本棚から板坂元著
「『人生』という時間の過ごし方」
(芸文社)を引き抜く。
パラリとひらけば、こんな箇所。
「千葉敦子さんの本にあることだが、
千葉さんが、SF作家のアイザック・アシモフ
に会ったとき、アシモフの『高生産性の
秘密』を聞いた。アシモフはまれに見る
多作な作家なのである。すると、アシモフは、
『いくつか挙げられると思う。
第一に僕は非常に速く考える。それから、
ほかのライターのように書いたものを
いじくり廻さない。そして、さらに僕は
書くことだけが楽しみな人間で、
ほかの人のように休暇をとったり
パーティに行ったりすることに興味がない。
今日も帰ったらすぐに仕事に戻るつもりだ。』
と答えたそうだ。書くことだけに専念し、
ほかのことは一切関知しない。しかも、
書いたものをあれこれと推敲しないというのが、
アシモフの文章術のようだ。
このアシモフの言葉で一番大切なポイントは、
『書くことだけが楽しみな人間』という
箇所である。実際、私も一人の物書きであるが、
これはやはり書く楽しみを味わってきたから、
今でも商売として続いているのだと思う。
・・・・興味が持てるかどうかが
集中力を維持できるかの基本であり、
さらには、そのことが好きであるかどうかである。」
(p150~151)
せっかくですから、もう一箇所引用。
「・・・もう一つの方法としては
『あっ、見当たらない』というときには、
見つかるまであまりしつこく探さない
ことだそうだ。『そのうち出てくるさ』と
早めにあきらめてしまうのがいい。
なければないで、別の手段ですませられる
ことも多いから、時間の節約にもなるし、
なくて不快な思いをしなくてすむ。
やたらにしつこく探しものをしたがるのは、
時間の浪費だけでなく、いらいらすること
にもなる。そういうつまらないことで
いらいらしたり怒ったりするのは、
心臓にもいいことではない。・・・」(p124)
う~ん。この本。
また読みたくなっても
あまりしつこく探さない
ことにしよう(笑)。
「『人生』という時間の過ごし方」
(芸文社)を引き抜く。
パラリとひらけば、こんな箇所。
「千葉敦子さんの本にあることだが、
千葉さんが、SF作家のアイザック・アシモフ
に会ったとき、アシモフの『高生産性の
秘密』を聞いた。アシモフはまれに見る
多作な作家なのである。すると、アシモフは、
『いくつか挙げられると思う。
第一に僕は非常に速く考える。それから、
ほかのライターのように書いたものを
いじくり廻さない。そして、さらに僕は
書くことだけが楽しみな人間で、
ほかの人のように休暇をとったり
パーティに行ったりすることに興味がない。
今日も帰ったらすぐに仕事に戻るつもりだ。』
と答えたそうだ。書くことだけに専念し、
ほかのことは一切関知しない。しかも、
書いたものをあれこれと推敲しないというのが、
アシモフの文章術のようだ。
このアシモフの言葉で一番大切なポイントは、
『書くことだけが楽しみな人間』という
箇所である。実際、私も一人の物書きであるが、
これはやはり書く楽しみを味わってきたから、
今でも商売として続いているのだと思う。
・・・・興味が持てるかどうかが
集中力を維持できるかの基本であり、
さらには、そのことが好きであるかどうかである。」
(p150~151)
せっかくですから、もう一箇所引用。
「・・・もう一つの方法としては
『あっ、見当たらない』というときには、
見つかるまであまりしつこく探さない
ことだそうだ。『そのうち出てくるさ』と
早めにあきらめてしまうのがいい。
なければないで、別の手段ですませられる
ことも多いから、時間の節約にもなるし、
なくて不快な思いをしなくてすむ。
やたらにしつこく探しものをしたがるのは、
時間の浪費だけでなく、いらいらすること
にもなる。そういうつまらないことで
いらいらしたり怒ったりするのは、
心臓にもいいことではない。・・・」(p124)
う~ん。この本。
また読みたくなっても
あまりしつこく探さない
ことにしよう(笑)。