習志野湾岸9条の会

STOP戦争への道 9条を変えるな

落合恵子さん発言(6.2芝公園)

2013年06月18日 | 集会・会合等
6月2日に芝公園で行われた「つながろうフクシマ! さようなら原発集会」での落合恵子さんの発言。
落合さんの発言に共感します。反改憲、反原発で幅広く結び付くべきではないでしょうか。

           怒りの怒髪                         若き?ころ
この国は相変わらずの国策をそのまま続けています。まるで3・11などなかったかのように。だから私たちは忘れない。心に刻みます。防衛費を増やしながら、福祉を削りながら、事前の防災ばかり呼びかけながら原発はそのまま。だからもっとたびたび私たちは抗議をしましょう。声を荒げていきましょう。福島の人びとの苦しみを放置したまま、トルコに原発を売り、インドを始め海外の国々を訪れているこの国の死の商人と死の輸出を私たちが容認することはけっしてできません。
 10万人以上の人びとが家に、古里に帰ることができず福島にいらっしゃる。そのことからも目をそらし、薄っぺらなおがくずみたいな内閣に私たちは共感するものはありません。心からの怒りと理不尽に対する許し難い思いを込めて、もう一度約束しましょう。私たちは福島とつながります。私たちはすべての原発立地の人びととつながっています。憲法が保障した生存権、基本的人権、主権在民、福島の人びとにありますか? 奪っておいて、よくもよくもという気持ちがあります。私たちの痛み。そこから始めていきましょう。
 とにもかくにもこの時代を越えていくために、いくつかのテーマで私たちは柔らかく結びつくことができるはずです。ネットワークという言葉を、私は時に編み物のニットワークに変えたりします。結んでほどく、ほどいて結ぶを私たちはできるはずだと思います。例えば、反原発と憲法改悪阻止の二つのテーマだけで、もっと柔らかく結びつくことは可能なはずなのです。私たちはある地方に、そこに暮らす人びとに命と安全と安心に対する犠牲を強いたまま生きてきた痛みと反省が強くあります。だからこそ結びつきたいのです。
 人あっての発展、子どもの未来あっての繁栄です。開発という名の、発展という名の、拝金という名の堕落と破壊とまやかしの繁栄にもう一度私たちはまっすぐに別れを告げましょう。この鎖から私たち自身を解き放つことができるのは一人ひとりの私たち自身であるという誇りを、もう一度素手で握りしめましょう。何があろうと、どんなはめ方があろうと私は私を売らないぞ。この約束が大切だと思います。
 福島第一原発事故の後、私はずうっと対峙してきた権力がほしいと心から思いました。そしたら子どもを、家族を、学校を、地域社会を、そのまま別の所に移転させることもできるのにと。あの人たちが欲得で結びつくなら、私たちは痛みへの想像力と共感で結びつこうじゃありませんか。