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育児サークル「わはは」

わははの仲間の「ちょっと聞いて!」

トイレ閉じこもり事件

2007-12-01 09:15:46 | Weblog
「ガチャッ」!静かな病院内のトイレに金属音が響いた。
「あっ」と思ったときにはもう時すでに遅し…娘がトイレに閉じこもってしまった。いや、自らの手で閉じ込められてしまった、と言ったほうが適切かもしれない。
私が目を離している一瞬のすきに個室便所にカギをかけてしまったのだ。

カギをかけたはいいが開けられない、「お母ちゃ~ん」と泣き出す娘。
泣くとパニックになると余計に開けられなくなってしまう。
「泣かないでやってみようか」
「もうすぐ開くから大丈夫だよ」
「カギにさわってみて。横に動かしてごらん」。
落ち着かせて誘導してみるのだがカギは開かない。…数分経過、やはりカギは開かない。

自宅のトイレのカギは上手に開け閉め出来るのだが、慣れないカギは思うように扱えない一歳児。
私も幼い頃同じ失敗をしたと母から聞かされていたため、カギに関しては注意していたつもりなのだが…ヤッテシマッタ。
こどもは、“出来ない”と思っていたことが突然出来るようになる、“出来るだろう”と思っていたことが実は出来なかったりする。
子どもの能力をきちんと理解していないと余計な事件も起こってしまう。まだ自分でカギなど閉められないだろう…とか、閉められるのなら自分で開けられるだろう…なんて思っていてはイケナイ。
子どもの能力を見極めるのも親の大切な仕事の1つだ。

叔父の見舞いで訪れた病院。
ここが病院で良かった。トイレの中で具合が悪くなる人もいるであろう、開け方を忘れてしまうお年寄りもいるかもしれない。
守衛さんに助けを求めたところ、「ハイハイ、トイレのカギですね!」と小さな工具1つでカチャとすぐに開けてくれた。
ふぅ、一件落着。今後気を付けよう。


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投稿者:かつら