投稿者:りえ
3月11日の東日本大震災から1ヶ月以上になりますが、東京でも余震が続いています。
大人だけの我が家でさえ、何とも落ちつかない毎日ですから、小さいお子さんがいるご家庭は、どれほどかと案じています。
私のお聞きしたところでは、しばらく落ち着いていた夜泣きが戻ってしまったお子さんがいたり、
「外遊びは安全か?」と心配しているお母さんがいらしたり・・
ボランティアを続けている都内の病院では、付き添いのお母さんから、3歳のお子さんがドールハウスをがたがた揺らし、地震ごっこをしていたと伺いました。
それぞれ、地震への不安の現われ方はいろいろです。
この中で、ごっこ遊びをしていたお子さんは、お母さんから「地震」という言葉が出ると「怖いから(やめて)」というのです。
小さいながら自分でコントロールできる追体験を通して、対抗していこうとしているようです。
一方、小学校低学年のお子さんに地震の感想を聞くと、「楽しかった」「面白かった」などという、大人が聞くと驚く答えが返ってくる場合があります。
それは、ふざけているのではなく、人生初めて出会う「大地が揺れる」体験を、まだ適切な言葉で表せないためかもしれません。
ゆっくり気持ちを聴き取って、一緒に考えてあげてほしいと思います。
今回の災害では、繰り返し津波のシーンが繰り返されたTVの影響の大きさを知らされました。
友人が介護している東京在住の父上は、あの場面を見ていて、「自分と娘は、津波にさらわれたが、助かってここにいる。」と思ってしまったとのこと。
生活自立面でも認知症が進んでしまい、友人は、TVを見せてしまったのは失敗だったと反省しています。
私自身も、仕事が延期になり、1日中TVを流しっぱなしにしていた日は、家の中で動いてもいないのに、心身ともぐったり疲れてしまうという体験をしました。
言葉の意味がわからない年齢のお子さんへは、視覚的な恐ろしい映像の刺激は、キャスターらの切迫したトーンもプラスされ、より不安な気持を高めてしまうことがあります。
今も震災関係の番組では、被災者の方が泣かれている場面などが多く放映されていますが、そんな時はTVを消して、大人の情報収集にはラジオの利用をお勧めします。
実際の地震の時は、そばにいる大人が子どもに適切な行動を教えつつ、「大丈夫だよ」と落ち着いて伝えて、安心させてあげること、スキンシップも大切です。
そして、大人が落ち着いていられるためにも、大人自身が安心できていることが基本。
日ごろからある程度の備えと大人同士のつながりがあることが必要です。困ったこと、不安になることがあるときは、わははのOB達も応援していますので相談してくださいね。
そして、原発については、これ以上災害が大きくならないよう祈るばかりです。
育児サークル「わはは」
投稿者:りえ
3月11日の東日本大震災から1ヶ月以上になりますが、東京でも余震が続いています。
大人だけの我が家でさえ、何とも落ちつかない毎日ですから、小さいお子さんがいるご家庭は、どれほどかと案じています。
私のお聞きしたところでは、しばらく落ち着いていた夜泣きが戻ってしまったお子さんがいたり、
「外遊びは安全か?」と心配しているお母さんがいらしたり・・
ボランティアを続けている都内の病院では、付き添いのお母さんから、3歳のお子さんがドールハウスをがたがた揺らし、地震ごっこをしていたと伺いました。
それぞれ、地震への不安の現われ方はいろいろです。
この中で、ごっこ遊びをしていたお子さんは、お母さんから「地震」という言葉が出ると「怖いから(やめて)」というのです。
小さいながら自分でコントロールできる追体験を通して、対抗していこうとしているようです。
一方、小学校低学年のお子さんに地震の感想を聞くと、「楽しかった」「面白かった」などという、大人が聞くと驚く答えが返ってくる場合があります。
それは、ふざけているのではなく、人生初めて出会う「大地が揺れる」体験を、まだ適切な言葉で表せないためかもしれません。
ゆっくり気持ちを聴き取って、一緒に考えてあげてほしいと思います。
今回の災害では、繰り返し津波のシーンが繰り返されたTVの影響の大きさを知らされました。
友人が介護している東京在住の父上は、あの場面を見ていて、「自分と娘は、津波にさらわれたが、助かってここにいる。」と思ってしまったとのこと。
生活自立面でも認知症が進んでしまい、友人は、TVを見せてしまったのは失敗だったと反省しています。
私自身も、仕事が延期になり、1日中TVを流しっぱなしにしていた日は、家の中で動いてもいないのに、心身ともぐったり疲れてしまうという体験をしました。
言葉の意味がわからない年齢のお子さんへは、視覚的な恐ろしい映像の刺激は、キャスターらの切迫したトーンもプラスされ、より不安な気持を高めてしまうことがあります。
今も震災関係の番組では、被災者の方が泣かれている場面などが多く放映されていますが、そんな時はTVを消して、大人の情報収集にはラジオの利用をお勧めします。
実際の地震の時は、そばにいる大人が子どもに適切な行動を教えつつ、「大丈夫だよ」と落ち着いて伝えて、安心させてあげること、スキンシップも大切です。
そして、大人が落ち着いていられるためにも、大人自身が安心できていることが基本。
日ごろからある程度の備えと大人同士のつながりがあることが必要です。困ったこと、不安になることがあるときは、わははのOB達も応援していますので相談してくださいね。
そして、原発については、これ以上災害が大きくならないよう祈るばかりです。
育児サークル「わはは」
投稿者:りえ