内には広大なドッグラン、建物内に猫用のサンルームやキャットランも完備。
欧米型のゆったりした保護環境を目指している。


坂上忍(ティーカッププードルのトキちゃんと)/(C)日刊ゲンダイ

■自分の名前を利用してでも利益を上げたい
「ペットショップの片隅にいるのを見つけ飼っていた五男坊(犬)の『リク』を1年弱で死なせてしまって。保護施設の現状を調べていくうちに、この環境で大丈夫なのかな、善意のボランティアでは限界がある、と思った。殺処分ゼロを目指して無理して数を受け入れ、パンクしたり。動物の命を救うために一生懸命働いている人たちの生活を確保する形にもっていけるよう、経営の観点を入れ、ちゃんとした利益が出るようにしないといけない。僕は自分の名前を利用してでも利益を上げたい。それができたらフランチャイズ化も。いまの僕だからできる“反則技”です。ペットフードなどの共同開発の計画が進んでいます」

◆若いころの僕は決して良い飼い主ではなかった
犬や猫をペットショップで買うのが当たり前の日本で「保護犬や保護猫を引き取ることも選択肢に入れませんか」と伝えていきたいと考えている。
「手がかかる子はかわいい、って本当なんですよ」とほほ笑む。
「この『トキちゃん』(写真で坂上が膝に抱えているティーカッププードル)は繁殖犬として、子犬を産むだけ産まされて捨てられた。閉じ込め生活だったので、ケージに入れると、ものすごく吠える。歯もボロボロでごはんをふやかして手で与えないと食べない。半介護みたいですけど、それが楽しい。症状はそれぞれですが、みな人間に裏切られ、人間にかわいがられたいんだけれど、どこかトラウマを持っている。それを受け止め、その子に応じた接し方をすると、少しずつの変化がとてもうれしくなりますよ」
私財投入は億単位と想定される。
そこまでして、自ら保護ハウス運営に乗り出す原動力は何なのか。
「趣味もないし、仕事で人と知り合っていく流れの中でこっち(千葉県)に家を建てて動物と暮らして。動物が働く唯一の活力となって、頑張れてたようなところがあった。僕は若いころに犬を育てられなくて手放したことがあり、決して良い飼い主ではなかった。その贖罪のような気持ちでペットショップで安売りされている子を飼うようになり、そして保護犬を引き取って。ただ、それだけじゃないですね。フジテレビさんに『保護ハウスをやりたいんだけど』と企画提案し、まさか番組が実現すると思わなかったのが『やりましょう』となり、その時点で逃げられなくなった(毎週金曜放送中の『坂上どうぶつ王国』)。(交際している)彼女さんも『何とかなるよ』って。そうした人たちに助けられた結果ですね」


千葉県袖ケ浦の犬猫保護ハウス「さかがみ家」(C)日刊ゲンダイ

(取材・文=小塚かおる/日刊ゲンダイ)

▽坂上忍(さかがみ・しのぶ)
1967年東京都生まれ。3歳で劇団に入団し、国民的子役として活躍。ドラマ、映画、舞台に出演のほか、97年には映画監督デビュー。
舞台の脚本・演出も手掛ける。2009年に子役育成のプロダクションを設立。
近年はバラエティー番組に出演、MCも務める。
自宅でも多数の犬猫と暮らしている。

▽「さかがみ家」
千葉県袖ケ浦市にオープンした一般社団法人の動物保護ハウス。
総敷地面積は全体の3分の2を占める池を含め、約1万5000平方メートル。
建物は2階建て、延べ床面積225平方メートル。
1階は犬用で最大20匹を飼育できる。
2階が猫用で30~50匹。
ドックラン、キャットラン、猫用のサンルームを完備。
スタッフが寝泊りできる部屋もある。
隣接地にウイルスなどに感染した猫用の飼育棟の増設を予定している。


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猫用の高級ランニングマシンは必要?

2022-05-16 05:50:43 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

猫用の高級ランニングマシンは必要?
 全力疾走する姿に「買った甲斐あった」「中年に差し掛かる猫様に良いかも」

2022年5月3日(火)  

これなら家の中でも全力疾走!(上森徹さん提供)

室内で飼っていると高齢になるにしたがって運動不足に陥りがちな猫。
今SNS上ではそんな猫にうってつけのキャットホイールが注目を集めている。

きっかけになったのは 「¥45000- 突っ込んだ甲斐があったわ」 と実際に器具を使用する動画を紹介した福岡県にお住まいのプロドラマーで、以前、"猫ケツドラマー"として話題になった上森徹さん(@Toru_drummer)の投稿。
(参考「“ケツドラム”でヘブン状態に!?… お尻を叩かれながら『恍惚の顔』になる猫ちゃんが話題に」2021年4月18日「まいどなニュース」掲載)

ホイールの中身が回転する仕組みになっていて、室内でも猫ちゃんが思いっきり走り続けることのできるこのキャットホイール。
アメリカで開発された「One Fast Cat」という製品で、今国内の愛猫家たちの間でも購入する人が増えているようだ。
上森さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは 「うちのこれから中年に差し掛かる猫様に良いかも👀 かなり全力疾走してますね😸」 「購入しました。 めちゃくちゃ遊んでくれそうですね。 お値段が少し高くなってる。 需要がありそうだもんな…。」 「そこそこ発電出来そうな運動エネルギー。ハムスターより使えるかも。」 など数々のコメントが寄せられている。
上森さんにお話をうかがってみた。

――「One Fast Cat」購入のきっかけをお聞かせください。
上森:もともと小型のキャットホイールを購入していましたが、ケツドラム猫として話題になったみなが、体格が合わなくなってきたのか全力疾走できなくなりました。また、同居猫のハクはもともと体格が大きいので歩くこともしようとはしませんでした。 こういったことがあり、2匹がこれから元気に全力疾走して遊んでくれたらいいなという思いで購入しました。

――実際に購入してみて、使い心地などいかがでしょうか?
上森:みなは楽しそうに全力疾走してくれるようになり、ハクもトレーニングした結果、だんだんキャットホイールでの遊び方を覚えてきているので、買った甲斐があったなあと嬉しく思います。猫ちゃんが全力疾走している姿は本当にかわいいです。それに太り過ぎの予防にもなるかなと期待しています。

――これまでの反響についてご感想をお聞かせください。
上森:猫ケツドラムの時と同様に、まさかこんなに反響をいただけるとは思わず驚いています。今思えば猫ちゃんの全力疾走する姿をしっかり見れること、こんなおもちゃがあること自体、あまり知られていなかったことが理由なのかなと。 キャットホイールの認知が広まってくれることに一役買うことができたのであれば嬉しく思います。

◇ ◇

「One Fast Cat」のホイール部分の直径は約1.2メートルと大き目。
幅も約25センチメートルあるので大きなサイズの猫でも余裕をもって使ってくれそうだ。
飼い猫の運動不足が気になる方はぜひチェックしていただきたい。

「上森徹(うえもり とおる)」
プロフィール プロドラマー兼"麺スタグラマー"。地元・福岡を拠点にシンバルリペア工房TCR代表、西日本で最初の生バンド即興カラオケのバンマス、RSMドラム講師、サポートドラマーから「めんたいワイド」 (FBS)などのメディア出演まで幅広い活躍を見せる。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

【動画】すごい勢いで走る猫を見る


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理想の飼い主像を追い求めすぎてはいけない?犬にも個性があり好き嫌いだってある

2022-05-15 05:55:31 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

理想の飼い主像を追い求めすぎてはいけない?
 犬にも個性があり好き嫌いだってある

2022年5月6日(金) sippo(朝日新聞社)

先代犬の富士丸、いまは保護犬の大吉と福助と暮らすライターの穴澤 賢さんが、犬との暮らしで悩んだ「しつけ」「いたずら」「コミュニケーション」など、実際の経験から学んできた“教訓”をお届けしていきます。

◆犬との暮らしに悩む日々
ちまたには「犬の飼い方」とか「犬のしつけ」に関する情報があふれている。
私もかつて富士丸と暮らし始めた頃、トイレはどう覚えてもらうのか、どうやったらリードをぐいぐい引っ張らなくなるのか、留守番時の破壊活動はどう止めさせるのか、なぜ言うことを聞いてくれないのかなど分からないことばかりで、色々調べまくっていた。
だけど、どれもこれもうまくいかない。
本や雑誌で見る犬と飼い主の関係は立派に見えるのに、自分のどこがいけないんだ、うちの犬はなぜ駄目なんだ、と苦悩する。
初めて犬と暮らす人の中には、そんな悩みを抱えている方もいると思う。
あんな飼い主と犬の関係になりたい。
お互い顔を見ただけで意思疎通が出来る関係になりたい。
たくさん愛情を注いでいるのに、なぜ分かってくれないのか。
そう思っているのではないだろうか。
かつての私がそうだったように。




デビルマンに似ていた富士丸

◆悩んだ日々を笑える日がくる
結論から言うと、それは「時間」が解決してくれる。
犬が言うことを聞かないのも、意思疎通が出来ないのも、種が違うからということもあるが、一番は人との暮らしに慣れていないのだ、幼い場合は特に。
人間の子どもに置き換えれば分かると思う。
幼い子どもが親の言うことを一度聞いただけで理解し、素直に従うことなどまずない。
だいたい「それやっちゃ駄目だって何度言えば分かるの!」となる。
それと同じことなのだ。
そんな簡単なことなのに、頭で犬は従順なものだと思い込んでしまっているので「なぜ言うことを聞いてくれないんだ」と思い悩む(人間の場合も育児ノイローゼはあるが)。
もっと言えば、犬はトイレシートで用を足す習性などないし、ほえたら駄目なルールなんてない。
子犬がうれしいときにオシッコをちびってしまう通称「うれション」をいくら叱っても、犬には何が悪いのかさっぱり分からない。
遊びたくてかんでいるだけなのに叱られても分からない。
そういう中で、次第に犬は「これはやっちゃいけないんだな」と学んでいく。
ようするに、犬に強引に人間社会のルールを押し付けているにすぎない。
甘がみにしても、犬同士であれば幼い兄弟と遊ぶ中で学ぶはずだが、早くに引き離されているから知らない。
それを学ぶのに多少時間がかかるだけなのだ。
決して犬が馬鹿なわけではない。

◆けなげで賢い犬たち
押し付けられたルールにもかかわらず、犬は時間と共にそれをひとつひとつちゃんと覚えていく。
それに早くて1年、遅いと3年くらいかかるが、後は人間よりも空気を読むようになる。
もうひとつは、飼い主側の意識も関係する。
若い頃の富士丸が破壊活動でソファをぶち壊したのも、ただ体力が有り余っていたのだ。
もっと歩きたいし遊びたいのに留守番ばかりさせやがってと、不満をぶちまけていたのだろう。
後になってからそのことに気づき、深く反省したのを覚えている。
犬は言葉を話せないので、何がしたいのか、どうして欲しいのか、よく観察してみることが重要だと思う。
きっと何か言いたいことがあるはずだし、それが分かればお互いに黙っていても意思疎通が出来るようになると思う。


雪をこよなく愛した先代犬「富士丸」

◆それぞれ違っていい
そして、理想の飼い主像を追い求めすぎないこと。
誰しも理想はあると思うが、それぞれ家族との距離や関係が違うように、犬と飼い主の関係も違っていいと思っている。
理想の家族、理想の飼い主なんて個々の幻想にすぎない。
そんなものを追いかけても仕方ない。
やたら攻撃的だったり、まったく言うことを聞かないのは周囲が困るが、そういうこと以外で犬と飼い主がお互い心地いい関係なら、それでいいと思う。
犬にもちゃんと個性があり、好き嫌いだってあるのだ。
それに信じられないかもしれないが犬は話せばわかってくれる、ときがくる。
だから犬にはたくさん話しかけた方がいい。
言葉は理解出来なくても、こちらの感情は読み取れるし、単語は覚える(自分に都合のいい単語は特に)。
私は、幼い頃の富士丸への反省から、大吉と福助の意思を尊重し、だいたい好きなようにさせているせいか(動物病院は断固拒否されても連れていくが)、彼らにも特に不満はないようだ。
食卓にある味付けのない食材をおすそ分けしたりもするし、ゆるゆるの駄目飼い主の部類に入る。
ドッグトレーナーでもない私が自らの経験をつらつら書いただけだが、今悩んでいる人の気分が少しでも楽になってくれたらと思う。
ひとつ補足しておくと、たまに大型犬でリードを「犬ぞりか!」というほどぐいぐい引っ張る犬がいるが、3歳頃まで続くと思った方がいい。
富士丸がそうだったが、それはまぁ仕方ない。
しかしやがて落ち着き、5歳くらいからはこちらを気遣い、歩調を合わせたりしてくれるようになるので、それまで頑張ろう。




大吉と福助


「富士丸な日々」 穴澤 賢  (著)

ペットブログランキング1位の「富士丸な日々」がついに待望の書籍化!
「富士丸」、こいつの人生は、誕生そのものから衝撃的であった…。
なんと、とあるブリーダーのところにいた暴れん坊のコリーが柵をぶち破り、隣にいたハスキーをはらませた!
そして生まれたのがハスキーとコリーの雑種犬・富士丸なのである。
あっという間に30キロもの巨漢になったこの富士丸と1DKで同居する、30代独身男性「父ちゃん」の切なく…温かい日々が、本書では綴られている。
オシャレな部屋に住み、料理も上手!
そして、ブログの中からそのセンスの良さが伝わってくる、人気急上昇の父ちゃん。
自筆の部屋見取り図のほか、父ちゃんの秘密がこの本で初めて明かされる!?
さらに、おちゃめな富士丸の映像満載「癒しのDVD」つき。
一度読んだら、富士丸と父ちゃんの世界にどっぷりハマってしまいます!

 

「またね、富士丸」  単行本 – 2010/10/21 穴澤賢  (著)

人気ブログ『富士丸な日々』で日本中の読者を魅了した、ハスキーとコリーのミックス犬「富士丸」。
昨年10月の突然の急死から早1年。
飼い主「父ちゃん」こと穴澤氏が綴った、最愛の富士丸を失った壮絶な悲しみや苦しみ。そして富士丸に対する深い深い愛情。。。
富士丸ファンや犬好きだけでなく、悲しみや苦しみから立ち上がれない人にも是非読んでもらいたい1冊です。


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